【高まるITの重要性、厳しくなる要件】
業務とITがますます不可分となり、IT活用の巧拙が業務プロセス再構築の鍵を握るようになっています。また、ITの利用環境が進展する中、ITを活用した新しいビジネスモデルを創出し競争優位を築く等、経営改革の戦略手段としてのITへの期待が高まっています。しかしその反面、ビジネスサイクルの短縮化に伴うよりスピーディな構築や、高いレベルの信頼性、増加する投資コストの圧縮要請等、IT/情報システムに求められる要件は日増しに厳しくなっています。
【CIO受難の時代!】
こうした期待と要件の中、ITの投資効果に関し、米国、韓国においては10数%が、「IT投資効果が十分あった」とするのに対し、わが国で「十分効果があった」とするのは僅か5%、との調査結果(総務省)に加え、CIO自身からの、置かれた状況への厳しいコメントが多く聞かれます。「トップから情報システムの短期的な効果創出を求められているが、なかなか効果が見えない」、「投資コストは年々増大し、財務側からの予算削減圧力は強い」、「個人情報保護、J-SOXを発端としたIT統制環境の構築、事業継続のための信頼性確保等、やるべきことは増える一方だが、CIO自身の権限は限られており、サポート機能も必ずしも十分ではない」等々。諸般の事情でCIOは設置したが、役割と機能が曖昧なまま期待と要件はどんどん大きくなる、“CIO受難の時代”とも言えるのではないでしょうか。
【事例を通じCIOミッションを検証】
本フォーラムでは、こうした状況を打破していくため、IT投資価値の最大化を追求していく上でCIOがマネジメントすべき3つの観点、「IT/情報システムによる事業価値の創出」、「IT投資コストの最適化」、「ITのリスク軽減」と、これらを実現するための鍵となる「組織強化」の実践的アプローチについて各界CIO並びに実務リーダーを迎え、実際の課題解決の事例を基に検証していきます。
CIO及びそのスタッフ、経営企画部門、また広く事業部門のIT責任者の方々にご参加いただき、今後の取組みに活かしていただければ幸いです。 |