Digital Innovation Forum 2024 Summer
サイバー攻撃に起きたゲームチェンジと
企業に求められるマインドチェンジ

開催概要

開催日時

  • Online 2024年7月18日(木)14:00~16:50(配信開始 13:45~)

開催趣旨

ハイブリッドワークの普及やデジタル技術の発展に伴い、サイバー攻撃の”ゲームチェンジ”が起こっています。
かつては個人情報の流出・漏洩やサイトの乗っ取りなど個人の愉快犯的な攻撃が中心的でしたが、ここ近年は財務情報や技術資料といった機密性の高い情報や基幹システムを狙ったランサムウェア攻撃が主流となり、いまや企業へのサイバー攻撃は組織的な犯行による”儲かるビジネス”として、その脅威性が拡がっています。

この変化に対応するため、企業にはセキュリティ対策の根本的な見直し”マインドチェンジ”が今まさに迫られています。具体的には、従来の防衛策・ITインフラの強化と見直しに加え、企業データにアクセスする全従業員の意識改革や組織としてのセキュリティ文化の醸成など、セキュリティ・IT部門のみならず、全社員が関与する組織全体の取り組みとして自社のセキュリティ戦略を見つめ直すことが求められています。つまり、セキュリティはコストではなく、企業価値を守るための投資として、企業全体で取り組みを強化することが非常に重要なのです。

本セミナーでは、今まさに自社・自グループのサイバーセキュリティ対策・文化醸成を牽引されているセキュリティリーダー、サイバーセキュリティ専門家の方々をゲストにお迎えし、最新のサイバー攻撃とその脅威性を把握し、それらに対抗する効果的な防御策とは何か、ITインフラの整備や組織内のマインドセットとスキルの向上など実践例を交えて深掘りします。セキュリティ・IT部門だけでなく、企業内のデータを利活用しているすべての皆さまにご参加いただき、本セミナーが、自組織・自社における課題や新たな気付きとなるきっかけとなれば幸いです。

皆様のご参加をお待ちしております。

概要

参加対象者

役員層、CIO、CISO、経営企画、情報システム/IT、事業企画他、各事業部門の管理職の方々

参加料

無料(事前登録制)

参加定員

100名

参加形式

オンライン配信(配信環境:Vimeo)

本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。

「@b-forum.net」からのメールを受信できるように設定をお願いいたします。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

協賛

ゼットスケーラー株式会社

株式会社アシュアード

区切り線

プログラム詳細

14:00~14:40 基調講演

サイバーセキュリティの最新動向と経営としての備え

  • 世界・日本におけるサイバー攻撃の変遷と現状
  • 2024年に企業に求められるセキュリティ対策のポイント
  • 日本のセキュリティ向上に向けた情報通信研究機構の取り組み

国立研究開発法人 情報通信研究機構
サイバーセキュリティ研究所 研究所長

サイバーセキュリティネクサス ネクサス長

井上 大介 氏

2003年独立行政法人 通信総合研究所(現 国立研究開発法人 情報通信研究機構)に入所。2006年よりインシデント分析センター“NICTER”(ニクター)を核としたサイバーセキュリティの研究開発に従事。以降、対サイバー攻撃アラートシステム“DAEDALUS”(ダイダロス)、サイバー攻撃統合分析プラットフォーム“NIRVANA改”(ニルヴァーナ・カイ)、サイバー攻撃誘引基盤“STARDUST”(スターダスト)、Web媒介型攻撃対策プロジェクト“WarpDrive”(ワープドライヴ)、セキュリティ情報融合基盤“CURE”(キュア)など、先進的なセキュリティシステムの研究開発を続けるとともに、社会への実展開を進めている。博士(工学)。

講演のポイント

サイバー攻撃は今や企業にとっての最大の経営リスクと言っても過言ではなく、経営層の理解と現場の対処能力向上の両方が求められています。本講演では過去十数年に渡るサイバー攻撃の変遷と最新動向、企業としてのセキュリティ対策のポイントを概観するとともに、日本のセキュリティ向上に向けた情報通信研究機構の取り組みをご紹介します。

14:40~15:10 協賛講演Ⅰ

AI/ML時代におけるサイバーセキュリティ対策
〜いま、企業が取り組むべきサイバー脅威への備え〜

  • AI/ML時代におけるサイバー脅威のトレンドを、Zscalerグローバル調査結果に基づきご紹介
  • Zscalerのクラウドネイティブプラットフォームが、どのようにAI/MLを活用してお客様のデータを保護していくのかをご紹介

ゼットスケーラー株式会社

Chief Information Security Officer - Japan

深谷 玄右

ITセキュリティサービスの提供側とユーザ側、双方の立場で豊富な経験を持ち、近年では複数の生命保険会社においてサイバーセキュリティ対策の構築と運用に携わる。Zscaler Japanでは、ITインフラに関する技術的な知見を活かし、ユーザの利便性を考慮したセキュリティ施策の提案活動に取り組んでいる。

講演のポイント

企業が本格的にAI/MLを活用して業務効率を高めるのと同様に、攻撃者もAI/MLを利用することで攻撃の効率を高めています。攻撃がこれまで以上に迅速化・洗練化されるAI/ML時代には、防御側もAI/MLを活用することで効果的にセキュリティ保護を高める必要があります。本セッションでは、弊社独自のグローバル調査結果に基づき、企業におけるAI/MLの利用トレンドを俯瞰しつつ、生成AI活用に潜むリスクとサイバーキルチェーンにおけるAIを用いた脅威のトレンドをご紹介します。その上で、これらの脅威に対して、Zscalerのクラウドネイティブプラットフォームが、どのようにAI/MLを活用してお客様のデータを保護していくのかをご説明します。

15:10~15:15 休憩

15:15~15:45 協賛講演Ⅱ

クラウドサービス活用におけるセキュリティ評価の重要性とその対策とは

  • セキュリティ評価情報を集約してる当社だからこそ出せるデータ
  • クラウドセキュリティ評価の実態と解決策

株式会社アシュアード

事業開発部 マネージャー

木下 裕貴

2016年4月に野村證券株式会社に新卒入社し、個人向けの営業に従事。 2017年3月、エン・ジャパンに転職。求人広告の営業やマネジメント、エンタープライズ企業様向けの新規開拓部署の立ち上げを経験。 その後、株式会社アシュアードに入社し、Market Development Groupのマネージャーとして事業開発を牽引。

講演のポイント

昨今、DX推進の動きは顕著で、クラウドサービスの利用数も著しく増加しています。

こうしたデジタル化を進める上で、情報セキュリティの確立は必須であり、”DX”と”情報セキュリティ”の両立は重要であると考えております。本講演では、セキュリティ評価プラットフォームを運営する当社だからこそ見えるデータと、高精度で継続的なセキュリティ評価体制の実現方法をお話しします。

15:45~16:15 特別講演Ⅰ

中外製薬のDXを支えるマルチクラウド戦略とサイバーセキュリティ戦略

  • サイバーセキュリティ先進企業を目指したきっかけ
  • 企業価値を高める投資としてのサイバーセキュリティ戦略
  • セキュリティ人材育成・スキルアップにむけた「組織運営」「人/文化」「技術」

中外製薬株式会社

デジタルトランスフォーメーションユニット

ITソリューション部長

小原 圭介

1994年日本ロシュに入社。国内およびアジアパシフィック地域のITインフラおよびセキュリティ統制業務に従事。2002年ロシュと中外製薬の戦略的アライアンスにより中外製薬に転籍。2008年ロシュ社IT部門(スイスバーゼル)に出向し、医薬品事業部のセキュリティおよびアプリケーションアーキテクチャの統制業務に従事。帰任後、全社のIT統制を推進するマネジャーを経て、2019年より現職。

講演のポイント

2030年にヘルスケア産業のトップイノベーターを目指す中外製薬は、目標達成に向けたキードライバーにDXを掲げています。当社のDXは研究から臨床開発、製造、販売に至る全てのバリューチェーンにおいて加速しており、一連のプロセスにおいて連携、蓄積される膨大なデータは、安全かつ効率的に利活用される事が求められてます。本講演では、中外DXの更なる加速を支えるマルチクラウド戦略とサイバーセキュリティ戦略について、具体的な事例をもとにご紹介します。

16:15~16:45 特別講演Ⅱ

JFEグループにおけるサイバーセキュリティの取り組み

  • セキュリティ管理強化のこれまでの歩み
  • 守るべき対象の広がり
  • セキュリティ人材確保へむけた取り組み

JFEホールディングス株式会社
理事 企画部 主任部員

兼 JFEサイバーセキュリティ&ソリューションズ株式会社
代表取締役

酒田 健 氏

2019年 JFEスチール株式会社 IT改革推進部 情報セキュリティグループリーダ 兼 JFEホールディングス株式会社 JFE-SIRT長

2021年 JFEスチール株式会社サイバーセキュリティ統括部長

2024年 JFEホールディングス株式会社 兼 JFEサイバーセキュリティ&ソリューションズ株式会社 代表取締役 就任

講演のポイント

かつてセキュリティ対策は自社内の情報資産を守ることが主眼であったが、サイバー脅威の拡大、DXの進展、働き方の変化などに伴い守るべき対象が広がり、サプライチェーンにまで及んでいます。そのような変化の中での当社グループのセキュリティ対策活動の歩みと足下で取り組み始めたセキュリティ人材の確保へ向けた動きをご紹介します。

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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