昨秋以降、日本経済は100年に一度とまで言われる大不況を経験し、この未曾有の難局を乗り切るために多くの企業が大幅なコストカットや人員の削減・工場の操業停止など、規模の縮小を余儀なくされております。消費が冷え込み、モノが売れない厳しい市場環境の中で、企業はいかにして自社の利益の源泉である営業組織を改革させ、効率的に業績を向上させていくか模索してまいりました。
しかし、大半の企業はこういった需要低迷期には変革の必要性を唱えながら、少しでも景気が上向くと、「このままでよいのでは」と旧態依然に戻る傾向にあります。それとは対照的に、低迷期を成長のチャンスと捉え、経営側と現場側が一丸となり徹底的に営業部門の改革を断行し、将来に備え果敢なチャレンジを行った結果、需要拡大期に大きな成長を遂げる企業も見られます。ここにきて一部の業界では緩やかに景気回復の兆しを見せはじめておりますが、企業が持続的な成長を目指すためには、「売れればいい」といった短期的な収益重視に走るのではなく、長期な視点に立ち、どういった環境下でも対応できる強靭な営業組織を作りあげるべきではないでしょうか。
今回のセミナーの第1回では、『チーム営業力の強化』をメインテーマに考察してまいります。強い営業部門に共通して言えるのは、一枚岩となった強い組織であるという事です。部内での知識・ノウハウ・課題の共有化や、営業以外の他の部門との連携や営業過程による役割分担など、それぞれが能力を発揮し企業が持続的成長を遂げるために必要な施策について検証いたします。
第2回では、『顧客重視営業の強化』をメインテーマに考察してまいります。営業力が強い企業ほど、顧客の声や行動・反応などを敏感に察知し瞬時に営業活動に活かしております。日々多様化し続ける顧客に対し、企業はいかに顧客を理解し課題解決力・提案力を強化していけばよいのか、それぞれ先進企業事例を中心に検証いたします。 |