Guest Speakers

小宮 昌人

東京国際大学 データサイエンス教育研究所 特任准教授

小林 哲男

オリンパス株式会社

執行役
チーフマニュファクチャリング
アンドサプライオフィサー

酒井 真弓

ノンフィクションライター

calendar_today開催日時

Online
2026年3月17日(火)14:00~16:45
(配信開始予定 13:45~)

開催趣旨

近年、日本企業を取り巻く経営環境は、かつてないほど大きな変化と不確実性に直面しています。地政学的リスクの高まりによる国際的な分断、原材料や部品調達の混乱、自然災害やパンデミックといった突発的事象の頻発、さらには環境規制や人権デューデリジェンスを含むサステナビリティ対応の強化など、従来型の安定した供給網を前提とした経営はもはや成立しにくくなっています。

こうした環境変化の最前線に立たされているのが、サプライチェーン部門です。これまで効率性やコスト削減を最優先に運営されてきた供給網は、現在では「レジリエンス」「全体最適」「社会的要請への適合」といった新たな観点を同時に追求することを求められています。地政学リスクや需給変動に即応できる調達先の多様化、災害時にも機能する強靭なネットワーク構築、そして全体像をリアルタイムに把握し意思決定に結びつける可視化基盤の整備は、もはや一部門の課題ではなく企業競争力全体を左右する戦略的テーマとなっています。まだ同時に、そういった高度で複雑なデータの管理・活用を可能にするテクノロジーも凄まじいスピードで進化をしています。

今こそサプライチェーン部門は、従来のオペレーション管理にとどまらず、経営に資する変革の担い手へと進化しなければなりません。調達・生産・物流・ITの境界を越えた連携を実現し、変化に強く、かつ持続可能な供給網を築くことこそが、企業の持続的成長に直結するからです。

本フォーラム「サプライチェーン・トランスフォーメーション2026 地政学リスク時代を生き抜く 全体最適とレジリエンス強化」では、第一線で変革を推進する企業の事例、先端研究からの知見、そして「実務・経営」「テクノロジー」双方の視点を交えながら、これからのサプライチェーン戦略のあるべき姿を議論します。参加者の皆様が自社の次なる変革に向けた具体的な示唆を持ち帰る機会となることを目指します。

皆さまのご参加をお待ちしております。

プログラム詳細

14:00 - 14:40

基調講演

オリンパスのサプライチェーン・トランスフォーメーション
~「次世代を見据えた組織・デジタル改革の道筋」と「変革から学び得たもの」~

  • オリンパスの製造・修理拠点を含むサプライチェーンネットワーク、組織体制、並びに近年の会社全体の変革に向けた歩みの紹介
  • 変化の激しい、グローバルな事業環境下において、適時即応を可能とするための変革に向けた5つの柱の紹介
  • 5つの柱のうち、1)グローバル・オペレーティングモデルの変革、2)供給ネットワークの最適化とレジリエンスの確保、並びに3)デジタル化、の3点に関するケーススタディの紹介
  • 変革に向けた様々な取り組みから得た学びの共有

オリンパス株式会社

執行役

チーフマニュファクチャリングアンドサプライオフィサー

小林 哲男

1983年4月
オリンパス光学工業株式会社(現オリンパス株式会社)入社
2005年4月
オリンパスメディカルシステムズ株式会社 統括本部事業企画部長
2012年4月
執行役員 グループ経営統括本部長
2016年5月
OLYMPUS Corporation of the Americas 副米州統括役員
2018年12月
執行役員 経営統括本部長
2021年4月
当社 執行役員 チーフストラテジーオフィサー
2022年4月
当社 執行役 チーフマニュファクチャリングアンドサプライオフィサー(現任)

14:40 - 15:10

協賛講演

不確実な現実に即応しサプライチェーンの回復力を高めるためのAI・デジタル活用
~最適解を当てに行く計画から、変化に耐える選択肢を持つ計画への移行

  • 計画遵守ではなく、状況適応を前提としてサプライチェーン計画を修正する能力
  • 不確実性下での迅速且つ的確な意思決定能力が有事対応において重要
  • AIの価値はアルゴリズムではなく「人」と「意思決定プロセス」を変革すること

Anaplan ジャパン株式会社

社長執行役員

中田 淳

国産コンピュータメーカーおよび外資系ソフトウェア企業を経て、2007年にSAPジャパン株式会社へ入社。その後、2016年2月にAnaplanジャパンへ第一号社員として参画し、以来、日本事業の立ち上げと成長を牽引。日本法人を約100名規模の組織へと成長させ、お客様の意思決定の高度化に日々貢献している。

講演のポイント

本講演では、需要変動や供給途絶、地政学リスクなど不確実性が常態化する中で、従来の「計画を守ること」を前提としたサプライチェーン計画から、AI・デジタル活用による新たな計画の在り方への移行について解説します。重要なのは最適解を当てることではなく、状況変化を早期に捉え、複数の選択肢を持ちながら意思決定サイクルを高速回転させる能力です。AIを単なる自動化手段としてではなく、人と意思決定プロセスを進化させる触媒として活用し、サプライチェーンの回復力を高めるための視点を提示します。

15:10 - 15:40

理論・先端技術
セッション

デジタルツイン、生成AI×フィジカルAI、データスペースが拓く次世代サプライ
チェーン
~地政学リスク時代におけるテクノロジー×レジリエンス~

  • 現代のサプライチェーンにおける課題と構造転換
  • デジタルツイン、生成AI×フィジカルAI、データスペースによるサプライチェーンの変化
  • 地政学リスク時代における最新テクノロジー×レジリエンス強化の方向性

東京国際大学 データサイエンス教育研究所 特任准教授

小宮 昌人

デロイトトーマツコンサルティング、野村総合研究所、産業革新投資機構JIC-VGIなどを経て現職。戦略・DX支援企業のd-strategy,incを創業し代表取締役として、生成AIをはじめとするデジタル化・技術変化の中での企業のDX/ソリューションや、AI活用を通じたビジネス創出・オペレーション変革を支援するとともに「生成AI活用伴走プログラム」を展開。加えてコンサルティングファーム・Sierなどのプロジェクト支援も実施。
また、グローバルでのスタートアップエコシステム連携プラットフォームのThird Ecosystem,incの代表取締役CEOとして、企業の国内外スタートアップと連携した新規事業創出や、R&D/新規事業のスケール化の支援、海外・国内のスタートアップエコシステム(VC/CVC/企業/大学/政府機関/スタートアップ)の連携・活性化に取り組む。
近著に『メタ産業革命~メタバース×デジタルツインでビジネスが変わる~』(日経BP)、『製造業プラットフォーム戦略』(日経BP)、『日本型プラットフォームビジネス』(日本経済新聞出版社)、2024年11月に生成AIの産業活用に関する書籍『生成DX~生成AIが生んだ新たなビジネスモデル~』(SBクリエイティブ)を出版。Youtubeチャンネル「d-strategy,inc 小宮昌人の「フィジカルAI時代の産業論」」にて生成AI/AIエージェント/フィジカルAI/ロボット等による産業構造転換について解説。

15:40 - 16:25

パネルディスカッション

サプライチェーン変革を如何に実現していくか
~地政学リスク時代を生き抜く全体最適とレジリエンス強化~

  • 「サプライチェーンを脅かすリスク」の整理と議論
  • 組織/意識の変革 気を使うべき点、工夫すべき点
  • デジタル活用の意識の変化
  • デジタル活用の先進企業事例

オリンパス株式会社

執行役

チーフマニュファクチャリングアンドサプライオフィサー

小林 哲男

東京国際大学 データサイエンス教育研究所 特任准教授

小宮 昌人

モデレーター

ノンフィクションライター

酒井 真弓

ノンフィクションライター。IT系ニュースサイトのアイティメディア株式会社で情報システム部、イベント企画を経て、2018年フリーに転向。広報、イベント企画、コミュニティ運営、イベントや動画等のモデレーターとして活動しながら、民間企業から行政まで取材・執筆活動を行う。日本初Google Cloud公式エンタープライズコミュニティ「Jagu'e'r(ジャガー)」のアンバサダー。著書に『ルポ 日本のDX最前線』 (集英社インターナショナル) など。

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

開催概要

  • 参加対象者

    経営者、役員、サプライチェーン・経営企画・サステナビリティ・情報システム・業務・調達・購買部門などご担当の管理職の方々

  • 参加料

    無料(事前登録制)

  • 参加定員

    150名

    ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。

  • 参加形式

    オンライン配信

    ※本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申し込み後にご案内いたします。

    ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

    ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

  • 主催

    株式会社ビジネス・フォーラム事務局

  • 協賛