calendar_today開催日時

Online
2025年11月26日（水）14:00～16:30
（配信開始予定 13:45～）

開催趣旨

生成AIの登場は、ビジネスや個人の働き方に大きなインパクトを与え、サービスの質や生産性を飛躍的に高めています。活用が当たり前となった今、データの信頼性やガバナンス、そして次なる潮流である【AIエージェント】と協働する未来に向けた課題が顕在化し始めています。

現場では、部門ごとに導入されたAIエージェントやアプリケーションが乱立し、全社的な生産性向上につながらないケースや、既存アプリケーションや基幹システムとの連携が進まず、部分最適にとどまっているケースも少なくありません。しかしAIエージェントとともに働く未来では、単なるマンパワーの補完にとどまらず、AIエージェントとの協働によって生み出されるアウトプットの質そのものが差別化要因となる時代が到来しています。

本セミナーでは、業務プロセスの根幹から再設計し、真に「AIとともに働く未来」を実現するためのアプローチを探ります。
様々なシステムや複数エージェントを有機的に連携させ、自律的に稼働するAIエージェントをいかに全社へ展開していくか。働くすべての人の生産性を高め、企業価値の向上につなげる“次なる一手”を検証します。

プログラム詳細

14:00 - 14:30

基調講演

AIエージェントとの「共生」は、ビジネスのルールをどう書き換えるか
～生産性革命の先にある、企業と知性の新たな関係～

  • 知性のパラダイムシフト：AIは「道具」から「自律的エージェント」へ
  • ビジネスルールの再定義：生産性向上から「価値創造の自動化」へ
  • 共生時代への備え：企業に求められる「新たな知性」との向き合い方

大阪大学

先導的学際研究機構 教授

栄藤 稔 氏

パナソニックにて画像符号化標準化に従事した後、2000年にNTTドコモに転じ、データマイニングを立ち上げる。同社の米国法人社長を経て、2014年より執行役員。NTTドコモ・ベンチャーズの社長を兼務。2017年にNTTドコモの役員を退任し、大阪大学先導的学際研究機構教授に就任。機械翻訳の新規事業である株式会社みらい翻訳社長および科学技術振興機構　CREST人工知能領域研究総括を兼務。1985年広島大院修士了。工学博士（阪大）。

14:30 - 15:10

講演１

つながるAIエージェントが拓く、業務革新の未来

AIエージェントが業務を担う時代が到来しつつあります。今後は、単体のエージェントだけではなく、複数のエージェントが連携し、業務全体を自律的に実行する世界が広がっていきます。その実現には、自社開発にこだわらず、パートナー企業と連携しながらエージェントを接続する「エコシステム」の確立が不可欠です。

本講演では、エージェント開発を効率化するプラットフォームの考え方、開発したエージェントを他社と共有・販売できるチャネルの可能性について紹介します。サイボウズ社との協業によるキントーン連携のデモも交えながら、つながるエージェントがもたらす業務革新の未来像を描きます。

日本アイ・ビー・エム株式会社

テクノロジー事業本部
データ・プラットフォーム事業部
製品統括営業部 エキスパート

徳増 孝夫 氏

業務自動化ソリューションの製品営業に20年間従事。2022年からIBMのAIエージェント製品であるwatsonx OrchestrateのSME (Subject Matter Expert) を担当。

日本アイ・ビー・エム株式会社

テクノロジー事業本部 watsonx事業部
データ・プラットフォーム
テクニカル・スペシャリスト

長谷 真太郎 氏

日本アイ・ビー・エムに入社後、Websphere関連の先進プロジェクトのプリセールスおよびデリバリーに従事。2021年よりwatonx Orchestrateを含むビジネス・オートメーション製品群の技術営業を担当。

15:10 - 15:15

休憩

15:15 - 15:45

講演２

マーケティング業務の未来像
─エージェントが導くAIファーストなオペレーション改革

生成AIとエージェント技術の進化によって、あらゆる業務で根本的なオペレーションの再設計が可能なフェーズに入っています。
本講演ではマーケティング業務を例に、AIファーストな業務設計の考え方や、AIエージェント活用による業務変革の可能性を探ります。
最新の取り組み事例を通じて、AIエージェントがマーケティング業務をどのように支援し、業務効率の向上と意思決定の質の強化を飛躍的に実現しているのかを具体的にご紹介します。
さらに、業務をエンドツーエンドでAIに任せることでマーケティング部門が今後どのように変革していくべきかについて、実践的な視点から考察します。

日本アイ・ビー・エム株式会社

コンサルティング事業本部

AI First BPO事業部
Customer Operations Lead
アソシエイト・パートナー

谷川 雅洋 氏

アクセンチュアで16年にわたり、マーケティングやSCMを中心に事業運営全体の変革・高度化に携わり、2023年にIBMへ。データと現場をつなぐ“実装型”のアプローチで、構想策定から業務設計・運用定着までを一貫して支援している。生成AIをはじめとする先端テクノロジーを活かし、現場に根ざした実行力と持続性を重視した変革を推進。戦略を成果へと結びつけ、顧客・現場・経営の“三方良し”を実現する仕組みづくりに取り組んでいる。

日本アイ・ビー・エム株式会社

コンサルティング事業本部

IBM Future Design Lab
マネージング・コンサルタント

堀越 諒太 氏

IBM入社以来、顧客体験（UX）の変革を軸に、戦略策定、システム開発、デザイン、映像制作など多岐にわたるプロジェクトに従事。現在はFuture Design Lab. Co-Creation Teamをリードし、ビジョン創出・浸透、未来の探索、未来の実装を通じて企業の未来創造をご支援している。戦略策定からデザイン、テクノロジー活用までを横断するスキルを武器に、既成概念を超えた変革を推進。クライアントのビジョンを具体的なアクションに落とし込む、実践的かつダイナミックなアプローチを得意とする。
最先端のテクノロジーとクリエイティブな視点を融合し、未来を共創するパートナーとして、新たな価値を生み出し続けることを目指す。

15:45 - 16:30

特別講演

日清食品グループにおける生成AI活用（仮）

  • 全社活用へ向けた日清食品のDX
  • 横連携を加速させた、【8つの重点領域と39カ条】
  • 業務改革へ向けたAIの現在地と未来

日清食品ホールディングス株式会社

デジタル化推進室 室長

山本 達郎 氏

2006年、日清食品に入社。市販用冷凍食品の営業担当を経て、2012年より経営戦略部およびBusiness Innovation室にて業務プロセス改革などに従事。
2018年にRPAプロジェクトを立ち上げ、全社の業務自動化を主導。2021年にデジタル化推進室を立ち上げ、生成AI、RPA、ローコード開発などを活用した業務のデジタル化や、
全社向けのデジタル教育を通じた社員のデジタルリテラシー向上を推進している。

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

開催概要

  • 参加対象者

    経営者・役員、CIO/CDO、及び、経営企画、デジタル部門、IT関連部門、営業・マーケティングなどの業務部門等の管理職の方々

  • 参加料

    無料（事前登録制）

  • 参加形式

    オンライン配信（配信環境：Vimeo）

    ※本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申し込み後にご案内いたします。

    ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

    ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

  • 主催

    株式会社ビジネス・フォーラム事務局

  • 協賛

    日本アイ・ビー・エム株式会社