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プログラム詳細|グローバル財務マネジメント2015|ビジネス・フォーラム事務局

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グローバル財務マネジメント2015

  • 開催概要
  • プログラム詳細
グローバル財務マネジメント2015
企業価値を最大化する財務戦略・経営管理体制のあり方

開催日時

2015年11月24日(火)11:00~17:30(受付開始 10:30~)

参加対象者

企業の経営者、財務・経営管理・経理・経営企画・国際・海外部門など管理職の方々

11:00~12:00  講演1(60分間) 【グローバルキャッシュマネジメント】

財務グローバル展開の一例

  • 花王グローバルキャッシュマネジメントの狙いと展開
  • 日本企業からみた外銀・邦銀のGCMS各サービス比較 等

花王株式会社
会計財務部門 経理企画部長
牧野 秀生

89年入社。本社管理部、工場・事業経理、海外子会社のコントローラー(マレーシア、スペイン)などに従事。10年に財務部、14年に会計財務部門 部長(アジア担当)後、14年12月より会計財務部門 経理企画部長に就任。現在はグローバルに経理財務業務全般の最適化を推進する業務に携わっている。現在、金融庁「決済業務等の高度化に関するワーキング・グループ」委員。

《 講演のポイント 》

日本企業がグローバル市場にて海外企業と対等に対峙していくには財務の高度化が必要不可欠な事項であり、それに付随して日本企業のキャッシュマネジメントへの関心度はここ数年間で急速に高まっております。特にアジアにおいては欧米と比較し国ごとに送金規制・源泉税などの違いがあり、事業を展開するうえで細心の注意が必要となってまいります。
アジア地域に多くの拠点を構える花王ではグローバルでの運転資金をより効率化させ、資金の更なる有効活用を促進、海外各子会社別管理からグローバル・地域別管理へのスムーズな移行を推し進めるなど、CMSを進化させることによって、欧米企業並みの資金管理体制を構築してまいりました。このような花王におけるCMSを使った企業価値向上の取組みの一例について、外銀・邦銀のGCMS各サービス比較事例などを交えながら、ご紹介いただきます。

12:00~12:30  基調講演(30分間) 【トレジャリー・マネジメント】

クラウドベースの
グローバル・トレジャリー・マネジメントの概要

  • グローバル・トレジャリー・マネジメント進展の背景
  • ソリューションの具体例と効果

キリバ・ジャパン株式会社
副社長
副島 弘行

1988年 富士銀行入行。本店外国為替部、渋谷支店、総合事務部、外為業務サービス部勤務。
2000年 シティバンク銀行東京支店で日本におけるキャッシュマネジメントビジネスの立ち上げに従事。トレジャリー・アンド・トレード・ソリューションズ本部長。
2015年 キリバ・ジャパン株式会社副社長。事業開発および財務戦略を担当。

《 講演のポイント 》

改正会社法の施行で海外子会社を含めたより一層のガバナンス強化が求められている中、グローバル・ベースで厳格な財務管理・支払プロセスを実現しようとする企業が急速に増えています。こうしたなか最新のトレジャリー・マネジメント・システムの導入により、グローバル・ベースで海外子会社も含めた内部統制・管理の強化、リスク削減、財務分野のコスト削減・高度化、財務指標の改善を同時に安価に短期間で実現できるようになっています。
クラウド・テクノロジーやSWIFTの事業法人向けサービスを利用した最先端のグローバル・トレジャリー・システムの概要と導入効果についてお話いただきます。

12:30~13:30  昼食(60分間)

 

会場内でお弁当をお配りいたします。

13:30~14:00  協賛社講演(30分間)  【経営管理と財務ガバナンス】

経営管理のトライアングルと求められるシステム要件

  • 経営管理のトライアングル
  • 3つの取組に求められるシステム要件

株式会社ディーバ
取締役  執行役員 マネジメントコンサルティング事業部
事業部長

森本 朋敦 氏

日本電信電話㈱、朝日監査法人、アーサーアンダーセン ビジネスコンサルティング、㈱アットストリーム共同経営者を経て、(株)ディーバ。取締役執行役員。公認会計士。会計・原価・経営管理領域におけるコンサルティング経験20年。

《 講演のポイント 》

経営管理の高度化に必須となる「3つの取組」とは何でしょうか。
海外でのビジネスを拡大している企業にとって、会計情報を中心とした経営管理の高度化は必要不可欠ですが、その高度化の両輪となるのが、グローバル投資競争を戦うための『キャッシュフローマネジメント』と、不正や不適切経理等の発生リスクを回避するための『財務ガバナンス』です。
しかしながら、この両輪をサポートする経理財務部門は「数字を作る」作業に多くの時間を奪われており、抜本的な『決算業務の効率化』を行わない限り経営管理の高度化を実現することは出来ません。
本講演では、『キャッシュフローマネジメント』『財務ガバナンス』『決算業務の効率化』のトライアングルの実現方法と、必要となるシステム要件について、事例を交えてご紹介致します。

14:00~15:00  講演2(60分間) 【財務・経理部門の人材育成】

グローバル企業、ネスレグループの経営マネジメント
~グループ経営管理体制と経理・財務部門の人材育成~

  • ネスレグループおよびネスレ日本の概要
  • ネスレのマネジメントスタイル
  • ネスレの財務管理部門の役割と人材育成

ネスレ日本株式会社
財務管理本部 執行役員
ビジネスプランニング&レポーティング部長
中岡 誠

1985年3月 神戸大学経営学部卒。同年4月 ネスレ日本(株)入社 東京支店横浜営業所藤沢出張所で営業担当。1989年9月から財務本部に所属し、工場での原価計算、内部監査、ネスレコンフェクショナリー(株)でのコントローラー・管理部長、ネスレ日本(株)売掛管理部長等を経て2010年1月から現職。

《 講演のポイント 》

マーケット・会計制度のグローバル化の進展、企業の海外事業展開が更に加速を続ける中で、財務・経理部門に求められる役割や組織・機能は大きく変化しております。企業側にはこういった市場環境の変化に対応できる優秀な財務・経理人材を育成できる体制を築くことが求められております。売上高世界最大の食品メーカーであるネスレの日本法人・ネスレ日本の財務管理部門では、誰もが認める世界をリードする栄養・健康・ウエルネス、そして、財務パフォーマンスを発揮できる企業となるべく、財務面からのコントロールだけにとどまらない、社内各部門と連携してビジネスを牽引し、マーケットCEO/事業部長とともに事業を推進させていくことが重要であると考えており、そのような事例を中心にネスレ日本財務部門の取り組みについてご講演いただきます。

15:00~15:20  コーヒーブレイク(20分間)

15:20~16:20  講演3(60分間) 【企業価値向上と財務戦略】

コーポレートガバナンス・コードとROE経営
~伊藤レポートの
ROE 8%とエクイティ・スプレッド~

  • コーポレートガバナンス・コードに係る世界の投資家のパーセプション
  • 伊藤レポートのROE 8%とエクイティ・スプレッドの意義
  • エクイティ・スプレッドと非財務資本の同期化による企業価値モデルの検討

エーザイ株式会社
常務執行役CFO(財務最高責任者)
早稲田大学大学院兼任講師
柳 良平

博士(経済学) エーザイ株式会社 常務執行役 CFO(財務最高責任者)
早稲田大学大学院兼任講師
公職として東証ディスクロージャー部会委員、経産省「伊藤レポート」委員、日本IR学会理事、日本管理会計学会常務理事、米国管理会計士協会常任理事等を務める。UBS証券エクゼクティブディレクター等を経て現職。
「ROE革命の財務戦略」(中央経済社)等著書多数。

《 講演のポイント 》

アベノミクスの成長戦略を受けて、2015年は「コーポレートガバナンス・コード元年」となりました。
当講演では、東証のコーポレートガバナンス・コードに係る世界の投資家サーベイを紹介し、資本市場の求める資本効率の改善、端的にはROE 経営の重要性、そして「ROE8%ガイドライン」の背景を解説します。そこでのキーワードは、新しい企業価値の代理指標としての「エクイティ・スプレッド」になります。そして最終的にはエクイティ・スプレッドと企業の訴求する非財務資本との同期化モデルを提案します。こうした観点から『伊藤レポート』の執筆者のお一人でもある柳 良平氏をお迎えし、近著「ROE革命の財務戦略(中央経済社)」をもとに企業価値向上のための財務戦略についてお話しいただきます。

16:20~17:20  講演4(60分間)【コスト削減とIT の役割】

 

真のコストとは何か?
~財務部門とITの関わりに於いて

  • ERP導入。一番の成果は売上高、在庫、利益のリアルタイム把握?
  • 経営トップの株主重視、企業価値創造に対する指示
  • 財務指標表示のためのIT対応と財務戦略実現のためのIT対応

日産化学工業株式会社
財務部 情報システム室 主席
玉島 良則

1981年日産化学工業株式会社入社、農薬事業部に所属し、マーケティング、生産管理、購買管理に従事する。
2000年に情報システム部へ異動し、SAP ERP導入プロジェクトの販売購買リーダーとしてERP導入。現在は、ERP周辺システムとBI再構築の業務に携わっている。

《 講演のポイント 》

ITの活用が企業活動の成否を左右する時代を迎え、財務の分野においても経営層がITを真に理解し、業務改革や財務戦略を立案していくことが求められております。1887年に創業した国内有数の総合化学メーカーである日産化学工業は、経営層の意向を受け2003年にERPを導入、子会社を含めた会計部門の統合・吸収合併、子会社再編と業務標準化を行い、売上高、在庫、利益をリアルタイムに把握するなど成果をあげてまいりました。更には2013年にERP導入以降実施していなかった、実績での製品別縦割損益を把握すべくシステム導入に取り掛かり、研究開発費・製造原価・間接部門共通費・販売費・値引などの課題に対し、システム部門が関わっておられます。こういった財務部門とITの関わり方の事例についてお話しいただきます。

17:20~  クロージング

17:30  終了

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