第2回 エグゼクティブ人事塾
知っているようで知らない、
人事エグゼクティブが理解しておくべき理論と思考のリスキリング
《マーケティング編》
開催中止のお知らせ
※本イベントは都合により開催を中止させていただくこととなりました。
御報告とともにお詫びを申し上げます。
2022年 8月 2日(火)14:30~17:30
※入室開始/アイスブレイク 14:15~
オンラインLive配信(配信環境:Zoom)
経営者・役員(CHRO・CHO、CSO、CFO、CDO等)、人事部門、ほかマネジメントに携わる管理職・ご担当者の方々
※知識・経験の有無を問わず、どなたでもご参加いただける内容です
¥25,000(お一人様/税込み)
定員 40名(事前登録制)
※参加者が20名に達しない場合は開催中止とさせていただく場合がございます。予めご承知おきください。
主催:株式会社ビジネス・フォーラム事務局
講師のご紹介
◆ゲスト講師
一橋ビジネススクール
国際企業戦略専攻 准教授 & エクスターナル・アフェアーズ担当
イェール大学経営大学院 客員准教授
藤川 佳則 氏
一橋大学経済学部卒業。同大学院商学研究科修士。ハーバード・ビジネススクールMBA(経営学修士)、ペンシルバニア州立大学Ph.D.(経営学博士)。ハーバード・ビジネススクール研究助手、ペンシルバニア州立大学講師、オルソン・ザルトマン・アソシエイツ(コンサルティング)、一橋大学大学院国際企業戦略研究科 専任講師、准教授を経て現職。一橋ICSでは、MBA Programのプログラムディレクターを15年間務め、同プログラムの発展に寄与(QSグローバルMBAランキング 2019年度、日本国内1位)。また、一橋大学の副学長補佐(国際交流)も務めた。
一橋ICSのMBA Program, Executive MBA Program, Executive Education Programsにおいて教鞭をとるほか、米国・イェール大学経営大学院 (Yale School of Management) 客員准教授、トルコ・コチ大学経営大学院 (Koc Graduate School of Business) 客員教授、スイス・EHL (ローザンヌ・ホテルスクール) 客員教授、韓国・ソウル国立大学ビジネススクール (Seoul National University Business School) 客員教員を歴任。また、一橋ビジネススクールの海外協定校50校以上の学生を対象とする短期集中型プログラムやオンラインコースを担当。
専門はサービス・マネジメント、マーケティング、消費者行動論。『Harvard Business Review』 (HBS Press)、 『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー』(ダイヤモンド社)、『一橋ビジネスレビュー』(東洋経済新報社)、『マーケティング革新の時代』(有斐閣)、『マーケティング・ジャーナル』(日本マーケティング協会)等に執筆。訳書に、『心脳マーケティング』(ダイヤモンド社, 2005)がある。

◆主幹講師:
カゴメ株式会社 常務執行役員 CHO(最高人事責任者)
有沢 正人 氏
慶應義塾大学商学部卒業後、1984年に協和銀行(現りそな銀行)に入行。銀行派遣にて米国でMBAを取得後、主に人事、経営企画に携わる。2004年に日系精密機器メーカーであるHOYAに入社。人事担当ディレクターとして全世界のグループ人事を統括、全世界共通の職務等級制度や評価制度の導入を行う。また、委員会設置会社として指名委員会、報酬委員会の事務局長も兼任、グローバルサクセッションプランの導入などを通じて、事業部の枠を超えたグローバルな人事制度を構築する。2009年に外資系保険会社であるAIU保険に人事担当執行役員として入社。ニューヨーク本社とともに、日本独自のジョブグレーディング制度や評価制度を構築する。 2012年1月、カゴメ株式会社に特別顧問として入社。カゴメの人事面におけるグローバル化の統括責任者となり、全世界共通の人事制度の構築を行っている。 2012年10月より執行役員CHOとなり、国内だけでなく全世界のカゴメの人事最高責任者となる。2018年4月、常務執行役員CHOに就任。

―なぜ、顧客に響かない人材ばかりなのか?
企業の未来を司る人事に必要な“マーケティング思考”とは
企業経営の要は、ヒト・モノ・カネ・情報をはじめとする経営資源の戦略的な配分によるパフォーマンスの最大化にあり、競争力の源泉は、それらをマネジメントする「人」であるといっても過言ではありません。資本市場・投資家からも『人的資本経営』の必要性が指摘され、経営における人材戦略の重要性とともに、この戦略を司る経営層・人事リーダーへの期待はますます高まっています。
一方で、変革期の経営を支える上で必要な人事スキルは、「人・組織」に関する知識・専門性に限りません。企業の未来を担う人事には、過去の分析ではなく未来を見据えリードしていく力、つまり、自社やマーケットを取り巻く状況を冷静かつ客観的に分析し戦略を実行できる“ビジネス知識”への深い理解と、変化に対応できる幅広い“スキルセット”の強化が必須となっています。
本塾は、人事エグゼクティブの方々(人事に携わるマネジメント層の方々)を対象に、「知っているようで知らない」「わかっているようで理解していない」、今必須のビジネス知識・理論について、日本企業の人事トップを代表するカゴメ CHROの有沢様によるプログラム協力のもと、各専門テーマの権威をゲストにお招きし、講義型のセッションだけでなく、ご参加の皆様とともにインタラクティブな形式を通して、学び直しを図るものです。
第2回目の<マーケティング編>では、現場から経営幹部まであらゆるビジネスリーダーにわかりやすいマーケティング講義に定評のある一橋ビジネススクール 准教授、イェール大学 客員教授 藤川 佳則先生をゲスト講師にお招きします。
本プログラムは、マーケティングの“イントロダクション”と位置づけ、マーケティングのゴールを顧客価値の実現にあることを確認したうえで、それを顧客に明確に伝えるために、マーケティング戦略とマーケティング戦術をどのように統合する必要があるかを議論します。伝統的な「商品管理型のマーケティング(PM: Product Marketing)」に対し、「顧客管理型のマーケティング(RM: Relationship Marketing)」を対比し、両方の視点を備えてマーケティングをとらえることの重要性を紐解きます。当日は、皆さんの事業におけるマーケティングの本質と実際を共有いただきながら、事前課題・ワークを通して議論を進め、理解を深めていきます。
<事前課題について>
当日の講義理解・議論を深めるために、以下の課題図書を読み「事前課題」の回答をご準備いただきます。詳細の課題内容は、お申込後ご案内させていただきます。
★課題図書(教材):『わかりやすいマーケティング戦略 新版』 沼上幹著、有斐閣アルマ、2008年
★事前課題:
Q1. 商品管理型マーケティング(プロダクト・マーケティング)について
Q2. 顧客管理型マーケティング(リレーションシップ・マーケティング)について
プログラム
14:15~14:30 受付 / アイスブレイク
14:30~14:40 オープニング
いま、人事にマーケティングはなぜ必要なのか
~変化の激しい時代に求められる「顧客理解」・「ビジネス理解」の基本~(仮)
- 取り巻くビジネス環境の変化に人事はどう向き合うか
- 過去ではなく未来をいかにみるか
~変化が激しい時代に必要な柔軟な思考、俯瞰力、洞察力、感性を鍛える - 求められる顧客志向、全体最適の視点
カゴメ株式会社
常務執行役員 CHO(最高人事責任者)
有沢 正人 氏
14:40~15:10 Part1 講義
マーケティングとは何か?
◆エクササイズ:マーケティングとは?を考える
◆インタラクティブレクチャー:顧客価値と価値提案
- 経営視点で捉えるマーケティング
顧客価値を実現するプロセスとしてのマーケティング - 顧客価値の捉え方: 顧客便益と顧客費用
- マーケティング戦略・戦術のつながり
~基本フレームワークの理解~ - ケーススタディ:ビジネスケースで考える顧客価値と価値提案
一橋ビジネススクール 国際企業戦略専攻 准教授 & エクスターナル・アフェアーズ担当
イェール大学経営大学院 客員准教授
藤川 佳則 氏
15:10~15:50 Part2 講義&グループディスカッション
「商品管理型マーケティング」 ~プロダクト・マーケティング
◆インタラクティブレクチャー:SWOT-4C-4P
- マーケティング戦略の4つのCとマーケティング戦術の4つのP
- 経営環境を理解するためのSWOT分析
- 統合視点で捉えるSWOT-4C-4P
◆事前課題をもとにグループディスカッション:“自社事業にあてはめて『商品管理型マーケティング』を考えてみる”
*課題詳細は、お申込み後にご案内します。
◆セッションフィードバック
一橋ビジネススクール 国際企業戦略専攻 准教授 & エクスターナル・アフェアーズ担当
イェール大学経営大学院 客員准教授
藤川 佳則 氏
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カゴメ株式会社
常務執行役員 CHO(最高人事責任者)
有沢 正人 氏
15:50~16:00 休憩
16:10~17:00 Part3 講義&グループディスカッション
「顧客管理型マーケティング」 ~リレーションシップ・マーケティング
◆インタラクティブレクチャー:顧客満足・顧客ロイヤルティ・顧客生涯利益
- 商品利益と顧客利益
- 顧客生涯利益(ライフタイムバリュー)の考え方
- 顧客満足・顧客ロイヤルティ・顧客生涯利益のサイクル
- ケーススタディをもとにエクササイズ
~商品管理型/顧客管理型の複眼的視点で捉えると、ビジネスがどう見える?
◆事前課題をもとにグループディスカッション:“自社事業にあてはめて『顧客管理型マーケティング』を考えてみる”
*課題詳細は、お申込み後にご案内します。
◆セッションフィードバック
一橋ビジネススクール 国際企業戦略専攻 准教授 & エクスターナル・アフェアーズ担当
イェール大学経営大学院 客員准教授
藤川 佳則 氏
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カゴメ株式会社
常務執行役員 CHO(最高人事責任者)
有沢 正人 氏
17:00~17:30 オープンディスカッション/ 質疑応答
オープンディスカッション(振り返り・まとめ)/ 質疑応答
*講義全体を振り返っての「学び」を全体でシェアします。まとめ、及び、質疑応答の時間を予定しています。
※プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。