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CIO Forum 2019
DX時代を牽引する変革組織

~テクノロジーとビジネスを繋ぐCIO、IT部門の役割と未来~

開催概要

開催日時

  • 東京2019年10月17日(木)10:00~17:00
    (受付 9:30~)

開催趣旨

クラウドコンピューティングに代表されるIT技術の進化は、ビジネスの世界に様々なイノベーションを起こしています。デジタルエコノミーへの突入は、各産業に大きなインパクトを与え、既存の業種業態の枠を超え、その戦う舞台を大きく変えようとしています。今では、経営トップの口からも日常的に発せられるデジタル変革。DX(デジタルトランスフォーメーション)への取り組みの巧拙が、これからの企業の行く末を大きく左右するといっても、過言ではないでしょう。

そのような時代の牽引役として、CIOには経営から大きな期待が寄せられています。企業経営にITが深く関わり、デジタルをどう既存ビジネスに取り込み、ビジネス貢献を果たすか。経営者にとって、IoTやAIなど先進テクノロジーによる事業化、マネタイズ化は、最も関心の高い戦略テーマでしょう。一方、CIOには、「守り」の責務も山積しています。過去数十年に渡って開発・改修を繰り返す中で巨大化・複雑化した社内システムをどう時代に合わせ刷新していくか、またグローバル化への対応や情報セキュリティ対策など、企業が今後グローバルなマーケットで戦うためのITインフラの整備・構築は、言うまでもなく最も重要なタスクと言えるでしょう。

DXの時代において、CIOやIT部門が抱える課題は、ほぼ同列に企業経営そのものの課題でもあります。その責務と期待を好機ととらえ、IT部門自らリーダーシップをとり、「攻め」と「守り」の両輪によって、企業成長の一翼を担う時代を迎えたのです。今回で第3回目を迎えるCIOフォーラムでは、「テクノロジーとビジネスを繋ぐCIO、IT部門の役割と未来」をメインテーマに、経営者、そしてCIOをお迎えし、先進事例やIT部門が抱える課題や施策などを検証し、企業の変革組織としてこれからのCIO、そしてIT部門に求められる今と未来を考察していきます。

概要

参加対象者

経営者、役員、経営企画、情報システム、経理財務部門他、各事業部門の管理職の方々

参加料

\29,000(お一人様 / 税込み ※税率10%)

参加定員

150名(事前登録制)

定員になり次第、締め切らせていただきます。

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

協賛

日本アイ・ビー・エム株式会社

会場

コングレスクエア日本橋 

東京都中央区日本橋1-3-13 東京建物日本橋ビル

※ 東京メトロ銀座線、東西線、都営浅草線「日本橋駅」B9番出口直結

※ JR各線「東京駅」 徒歩5分

区切り線

プログラム詳細

9:30~ 受付

10:00 オープニング

10:10~11:10 特別講演Ⅰ 【経営×IT】

AGCのデジタルトランスフォーメーションの取組み

  • スマートAGCにみるDXの取り組み
  • DXを企業内でどう推進していくか~改革の道のり、現状の課題
  • これからのIT部門、IT人財の役割~未来のITリーダーたちへ

AGC株式会社

代表取締役 専務執行役員 CFO

宮地 伸二

1990年、旭硝子(現 AGC)株式会社入社、情報システム部システム開発グループ。97年、同社 情報システム部コーポレートシステムグループリーダー・部長補佐。経営企画、エレクトロニクス&エネルギー事業本部、グループ会社社長、新事業センター長を経て、2010年、執行役員 社長室経営企画グループリーダー、13年、執行役員 AGCガラス・ノースアメリカ 社長 兼 CEO、14年、電子部材事業本部長、15年、常務執行役員 経営全般補佐(財務担当)社長室長、16年、取締役常務執行役員 CFO 経営企画部長、18年1月、代表取締役専務執行役員 CFOに就任。現在に至る。

<講演内容のポイント>

世界トップレベルの技術を強みに、「ガラス」「電子」「化学品」「セラミックス」の事業領域で日本・アジア、欧州、米州、3極体制をベースに30を超える国と地域でグローバル事業を展開しているAGC。総合的な素材メーカーとしての変革期の中で、2015年から基幹系システムのクラウド移行を進めるなど、IT改革にもいち早く取り組み、最新のデジタル技術によって新たな価値の創造を目指す「スマートAGC」の取組みをはじめ、グループ全体でのデジタル化を加速させている。AGCにおけるデジタルトランスフォーメーションとはどのようなものか。IT部門を、安定したインフラを提供する立場から、ビジネスに貢献する戦略部門へと変革するために、そしてIT人財のパワーをクリエイティブな攻めのITへ振り向けるために、更なる改革を続けている。情報システム部門のスタッフからスタートし、経営企画部門、海外子会社の社長や事業部門長を歴任し、現在代表取締役専務執行役員としてCFOを兼務しながらIT戦略を統括し、経営の舵取りを担う宮地氏を迎え、その戦略と未来のITリーダーに向けたメッセージも交えお話しいただきます。

11:10~12:00 基調講演 【最新テクノロジーと変革組織としてのIT部門】

デジタル・トランスフォーメーションの共創

  • 先進デジタル企業への3つの壁
  • 孤立するデジタル変革リーダーたち
  • CxOの共創によるデジタル・トランスフォーメーション

日本アイ・ビー・エム株式会社

パートナー

グローバル・ビジネス・サービス事業本部
技術戦略コンサルティング

森 祐之

国内システム・インテグレーターを経て、プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント株式会社(当時。現・日本IBM)に入社。以来、開発・運用保守を含む、ITライフ・サイクル全体に及ぶ経験と知識を活かし、IT戦略立案、システム化計画、グローバルEA、大規模システム構築プログラム管理、企業統合のシステム統合プログラム管理など、ビジネスとITを融合させるためのコンサルティング・プロジェクトを中心に活動。専門領域は、IT戦略立案・ITガバナンス改革、デジタル変革、EA、ITマネジメント改革など。現在は、IT/デジタル戦略・IT変革コンサルティングチームのリーダーとして、デジタル技術をはじめとする先進技術を活用したビジネス変革を推進。

<講演内容のポイント>

確かな実績に裏付けられた世界有数のリーディング・カンパニーとしてIT業界を牽引し続けるIBM。同社では15年間に亘って世界の4万人以上の経営者にインタビューを実施し、そこから得られる洞察を定期的に発表してきました。近年、テクノロジーの指数関数的な進化により、経営層意識にも大きな変化が見られます。特に、デジタル時代におけるChief Information Officer(CIO)は、IT部門にとどまらず変革の中核となることが期待され、より多くのことを求められるようになり、その役割や責務も大きな変化を遂げています。また、CIO自身も、自社変革が緊急を要すると強く感じるリーダーが増えており、これまでのITコーディネーター/マネージャーから、変革推進者やビジネス共創者へと進化していることが経営層へのインタビューから読み取れています。本講演では、「グローバル経営層スタディ」の結果に基づいて、CIOが担う新たな役割と責任、そしてデジタル・トランスフォーメーションを企業成長に繋げるために取るべきアプローチなどについて考察します。

12:00~13:00 昼食

※ お弁当の御用意がございます。

13:00~14:00 特別講演Ⅱ 【変革組織としてのIT部門】

ANAの挑戦
~世界のリーディングエアラインを目指すデジタル変革と今後の展望~

  • ANAにみる本当のデジタルトランスフォーメーションとは
  • DXと実行力~全社横断型イノベーション推進を支える
    リーダーシップ・組織・仕組み
  • テクノロジーとビジネスを繋ぎ目指す次なる挑戦

全日本空輸株式会社

取締役 常務執行役員

三浦 明彦

1981年 全日本空輸株式会社 入社。2007年 整備本部部品計画部 部長、11年 整備本部機体計画部 部長、12年 整備本部部品事業室 室長、15年 執行役員 調達部長に就任。18年 取締役執行役員 企画室担当、業務プロセス改革室長、19年 取締役常務執行役員 企画室・デジタル変革室 担当。

<講演内容のポイント>

攻めのIT経営銘柄2019にてDXグランプリを受賞するなど、業務改革や新たなサービス創造でデジタルテクノロジーを積極活用し、DXへのアクセルをますます加速しているANAグループ。IT部門の組織体を、技術の変容とともに、IT志向からビジネス志向に変え、空港から客室、整備、本社など全社を巻き込んでDXに取り組む。現場と一体化したデジタル変革を次々と実現していく改革の肝とはどのようなものか。また基幹システムの刷新とイノベーションの掛け合わせで、どのようにDXを加速させていくのか。世界のリーディングエアラインを目指し、デジタルトランスフォーメーションをグループ全体で強力に推し進めるCIOの三浦氏をお迎えし、これまでの道のりや現状の課題、そしてDXを柱に更に成長を続けていくための今後の展望についてお話しいただきます。

14:00~14:10 小休憩

14:10~15:20 パネルディスカッションⅠ 【CIO Agenda】

拡大するCIOの責務と進化 ~ビジネス貢献と乗り越えるべき壁~

  • CIOの役割と各社におけるIT部門改革~現状の取り組みと課題
  • IT部門からの競争優位とは~理想と現実のギャップ、差別化のカギ 等
  • 「改革者」から学ぶ展望、これからのCIO、IT部門が取り組むべきアクションとは

パネリスト

住友林業株式会社

執行役員 ITソリューション部長

清水 孝一

1982年4月 住友林業株式会社 入社。情報システム部、経理部、人事部等を経て、住宅管理部長、人事部長、財務部長等を歴任。16年 情報システム部長、17年 執行役員就任。19年 執行役員ITソリューション部長、現在に至る。

パネリスト

日清食品ホールディングス株式会社

執行役員 CIO

喜多羅 滋夫

P&G、フィリップモリスにて、それぞれ十年余り社内IT部門に従事した後、2013年4月日清食品ホールディングス株式会社に執行役員・CIOとして入社。基幹システム刷新、レガシーシステム撤廃と併せて、情報システム部門の改革を推進する。

パネリスト

日本アイ・ビー・エム株式会社

パートナー

グローバル・ビジネス・サービス事業本部
技術戦略コンサルティング

森 祐之

国内システム・インテグレーターを経て、プライスウォーターハウスクーパースコンサルタント株式会社(当時。現・日本IBM)に入社。以来、開発・運用保守を含む、ITライフ・サイクル全体に及ぶ経験と知識を活かし、IT戦略立案、システム化計画、グローバルEA、大規模システム構築プログラム管理、企業統合のシステム統合プログラム管理など、ビジネスとITを融合させるためのコンサルティング・プロジェクトを中心に活動。専門領域は、IT戦略立案・ITガバナンス改革、デジタル変革、EA、ITマネジメント改革など。現在は、IT/デジタル戦略・IT変革コンサルティングチームのリーダーとして、デジタル技術をはじめとする先進技術を活用したビジネス変革を推進。

15:20~15:40 休憩

15:40~16:50 パネルディスカッションⅡ 【DX × IT部門】

変革の本丸、レガシーからの脱却とITケイパビリティの高度化
~DX実現に向けて今なすべき取組みとは~

  • 基幹系システム等、攻めと守りのIT改革事例~「2025年の崖」の克服へ
  • ITケイパビリティを高めるための施策、効果、課題
  • 両輪を牽引し、ビジネス貢献を果たすために~IT部門に求められる、今後の課題と展望

パネリスト

エーザイ株式会社

ICTビジネスソリューション部 部長

上之薗 孝之利

1994年4月1日 エーザイ株式会社 入社。同社川島工場(岐阜県)、生産物流本部、コーポレート・プランニング部等を経て、2015年10月19日より現職を担う。

パネリスト

日本瓦斯株式会社

執行役員 エネルギー営業本部
情報通信技術部 部長

松田 祐毅

1992年からIT業界へ入り大手外資系IT企業、スタートアップ企業を経て現職へ。CTO歴10年。銀行システム、官庁向けシステムやWebシステムからIoT、AI、BlockChainの実装、W3Cへの貢献などの経験を持つ。現職においては、レガシーシステムの開発及びリファクタリングからボット開発、AI開発、IoT開発やBlockChain開発への指揮やエストニアを始め欧州テクノロジー会社との連携リードを担う。プライベートでは現代アーティストのコラボレーションでメディアアートへの参画や、Python、C++でのホビープログラミングとシングルボードコンピュータでの電子工作にはまっている、OpenFrameworks大好きな一児のパパ。

パネリスト

日本アイ・ビー・エム株式会社

グローバル・テクノロジー・サービス事業本部

Cloud CTO 兼 戦略ビジネス&先進テクノロジーサービス 部長

澤藤 佳実

日本IBMにて2006年よりクラウドコンサルティングからクラウドサービス開発やクラウドオファリングの責任者、クラウドテクニカルセールスの責任者を歴任し、現在、グローバル・テクノロジー・サービス部門にてクラウドCTOを担当。

モデレーター

南山大学

理工学部 ソフトウェア工学科
教授

青山 幹雄

16:50 クロージング

17:00 終了

※プログラム内容は予告なく変更となる可能性がございます。

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