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CIO Forum 2022
イノベーションとCIO
~時代を先導する“イノベーション”創出と、変化する“役割”の再定義~

開催概要

開催日時

東京

Online

2022年7月15日(金)10:30~15:45
(受付 10:00~)

開催趣旨

近年のDXブームはとどまるところを知らず、停滞していた日本のデジタル化に大きな動きをもたらしています。またコロナ禍を経て、DXへの取組を経営戦略の中枢に据える企業の増加や経団連が提唱している「Society 5.0 for SDGs」へ向けたデジタル活用を加速している企業が増加していることは言うまでもありません。

こうした背景をうけ、CIO/ITリーダーの役割は従前の「経営陣の一員として業務の継続をITの観点から支援」することから、“テクノロジーを活用して企業の競争優位性を創り出していくこと“へと変化しています。しかしながら、テクノロジービジネスを支えるシステムの安定稼働は引き続き至上命題となっているなかで、複雑化したレガシーシステムの刷新や既存ITとの棲み分けなど、スケーラビリティとアジリティを実現する IT アーキテクチャを構築する必要があり深いビジネスへの理解も求められております。

そのうえで、イノベーティブな発想でデジタルビジネスを創造し全社的なDXの実現のための旗振り役としてのスキルも必要となってくるのではないでしょうか。

今回で6回目を迎える<CIO Forum>では、CIOを“経営陣としてDXを牽引し、成長戦略をイノベーションによって実行していく役割”と定義し、ITの現場で起きている課題を整理しながら考察を進めていきます。日本を代表するDX企業のCIOをお招きし、

  • DX実現へ向けたCIO/ITリーダーの視座
  • デジタルを活用したビジネス貢献(利益創出)へ向けた、組織・文化の改革
  • イノベーションを生む、IT組織に求められるスキル

など、課題を乗り越え価値を生みだした過程を取組み事例から紐解いていきます。DXを始めたものの、企業文化や組織の壁を打破できず頓挫しているケースや、デジタルビジネス実行へ向けた“戦略構築・体制・実行”など、現状の課題を豊富な事例から考察しベストプラクティスをお持ち帰りいただけますと幸甚です。

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

新型コロナウイルスへの対応について

本イベントはライブ配信と、現地開催をいたします。会場では席と席との間を十分空けるなど、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染リスクを高める3つの条件(①換気の悪い密閉空間、②人が密集している、③近距離での会話や発声が行われる)を防止します。

ライブ配信が視聴できるURLや会場のご案内についてはセミナーご当選者様にのみご連絡いたします。回線や容量、および現地会場の席数の観点からセミナーを抽選制とさせていただきますので何卒ご了承ください。

また、当イベントは政府や東京都の方針に則り速やかに対応し、予防と拡散防止に努めます。今後状況が変化した際は変更事項などを随時ご案内いたします。

概要

参加対象者

経営者、役員、経営企画、情報システム、デジタル関連部門他、各事業部門の管理職の方々

参加定員

120名(事前登録制)

申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。

参加料

25,000円(お一人様 / 税込み)

参加形式

オンライン&来場形式のハイブリッド開催
オンライン視聴か会場参加のいずれかをご選択ください。(※会場参加は先着50名様限定)

いずれの選択でも、1ヶ月間のオンデマンド視聴が可能となります。

(オンライン配信ツール:Vimeo)

会場でのご聴講を希望される方にも、ライブ配信への切り替えをお願いする場合がございます。

受講証または視聴方法はお申込み後にご案内いたします。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

協賛

キンドリルジャパン株式会社

会場

御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター(sola city Hall WEST)

東京都千代田区神田駿河台4-6 2階

JR 中央線・総武線「御茶ノ水駅」聖橋口から徒歩1分

東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B2出口直結

東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」出口1から徒歩4分

都営地下鉄 新宿線「小川町駅」B3出口から徒歩6分

区切り線

プログラム詳細

10:30~11:20 特別講演Ⅰ 【IT戦略への投資・組織・戦略のベストプラクティス】

将来のIT構想~SOMPO-MIRAIで創る、DX企業の未来~

  • ビジネスとテクノロジーを一体化するDXへの取組
  • 「デジタル変革プログラム」による全社一丸となったデジタル改革
  • 今後さらなるDXを実行していく上でのCIOの責務と役割
浦川 伸一 氏

損害保険ジャパン株式会社 取締役専務執行役員 CIO

SOMPOシステムズ株式会社 取締役会長

立教大学大学院 人工知能科学研究科 客員教授

浦川 伸一

1961年生まれ。立教大学社会学部卒業後、日本IBMを経て2013年に損保ジャパン及び日本興亜損保株式会社執行役員CTO,2014年SOMPOシステムズ株式会社代表取締役社長、2016年損保ジャパン日本興亜株式会社取締役常務執行役員CIO、2020年損保ジャパン株式会社取締役専務執行役員CIO(現職)、2021年SOMPOシステムズ株式会社取締役会長(現職)。COBOLベースの現行基幹システムの日本初のJavaEE7をベースとしたオープンシステムに刷新するなど、斬新なデザインを提唱し実現に導く。社内外での講演や、内閣府、経産省、経団連等のDX推進、AI活用に関する委員会にて積極的に活動する。

講演内容のポイント

業界に先駆けてデジタルトランスフォーメーション(DX)をスタートし、約30年振りに基幹システムの刷新を進めている同社のCIO 浦川氏。デジタルテクノロジーによって損保業界の市場構造が激変しているなか、柔軟性や拡張性を確保し商品開発のスピードと外部システムとの連携強化を目指し、DX時代に寄り添いながらも不確実性の高いビジネス環境を勝ち抜く仕組みを構築しています。その改革を先頭にたって進めている浦川氏より、テクノロジーとビジネスを融合し、CIOのお立場でどのような経営を描き実行しているのか?そのポイントをご講演いただきます。

11:20~12:00 特別講演Ⅱ 【経営×IT実行力 ~CIOの視座~】

【パナソニックトランスフォーメーション(PX)】実現へ向けたCIOの視座
 ~レガシーからの脱却と変革への挑戦

  • パナソニック流DXの目指す先
  • レガシー(=組織文化やプロセス)を打破し再構築するCIOの責務と役割
  • 経営とITを一体化するCIOのあるべき姿
玉置 肇 氏

パナソニック ホールディングス株式会社

執行役員

グループ・チーフ・インフォメーション・オフィサー(グループCIO)

パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社

代表取締役社長

玉置 肇

1993年大阪大学 人間科学研究科 修了。同年4月 プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)ファー・イースト・インク(現P&Gジャパン)入社。同社 情報システム担当、地域CIO等を歴任。その後、2014年4月 株式会社ファーストリテイリング 入社。同社 グループ執行役員 CIO。2017年1月 AXA Life Insurance Co.Ltd. アクサ生命保険株式会社入社。執行役員 インフォメーション・テクノロジー本部長、執行役員 チーフ・ソリューションズ・オフィサー ソリューション・デリバリー本部長を歴任後、2021年5月 パナソニック株式会社(現パナソニック ホールディングス株式会社)入社。同社 執行役員 チーフ・インフォメーション・オフィサー(CIO)を経て、2021年10月 同社 執行役員 グループ・チーフ・インフォメーション・オフィサー(グループCIO)となり現在に至る。

講演内容のポイント

これまで、P&G、ファーストリテイリング、アクサ生命保険と、複数のグローバル企業でCIOを歴任してきた玉置氏。2021年からは、100年以上の歴史をもつパナソニックにグループCIOとして着任し、DXの推進を企業文化の根幹からドラスティックに改革を進めています。なかでも、10年先を見据えた経営の一環として始まった「パナソニックトランスフォーメーション(PX)」では、その変革の先頭に立ち、グループの事業の成⾧に直結するビジネスモデル、業務プロセスの在り方、従業員の働き方などの変革をデジタル技術やITの徹底活用で牽引しています。CIOとして経営の観点からデジタル/IT戦略全体を統括している玉置氏より、CIOが主導する企業変革の実践を取り組み事例とともにお話いただきます。

12:00~13:00 ランチ休憩

感染対策を実施の上で、会場ご参加者様はお弁当をご準備させていただきます。

13:00~13:40 特別講演Ⅲ 【CIOが挑む事業構造変革への貢献】

2050カーボンニュートラルに向けた東京電力DXジャーニー

  • 2050年カーボンニュートラルの世界観
  • 「カイゼン+テクノロジー」によるTEPCO DX
  • 経営課題に貢献するテクノロジーからの取り組み
関 知道 氏

東京電力ホールディングス株式会社

常務執行役

最高情報責任者 兼 最高情報セキュリティ責任者

関 知道

横浜国立大学工学部、東京農工大学大学院生物システム応用化学府 博士課程。1986年4月 東京電力株式会社入社。技術開発研究所、経理部、千葉支店、経営企画本部などを経て、2016年4月 東京電力ホールディングス株式会社 常務執行役 IoT担当、2020年4月 同社 常務執行役 最高情報責任者 兼 最高情報セキュリティ責任者。現在に至る。

講演内容のポイント

2050年カーボンニュートラルの実現は、企業や日本だけではなく全人類として達成しなくてはならない目標である。東京電力はエネルギー事業者として、電力安定供給とカーボンニュートラルを両立する、事業構造変革に取り組んでおります。関氏はCIOとして、現在の延長線上にない非連続の業務変革「カイゼン+テクノロジー」をTEPCO DXとし、その実現により事業構造変革への貢献に向け邁進しています。現在の取り組み事例から、未来のエネルギー業界の姿をテクノロジーの視点からお話しいただきます。

13:40~14:20 協賛社講演  【ITマネジメントに求められる視座】

社会基盤としてのITを担うCIOに求められる役割
- 安心、安全、安定したIT運用を目指す現場からの視座 -

  • デジタル時代のITを取り巻く環境変化
  • 社会基盤としてのITを支える運用現場での取り組み
  • 安心、安全、安定したIT運用の未来とCIOの役割
澤橋 松王 氏

キンドリルジャパン株式会社

執行役員 最高技術責任者

兼 最高情報セキュリティ責任者

澤橋 松王

1991年日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。ゼネラルビジネス事業本部にて中堅企業のアプリケーション開発からインフラ構築を担当。2001年にeビジネスホスティングサービス部門へ異動し、金融機関のウェブシステムの運用保守を担当。2009年にIBM初のクラウドサービス「マネージドクラウドコンピューティングサービス」を開発・展開。2012年からチーフアーキテクトとして、主として製造業のお客様のインフラロードマップ策定を支援。2019年にIBM技術理事就任。インフラストラクチャーサービス部門にて、オファリング開発とアーキテクト部隊を統括。長らく続いたサーバー技術からクラウドネイティブコンピューティングへの変革を進めるべく、お客様やIBMのシステム開発・運用チーム体制の革新をリード。2021年9月にキンドリルジャパン合同会社発足にあたり、執行役員 最高技術責任者に就任。

講演内容のポイント

デジタル時代のITを取り巻く環境は、複雑化やシステム数の増加、セキュリティーやリカバリー対策など、IT運用の視点からはとても厳しいものになってきています。また、今までの社内システムの範疇を超えた社会インフラとして、企業にはITシステムに対する社会的責任が求められており、IT運用の難しさを実感されているのではないでしょうか。

本講演では、IT運用現場での取り組み事例のご紹介を通じて、安心、安全、安定したIT運用の未来へ向けた具体策とそのためのCIOの役割について考察していきます。

14:20~14:30 休憩

14:30~15:45 パネルディスカッション 【経営×IT DXを主導するCIOが挑む経営変革】

経営変革に寄与するCIO/ITリーダーの条件
~時代を先導する“イノベーション”創出と、変化する“役割”の再定義~

  • デジタルビジネスを実現するための組織/人材改革
  • テクノロジー×ビジネス イノベーション創出を見据えたITマネジメントの勘所
  • CIO/ITリーダーが先導するDX成否のポイント ~失敗から学ぶ成功への道

株式会社JALカード

代表取締役社長

西畑 智博

1984年東京大学工学部卒業、日本航空入社。1997年より7年間、商品開発部eビジネス推進チーム・マネージャーとしてJALのeビジネスを推進・展開。2009年より国内営業部長、Web販売部長を経て、2014年より執行役員として、旅客基幹システムを50年ぶりに刷新するSAKURAプロジェクトを担当し、2017年にサービスイン。2018年よりイノベーション推進本部長、2019年常務執行役員 デジタルイノベーション本部長として「JAL Innovation Lab」や「JAL Innovation Fund(CVC)」等を構築し、DXと新規事業創造を推進。2018年 IT Japan Award 「グランプリ受賞」、2019年 IT協会「IT最優秀賞受賞」、2021年 経産省・東証「DX銘柄2021」に選定。2022年6月より現職。

浦川 伸一 氏

損害保険ジャパン株式会社 取締役専務執行役員 CIO

SOMPOシステムズ株式会社 取締役会長

立教大学大学院 人工知能科学研究科 客員教授

浦川 伸一

prof

澤橋 松王 氏

キンドリルジャパン株式会社

執行役員 最高技術責任者

兼 最高情報セキュリティ責任者

澤橋 松王

1991年日本アイ・ビー・エム株式会社に入社。ゼネラルビジネス事業本部にて中堅企業のアプリケーション開発からインフラ構築を担当。2001年にeビジネスホスティングサービス部門へ異動し、金融機関のウェブシステムの運用保守を担当。2009年にIBM初のクラウドサービス「マネージドクラウドコンピューティングサービス」を開発・展開。2012年からチーフアーキテクトとして、主として製造業のお客様のインフラロードマップ策定を支援。2019年にIBM技術理事就任。インフラストラクチャーサービス部門にて、オファリング開発とアーキテクト部隊を統括。長らく続いたサーバー技術からクラウドネイティブコンピューティングへの変革を進めるべく、お客様やIBMのシステム開発・運用チーム体制の革新をリード。2021年9月にキンドリルジャパン合同会社発足にあたり、執行役員 最高技術責任者に就任。

根来 龍之 氏

モデレーター

早稲田大学ビジネススクール

教授

根来 龍之

早稲田大学ビジネススクール教授・早稲田大学IT戦略研究所所長。大学院大学至善館学術顧問。京都大学卒業、慶應義塾大学経営管理研究科修了(MBA)。鉄鋼メーカー、文教大学などを経て現職。英ハル大学客員研究員、米カリフォルニア大学客員研究員、経営情報学会会長、国際CIO学会副会長、CRM協議会副顧問などを歴任。近著に『集中講義デジタル戦略』『プラットフォームの教科書』(日経BP社)、 『ビジネスモデル』 (SBクリエイティブ)などがある。

講演内容のポイント

実践経験豊富なCIO/デジタルリーダーを招き、【経営変革に寄与するCIO/ITリーダーの条件】を紐解いてまいります。DXの実現が競争優位性を大きく変えていくなかで、IT/システム部門は日々の安定・安心運用のみならず経営に寄り添いながらビジネスを創っていく攻めの部門へ変革することは不可欠となっています。そこで変革期の課題を整理し実例をもとに成功へ向けたヒントと、不確実な時代を勝ち抜くCIO/ITリーダーの変化する役割について考察を深めていきます。

15:45 終了

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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