第3回 柳良平塾
CFOポリシー 財務・非財務戦略による価値創造
(その後のアップデート)
2021年2月19日(金)13:30~17:00
(受付 13:00~)
オンラインLive配信、または
御茶ノ水ソラシティカンファレンスセンター Room A
東京都千代田区神田駿河台4-6
※JR 中央線・総武線「御茶ノ水駅」聖橋口から徒歩1分
※東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B2出口直結
※東京メトロ丸ノ内線「御茶ノ水駅」出口1から徒歩4分
※都営地下鉄 新宿線「小川町駅」B3出口から徒歩6分
経営者、役員、財務・経理部門、経営管理部門、経営企画部門、等
ご担当の責任者の方々
※知識・経験の有無を問わず、ファイナンス領域・経営戦略構築に関わりのある方であれば、どなたでもご参加いただける内容です。
※2019年8月8日(木)開催『柳良平塾』、2020年7月14日(火)開催『第2回 柳良平塾』より内容もバージョンアップしておりますので、これまでにご参加いただいた方にもご満足いただけるものとなっております。
通常料金:¥25,000(お一人様/税込み)
定員50名(事前登録制)
※誠に勝手ながら会場にお越しいただけるのはソーシャルディスタンスの観点より先着10名様までとさせていただきます。予めご了承ください。
※会場へのご来場は満席となりました。
※ご参加者の事前登録が20名に達しない場合は開催中止とさせていただく場合がございます。
主催:株式会社ビジネス・フォーラム事務局
講師のご紹介
エーザイ株式会社 専務執行役 CFO(最高財務責任者)
早稲田大学大学院客員教授
柳 良平 氏
博士(経済学)
公職として、東京証券取引所上場制度整備懇談会委員、経済産業省「伊藤レポート」執筆委員、米国公認管理会計士協会(IMA)日本支部常任理事の任にある。職歴としては、都市銀行支店長、メーカー財務部長、UBS証券エグゼクティブディレクター等を経て現職。2019年11月にはハーバード大学にて講義。
京都大学博士(経済学)。
【著書】
「ROE革命の財務戦略」(単著 中央経済社 2015年)
「ROE経営と見えない価値」(編著 中央経済社 2017年)
「CFOポリシー:財務・非財務戦略による価値創造」(単著 中央経済社 2020年)
この度、2019年8月の第1回開催、2020年7月の第2回開催に続き、『第3回柳良平塾』を開催させていただきます。今回は特にESG戦略と企業価値について、その後のアップデートを加えます。
世界中の企業が新型コロナウイルス禍の大きな影響を受けた2020年、新しいビジネスのあり方へと大きく舵が取られる中で、ますますグローバルレベルでの企業価値向上が求められています。しかしながら世界の投資家が日本企業と対話すべきだと考えている課題は未だにROEがトップであり、コーポレートガバナンスとともに不満を抱く状態が続いています(※講演者調べ)。これに対し、日本企業の過半は環境・社会・企業統治などのESGを重視する傾向にあります。
本塾ではエーザイにてCFO(最高財務責任者)を務めておられ、早稲田大学大学院でも客員教授として教鞭をとる柳良平氏をお招きし、新時代CFOの理論と実践をもとにした、企業価値を高める財務・経理戦略について、エーザイの具体的な事例紹介も交えていただきながら、『財務戦略』『非財務戦略』からみた二部構成で考察してまいります。
その上で、下記トピックについても触れてまいります。
*その後、日英でエーザイ統合報告書2020を開示して世界の投資家とESG議論
*その後、柳氏のESGモデルと実証をハーバード大学、NY大学と協議、新しいESGの会計基準へ
*その後、追加で柳モデルをTOPIX全体へ適用して実証研究を行い有意な結果が出た
一部・二部の各講演前には事前にテーマ(※プログラムページに記載)を設定し、課題の発表をさせていただきます。各講演終了後には講演の中で出てきた疑問解決の場として、柳氏へのQ&Aの時間も設けています。
第1回・第2回『柳良平塾』より内容もバージョンアップしておりますので、これまでご参加いただいた方にもご満足いただけるものとなっております。
プログラム
13:00~13:30 受付
13:30~13:40 オープニング
本日の説明をいたします。
13:40~14:00 課題発表
テーマ
『企業の現場では資本コストを意識した経営の議論が行われております。実際、貴社においては、どうやって行われているのか?どう行われるべきであるか?』
事前に皆様よりいただいた回答をいくつか発表します。回答いただく方法はメールでご案内します。
14:00~15:00 第一部
財務戦略―資本コスト経営とエクイティ・スプレッド
講演者のサーベイでは、世界の投資家は未だに日本企業のコーポレートガバナンスやROEに不満を抱いている。コーポレートガバナンス・コードおよび伊藤レポートの趣旨から価値創造の代理変数であるエクイティ・スプレッドの理論を展開し、日本においては「8%は魔法の数字」であることを証明する。その上で、資本コストを意識したCFOポリシーの実践をエーザイの統合報告書の事例から紹介する。ROE経営の在り方に加えて、資本的支出の投資採択基準における「200種類の割引率を使いこなす」背景も議論したい。
15:00~15:15 Q&A
第一部講演の内容を踏まえて、質疑応答を行います。
15:15~15:25 休憩
15:25~15:45 課題発表
テーマ
『ESGのブームに伴い、日本企業もESGを推奨し、重視する企業が増えています。
ではこのことをどのようにして企業価値に結び付けていくべきか?』
事前に皆様よりいただいた回答をいくつか発表します。回答いただく方法はメールでご案内します。
15:45~16:45 第二部
非財務戦略 ―見えない価値を見える化するROESG
企業と投資家の対話の要諦を俯瞰したうえで、「PBR1倍割れ」や「現金の方が時価総額よりも大きい」日本企業の価値破壊、いわば不都合な真実について、世界の投資家サーベイの定性的証拠と実証研究の定量的な証拠で裏付ける。さらにその解決策として潜在的な価値の大きいESGに注目して「見えない価値を見える化」して企業価値を高めるための概念フレームワーク「ROESG」モデル、その証拠となる実証研究、エーザイの統合報告書の具体的な事例をトータルパッケージで提示する。ESGの観点から企業年金の在り方にも一石を投じたい。
今回は特にESGの戦略と企業価値についてその後のアップデートを加える。
- その後、日英でエーザイ統合報告書2020を開示して世界の投資家とESG議論
- その後、柳のESGモデルと実証をハーバード大学、NY大学と協議、新しいESGの会計基準へ
- その後、追加で柳モデルをTOPIX全体へ適用して実証研究を行い有意な結果が出た
16:45~17:00 Q&A
第二部講演の内容を踏まえて、質疑応答を行います。
17:00~ まとめ・終了
2019年に開催した第1回の様子


2020年に会場+オンラインLive配信で開催した第2回の様子

