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サイバーセキュリティ・フォーラム 2019
先手の対策で攻撃に強い組織を作る

開催概要

開催日時

  • 東京2019年9月19日(木)14:00~17:05
    (受付 13:30~)

開催趣旨

企業の収益拡大にデジタルの活用が必要不可欠となっている中で、経済産業省の公開する「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」によると、サイバー攻撃の件数は日々増加傾向にあり約4割の企業がサイバー攻撃を受けた経験があるにもかかわらず、攻撃が発覚した経緯の約半数は外部からの指摘によるもので、実際に攻撃の被害を受けていても、そのこと自体に気づいていないという企業がまだ多数存在すると予想され、適切なセキュリティ対策を実施していなければ気づくことは困難であるとしています。

こうした対策への遅れの原因の一つとして、大半の企業がセキュリティに対する投資はやむを得ない費用であると認識されているとされ、経営者が先頭に立ち十分なリーダーシップを発揮できていないことが挙げられています。企業がその価値や競争力を高めるためには、積極的なデジタル分野への投資が重要となりますが、それ以上に事業基盤としてのシステム環境の整備・秘密情報に対する企業戦略の価値や役割を認識し、サイバー攻撃への対策を推進する原動力となる組織体制を構築していくことが重要となります。

今回のフォーラムでは、基調講演に日本セキュリティ・マネジメント学会 会長で工学院大学 名誉教授の大木 榮二郎氏をお招きし、事業活動のサイバー空間依存とセキュリティ戦略について、サイバー空間は企業経営にどのようなリスクをもたらすのかご説明をいただきます。事例講演ではANAシステムズの阿部恭一氏より、執拗に繰り返される巧妙な攻撃に対して先手を打つためにはどういった組織体制を作るべきか、システム・ヒトに対する投資についての情報共有・サプライチェーンも含めご紹介いただきます。フォーラム全体を通じ、急増するサイバー攻撃に対し、より包括的で組織的にセキュリティ対策を行うための施策について考察してまいります。

概要

参加対象者

企業の経営層および情報システム、経営企画、総務部門など、ご担当の管理職者

参加料

無料(事前登録制)

参加定員

150名

申込み多数の場合は抽選とさせていただきます。

当イベントは参加対象を限定させていただいております。
対象者以外の方に関しましては、お断りさせていただく場合がございますので、予めご了承下さい。

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

協賛

マクニカネットワークス株式会社

会場

コングレスクエア日本橋 2F Convention Hall A・B

東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル 2階

東京メトロ 銀座線、東西線、都営浅草線「日本橋駅」 B9出口 直結

JR「東京駅」日本橋口より徒歩5分

東京メトロ半蔵門線、銀座線「三越前駅」B5出口より徒歩3分

区切り線

プログラム詳細

13:30~ 受付開始

14:00~14:10 オープニング

14:10~15:00 基調講演

事業活動のサイバー空間依存とセキュリティ戦略

AI、IoT、クラウドサービス、あるいはロボティクスなどが、企業の事業活動に大きな変化をもたらそうとしている。日本政府はこれをSociety5.0と名付け社会変化への対応を急いでいる。この変化の本質は事業活動がサイバー空間への依存を増すことにある。サイバー空間への依存とは何を意味するのか、サイバー空間は企業経営にどのようなリスクをもたらすのかを、情報セキュリティ施策推進の立場から明らかにし、セキュリティ戦略の要点をまとめる。

一般社団法人 日本セキュリティ・マネジメント学会 会長

工学院大学 名誉教授

大木 榮二郎

日本IBMにおいてセキュリティ・コンサルティングを確立、IBM DE、IBMアカデミー会員、IBCS CSOを経て、工学院大学教授に就任。情報学部長、学長補佐、常務理事を歴任後退任。政府のセキュリティ関係委員会の委員を歴任。現在、JASAクラウドセキュリティ推進協議会会長、ISMS事業運営委員会副委員長、クラウドサービスの安全性評価に関する検討会(経済産業省、総務省) 座長、地方公共団体情報システム機構処理事務特定個人情報等保護委員会委員長などを務めている。

15:00~15:40 協賛社講演

未来を見据えたサイバーセキュリティ戦略
-ゼロトラスト思考・エンドポイント強化・運用最適化-

働き方改革やDXといった大きな環境変化に伴い、サイバー空間において”守るべき対象や守るべき範囲”は更に広域となっています。

攻撃者側の攻撃手法が巧妙化かつ高度化する中で、我々守り手はどのような打ち手を講じていくべきなのでしょうか。

本セッションでは、この時代変化にあわせたセキュリティの考え方を提示しつつ、その要の一つである「エンドポイント強化」について、お客様の運用事例を交えてご紹介します。

マクニカネットワークス株式会社

第2営業統括部 第3営業部

第3課 課長

高橋 悠介

15:40~15:55 コーヒー・ブレイク

15:55~16:15 デモンストレーション

実際の画面から読み解くEDRを利用した検知/対処とは

攻撃者が利用する手法に対して、EDRではどのように検知/対処ができるのか。 実際の画面をお見せしながら解説いたします。

マクニカネットワークス株式会社

第1技術統括部 第2技術部

第1課 課長

井形 文彦

16:15~17:05  事例講演

「予防・発見・対応」先手の対策でグループ全体を守る。
〜ANAグループにおけるシステムとヒトへの投資〜

月平均1.8億件もの不正アクセスから事業を守っているASY-CSIRT。執拗に繰り返される巧妙な攻撃に対して先手を打つためにどのような組織が有効なのか、また、その組織を活かすためのシステム、ヒトに対してどのように投資を行ってきたのかを情報共有、サプライチェーンも含めて解説します。

ANAシステムズ株式会社

品質・セキュリティ管理部 エグゼクティブマネージャー

ANAグループ情報セキュリティセンター ASY-CSIRT

阿部 恭一

汎用機からAIの応用まで急発展する時代を開発者として活躍。2004年以降セキュリティに従事し、ANAグループ情報セキュリティセンター及び、ASY-CSIRTとしてANAグループ全体のセキュリティ向上を図る。CSIRTに関する講演多数。
<著書>CSIRT:構築から運用まで(NTT出版:日本シーサート協議会:共著)

17:05~  終了

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