2008年後半から続くグローバル規模の景気後退はその復調の兆しが見えず、国内では政権交代による様々な制度改定、規制が大きく変わることが予想され、市場の動きのみならず、様々な外的要因が今後の企業活動に多大な影響を及ぼすことになるであろう。
拡販・利益向上へと多くの企業が新たな成長路線の針路修正を推し進めるうえで、企業合併・統廃合、新たな技術の開発、新市場を創りだすイノベーション、グローバル規模でのビジネスの拡大など多岐にわたるマネジメントの決断と実行の成否が大きな鍵となる。それら経営変革の指揮を執る経営者にはそのマネジメント・スキルはもとより、今後の市場や経済全体の動きを適正かつ先進的に見極める洞察力と、グローバル規模で目まぐるしく変化する環境に素早く反応する実行力が問われていくであろう。
経営者のマネジメントの能力が問われる時代において、企業が劇的に変わるターニングポイント、要素というのは果たして何であろうか。それは決して過去に類を見ないような大胆な経営改革である必要はなく、時代の潮流に合わせ、新旧に受け継がれるコアコンピタンスや風土、DNAを最大限に活かすこと、変革を望み自ら進んで実行していく社員に組織を変えていくことが変革の起点となり、それらをまとめる求心力こそが、リーダーの求められる役割なのである。
今回のLeaders Conferenceでは経営変革を成功に導く要因について、トップマネジメントの在るべき姿と役割を主眼に、経営者がどのような想いやビジョンを持って改革の決断をしたのか、またそれらを具現化するためにどのような策を講じていったのか、トップマネジメントの方々に語っていただく。変革を受け入れる企業の風土作りと組織の求心力を如何に築き上げるか、それらを継承する次代のリーダーとなるべき人材の資質とは何かを考え、2010年からの数年をどのように備え歩んでいくのか、本フォーラムで皆様と共に考えていきたい。 |