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第1回 エグゼクティブ人事塾

知っているようで知らない、
人事エグゼクティブが理解しておくべき理論と思考のリスキリング

《ファイナンス編》

開催日時

2022年 3月 3日(木)14:30~17:30

会場

オンラインLive配信(配信環境:Zoom)

参加対象者

経営者・役員(CHRO・CHO、CSO、CFO、CDO等)、人事部門、ほかマネジメントに携わる管理職・ご担当者の方々

※知識・経験の有無を問わず、人事・人材教育に関わりのある方で あれば、どなたでもご参加いただける内容です

¥25,000(お一人様/税込み)

定員 40名(事前登録制)

参加者が20名に達しない場合は開催中止とさせていただく場合がございます。予めご承知おきください。

主催:株式会社ビジネス・フォーラム事務局

有沢 正人 氏、西山 茂 氏

本塾開講のポイント

人事にとって、企業の成長に貢献する戦略パートナーへの変革の必要性が叫ばれてから久しい昨今。

企業経営の要は、ヒト・モノ・カネ・情報をはじめとする経営資源の戦略的な配分によるパフォーマンスの最大化にあり、競争力の源泉は、それらをマネジメントする「人」であるといっても過言ではありません。一昨年経産省が発表した「人材版伊藤レポート」にもあるとおり、最近では資本市場・投資家による持続的な企業価値向上への要請の高まりから『人的資本経営』の必要性が指摘され、経営における人材戦略の重要性とともに、この戦略を司る経営層・人事リーダーへの期待はますます高まっています。

しかし、実際のところ、従来の管理型人事からまだ脱却出来ずにいるのが現状です。変革期の経営を支える上で必要な人事スキルは、「人・組織」に関する知識・専門性に限りません。経営戦略に即した人材戦略を実現するには、自社やマーケットを取り巻く状況を冷静かつ客観的に分析し戦略を実行できる“ビジネス知識”への深い理解と、変化に対応できる幅広い“スキルセット”の強化が必須となっています。

本塾は、人事エグゼクティブの方々(人事に携わるマネジメント層の方々)を対象に、「知っているようで知らない」「わかっているようで理解していない」、今必須のビジネス知識・理論について、日本企業の人事トップを代表するカゴメ CHROの有沢様によるプログラム協力のもと、各専門テーマの権威をゲストにお招きし、講義型のセッションだけでなく、ご参加の皆様とともにインタラクティブな形式を通して、学び直しを図るものです。

第一回目の<ファイナンス編>では、現場から経営幹部まであらゆるビジネスリーダーにわかりやすい会計・ファイナンス講義に定評のある早稲田大学ビジネススクール 教授 西山先生をゲスト講師にお招きします。企業価値とは何か?、人的資本とは何か?の基礎・基本から、企業価値向上に向けた戦略・ストーリーのイメージに必要なファイナンス思考のインプットまで、じっくり理解を深めていきます。

プログラム

14:30~14:40 オープニング/問題提起

オープニング:「いま、人事にファイナンスはなぜ必要なのか
「人的資本経営」が求められる背景と実践に向けて必要な視点~」

  • 人的資産から人的資本への流れへの理解
  • あるべき人事の未来像と必須で備えておくべきビジネススキル

カゴメ株式会社

常務執行役員 CHO(最高人事責任者)

有沢 正人

14:40~16:00 講義Ⅰ&グループワーク

講義Ⅰ: 「知っているようで知らないファイナンス ~経営視点で読み解く決算書~」
グループワーク: 「実践ケーススタディ ~各社の決算書をもとにファイナンス視点を理解する~」

<ポイント>

  • 経営視点での会計・ファイナンス思考を押さえる
  • 会計・ファイナンス視点、人的資本の視点から
    戦略ストーリーを読み解く
  • 会計・ファイナンス視点から人材戦略・人事戦略の特徴を捉える

★クイズ形式で、実際の企業の決算書を読み解き、各企業のビジネスモデルや戦略、人材施策の特徴などについて考察・議論していきます。

※本セッションは、参加型(グループワーク)を予定しております。

早稲田大学 大学院経営管理研究科(ビジネススクール)

教授

西山 茂 氏

16:00~16:10 休憩

16:10~16:40 講義Ⅱ

講義Ⅱ:「人的資本と会計・財務との関係」

<ポイント>

  • ファイナンスと企業価値
    ーフリーキャッシュフロー、資本コスト、人的資本との関係
  • 企業価値の創造を社内の経営管理と結びつける
    ーROIC、KPI、人的資本との関係
  • ビジョン・戦略・企業価値と人的資本を結びつける
    ーBSCの再活用

早稲田大学 大学院経営管理研究科(ビジネススクール)

教授

西山 茂 氏

16:40~17:20 ディスカッション/質疑応答

全体議論:「人事にファイナンスの視点をどう生かしていくか」

<ディスカッションポイント例>

  • 実際の事例から人事の課題を整理する
  • 人材・組織のパフォーマンスを高めるためのファイナンス思考
  • 人的資本とESG・SDGsとの関連性 など

※皆様からの課題・ご質問をもとにテーマを提示させていただく予定です。ぜひお申込み時に事前質問欄にて、課題やご質問をお寄せくださいませ。

早稲田大学 大学院経営管理研究科(ビジネススクール)

教授

西山 茂

×

カゴメ株式会社

常務執行役員 CHO(最高人事責任者)

有沢 正人

17:20~17:30 まとめ

まとめ:「経営と企業価値向上に人事はどう貢献していくべきか?」

早稲田大学 大学院経営管理研究科(ビジネススクール)

教授

西山 茂

×

カゴメ株式会社

常務執行役員 CHO(最高人事責任者)

有沢 正人

※プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

講師のご紹介

◆ゲスト講師:

早稲田大学 大学院経営管理研究科(ビジネススクール)

教授

西山 茂

 

早稲田大学政治経済学部卒業。米ペンシルバニア大学ウォートンスクールMBA修了。早稲田大学より博士(学術)。監査法人ト-マツ等にて会計監査、株式公開コンサルティング、M&A支援、人材育成などの業務に従事。2002 年から早稲田大学で教鞭をとり、2006年から現職。会計や財務といった数字をベースに理論と実務の両面から経営を考える授業やゼミを担当している。国内主要企業の社外取締役、社外監査役を歴任。会計・財務に関する著書・論文多数(『MBAのアカウンティングが10時間でざっと学べる』KADOKAWA,2020年.『「専門家」以外の人のための決算書&ファイナンスの教科書』東洋経済新報社,2019年.『ビジネススクールで教えている会計思考77の常識』日経BP社,2018年.など)。公認会計士。

◆主幹講師:

カゴメ株式会社 常務執行役員 CHO(最高人事責任者)

有沢 正人

 

慶應義塾大学商学部卒業後、1984年に協和銀行(現りそな銀行)に入行。銀行派遣にて米国でMBAを取得後、主に人事、経営企画に携わる。2004年に日系精密機器メーカーであるHOYAに入社。人事担当ディレクターとして全世界のグループ人事を統括、全世界共通の職務等級制度や評価制度の導入を行う。また、委員会設置会社として指名委員会、報酬委員会の事務局長も兼任、グローバルサクセッションプランの導入などを通じて、事業部の枠を超えたグローバルな人事制度を構築する。2009年に外資系保険会社であるAIU保険に人事担当執行役員として入社。ニューヨーク本社とともに、日本独自のジョブグレーディング制度や評価制度を構築する。 2012年1月、カゴメ株式会社に特別顧問として入社。カゴメの人事面におけるグローバル化の統括責任者となり、全世界共通の人事制度の構築を行っている。 2012年10月より執行役員CHOとなり、国内だけでなく全世界のカゴメの人事最高責任者となる。2018年4月、常務執行役員CHOに就任。

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