モチベーション・マネジメント2010では、成果主義から年功序列への回帰など、モチベーションの大きな時流変化がある中、それに囚われず、信念に基づき、または試行錯誤を繰り返し、「独自のモチベーション創出術」を編み出した先進企業をお招きし、働く者の意欲向上や組織活性化のヒントを検証していく。講演各社の特徴的な取組みや考え方の中から、皆様の会社に合った新たな「独自のモチベーション創出術」の実現へと繋がれば幸いである。
モチベーション向上の仕組みを分析・検証していくにあたり、会社として社員に与えられる影響力を間接的なものから直接的なものに向かって3つの段階に分け、それぞれ迫ることとする。
第1回目は、最も間接的な影響力【場】を取り上げる。
【場】とは、すなわち「目に見えないが社員の内面に自然に働きかける、社内の空気、雰囲気、環境や企業風土」などを指すが、これらは何かの目的のために作られるものではない。会社が存続していく中で、自然と出来上がったものである。しかし、この【場】が社員の働く意欲向上に繋がり、結果を生み出している企業がある。いったい何が、どのようにして社員の心に響き、彼らを動かすことになったのか、具体例を参考に【場】と社員の関係性を分析していく。
第2回目は、次のステップとして、社員に対する【仕掛け】からみていく。
モチベーション向上のための【仕掛け】というと、人事制度、評価制度といったものが連想されるが、働く側の価値観が多様化している現代にあっては、必ずしも十分条件とは言えない。制度の最大化に加え、社員の気持ちを揺さぶり、動かす、新たな【仕掛け】とはどのようなものだろうか。本回では、独特の発想から生まれた【仕掛け】を持つ企業より、その実績と共に紹介戴きながら、有効的な【仕掛け】作りの手掛かりを探っていくものである。
第3回目は、社員に最も近いところで影響力を発揮する同じ社員、つまり【人】に焦点を合わせ、大小問わず、グループや組織を束ねて先導していく役割を担う【人】の重要性について解き、「在り方」次第で個々の社員や組織はどのように姿を変えていくのか、またその「在り方」で広がる可能性についてみていく。自身の経験や信念に基づくスタイルで働きかけを行い、社員の気持ちを向上させる団結した活力あるグループ・組織作りに取り組まれている方々を講演者にお招きし、そのご経験と考え方から検証していく。 |