2017年8月1日(火)、東京/永田町、JA共済ビル カンファレンスホールにて「Life & Work Seminar 2017“働く”+”ヒト”を見つめ直す~社員と組織の“力を引き出す”を考える、働き方と経営~」を開催いたしました。
参加対象:経営者、役員、経営企画、人事、総務、組織改革、働き方改革、ダイバーシティ推進、等各部門の管理職の方々
参加人数:183名



日本企業は何を基準に働き方改革に挑むべきなのか。この問いに向き合うためには、今一度「ヒト」という最重要資源を見つめ直し、その本質を知り、如何なる環境・風土・働き方が社員と組織の力を引き出すのか、を知る必要があるのではないでしょうか。そして、働き方改革のための改革ではなく、真に価値を生み出し、この不確実な時代を勝ち抜く競争力の源泉として社員一人ひとりの力と組織の力を最大限に引き出すための改革を考える必要があるのではないでしょうか。
本セミナーでは、最重要資源である“ヒト”の力を最大限に引き出すために、今一度“働く”と“ヒト”を見つめ直し、その本質を捉え、競争力を高めるための改革として取るべき施策と、組織のあるべき姿・これからの働き方を検証いたします。
特別講演:<“ヒト”の本質を見つめ直す>
幸福経営学から導き出す、これからの“働き方”
~“幸せ”は働き方にどう影響するのか~
慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科委員長・教授
前野 隆司 氏
参加者の声
- “幸せ”という観点から働き方を知ることができたのが新鮮だった。
- 働き方改革、生産性向上に「幸せ」が効果が高い事を改めて認識しました。ワーク・ライフ・バランスでは無く「ワーク・ライフ・トータル」を目指したいと感じました。
- 社員全員のQuality of Life向上を自らの仕事の至上命題としてきたのですが、その有効性が客観的にも立証させていることが分かり、嬉しかったです。
- 「幸せは結果ではなく原因」、「偽善であっても利他は幸福度を上げる」といった自分にとって新たな気付きをいただきました。
- 「従業員(満足度ではなく)幸福度がパフォーマンスに比例する」という点が参考になった。
事例講演:<ヒトの力の引き出す心の動かし方>
TESSEIの働きがいある職場づくり
~ハーバードも注目する、やる気を引き出す極意~
合同会社おもてなし創造カンパニー代表
元JR東日本テクノハートTESSEI おもてなし創造部長
矢部 輝夫 氏
参加者の声
- 実際の現場で人の心を動かしながら実行する難しさと素晴らしさを学びました。
- 仕事は同じでも会社、社員の力で変わることができる事に気付かされた。今までの3K→感謝・感激・感動。
- 3K的、業務につく人達のモチベーションや成果を上げるための施策や経営、管理職のリーダーシップは素晴らしい。
- 現場視点の意見と経営者視点での有効性を両立させていた。
仰る通り、プロになること、そのための環境作りを分けて考え、実践すべきとのヒントを得ました。 - どのように従業員の方の意識改革を進めながら着実に実行されてきたかよく理解できました。
皆さんの想い、納得感がいかに大切か感じさせられました。
協賛講演:<人中心に考える働き方>
世界の先進企業が取り組む、
「人中心のアプローチ」を軸にした働き方改革
~デジタルの力を活用して、小さな1歩を積み重ねる~
アドビ システムズ 株式会社 マーケティング本部 マネージャー Document Cloudマーケティング
渡邊 亜矢 氏
アドビ システムズ 株式会社
マーケティング本部 マネージャー
Document Cloudマーケティング
渡邊 亜矢 氏
アクセンチュア株式会社にてコンサルティング業務に従事後、グローバルアライアンスディレクターとしてパートナー企業との共同営業、マーケティング戦略立案、推進を担当。2014年アドビ システムズ 株式会社に入社。2015年、アドビの3つめのクラウドであるDocument Cloudの発表と同時に現職に就任。
参加者の声
- デジタルの力を活用する事は今後の働きを変える上での有効なツール。
- デジタルトランスフォーメーションの大切さを感じました。
- 業務効率化の切り口として理解できました。
- 「アドビサイン」に興味を持ちました。
- 働き方改革を推進するテクノロジーの発達進化が、手に取るように理解できました。
テンポの良い軽快なご講演でした。
事例講演Ⅱ:<戦略から仕組みを整える>
伊藤忠の人材戦略 全貌と全体構図
~最重要資源“ヒト”の力を最大化させ、
競争力につなげる仕組み~
伊藤忠商事株式会社 人事・総務部長 兼 人材開発室長
垣見 俊之 氏
参加者の声
- 思っていたよりも地道で現実的な取組の積み重ねだった。人事の計画的な推進とTOPの覚悟が重要と感じた。
- “厳しくとも働き甲斐のある会社”すばらしいキーワードだと思いました。
- 「女性」を一括りにせず、個々の適正、キャリアビジョンを踏まえて支援されている所が良かったです。
- 働きやすさは決して企業価値向上につながらない、ことを意識し、働きがいを軸にすえること、大切に考えたい。
- 伊藤忠様の働き方改革の流れ、またいかに人事労務部門の想いや、経営者との議論が大切か考えさせられました。
特別協賛講演:<経営戦略と働き方改革>
企業成長を加速させる“戦略連動の働き方改革”
~成功のための実践手引き~
エッグフォワード株式会社 代表取締役社長
徳谷 智史 氏
参加者の声
- 事例が分かり易く働き方改革に合わせて組織や事業戦略見直しの必要性が分かった。
- 日本の企業の課題点を明確に定義しており、実例も有り面白かった。当たり前の事が出来ていないのはなぜなのか。自分が何をしていくべきか考えさせられた。
- 働き方改革における陥りやすい課題が理解できた。伊藤忠様の話題と通じる所が多く、「そもそも論」を考えるきっかけになった。
- 働き方改革について、人事で考えて制度を導入していくのではなく、経営視点を交えながら、体系的かつ論理的に考える必要性を感じた。
- 働き方改革の本質を簡潔にご説明頂き大変参考になりました。人材育成の観点で気付きの多い講演でした。
特別セッション:<これからの働き方と経営>
社員と組織の力を引き出す経営
~これからの組織のあり方・働き方~






参加者の声
- 松本会長、山田会長の御達観を伺い、発想の域を広げる事が出来ました。
山田会長の「健全なマイノリティ意識」という言葉も印象に残りました。 - 松本会長の成果を出せば、会社にいなくていいと、山田社長の自分達が生き残れるならばそれでいい、副業もOKは、大変両者の話は参考になった。
- 経営の立場からできる事、しなくてはいけない事を理解できた。そもそも働き方改革を語る前に日本としてしなければならない事、それを部門の運営に反映することの重要性を感じた。
- 臨場感のあるやり取りが非常に面白かったです。
松本氏の「厳しくあったかい会社」という考え方に共感しました。 - 大企業は従業員半分いればまわせる・・・というコメントに、組織の今を見たような気持ちになりました。
「会社は何をなすべきか?」が個にも課せられている。そういった自走する組織が作れたら、幸せにもつながるように感じました。 - 考え方をしっかり示して海外の競合に負けないよう社内競合を起こすべきに共感。
- 会社は何のためにあるのか?世のため、人のために稼ぐ!!
社内で再度働き方改革の目的について議論したく思います。
コーヒー・ブレイク&リフレッシュ・チェアヨガ・タイム





企画者から御礼
この度は「Life & Work Seminar 2017“ 働く”+”ヒト”を見つめ直す ~社員と組織の“力を引き出す”を考える、働き方と経営~」 に多数のご来場を賜り、誠にありがとうございました。
日本企業は何を基準に働き方改革に挑むべきなのか。 この問いに向き合うためには、今一度“ヒト”という最重要資源を見つめ直す必要があるのではないかという思いから、本企画は着想致しました。プログラムの前半では、”ヒト”の本質を捉え、理解し、ヒトの力を引き出す方法を、後半のセッションでは、より組織と経営に焦点をあて、競争力を高めるための改革や、組織のあるべき姿・これからの働き方を検証して参りました。本セミナーが皆様各々の会社・組織に合った働き方を見出す上でのヒントとなりましたら幸いで御座います。皆様のご参加、当日のご協力誠にありがとう御座いました。
ビジネス・フォーラム事務局では、今後も皆様の課題解決のヒントとなるようなセミナーを企画してまいります。 企画・テーマ等にご希望・ご意見がございましたら、ぜひこちらまでお寄せ下さいませ。最新のセミナーはこちらからご確認ください。