ゲスト講演者、ご参加いただく皆様と共に、各社の課題解決や資する情報交換を実施いたします。 「人的資本経営における課題」や「次期幹部候補の育成への取り組み」などを共有し、今後取り組むべき方向性や施策などについて、ディスカッションを行います。
開催日時
(受付開始 15:00~)
開催趣旨
人的資本開示から早二年、開示が義務付けられた企業はもとより、多くの企業で企業価値向上や中長期的な成長を見据え各項目の拡充や人材育成/登用そして制度に至るまで様々な改革が“人的資本経営”の名のもとに断行され続けていることは言うまでもありません。
しかし一方で、ある企業調査では、経営者の74%が 「人的資本経営は人を大切にすることと同義であり、特別新しい取り組みではない」と回答しており、まだまだ人的資本経営の本質的理解が進んでいない現状も明らかとなっております。
人的資本経営では、“人材”をコストではなく“資本”として捉え、その能力や意欲を最大化することで、企業価値を高め持続的な優位性を確立することを目指します。そのためには、積極的かつ戦略的な投資のもと、人材戦略を実行していくことが待ったなしといえるのではないでしょうか。
そうした人的投資の有用性が注目される中、特に重要視されているのが次期幹部候補の早期発見と計画的な育成があげられます。
近年では優秀な人材を外部から役員登用するケースも多くなっているなかで、長年社内で経験を積んだ人材のほうが、組織内の事情や課題に通じていることも多く、内部から幹部を育てていく意義も改めて見直されています。そして現在では、AIなどのテクノロジーを活用して人材スキルを可視化し、幹部候補を早期に見極め、戦略的なキャリアプランを設定することが可能になっています。これにより、適性や経験に応じた人材配置の最適化や、効率的かつ質の高い育成が進められ、人材の成長とともに企業価値向上につながる【サクセッションプラン】の実現が期待されています。
一方で育成にあたっては、単に能力を伸ばすのではなく、「どのような人材になってほしいか」という育成の方向性を明確にすることが鍵となります。実際ある研究では、「独自の人的資本」を持つ企業ほど業績が好調であるという結果が報告されています。ここでいう「独自の人的資本」とは、他社には容易に模倣できないスキルや経験を指し、そうした力を育むためには、組織体系や文化といった“自社ならではの機会”を設定し、人材育成の好循環を築くことが重要なのではないでしょうか。
本ラウンドテーブルでは【次世代につながる持続可能な成長へ向けた人的投資】をテーマに、テクノロジーとの融合や、次代を担う人材の育成へ向けた考え方を少人数制のラウンドテーブル形式にて、参加者の皆さまとともに議論を進めて参ります。特別ゲストをお招きし、講演とディスカッションに参加いただきながら、CHROや人事部門の役割や責務、そして人材マネジメントにおける課題について多角的に考察を行います。
ゲスト講師を交え、参加者同士が各社の課題を共有・議論しながらプログラムを進めるラウンドテーブル形式は、人事部門のご責任者のネットワーキング構築の場としても、大変ご好評をいただいております。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
プログラム詳細
15:30 - 15:45
オープニング挨拶
SmartHRからのご挨拶
- 自己紹介
- 本イベントの開催背景
- ご参加の皆さまにお持ち帰りいただきたいこと

株式会社SmartHR
代表取締役CEO
芹澤 雅人
2016年、SmartHR入社。2017年にVPoEに就任、開発業務のほか、エンジニアチームのビルディングとマネジメントを担当する。2019年以降、CTOとしてプロダクト開発・運用に関わるチーム全体の最適化やビジネスサイドとの要望調整も担う。2020年取締役に就任。2022年1月より現職。
15:45 - 16:15
基調講演
人的資本経営時代の人材戦略ー自律型人材と次世代リーダーをどう育てるか
人的資本経営は、一人ひとりのポテンシャルを最大限に引き出して、個人と組織の生産性を最大化し、個人の成長と組織開発の持続によって企業の持続的成長を実現する経営であり、自律型人材や次世代リーダーの育成は人材戦略の中で最も重要なテーマの一つである。本講演では、人的資本経営の最新動向とともに、自律型人材や次世代リーダーが育つ人的資本経営のあり方について述べる。

慶應義塾大学大学院経営管理研究科 講師
山形大学 客員教授
岩本 隆 氏
東京大学工学部金属工学科卒業。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院応用理工学研究科マテリアル理工学専攻Ph.D.。日本モトローラ(株)、日本ルーセント・テクノロジー(株)、ノキア・ジャパン(株)、(株)ドリームインキュベータを経て、2012年6月より2022年3月まで慶應義塾大学大学院経営管理研究科特任教授。2018年9月より2023年3月まで山形大学学術研究院産学連携教授。2022年12月より2025年3月まで慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任教授。2023年4月より慶應義塾大学大学院経営管理研究科講師、山形大学客員教授。
(一社)ICT CONNECT 21理事、(一社)日本CHRO協会理事、(一社)日本パブリックアフェアーズ協会理事、(一社)SDGs Innovation HUB理事、(一社)日本DX地域創生応援団理事、(一財)オープンバッジ・ネットワーク理事、ISO/TC 260国内審議委員会副委員長などを兼任。
16:15 - 16:45
特別講演
レゾナックの人材戦略
ー共創型人材創出へ向けたリーダー育成とサクセッションプランー
- 企業文化変革と醸成を通じたサクセッションプラン推進の実践
- CHROが主導する“共創型人財”育成への全社的コミット
- 未来の幹部候補を見据えた戦略的育成プランとは

株式会社レゾナック・ホールディングス
取締役 常務執行役員 最高人事責任者(CHRO)
今井 のり 氏
慶応義塾大学理工学部卒業後、1995年旧日立化成株式会社に入社。経営企画、オープンイノベーション、海外営業(米国駐在)、蓄電池やモビリティー等の複数事業の企画・事業統括など多彩なキャリアを経験。2019年に執行役に就任後、昭和電工株式会社との経営統合において日立化成側の責任者として統合をリード。2022年より二社が統合した株式会社レゾナック・ホールディングスのCHROとして、パーパス・バリューの浸透、人事制度・人事システム統合などを主導し、カルチャー変革の基盤構築にあたってリーダーシップを発揮している。
16:45 - 16:55
休憩
16:55 - 18:10
DIALOGUEセッション
未来を支える人材投資
~人的資本経営における次世代幹部育成と戦略的人材マネジメント~
- 人的資本経営の実践における人材投資の必要性と課題
- 未来を支える次期幹部候補の選出とサクセッションプランの実践
- 持続可能な成長に向けたCHRO・人事部門の役割とは

ゲスト
慶應義塾大学大学院経営管理研究科 講師
山形大学 客員教授
岩本 隆 氏

ゲスト
株式会社レゾナック・ホールディングス
取締役 常務執行役員 最高人事責任者(CHRO)
今井 のり 氏

モデレーター
株式会社SmartHR
代表取締役CEO
芹澤 雅人
講演のポイント
18:10 - 19:10
意見交流会/カクテルレセプション
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。
開催概要
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参加対象者
人事領域を担当されている経営層、役員、CHROの皆さま、ご責任者さま
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参加料
無料(事前登録制)
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参加定員
15名
※対象を限定したイベントとなります。
個人・競合企業等、参加対象外の方はご参加をお断りする場合がございます。 -
参加形式
リアル開催
※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。
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主催
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協力
株式会社ビジネス・フォーラム事務局
※赤坂インターシティコンファレンスの入り口は、2Fにございます。そこから会場のある3Fへお越しください。
- 東京メトロ 銀座線・南北線「溜池山王駅」9番出口より徒歩3分
- 東京メトロ 銀座線・南北線「溜池山王駅」14番出口(バリアフリー)より直結
(※14番出口は銀座線改札口より約5分、南北線改札口より約7分)