市場のグローバリゼーション化や、ここ数年来の景気低迷など、企業を取り巻く外部環境が日々複雑化する中で、企業の舵を取り、これまでに経験した事の無い難しい局面に立ち向かうため、戦略の立案・実行・変革を推し進めるリーダーの果たす役割はますます大きいものとなっております。
しかしながら、1990年代以降に始まる成果主義の台頭や、それに伴う組織のフラット化などの影響もあり、社員が実際に成功や失敗を通じて得られるキャリアの不足、長期的なビジョンを見据えた企業側のリーダーシップ育成プランの欠如が指摘されるようになってまいりました。時代の転換期にある今、企業が持続的な成長を遂げていくには、常に強いリーダーの存在が必要不可欠であり、それを実現していくためにも、企業は次代を担うリーダーの育成に対し、全社をあげて全力で取り組む事が重要ではないでしょうか。
今回のフォーラムの一日目では、『グローバルリーダーの育成』をテーマに、世界に通用する人材の育て方について考察いたします。市場の国際化が加速し、多くの企業が海外への依存度を高めていく中、次代のリーダーには言葉や習慣・文化の垣根を越え、組織の方向を一つにまとめる力が求められており、このような人材を育てる企業側の取り組みについて検証してまいります。
二日目では、『経営者人材の早期育成』をテーマに、若手社員を中心に次代のリーダー候補を選び育てる施策について考察いたします。常に時代の変化を察知し、的確な意思決定を行なえる人材を育てるには、早くから候補者に多くの挑戦の機会を与え、常に前向きなチャレンジ精神を備えさせ続ける事が大事です。そのための経営側と早期育成担当部門に必要なポイントについて検証してまいります。
三日目では、『自立型リーダーの育成』をテーマに、企業活動の現場を支える中間管理者層のリーダー育成策について考察いたします。成果主義により、プレーイングマネージャーとしての結果が求められる一方で、ミドル社員のマネジメント不足が露呈しつつあります。改めて日本独自のチーム力が見直されている昨今、組織を牽引し変革を遂げさせる仕掛けについて検証してまいります。 |