FUTURE OF RETAIL&SERVICE 2020
迫る消費の新時代、
変わる小売/サービス業の戦い方
~危機を乗り越え、
新たな変化の潮流にどう対応していくか~
Speakers
株式会社カインズ
高家 正行 氏
ロイヤルホールディングス株式会社
菊地 唯夫 氏
株式会社マツモトキヨシ
ホールディングス
松田 崇 氏
日本航空株式会社
斎藤 勝 氏
株式会社ワコール
下山 廣 氏
株式会社FABRIC TOKYO
森 雄一郎 氏
株式会社デジタルシフトウェーブ
鈴木 康弘 氏
株式会社ヤプリ
金子 洋平 氏
株式会社ヤプリ
高橋 知久 氏
セーフィー株式会社
佐渡島 隆平 氏
セーフィー株式会社
小室 秀明 氏
トレジャーデータ株式会社
若原 強 氏
開催概要
開催日時
- 第1回2020年7月27日(月) 14:00~17:00(定員)
- 第2回2020年8月19日(水) 14:00~17:00
開催趣旨
テクノロジーの進化により、消費行動の場がリアルからデジタルへと移行するパラダイムシフトが起きています。昨今の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、その潮流にさらに拍車がかかる一方、生活必需品を扱う小売業を中心に、改めて店舗の役割・重要性を見つめ直すことが求められています。デジタルの潮流とリアルな現場の課題への対応が一気に押し寄せる小売/サービス業。激しい変化の中で、もはやあらゆる場面でこれまでのビジネスの前提や常識が破壊されつつあると言っても過言ではありません。さらに近年、世界では小売/サービス業の新たな在り方として「ニューリテール」や「OMO(Online Merges with Offline)」といった、新たな概念も次々と生まれています。まさに業界全体の大転換期となる今、目の前に迫る「危機」への対応と新たな価値創造をいかに両立していくかが、消費の新時代を勝ち抜く重要な鍵を握っているのです。
当セミナーでは、小売/サービス業に突き付けられた危機と変化の潮流への対応策や、新たな価値創造に向けた「体験」をどう創っていくか、未来を切り拓く戦い方や戦略のヒントについて、先進企業の事例講演やパネルディスカッションを通して紐解いていきます。
概要
参加対象者 |
小売・サービス業企業の役員、経営企画、マーケティング、デジタル部門等の管理職の方々 ※当イベントは参加対象を限定してご案内させていただいております。 |
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参加料 |
無料 |
参加定員 |
各日程200名(事前登録) |
参加形式 |
本セミナーはオンラインでのライブ配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、 |
主催 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
ゴールドスポンサー |
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シルバースポンサー |
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ブロンズスポンサー |
プログラム詳細
第1回 7/27(月)【生産性向上とデジタル・組織戦略】
14:00~15:00 特別講演1【生産性改革と付加価値の創造】
デジタルによって変わるサービス産業
〜ポストコロナのサービス産業を考える〜
- サービス産業を取り巻く環境変化と課題
- 新たな”おもてなし”を生み出す〜生産性改革と付加価値創出をいかに両立するか
- ポストコロナのサービス産業
ロイヤルホールディングス株式会社
代表取締役会長
菊地 唯夫 氏
1965 年神奈川県出身。1988 年早稲田大学政治経済学部卒業後、日本債券信用銀行頭取秘書、ドイツ証券会社東京支店投資銀行本部ディレクターなどを経て2004 年に同社入社。総合企画部長、法務部長、管理本部長などを経て2010 年代表取締役社長、2016 年代表取締役会長兼CEO、2019 年より現職。2016年5 月から2 年間 (一社)日本フードサービス協会会長を務める。2020年4月より京都大学経営管理大学院 特別教授。
ご講演のポイント
ロイヤルホスト、天丼てんやなどの外食事業をはじめ、コントラクト事業、機内食事業、ホテル事業、食品事業を展開するロイヤルHD。それぞれの事業において日本で一番質の高い“食”と“ホスピタリティ”を提供することで、グループで持続的な成長を目指している同社は、業界の中でもいち早くデジタルテクノロジーの活用や働き方改革による生産性向上の取り組みを進めています。外食業界の慣習や常識に囚われない大胆な改革の積み重ねが、完全キャッシュレス・次世代型店舗のような同社の新しい未来を形づくっており、そのような改革は新型コロナウイルスが拡大する状況下において一層重要になってまいります。当日は同社の菊地会長より、サービス業におけるデジタル活用と生産性改革と、ポストコロナにおける環境変化についてお話いただきます。
15:00~15:05 休憩(5分間)
15:05~15:25 ゴールドスポンサーセッション
従業員体験(EX)が生産性向上に直結する時代の社内コミュニケーション
〜アプリを活用した新しい情報共有〜
- 社内コミュニケーションを阻害する3つの距離と乗り越え方
- 社員への情報共有、スタッフ教育、企業理念の浸透の重要性がアプリで伝わる理由
- 実例で解説社内DXを実現する自社アプリ活用方法
株式会社ヤプリ
マーケティング本部
高橋 知久 氏
2005年、野村證券株式会社に入社し、個人~上場企業と幅広い対象に資産運用を提案。2014年クレディ・スイスに入社し、富裕層を相手に資産管理の提案業務を行う。11年間の金融業界の後、2016年「freee株式会社」に入社し、中小企業・士業向けの営業とマネジメントを担う。2019年3月より「株式会社ヤプリ」に入社し、外勤営業・内勤営業を経てマーケティングの役割を担う。
ご講演のポイント
経営陣と従業員が良いコミュニケーションが行われれば行うほど、優れた職場環境になり、従業員体験が向上し、業績に寄与します。
一方、現実では社内コミュニケーションに課題を抱える企業は多いです。
課題の背景には、3つ距離があると考えます。
①多様な雇用形態
②支店や店舗が離れている
③リモートワークを始めとする新しい働き方
これらの課題を解決するためには、社内DXが必須になります。
今となっては生活の一部となったスマートフォンアプリを活用することでDX化を促進する企業が増えています。
本セッションでは実際の活用事例も交え、最新のモバイルテクノロジーの活用方法を紹介します。
15:25~15:30 休憩(5分間)
15:30~15:40 ブロンズスポンサーセッション
バリューチェーンを横断して全社で顧客データを活用するポイントとは?
- 顧客データをマーケティング+在庫管理にも活用した事例紹介
- バリューチェーンを横断して全社で顧客データを活用するポイントとは?
- 顧客データの横断的活用にあたってのCDPの重要性
トレジャーデータ株式会社
エバンジェリスト
若原 強 氏
東京大学工学部、同大学院工学系研究科修了後、SIer、戦略コンサルティングファーム、広告代理店、事業会社を経て2019年トレジャーデータ株式会社入社。エバンジェリストとしての活動を通じ、データを活用した社会変革の拡大に従事。自身の働き方実験として立ち上げたコンサルタント事業も3期目を迎え、パラレルワーカー(複業家)としても活動中。TV・新聞・WEB・講演等での露出多数。
15:40~15:45 休憩(5分間)
15:45~16:00 シルバースポンサーセッション
コロナが変えた、ウェブ臨店というニューノーマルな業務(仮)
~これからの業務変革のキーワードは「遠隔」~
- これまで人間の「目」でしか出来ないと思い込んでいた業務を、映像IoTが代替する時代に
- 遠隔臨店・遠隔監視・・・で、これまでの業務そのものを変える
- 映像IoT・データを活用した生産性向上の取り組み事例
セーフィー株式会社
アライアンス戦略室長
小室 秀明 氏
1979年生まれ。横浜国立大学経営学部卒。フューチャーアーキテクト社にてITコンサル、リクルート社での営業・アライアンス・全社web戦略、ナガセ社にて事業本部長を歴任。2016年1月からセーフィー社にて最高マーケティング責任者(CMO)、2020年よりアライアンス戦略室長を務める。
16:00~17:00 パネルディスカッション【エコシステムと組織づくり】
消費の新時代を切り拓くための実行戦略!
~テクノロジーとの融合を実現するエコシステムと組織づくり(仮)
- デジタルテクノロジーとの融合による挑戦 ~各社の取り組み事例からの考察
- 実行組織をどうつくるか? ~エコシステム、組織づくり、パートナー探しのポイント
パネリスト
日本航空株式会社
デジタルイノベーション推進部 部長
斎藤 勝 氏
日本航空にてマーケティング・セールス、空港サービス、システム部門を経験。2012年からグループ長としてeコマース・デジタルマーケティングを統括。 2017年6月から新設したデジタルイノベーション推進部の部長として、顧客価値創造と業務プロセス変革に挑む。
パネリスト
株式会社ワコール
執行役員 総合企画室
イノベーション事業推進部長
3Dsmart&try事業担当
下山 廣 氏
1989年ワコール入社。2017年オムニチャネル戦略推進部発足に伴い、同部門に着任。ワコール版オムニチャネル戦略を掲げ、店舗を起点としたデジタル改革に従事。3Dスキャニングを軸にした非接触計測サービスと体型分析によるリコメンドサービス”3D smart & try”を開発し、現在に至る。
パネリスト
株式会社FABRIC TOKYO
代表取締役社長
森 雄一郎 氏
1986年、岡山県生まれ。大学卒業後、ファッションイベント企画会社にて、ファッションショーのプロデュースに従事。その後、ベンチャー業界へ転向。不動産ベンチャー「ソーシャルアパートメント」、フリマアプリ「メルカリ」の創業期に参画後、2012年に株式会社FABRIC TOKYOを創業。自身が洋服のサイズに困っていた経験から、カスタムオーダーECサービス「FABRIC TOKYO」をリリース。
モデレーター
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
鈴木 康弘 氏
1987年SEとして富士通入社。1996年ソフトバンク入社を経て、1999年イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)設立、代表取締役社長就任。2014年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。2015年同社取締役執行役員CIO就任。2016年同社を退社し、2017年デジタルシフトウェーブ設立、代表取締役社長就任。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任。
第2回 8/19(水) 【未来戦略と新たな体験創り】
14:00~15:00 特別講演1【小売業の未来戦略】
カインズの“第三創業期”
~デジタルに舵を切り、“IT小売企業”へ変革する~
- カインズを取り巻く環境変化と現状
- “第三創業期”の核となるデジタル戦略 ~“IT小売企業”への変革の道筋
- デジタル戦略の成果と今後のチャレンジ
株式会社カインズ
代表取締役社長
高家 正行 氏
1985年 慶應義塾大学経済学部卒業、1985年三井銀行(現三井住友銀行)入行後、1999年 A.T.カーニーに入社。2004年に株式会社ミスミ(現株式会社ミスミグループ本社)入社後、2008年から2013年まで、ミスミグループ本社 代表取締役社長を務める。2016年に株式会社カインズへ入社し、取締役(非常勤)に就任。2017年に取締役副社長(常勤)、株式会社大都 社外取締役に就任。2019年に代表取締役社長に就任し、現在に至る。
ご講演のポイント
「IT小売企業への変革」―この言葉通り同社は今、急速にデジタルに舵を切っています。会員向けのスマートフォンアプリ「Find in CAINZ」を通じたより付加価値の高い顧客サービスの提供をはじめ、店舗の従業員向けにも商品の検索を効率化する仕組みを業界で初めて導入しました。今年1月には、新たなデジタル戦略拠点「CAINZ INNOVATION HUB」の立ち上げや、米国本社のRaaS(リテール・アズ・ア・サービス)スタートアップb8taの日本法人との業務提携など、変革に向けた取り組みを加速させています。従来のホームセンター・小売業の概念を超えた新たなビジネスモデルの構築に向けて、同社の取り組みや挑戦、今後の戦略を含め、高家社長自らお話いただきます。
15:00~15:05 休憩(5分間)
15:05~15:25 ゴールドスポンサーセッション
OMO時代を迎えた小売/サービス業の新たな顧客体験のつくり方
〜アプリで実現するDXとエンゲージメント向上〜
- OMO/アフターデジタル時代に必要な戦い方
- 実例で解説、アプリで実現するDXと顧客体験
- 社内アプリで従業員体験(EX)を向上
株式会社ヤプリ
執行役員 CCO
金子 洋平 氏
1979年生まれ。大学卒業後、GMOインターネットにてマーケティング、新規事業立ち上げを経験後、起業。「ファッションメディア」、「ファッションEC」の会社を11年経営し、2016年よりアプリ運営プラットフォーム「Yappli」の株式会社ヤプリに参画。文化服装学院・非常勤講師/ネットショップ能力認定機構・認定講師。
ご講演のポイント
モバイルテクノロジーの進化により、小売/サービス業界は急激な変革を求められています。顧客はあらゆるチャネルから情報を収集し、企業やサービスを選ぶ時代になりました。新しい体験を求め、より便利で、パーソナライズされたサービスを望んでいます。本セッションでは、顧客に最も近い接点であるアプリを活用することにより、実現可能な顧客体験を解説します。また、優れた体験を提供するには企業自体もデジタルトランスフォーメーション(DX)する必要があります。企業のDXで注目される社内アプリの活用方法も合わせて紹介いたします。
15:25~15:30 休憩(5分間)
15:30~15:40 ブロンズスポンサーセッション
データ活用で新たな顧客体験を生み出す際の留意点とは?
- 店舗におけるチラシのアプリ化事例紹介
- データ活用で新たな顧客体験を生み出す際の留意点とは?
- 新たな顧客体験を生み出す上でのCDPの重要性
トレジャーデータ株式会社
エバンジェリスト
若原 強 氏
東京大学工学部、同大学院工学系研究科修了後、SIer、戦略コンサルティングファーム、広告代理店、事業会社を経て2019年トレジャーデータ株式会社入社。エバンジェリストとしての活動を通じ、データを活用した社会変革の拡大に従事。自身の働き方実験として立ち上げたコンサルタント事業も3期目を迎え、パラレルワーカー(複業家)としても活動中。TV・新聞・WEB・講演等での露出多数。
15:40~15:45 休憩(5分間)
15:45~16:00 シルバースポンサーセッション
映像IoT x AIで切り開く、リアル店舗の変革
~先進企業が取り組む、店舗の人手不足解消・オペレーション平準化・体験向上〜
- 映像データがリアル店舗を変革
- 人手不足解消・店舗オペレーション平準化・顧客体験の改善・臨店コスト削減・遠隔モニタリングなどへと広がる映像の活用
- 顔認証などを活用した、先進企業の取り組み事例
セーフィー株式会社
代表取締役社長
佐渡島 隆平 氏
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社に入社後、同社が出資するモーションポートレート株式会社のCMOに就任。2014年にセーフィー株式会社を創業し、2018年には「クラウド録画サービスシェアNo.1」を獲得。現在、キヤノンマーケティングジャパンやオリックス、NTTグループ、三井不動産、セコムなどの大手企業と資本業務提携し事業を展開している。映像と顔認証などのAIや解析技術を組み合わせることで、人の「見る・聞く・話す・考える」の代替となり、防犯・監視だけでなく、生産性向上や人手不足など社会課題の解決に役立つ映像活用を推進し、誰もが手軽に利用できるプラットフォームを目指している。
ご講演のポイント
近年、小売・サービス業の先進企業では、リアル店舗の映像を無人コンビニ以外にも活用するという動きが広まっています。例えば、従業員・アルバイトの業務を映像でチェックすることで、オペレーションのどこに課題があるのかを把握し、平準化に役立ていています。また顔認証を活用すれば、来店者がVIP客・リピーターなのかが判定できるので、顧客一人ひとりにあった接遇ができるようになります。
このようにリアル店舗の映像データは、防犯・セキュリティから、生産性の向上・顧客体験の改善・マーケティングへの活用へと広がっています。本講演では、小売・サービス業の課題を解決する、映像IoT・AIの活用事例を紹介します。
16:00~17:00 特別講演2【顧客接点・体験の創出と連携】
デジタル化の先に見えるプラットフォームビジネス
~マーケティングの高度化と新たなビジネスの創出~
- 早期からデジタル化に注力し、獲得できたデータを分析し顧客理解を深化
- データドリブンマーケティングを進め、オートメーション化も進展
- 分析ツールや培ったナレッジを活かし、メーカー様のブランドマーケティングを支援するビジネスを立ち上げ
- Googleなどの外部メディアも巻き込むマーケティングプラットフォームを形成している
株式会社マツモトキヨシホールディングス
執行役員 営業統括本部営業企画部長
兼 オンラインビジネスユニット シニアユニットマネージャー
松田 崇 氏
1996年 株式会社マツモトキヨシ入社。現在は執行役員となり、マーケティングにまつわる営業企画の部長職とオンライン事業(国内・越境)のシニアマネージャー等を兼務。各部署を兼務する事で広い領域を俯瞰した視点から、データベースの活用した新たなマーケティング領域の構築、リアル店舗とオンライン領域の戦略立案に取り組む。
ご講演のポイント
競争が激化するドラッグストア業界の中で、成長を続けるマツモトキヨシHD。業界の中でもいち早く取り組んだ同社のオムニチャネル戦略は、店舗やEC、アプリ等様々な顧客接点をシームレスにつなぎ、顧客が欲しいものを欲しいときに提案することができる仕組みを構築しています。それが顧客にとっての“自由な買物”を実現させ、付加価値の創出につながっているのです。OMO(Online Merges with Offline)時代がさらに加速する中で、どのように顧客との関係をつくり、店舗をはじめ様々な販売チャネルとの連携をいかに進めていくか。同社の取り組み事例を含め、さらなる挑戦と小売業のデータドリブンマーケティングのヒントを、同社のオムニチャネル戦略を統括されている松田様にお話しいただきます。
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。