calendar_today開催日時

会場開催|東京
2025年11月11日(火)14:00~17:05
(受付開始 13:30~)
/懇親会 17:10~18:40 

開催趣旨

昨今のパンデミックや国際紛争、また関税問題等がグローバルサプライチェーンに与える影響の大きさと、その分断が企業経営や市民生活に与える打撃を、誰もが経験していることと思います。さらに地政学的問題、自然災害、サイバー攻撃、地球環境問題など、対策を講じなければならないリスクは多岐にわたり複雑化しています。

サプライチェーンにおける強靭性とリアルタイムの可視性が重要度を増す現在、
生成AIをはじめとするテクノロジーの急速な進化やデジタル化の推進により、信頼性の高いリアルタイムデータを戦略的に管理、分析、そして利活用することが、企業の課題解決のキーファクターであると言えます。
データをもとに迅速に優れた経営判断が導き出せる環境を整えながら、いま企業が注力すべきは何でしょうか。

本イベントでは、データ・AI活用による経営課題の解決についての解説と最新動向、さらに社会インフラとしての国際標準コードの現状と今後の展望について、専門家の方々からお話しいただき、先進企業における物流改革の事例紹介とともに、データ活用による強靭で効率的なサプライチェーン構築の実現に向けた具体的な施策についてご共有いただきます。

セミナー後には懇親会の場を設けておりますので、講師や参加者の皆様とのネットワーキングの場としてご参加いただけければ幸いです。

プログラム詳細

14:00 - 14:05

開会挨拶

14:05 - 14:45

基調講演

製造業の課題を“つなげて解く”ーAI・データで加速する製造業DX

本基調講演では、製造業DXの文脈において、データ活用×AIがサプライチェーンにもたらす変革を解説します。自然言語を入口に迅速な運用を可能にする生成AI、AIエージェントの技術・特性を踏まえ、需要予測の高度化(社内外データ統合・新商品対応)、在庫適正化と納期回答の迅速化(過去履歴からの自動応答生成)、市場ニーズ把握(社内外ビッグデータからの洞察可視化)、そして暗黙知の整理・形式知化など、バリューチェーン全体で効果を発揮するユースケースを交えて紹介します。

さらに、現場と本社機能を“つなげる”アプローチでSCMの自律最適を目指す道筋を示すとともに、データ・AI活用を支えるデータAIプラットフォームのアーキテクチャや、正しいデータを継続的に供給するためのメタデータ管理やデータ品質管理などのデータマネジメントの重要性について体系的に解説します。

KPMGコンサルティング株式会社

執行役員 パートナー

室住 淳一

プロフィール詳細

外資系コンサルティング会社を経て現職。DX戦略立案・遂行、Al、ML、生成AI、IoT技術を活用した企業変革に強みを持つ。AI技術を活用したデータ利活用促進、生成AI活用、学習データの整備、業務の変革、AI基盤の構築、CoE組織構築・推進支援等のコンサルティングサービスに従事。
専門領域:AIストラテジー、AIプラットフォーム、オペレーションストラテジー、オペレーショントランスフォーメーション、データサイエンティスト育成、CoE組織構築・推進、AIガバナンス
専門業界:金融機関(クレジットカード、リース、銀行、証券、信託銀行、生命保険、損害保険)小売業、通信業、サービス業

KPMGコンサルティング株式会社

Digital Transformation Acceleration

シニアマネジャー

横田 浩一

プロフィール詳細
  • 外資系コンサルティングファームにて、金融・製造・通信・ハイテク・小売・エネルギー・官公庁等、さまざまな業界における大規模システムの戦略立案、計画から運用、デジタルトランスフォーメーション、データマネジメントなどのプロジェクトを多数経験
  • データ活用基盤の構想/構築、データ活用、データマネジメント/ガバナンス検討など、デジタルトランスフォーメーション案件に強みを有する

14:45 - 15:15

トレンド講演

サプライチェーンをつなぐ共通言語 ― GS1標準の価値と実践

GS1標準といえば「バーコード」と思われがちですが、その役割はデジタル化・データの可視化・DXの基盤づくりにまで広がっています。本講演では、国際的な非営利組織GS1の活動領域を概観し、とりわけデータ共有の標準―EPCISとGS1 Digital Link―を取り上げます。これらはサプライチェーンの可視化や効率化、トレーサビリティの確保に貢献します。GS1標準の価値と可能性を、最新の事例を交えてお伝えします。

GS1 Japan(一般財団法人流通システム開発センター)

ソリューション第1部

RFID・デジタル化推進グループ長

前川 ふみ

プロフィール詳細

2016年にGS1 Japan に入所。ヘルスケア業界担当、カスタマーサービス担当を経て、現在は、RFID・デジタル化推進グループに所属。GS1標準の普及に取り組む。

15:15 - 15:45

ゲスト講演

サプライチェーンの可視化を実現するRFIDと国際標準仕様対応システム

サプライチェーンにおいて、モノの動きを可視化し、デジタル空間での管理を実現する上で、RFIDは、欠かせない自動認識技術の一つとなっています。

着実に導入は拡大しており、製造業・医療・物流・流通と、利用範囲は多岐に渡ります。

今回は、様々な業種での導入事例を紹介し、また、RFIDから取得した、モノの情報を管理し、データ流通において期待される標準化技術、EPC-ISに対応したシステムをインターシステムズの技術をベースに開発した本システムについて、紹介いたします。

TOPPANエッジ株式会社

IDビジネス統括本部

統括本部長

岡 正俊

プロフィール詳細

2002年からRFIDシステム開発に従事。2004年にGS1の活動に参画し、2006年から国際物流における
RFIDの実証実験において、情報流通基盤の検証や読み取り性能評価・ユースケースの策定に協力。
その後、製造業・医療関連でのRFIDシステムの開発・構築に従事し、2012年自動認識システム大賞(群馬大学医学部附属病院様)を受賞。その後も複数の導入プロジェクトに参画し現在に至る。

15:45 - 16:00

コーヒーブレイク

16:00 - 16:30

主催講演

汎用AIでは勝てない時代 ~独自AIサービス構築が生む圧倒的差別化~

汎用AIサービスでは競合との差別化は困難です。真の競争優位は自社データを活用した独自AIサービスの内製化にあります。AI外注によるコスト増大やベンダー依存の限界と、内製化がもたらす長期的メリットを解説し、データ統合基盤による迅速なAI開発体制の構築方法を紹介します。散在するデータを"使えるデータ"に変換し、競合が模倣困難な独自AIサービスで市場優位性を確立する具体的アプローチをお伝えします。

インターシステムズジャパン株式会社

セールスエンジニア

奥山 朋

プロフィール詳細

IT系商社で海外製品サポート、プリセールス、マーケティングを経験した後、外資系ベンチャー企業にてトレージ仮想化ソフトのプリセールスに約10年間従事。2017年、中国系大手テクノロジー企業に入社し、急成長するクラウドサービスの日本展開に参画。クラウドサービス技術チームのリーダーとして日本市場特有のニーズに対応したソリューションの提案・導入を推進。東京オリンピックでは大規模イベント特有の高負荷環境下での安定したシステム運用に貢献。昨年10月インターシステムズジャパンに入社。データ管理とインテグレーション技術の専門性を深化。グローバルでの実績と日本企業との連携の強みを活かし、企業のデータ活用基盤の構築を支援。

インターシステムズジャパン株式会社

シニアアドバイザー

佐藤 比呂志

プロフィール詳細

大手SI、先進的ユーザー企業での大規模開発プロジェクトの推進、米国大手IT企業でのソフトウェア製品の製品サポート、製品エンジニアリングマネージャを経て、1996年より米国インターシステムズ社とのデータプラットフォーム製品の日本語版共同開発プロジェクトの日本側責任者を務める。その後、日本での同製品のビジネス推進を主導。2001年インターシステムズコーポレーション入社。2003年インターシステムズジャパン株式会社設立と同時に転籍。DX・IoTデータ基盤によるユーザー、パートナー企業の先進アプリケーション開発およびデジタルビジネスの推進を支援している。

16:30 - 17:00

事例講演

キユーピーのASN(事前出荷情報)データを活用した持続可能な物流の取組み、共同配送の新たな展開へ

  • 改正物流効率化法への対応、荷待ち・荷役作業時間の削減、積載効率の向上
  • ご発注データから納品、決済まで一気通貫のデータ活用
  • ASNデータの進化、個社対応から共同配送の複数メーカーへ拡大、さらに伝票レスへ

キユーピー株式会社

執行役員 ロジスティクス本部長

前田 賢司

プロフィール詳細

1986年 三英食品販売株式会社 入社
1990年 キユーピー株式会社 入社
2012年 同社 ロジスティクス推進室 グループ企画部 部長
2018年 同社 ロジスティクス本部推進統括部 部長
2020年 同社 ロジスティクス本部 本部長
2022年 同社 執行役員 ロジスティクス本部 本部長

17:10 - 18:40

懇親会

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

開催概要

  • 参加対象者

    CxO(CDO、CLO、CIO)、IT・デジタル部門、データ部門、DX推進部門、製造部門、物流部門、生産部門、経営企画部門の管理職の方々

  • 参加料

    無料(事前登録制)

  • 参加定員

    100名

    ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。

  • 参加形式

    リアル開催

    ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

  • 主催
  • 協力

    株式会社ビジネス・フォーラム事務局

東京都中央区八重洲二丁目2番1号
  • JR、東京メトロ丸の内線「東京駅」地下直結(八重洲地下街経由)
  • 東京メトロ銀座線「京橋駅」より徒歩3分
  • 東京メトロ東西線、銀座線、都営浅草線「日本橋駅」より徒歩6分