■ ひとつの事故や不祥事に端を発し、メディアを通じ時に大きな社会問題に発展し、長年築き上げてきた社会的信用や価値というものが一瞬にして脆くも崩れ去り、その企業の存続をも脅かす昨今の経済社会。不正の未然防止から偶発的な事故や災害にも備え、多くの企業が危機管理対策からCSR、コンプライアンスの取組みに始まり、内部統制やJSOXへの対応など、相次ぎ改正された法や制度の適合に注力するばかりに、本来の目的であるはずの「中長期的な企業成長の基盤構築」の取り組みが形骸化し、実用的なものではなくなり、結果として組織・従業員にも疲弊感をもたらしたケースも珍しくありません。
■ 現在、日本経済を覆っている暗雲はサブプライム問題や原油価格の高騰といった外的要因よりも、経済社会のモラルハザードを問い、日本企業が本来兼ね備えている「古き良き企業文化や経営理念」の重要性を、あらためて再認識する段階に差し迫っているのではないでしょうか。企業成長の源泉が「人」であると言うならば、倫理観や意識の高い人材を育み、そうした風土を築き上げることこそが、グローバル競争の渦中において、今、日本企業が真っ先に取り組むべき最重要課題といえるのではないでしょうか。
■ 今回のフォーラムでは、昨年より実施し多くの反響を博した「ウェイ・マネジメント※(理念重視型経営)セミナー」シリーズの特別版として、企業の持続成長の根幹となる“経営理念や文化”を浸透・共有させるマネジメント手法を、リスク対策の側面からも考察し、人・組織・社会へ貢献する企業経営のあり方を先進企業の事例を交え、熾烈を極めるグローバル競争を勝ち抜くキーファクターと求めるべき未来の企業像を検証するものです。
※セミナー名称、ならびに上記文中の「ウェイ」、「ウェイ・マネジメント」は、経営理念、企業DNA、企業文化、ビジョン、ミッション、イズム、フィロソフィー、クレド、等を小社が独自に総称した表現です。