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Corporate Performance Management 2019
テクノロジー経営がもたらす
マネジメントの進化

~計画/実行/分析/予測、
新時代の経営管理と意思決定~

開催概要

モノやサービスのデジタル化、IoTやAI時代に拡がる大きなビジネスチャンス。企業は次なる成長と大きな飛躍を目指して、M&Aや事業の多角化、グローバル市場への進出など、様々な施策に打って出ています。一方、事業やサービスの競争・淘汰は今後もますます高まることが予想され、増大する不確実性の中で、そして変化の激しい経営環境のなかで競争に勝ち抜くために、企業はより迅速・的確な経営の意思決定が求められています。

言わずもがな、テクノロジーの進化は経営判断を行う上での様々なデータを、広範かつ簡易に、そしてスピーディーに収集することを可能にしています。これまでも、BIやアナリティクスをはじめ情報分析の有用性は叫ばれながらも、その目指すべき運用が企業の実態とかけ離れていたり、多大な時間と労力が必要とされる改革を前に、二の足を踏む企業も多く見受けられました。しかしながら、デジタル化の進展により、業績や経営管理の重点は決算情報のような結果指標から、見通しをはじめとする先行指標に大きく進化をし始めています。企業戦略から事業計画、予算管理、シミュレーションや分析、そして需要予測などのフォーキャスティングのサイクルを確立し、迅速・的確な経営の意思決定を実現するためのマネジメントの競争がすでに始まっています。

当フォーラムでは、「テクノロジー経営がもたらすマネジメントの進化」をメインテーマに、企業業績管理/経営管理の今を考察していきます。特にデジタルテクノロジーの進化により、集められるデータによっては本社にいながら、世界各地域の経営管理やマネジメントの細部にわたる見える化、そして最適なサプライチェーンを実現するための適切な意思決定が可能になりつつあります。テクノロジーを背景としたマネジメントの進化により、組織をそして企業を競争優位に導くためのカギを、先進企業のチャレンジとともに検証していきます。

開催日時

  • 東京2019年 8月27日(火)10:15~17:00
    (受付 9:45~)

開催趣旨

概要

参加対象者

経営者、役員、経営企画、情報システム、経理財務部門他、各事業部門の管理職の方々

参加料

28,000円(お一人様/税込)

参加定員

150名(事前登録制)

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

協賛

株式会社レイヤーズ・コンサルティング

株式会社ディーバ

会場

JA共済ビル カンファレンスホール

東京都千代田区平河町2-7-9 JA共済ビル

※ 東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線「永田町駅」4番出口より徒歩2分

区切り線

プログラム詳細

9:45~ 受付

10:15~11:30   事例講演Ⅰ【経営戦略×CPM】

KDDIにみる経営管理高度化への取り組み
~経営のスピード、組織の意思決定の質的向上を目指して~

  • KDDIのグループ経営管理と高度化への未来像
  • 変革の道のり、現状の課題
  • グループの意思決定と経営スピードを高めるために~課題と展望

KDDI株式会社

理事

コーポレート統括本部 経営管理本部長

最勝寺 奈苗

同志社大学文学部英文学科卒業。1年間経済誌の編集業務に携わった後、第二電電株式会社(現KDDI)に入社。部門別採算管理や経営計画の作成を中心とした経営管理業務を担当。3年間出向した旧日本イリジウム株式会社では、経営管理業務の他に料金シミュレーション、各種スポンサーシップ業務、総務業務なども担当。2003年から8年間IR室長を務めた後、経営管理本部財務・経理部長などを経て、2018年4月より現職。

講演内容のポイント

通信サービスを中心に成長事業を拡大し、事業戦略を「通信とライフデザインの融合」と定め、国内、そしてグローバルに、5G/IoT時代における新たな価値創造の実現を推進するKDDI。テクノロジーの進化とともに、様々な事業領域での成長やサービスを展開する中で、拡大するグループ全体の経営管理においても、データドリブン経営を実現すべく、様々な改革に取り組んでいる。システムの刷新、リアルタイムマネジメントの実現、各事業部門の業務効率化・品質向上・標準化、ガバナンス強化、そしてデータ主導での意思決定を支援するための見える化、スピード化など、その改革は多岐にわたる。テクノロジー時代における経営管理の高度化とはどのようなものか。その改革を主導している最勝寺様を迎え、これまでの変革の道のりや現状の課題、そして経営のスピードや組織の意思決定の質をさらに高めていくための、グループ経営管理の未来像などについて、講演いただきます。

11:30~12:00  ショートセッションⅠ【リアルタイムマネジメント】

デジタルテクノロジーを使い倒す経営管理の実践
~ デジタル経営管理導入の成功ポイント ~

  • 『まったなし!』 デジタル革命時代の到来
  • デジタル経営管理の成功と失敗
  • デジタル経営管理実践のポイント

株式会社レイヤーズ・コンサルティング

経営管理事業部ディレクター

田平 智規

数多くの上場企業、グローバル企業に対して、グループ経営戦略、経営管理構想策定からそれを実現する管理連結システム、経営コックピットシステム、コストマネジメントシステム等の導入まで一気通貫でのコンサルティングを多数実施。

講演内容のポイント

デジタルツールを活用し企業経営に変革を起こすデジタル革命時代が到来している。各社はデジタルテクノロジーを使い倒し、自社のビジネスモデル・経営管理の仕組を変革する必要性に迫られている。本公演では先進企業によるデジタルテクノロジーの成功と失敗事例を踏まえて、如何にデジタルテクノロジーを経営管理に活用・融合するか、その実践上のポイントを提言します。

12:00~12:50   昼食

※ お弁当の御用意がございます。

12:50~14:00   事例講演Ⅱ【データドリブン経営への変革】

ワークマンにみるテクノロジー経営とは
~全社員へのデータ教育と需要予測の実践的取り組み~

  • データで経営をする改革の道のり、成果
  • 意思決定を支援するための組織づくり、教育とは
  • 小売りNo.1の「データ経営」を目指して~今後の課題と展望

株式会社ワークマン

専務取締役

土屋 哲雄

東京大学経済学部卒業後、三井物産に入社。海外留学、経営企画室次長、エレクトロニクス製品開発部長、関係会社の代表取締役などを経て、2012年ワークマン常務取締役に就任し、「データ経営」や「新業態開発」を推進。2019年6月より現職。日経クロストレンド「マーケター・オブ・ザ・イヤー2019」受賞。

講演内容のポイント

職人御用達の作業服専門店から、一般客向けに始めた新業態「WORKMAN Plus」がヒットし、競争相手がいない市場を攻めるブルーオーシャン戦略により、8期連続で最高益を更新しているワークマン。その競争力の源泉は、徹底したデータ経営にある。徹底した店舗の標準化から得られるデータをもとに、独自に開発した需要予測の高度化による発注業務の全面自動化を実現。何よりもデータを扱う「人」の育成に注力し、全社員へのデータ教育、データに基づく意思決定の文化を醸成している。データ経営を実践するうえで多くの企業で課題となる、データの壁/リソースの壁/組織の壁/マインドの壁、などをどのように乗り越え、その高度化を実現しているのか。「データ経営は簡単ではない。経営陣全体がデータ経営をやると信じてトップダウンで取り組むことが非常に重要」と語る、情報戦略を統括する土屋氏を迎え、その実践的取り組みをご紹介いただき、データドリブン経営を実現するための改革の肝を考察していきます。

14:00~14:30  ショートセッションⅡ【グループ経営管理】

事業の将来を見通すCFO組織とは
~バックオフィスからビジネスの最前線へ~

  • 経営管理に必要なデータとは
  • SCM+管理会計=事業の将来を見通す力
  • バックオフィスからビジネスの最前線をリードする、実際のお客様事例

株式会社アバント 執行役員

兼 株式会社ディーバ 取締役 開発統括本部長

岩佐 泰次

監査法人を経て、株式会社ディーバ。経営管理領域を軸にコンサルティングやシステム導入を多数実施。現在はプロダクト開発を担当し、CFO組織のグループ経営、グローバル経営、ガバナンス強化を支援するディーバ事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進中。公認会計士。

講演内容のポイント

今、企業価値向上の司令塔であるCFO組織に求められるのは、過去に起きたことの説明ではなく、将来予測。即ち、企業価値を構成する各事業の将来を見通すことです。そのためには、CFO組織に集まるカネの情報にとどまらず、事業現場に存在するモノの情報も捉えて、経営者が求める将来予測を実現する必要があります。本講演ではそのような取り組みを実践しているお客様事例を交え、これからのCFO組織に求められる、事業の将来を見通す力について解説いたします。

14:30~14:45   休憩

14:45~15:50   特別講演【経営 × デジタルトランスフォーメーション】

経営×データによるマネジメント改革へのチャレンジ
~日本瓦斯にみるDXの進捗と課題

  • 日本瓦斯のデジタルトランスフォーメーションへの取り組み
  • DXによる経営の変化~見える化、スピード化、意思決定、経営管理 等
  • データ活用による経営の進化とは~目指す未来、今後の課題と展望

日本瓦斯株式会社

代表取締役社長

和田 眞治

1977年に日本瓦斯入社。革新的な取り組みを次々と行い、現在の構造改革の礎を築いた。2005年に社長就任後、LPガス事業の物流システムの抜本的な改革と、業務のフルクラウド化を実施。2011年にJPモルガン社100%出資ファンドと資本業務提携を行ったほか、海外でのエネルギー小売事業に進出。2015年に東京電力エナジーパートナー(東電EP)社と、2016年にメタップス社とそれぞれ業務提携。2017年には東電EP社と共同で東京エナジーアライアンス社を新設したほか、ソラコム社との協業を開始した。エネルギー業界の在り方を変える取り組みを続けている。2018年には米国金融誌『Institutional Investor』の調査にて、日本のエネルギー部門における「ベスト最高経営責任者(CEO)」に、バイサイドの投票で第1位、総合で第2位に選出された。

講演内容のポイント

ユニークなサービスを次々と打ち出し、先進のテクノロジーを梃子に革新を起こす日本瓦斯(ニチガス)。2000年代半ばにいち早くクラウドシステムを導入し、様々な失敗を重ねながら、業務クラウド「雲の宇宙船」を開発し、基幹系システムとして活用。AIやブロックチェーン、オープンAPI、IoTなど最新のテクノロジーを駆使し、シェアリングエコノミーの統合基盤をオープンソースで実現するために、先進デジタル国家エストニアの暗号化技術X-ROADとブロックチェーンの日本初実装を実現するなど、IT利活用の先進企業としての進化を遂げる。米国エネルギー業界の自由化を目の当たりにし、その危機感を背景に多くのリスクを取り、過去を捨てる決断を大胆に果たし、経営トップとして自らがデジタルトランスフォーメーションの先頭を走り続ける、代表取締役社長の和田氏。DX時代に求められるリーダー像をまさに体現する和田社長をお迎えし、経営の観点から、これまでの取り組みやDXのカギ、データ活用によるマネジメントの高度化(経営管理や意思決定の進化)の進捗や課題、そして経営トップが描く未来像などについてお話いただきます。

15:50~17:00   パネルディスカッション【テクノロジー経営と意思決定】

テクノロジー時代におけるマネジメントの進化
~経営視点からのデータ活用と意思決定、経営管理のこれから

  • 各社における経営管理の現状と課題(各社、10分程度)
  • 経営の視点から何を見て、意思決定にどう活かすか~課題と展望
  • テクノロジー経営(経営管理の高度化)の実現で競争優位を獲得するために
    ~課題からの考察・・データの壁、リソースの壁、組織の壁、マインドの壁 等

パネリスト

株式会社マツモトキヨシホールディングス

管理本部 財務経理部長

西田 浩

1988年、明治学院大学卒業後、エバラ食品工業株式会社入社。営業部門で14年間の現場勤務の後経理部へ異動し、2003年経理課長。2006年、荏原食品(上海)有限公司へ出向し董事・副総経理として中国事業の立ち上げ、事業推進を行う。帰国後、経営企画課長、CSR課長を歴任し、2011年、経理部長に就任。同社の東証一部指定の際の中心メンバーを務める。2017年、同社を退職し、株式会社マツモトキヨシホールディングス財務経理部長に就任。現在に至る。

横河電機株式会社 舩生 幸宏 氏

パネリスト

横河電機株式会社

執行役員

デジタル戦略本部長(CIO)兼
デジタルエンタープライズ事業本部

DXプラットフォームセンター長

舩生 幸宏

1990年に大学卒業後、株式会社NTTデータに入社し、金融機関(大手銀行・証券・生保・損保)向け情報系システムの開発、プロジェクトマネジメント、インフォメーションモデリング、ITコンサルティング等に従事。
2000年にソフトバンクファイナンス株式会社(現SBIホールディングス株式会社)に移り、インターネット金融サービス企画開発、IT子会社のCIOを歴任。
2003年にソニー株式会社に移り、ITのグローバル最適化を目指し、グローバルITガバナンス構築、グローバルITトランスフォーメションを推進。2009年から2013年までシンガポール赴任。
2018年3月に横河電機株式会社に移り、執行役員(CIO)兼デジタル戦略本部長に就任。現在に至る。
2019年4月からデジタルエンタープライズ事業本部 DXプラットフォームセンター長を兼務し、お客様向けDXサービスの企画開発を担当。

モデレーター

ストラットコンサルティング株式会社

代表取締役社長

池側 千絵

Procter & Gamble(P&G)社の日本子会社の経営管理本部(Finance 部門)にて、洗剤、紙製品、ビューティーケア・ヘルスケア製品の事業部付ファイナンス、経理・税務、日本子会社の経営管理、アジア全体の予算管理などを経験。2006年、日本マクドナルド株式会社に入社。フランチャイズ財務コンサルティング部長、コーポレート財務コンサルティング部長。2010年、レノボ・ジャパン株式会社にて取締役CFO。NECパーソナルコンピュータ株式会社社外監査役。2014年、日本ケロッグ合同会社 執行役員経営管理・財務本部長。2018-19年、合同会社西友(Walmart)経営管理本部 コマーシャルファイナンスVP。2019年、ストラットコンサルティング株式会社設立 代表取締役に就任。

17:00 終了

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