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M&Aマネジメント2026 開催レポート

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M&Aマネジメント2026
成約を「成功」へと導くM&Aの要諦
~シナジーを生み出す『意志』ある戦略と実行~

開催日:2026年8月28日(金)13:30~17:10

形式:オンライン配信

主催:株式会社ビジネス・フォーラム事務局

協賛:PwCコンサルティング合同会社

開催趣旨

国内市場の成熟化が進む中、日本企業にとってM&Aは、時間を買い、非連続な成長を実現するための不可欠な経営オプションとなりました。実際に2025年度の日本企業のM&A件数は、年度末に向けて過去最高を更新する見通しとなっており、その内容はAIや再生可能エネルギーといった成長領域の獲得や、クロスボーダー案件へと広がりを見せています。しかしながら、多くの企業が意欲的にM&Aや経営統合へと踏み出す一方で、期待された「企業価値の向上」や「シナジー創出」を実現できている事例ばかりで無いことも事実です。

成約(Closing)はあくまでスタートラインに過ぎず、その後の統合プロセスにおいて当初の目論見が外れ、組織の混乱や業績の停滞を招くケースも散見されます。M&Aの成否を分かつ最大の要因、それは「PMI(Post Merger Integration)」にあります。多くの失敗事例において、統合協議の段階で方針・計画・体制・ルールといった実務レベルまで踏み込んだ討議がなされず、両社間に実質的な共通認識が欠落していることが指摘されています。

本フォーラムでは、M&Aを単なる規模拡大の手段ではなく「新しい価値を創造する戦略的選択」と定義し、様々な事例を中心にお話いただきます。シナジーは、時間の経過とともに自然発生するものでは無く、確固たる「意志」をもった戦略設計と、それを現場に落とし込む強力な実行力があって初めて実現されるものです。セッションでは、実際に大規模な経営統合を牽引してこられた経営者・リーダーの方をご講演者にお迎えし、深掘りしてまいります。

参加者の属性
≪業種≫
≪部門≫
≪役職≫

<基調講演>

企業価値を最大化するM&AとPMI戦略

国内市場の成熟化を背景に、非連続的な成長を目指す日本企業にとってM&Aは不可欠な経営戦略となっています。昨今では成長領域の獲得や海外案件など活況を呈する一方で、期待したシナジー効果や企業価値の向上を実現できず、統合作業において組織の混乱を招くケースも少なくありません。その成否を分ける最大の要因は、成約後の統合プロセスであるPMIの巧拙にあります。

本講演では、M&Aを単独のイベントとして終わらせず、全社の経営戦略や事業戦略と密接に連動させる重要性を紐解くとともに、想定したシナジーを確実に取り込むためのPMIの具体的な計画策定と実行プロセスを深掘りいただき、さらに、M&Aの成功を決定づける経営トップの確固たる意志と推進力、そして組織全体に求められる能力構築のあり方について、実践的な視点から佐藤教授より、M&Aを真の企業価値創造へと結びつけるための要諦について解説いただきました。

参加者の声

  • 非常に有意義な講演で、M&Aに関する座学的なご説明、及び実際のM&Aを手掛けられた企業の方のお話も大変興味深く、拝聴させて頂きました。
  • 聞く前のイメージと内容がマッチしており、必要性を認識した。
  • M&Aを戦略ツールとして定着させ、PMIで価値を実現する。その重要性と難しさを再認識できました。
  • M&A失敗の7割が統合の実行にあると納得し、PMIこそが価値実現の鍵であると理解しました。

<特別講演1>

PMIの重要性 バスクリン統合から考える成長戦略

アース製薬株式会社は、株式会社バスクリンとの経営統合をはじめとするM&Aにおいて、単なる規模拡大にとどまらない新たな価値創造を実践されています。国内市場の成熟化を背景に、M&Aを非連続な成長を実現するための不可欠な経営オプションとする企業が増加している一方で、成約後の統合プロセス(PMI)において当初の目論見がはずれ、期待通りのシナジーを生み出せないケースも少なくありません。

本講演では、同社がバスクリン統合時に直面した入浴剤市場の環境変化などを背景に、M&Aを「成功」へと導くための要諦について、組織、人財、企業文化、システムといった多角的な視点から実務レベルでの統合プロセスを紐解き、シナジー創出に不可欠な要素を深掘りいただくとともに、シナジーは決して自然発生するものではなく、明確な「意志」を持った戦略設計と現場での強力な実行力によってのみ実現されるという実践的な教訓をもとに、M&Aを真の成長戦略へと昇華させるためのヒントについて、お話しいただきました。

参加者の声

  • 買う側視点でのM&A戦略の一端を聞けて有意義だった。
  • 人がすべての思いがよく伝わりました。
  • 戦略方向性と統合実行の方針が明確で分かり易く、参考になった。
  • バスクリンの件、詳細の一部ですが認識が改まりました。

<協賛講演>

“価値創造型M&Aマネジメント”の実践
―買収前の備えから、PMI、その先の成長へ―

企業があらゆる課題に直面するなかで、M&Aは非連続成長の手段であると同時に、経営の意思決定能力そのものになっています。M&Aで期待するシナジーが出ないのはPMIだけが理由ではなく、投資仮説、DDでの価値検証、組織・人材・IT・データの見立て、統治設計などが分断されていることが深く関わっています。

M&Aの成功は、良い会社を買えたかではなく、「買収前に描いた価値を、組織として実現し続ける仕組みがあるか」であると捉えられます。本講演ではM&A成功企業に共通するポイントについて解説いただき、次世代M&Aマネジメントの論点を提示いただきました。

参加者の声

  • ポイントを簡潔明瞭に分かりやすくご講演いただきました。
  • PMI前からの価値創造ステップを体系的に俯瞰できたことが学びになった。
  • ロジカルかつコンセプチュアルにまとめられていた。
  • 属人化しないプレイブックの作成は、有用な取り組みだと思いました。

<特別講演2>

ロイヤルホールディングスにおけるM&A
~将来を見据えたポートフォリオ構築~

ロイヤルホールディングス株式会社は、人口減少が進む社会環境において、将来を見据えた最適な事業ポートフォリオの構築を目指し、戦略的なM&Aを推進され、単なる規模の拡大を追うのではなく、自社が培ってきた専門知識や強みを発揮できる領域や、確かな成長が見込まれる事業へとターゲットを絞り込んでいる点が特徴となります。

本講演では、既存の事業基盤を活かしながら、異なる属性を持つ領域へ新たな「飛び地」をどのようにつくり出し、非連続な成長を描いていくのか、その戦略設計についてお話しいただきました。また、M&Aの成否を分ける最大の要因であるPMIに焦点を当て、統合後の組織における新しい企業文化の醸成に向けたアプローチについても解説いただき、確固たる意志を持ったポートフォリオ変革と、シナジーを創出する実践的なマネジメント手法を通じ、M&Aの成約を真の「成功」へと導くためのヒントをご提示いただきました。

参加者の声

  • M&A以前に、グループ経営としてのモノの見方を時系列で語っていただき、非常に視座の高い貴重なお話だと感じた。
  • 経営課題の認識をへて、新たな戦略、M&Aと年月を経て経営のかじ取りをなされた過程がよく伝わった。
  • 戦略策定と実行→失敗経験とそれらを修正再構築してきた道のり→今後の方向性まで分かり易く実感できた。
  • 売上、利益、M&Aとの関係、新規店舗と旧店のリノベーションの関係など、目から鱗のような非常に興味深い内容でした。
  • 菊地先生の講演はわかりやすく、ストーリーが際立ち非常に興味深い内容であったと感じました。ロイヤルホストのサービスを一度受けてみたいと思うようになりました。自社の経営について、ぜひ参考にさせていただきたく思います。ありがとうございました。
  • 自社基盤を実直に立て直し、やらないことを論理的に選択した上で成長に向かう姿勢が印象的でした。
  • 経営戦略の中でのM&Aの位置付けや活用のポリシーについて、非常に分かりやすく興味深い内容でした。

<鼎談>

PMIの壁を越える ~シナジー創出と組織融合のリアル~

  • Day1に向けた戦略的アプローチ ~シナジーを実現するための「意志」あるPMI設計
  • 計画を「成果」に変える実行力 ~組織融合の壁を越え、現場を動かすリーダーシップ

参加者の声

  • 最前線の実務家の肌感、問題意識、解釈を聞くことができて、PMIの認識形成に役立った。
  • 普通のM&AやPMIセミナーの中身から1歩踏み込んだ実務経験者としてのコメントが貴重だった。
  • CVCに関する講演をお聞きした時にも感じた事ですが、ビジョン・何を得たいのか・そこに到達したい時間軸で使い方を考える(=手段の1つ)というものは同じなんだろうと再認識しました。
  • 多くの苦労と経験を積み重ねてきたことによって辿り着いているエッセンスが表現されていて迫力を感じました。
  • 林様の実体験に基づくお話が大変説得力があるように感じました。

Special Thanks for Sponsors!

協賛:PwCコンサルティング合同会社

PwC logo

企画者からの御礼

この度は「M&Aマネジメント2026」のご視聴をいただき、またショートレポート記事をお読みいただき、誠にありがとうございました。

昨今、多くの企業が意欲的にM&Aや経営統合へと踏み出す一方で、期待された「企業価値の向上」や「シナジー創出」を実現できている事例ばかりで無い状況下にある中で、M&Aの成否を分かつ最大の要因は「PMI(Post Merger Integration)」にあると着目し、ご講演者の皆様の力をお借りする形で、対外的に弊社としてのメッセージを発したい思いから、弊社主催という形で、企画・開催をさせていただきました。多くの企業において、経営側とM&A担当者が一体となることは、M&Aを成功へと導く第一歩であると認識しております。そのための一助として、当フォーラムの内容が、皆様のビジネスに少しでもお役に立てていただけますと幸いです。

ビジネス・フォーラム事務局では、これからも様々なテーマで皆様に関心いただき、課題解決につながるフォーラムを企画し、情報発信してまいります。お役に立てる機会がありましたら、是非、ご参加いただきますようお願いします。

改めて、この度は「M&Aマネジメント2026」にご参加いただき、また初期の段階から企画に賛同いただき、ご協力をいただいた、ご講演者様、協賛各社の皆様へ心より御礼申し上げます。

どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。

株式会社ビジネス・フォーラム事務局
企画担当 迫田