経営脳を刺激する
ビジネスセミナー情報サイト

Cyber Security Management Forum 2021
グレート・リセット時代のサイバーセキュリティ
~コストから投資へ、ITアジェンダから経営アジェンダへ~

開催概要

開催日時

  • オンライン配信
    2021年 7月29日(木)13:00~17:00
  • オンデマンド配信
    2021年8月6日(金)~2021年8月31日(火)予定

開催趣旨

世界経済フォーラム(WEF)が主催する2021年のダボス会議のテーマとしても掲げられた「グレート・リセット」。ウィズコロナ・アフターコロナの時代を迎え、より公正で持続可能かつレジリエンス(回復力)のある未来を創るため、既存の仕組みから抜け出し、新たな仕組みをつくり出す時代を迎えています。

情報セキュリティにおいても、デジタル技術を基盤に、世界の仕組みに大きな変革が求められる中、またDXによる事業成長を実現すべく企業がデジタル化へと大きく踏み出す中で、その重要性は、今までとは違う次元まで高まることが予想されています。デジタル化を背景としたサイバー攻撃は、年々高度化、広範囲化するとともに、IPA「情報セキュリティ10大脅威 2021」においては、「テレワーク等のニューノーマルな働き方を狙った攻撃」が3位に新規ランクインするなど、新たな脅威への対応も必要不可欠となっています。日常化するサイバー攻撃、アタックの進化、またサプライチェーンにおけるサードパーティなど、間接的なターゲットへの攻撃なども加わり、このような変化に確実に対応していくには、 IT 部門としての課題から経営視点で取り組むべき課題と捉え、サイバーセキュリティに対する考え方を根底から変革する必要があるのではないでしょうか。コストから戦略投資へ、IT課題から経営課題へ、個社対応からエコシステム全体への取り組みへ、それはまさに、サイバーセキュリティのグレート・リセットが求められているとも言えるでしょう。

当セミナーでは、ポストコロナ時代のニューノーマルを見据えたサイバーセキュリティをメインテーマに、その現状と課題、また経営アジェンダとしてのサイバーセキュリティへの取り組みや施策など、各界の有識者と先進企業をお迎えし、企業経営としてのセキュリティ対策の今とこれからについて検証していきます。

概要

参加対象者

企業の経営層、役員、CISO、CIO、情報システム部門、
経営企画部門、デジタル・セキュリティ関連、他事業部門の管理職の方々

参加料

無料(事前登録制)

参加定員

150名

参加形式

オンライン配信

本セミナーはオンラインでのライブ配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。

お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

申込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

企画協力

株式会社中外

協賛

Splunk Services Japan 合同会社

フォーティネットジャパン株式会社

サイバーリーズン・ジャパン株式会社

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社

マクニカネットワークス株式会社

区切り線

プログラム詳細

13:00~13:30 基調講演

Cyber New Normalにおけるサイバーセキュリティ政策

  • サイバー攻撃の脅威レベルの向上と海外の動き
  • サイバーセキュリティ対策の基盤整備
江口 純一 氏

経済産業省 サイバーセキュリティ・情報化審議官

江口 純一

1990年に通商産業省(現経済産業省)に入省。技術振興室統括班長、内閣府政策統括官(科学技術政策担当)付企画官、JETROロンドンセンター次長、経済産業省情報セキュリティ政策室長、情報処理振興課長、資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力政策課原子力発電所事故収束対応室汚染水対策官、独立行政法人情報処理推進機構技術本部セキュリティセンター長、独立行政法人情報処理推進機構理事を歴任。2020年7月より現職。

13:30~14:00 協賛講演Ⅰ

ゼロトラスト環境になってもセキュリティ運用における課題は変わらない?
「分析主導型」セキュリティ運用で筋肉質な体制を!

  • ゼロトラストの実現に向けて「防御」策を中心に導入されている企業が多く、「検知や分析」については後回しになっている現状があります。
  • 高度で狡猾な脅威は日々進化しており、「防御は突破されるものだ」という前提での対策が必要です(境界型セキュリティ時代と同じ考え)。
  • セキュリティ運用者の負担を極小に抑え、筋肉質な運用体制を実現するべく、「分析主導型」のセキュリティ運用手法を紹介します。

Splunk Services Japan 合同会社

Field Specialization

セキュリティ・スペシャリスト

平野 健太郎

2000年日本ヒューレット・パッカード株式会社(当時)入社。金融機関向け二要素認証やシングルサインオンのプロジェクトにセキュリティエンジニアとして従事。その後営業職に転身し、サービス部門のエンゲージメントマネージャーを複数社で歴任。セキュリティは2013年から従事。お客様の業種業態を問わず、サイバーセキュリティにまつわる課題を解決。そしてセキュリティ・スペシャリストとして2020年1月より現職。お客様との対話を通じて、複雑化するセキュリティ運用面の課題を丁寧に紐解き、”共に”解決の道を歩むことに全力を注いでいる。他に外部講演や自社社員やパートナー企業向けのイネーブルメント(活性化)も担当。

14:00~14:30 協賛講演Ⅱ

進化するテレワーク環境:ユーザー満足とゼロトラスト の実現

  • 破壊的な方向に向かうサイバー脅威
  • 新しい働き方の要件(ICT動向、システム要件、リスク、インフラによる防御と管理)
  • ゼロトラスト実現の構成要素と段階別アプローチ
西澤 伸樹 氏

フォーティネットジャパン株式会社

副社長 兼 マーケティング本部長

西澤 伸樹

東京大学教養学部を卒業後、出版社で編集者。1986年から日本アイ・ビー・エム株式会社でPC製品企画、次いで大手金融機関担当営業。1994年、日本シスコシステムズ株式会社に営業課長として入社後、製品企画部長、パートナー営業本部長、コンサルティングおよびソフトウェア事業部長を歴任、2001年退社。アカデミーキャピタルインベストメンツ株式会社取締役、EMCジャパン株式会社でマーケティング本部長を経て、2005年、フォーティネットジャパン株式会社に市場開発ディレクターとして入社。2015年より現職。

14:30~15:00 特別講演

最近のサイバー犯罪ビジネスの稼ぎ方

サイバー犯罪ビジネスを始めるためのサービス調達方法。身代金要求の方法。標的の企業の見つけ方。攻撃側の視点から見ることにより、自社はどのように見えているのかを知ることができます。今本当に必要な対策が見えてきます。どのようにして狙われるのか、攻撃が成功したらどうなるのか。事例を元に対策方法を紹介します。

杉浦 隆幸 氏

一般社団法人・日本ハッカー協会

代表理事

杉浦 隆幸

2000年:情報セキュリティ会社『ネットエージェント株式会社』を創業し、代表取締役に就任。Winnyの暗号の解読に世界で初めて成功。ゲームのコピープロテクトの企画開発をはじめ、仮想通貨の安全性確保、Androidアプリの解析や、電話帳情報を抜くアプリの撲滅、ドローンをハッキングで撃墜するデモや、自動車のハッキング等を含めた大手企業や官公庁の情報漏洩事件の調査、コンサルティングを行う。2015年:情報セキュリティ会社の大手『株式会社ラック』にネットエージェント株式会社を売却。2018年:日本のハッカーが直面している課題を解決するべく、「一般社団法人日本ハッカー協会」を設立。代表理事に就任。現在でも日本随一のホワイトハッカーとして、新分野の開拓や多くの取材を受け講演を行う。テレビなどの出演多数。

15:00~15:10 ブレイク

15:10~15:40 協賛講演Ⅲ

有事を見据えたセキュリティ運用とは? 最新の攻撃から学ぶサイバー脅威対策

取引先を踏み台にして標的の組織を攻撃するサプライチェーン攻撃がニュースでも取り沙汰されるようになりました。攻撃者は有名無名、大小問わず組織に侵入するようになり、サイバー攻撃はどの組織においても対岸の火事ではない状況です。この講演ではこれらの課題を最新の攻撃事例とともに解説し、セキュリティインシデントの緊急対応に備えるべきサイバー脅威対策と専門家の知見を活用した運用のポイントについてご紹介します。

菊川 悠一 氏

サイバーリーズン・ジャパン株式会社

マーケティング本部

プロダクトマーケティングマネージャー

菊川 悠一

10年以上におよび複数の無線/有線LANネットワークセキュリティのベンダーでSEとして従事した後、プロダクトマーケティングとして日本における製品リリース、販売戦略を推進。現在サイバーリーズンのプロダクトマーケティングマネージャーとして、エンドポイントセキュリティの拡販、啓発活動を行っている。

15:40~16:10 協賛講演Ⅳ

ゼロトラストを成功に導くID管理・認証認可
~次世代認証基盤「okta」の実力と活用術~

対策を十分に実施していそうな企業・官公庁でも、大きな情報漏洩事件、マルウェア感染が頻発しています。

「いかなるアクセスもしっかりと確認をすること」を前提とするゼロトラストでは、IAM(ID/アクセス管理)、エンドポイントセキュリティ、SASEが重要な要素となります。

本セッションでは、その肝となるID管理・認証認可について、IDaaS「okta」によってどのように対策できるか、事例や導入・運用のポイントも交えて解説します。

藤井 貴弘 氏

NRIセキュアテクノロジーズ株式会社

DXセキュリティ事業本部

クラウドセキュリティ事業部

セキュリティコンサルタント

藤井 貴弘

通信キャリアにて大手製造業を中心にITコンサルタント業務に従事し、2020年に野村総合研究所(NRIセキュア)に入社。

小田切 悠将 氏

マクニカネットワークス株式会社

第2営業統括部 第6営業部 第1課 課長

小田切 悠将

マクニカネットワークスにて11年勤務。大手のお客様やパートナー様を担当するチームにてお客様のIT課題・業務課題の解決の支援を行った後、企業向けモバイル製品のProduct Managerへと従事。その後、2020年よりOkta製品のProduct Managerとして、一次代理店立ち上げから従事。

16:10~17:00 パネルディスカッション

グレート・リセット時代のサイバーセキュリティ
~コストから投資へ、ITアジェンダから経営アジェンダへ~

summary

中外製薬株式会社 志済 聡子 氏

パネリスト

中外製薬株式会社

執行役員 デジタル・IT統轄部門長

志済 聡子

1986年 北海道大学法学部法律学科卒業。同年 日本アイ・ビー・エム株式会社入社。2007年 ソフトウエア事業 理事インダストリーSW事業部長、08年 IBM Corporation (NY)に出向。09年 執行役員公共事業部長就任(政府・医療・製薬)、15年 執行役員 セキュリティー事業本部長。19年 中外製薬株式会社 執行役員 デジタル・IT統轄部門長。

パネリスト

株式会社資生堂

情報セキュリティ部長

斉藤 宗一郎

総合化学会社で営業・輸出入業務・生産計画・海外駐在員事務所などの業務を通じて得た課題意識を持ってコンサルタントに転身。米国系IT企業のコンサルタントとして官民の組織において事業継続計画(BCP)・CIO補佐・各種プロジェクトをリード。情報セキュリティ分野では基本構想策定・規程整備・セキュリティ監査・脆弱性診断・RFP策定支援・SOC構築支援・海外拠点含むJ-SOX対応・セキュリティトレーニングなどのコンサルティングの他、SIEM・IPS・EDR・MDM・脆弱性検査などの製品ソリューションの選定・導入・運用支援に従事。その実績を評価され、米国通信会社にて情報セキュリティ・ソリューション全般をリードし、現在は資生堂の情報セキュリティ責任者(CISO)として個人情報・知的財産などを適切に守るため企業リスク管理(ERM)の視点でグローバルに活動中。

モデレーター

一般社団法人 日本サイバーセキュリティ・イノベーション委員会
代表理事 兼 上席研究員

梶浦 敏範

株式会社日立製作所で、20年来デジタル政策に従事。特に新しいデータ活用を追求し規制改革を提言する一方、国際的なデータ流通促進に向けた活動を継続。経団連ではデジタル経済推進委員会、サイバーセキュリティ委員会を主導。2017年デジタル政策のシンクタンクJCIC設立に関わり、代表理事に就任。

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

PAGE TOP