本年3月11日に続き、カゴメ株式会社 常務執行役員 CHO（最高人事責任者）　有沢 正人氏をお招きして、『第三回 有沢正人塾』を開催させていただきます。

face to faceで毎日のように社員同士が顔を合わせることが少なくなった昨今、多くの企業では、上司と部下との間で話す時間が取れない・話せないといった環境下で何を基準に人事評価するのかといった問題を抱えています。そこで“ジョブ型人事”を採用する企業も加速していますが、本来、会社と個人はフェアで対等な関係である事が重要であり、全ての社員がイキイキと働ける環境を推進する事も企業には求められています。

カゴメ様は2019年4月に、『企業として社員に求めるニーズ』と『個人としてのキャリア自律の推進』とをマッチングさせるためのタレントマネジメントシステムを導入されました。しかしながら、仕組みを構築しても運用する人がいなければ十分な効果を発揮することができないため、HRBP（HR Business Partner）制度を導入し、「人材育成担当者」を選定、かなりの権限移譲もされています。

今回の塾では、

• カゴメ様が進める“日本版ジョブ型”人事制度と“生き方改革・サクセッションプラン”の全体像
  • 上司・部下で話す時間が取れない環境下での仕組み・制度改革～社員のマインド改革を促す
  • 会社として本気で多様な働き方を推進し、全ての人がイキイキと働くための環境構築
  • 人事部門の仕事は後継者の育成～現任者および候補者の底上げを行い、後任者も決めておく
• カゴメ様が導入される、タレントマネジメントシステムとHRBP制度
  • タレントマネジメント～企業側の視点と個人の視点とをマッチングさせる仕組みづくり
  • ビジネスアドバイザーとしての人と組織の育成に関わるHRBPの創出と活用
  • HRBPは経営トップ・人事部と連携し、課題解決を行う～担当者にどの程度の権限移譲を行うか

このような観点から第一部・第二部に分け、ご参加者からの質問を交えながら、考察してまいります。