DAIKIN ものづくり強化セミナー Vol.40
製品品質向上に向けたものづくり改革
開催概要
開催日時
- 大阪2019年10月24日(木)14:00~17:00(受付 13:30~)
- 東京2019年10月25日(金)14:00~17:00
(受付 13:30~)
開催趣旨
深刻な品質問題が多発する昨今、品質保証業務には改革が求められています。開発の上流段階から、生産技術・製造・品質保証部門を巻き込みながら後工程で想定される課題を洗い出し、品質をつくりこむ必要があります。
一方、人材不足や働き方改革が叫ばれる中で、現場業務の無駄を省く効率化を進めることで、新製品開発や品質改善活動にリソースを注力することが可能になります。そのためにも、組織の壁をなくし連携しながら組織間でジナジーを生むために、デジタル化による業務補完がますます重要視されています。
しかし、製造業のコア業務であるエンジリアリング・チェーンでは、専門性かつ非定型な情報を取り扱うため、未だに紙・Excelでの業務運営が多いのが実態です。
品質判断の精度・速度を向上させ、開発段階で品質をつくりこむためには、過去の不具合情報、過去のデザインレビューの指摘内容など、情報を複合的に活用する必要があるのではないでしょうか。本セミナーでは、エンジニアリング・チェーン・マネジメントにおける情報管理基盤の考え方とともに、品質を担保するための不具合情報の活用の仕方を様々な品質改善活動と併せてご紹介いたします。
概要
参加対象者 |
小売り流通業、製造業などにおける品質管理、工場管理、商品・製品開発、設計、生産、研究、技術管理など |
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参加料 |
無料(事前登録制) ※ 申込み多数の場合は抽選とさせていただきます。 ※ 当セミナーは参加対象を限定させていただいております。 |
参加定員 |
大阪:120名 東京:150名 |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
大阪会場
大阪市北区中崎西二丁目4番12号 梅田センタービル
※ 阪急電車「梅田駅」より徒歩約5分
※ 大阪メトロ御堂筋線 「梅田駅」、谷町線「東梅田駅」より徒歩約7分
※ JR「大阪駅」より徒歩約10分
注目講演
ゲスト講演
無印良品のモノづくりを支える統合システムのご紹介
~不良品を出さない工場認定と商品開発~
- 製造小売業が目指すモノづくりと品質向上の考え方
(多品種×ファブレス×高品質) - 無印良品のモノづくりを支えるプラットフォームのご紹介
(新規工場認定、変化点管理、新商品開発プロセス管理など) - 全社的システム構築と運用成功のポイント
事例紹介
競争力強化に向けたデザインレビュー改革と情報資源の有効活用
三和シヤッター工業株式会社 様 事例のご紹介
- 業務改革と情報基盤構築の一体化
~新商品開発を加速する環境整備を目指して~ - フロントローディングに向けたデザインレビュー改革
- デザインレビュー指摘事項や過去不具合情報の活用促進のポイント
プログラム詳細
13:30~ 受付
14:00~ オープニング
14:05~14:35 主催講演
エンジニアリング・チェーン・マネジメントにおける情報管理のあるべき姿
~コア業務改革ソリューション SpaceFinderのご紹介~
- 激しい環境変化に適応できる
エンジニアリング・チェーン・マネジメントの必要性 - エンジニアリング・チェーンにおける具体的な情報活用手法のご紹介
ダイキン工業株式会社
電子システム事業部
浅和 哲也
14:35~14:40 休憩
14:40~15:45 ゲスト講演
無印良品のモノづくりを支える統合システムのご紹介
~不良品を出さない工場認定と商品開発~
- 製造小売業が目指すモノづくりと品質向上の考え方
(多品種×ファブレス×高品質) - 無印良品のモノづくりを支えるプラットフォームのご紹介
(新規工場認定、変化点管理、新商品開発プロセス管理など) - 全社的システム構築と運用成功のポイント

株式会社良品計画
品質保証部 品質推進課長
(中小企業診断士)
今澤 尚久 氏
講演内容のポイント
株式会社良品計画は、「無印良品」の企画開発・製造から流通・販売を行う製造小売業として、衣料品から生活用品、食品など日常生活全般にわたる幅広い商品群をワールドワイドに展開しています。自社で工場を持たない同社にとって、いかに最適な工場に製造委託するかが不良を出さないポイントになります。工場認定時に、コスト・品質(工程・設備)・人材など、多岐に渡る指標から工場を正確に評価する仕組みを運営。万が一不良品が発生した場合は、製造工場に対して原因分析~是正措置を徹底させることで品質向上に取り組んでいます。これら一連の品質管理および設計変更・4M変更・市場クレームの収集分析など、品質向上に向けた様々な業務を管理するための統合システムを構築し、各商品毎にバラツキのない品質管理活動を実現しています。また、毎シーズン膨大な商品アイテムを開発するにあたり新商品開発プロセス管理もシステム化。商品情報を集約し、開発進捗・開発途上の課題・成果物を共有することで、上流段階から品質を担保する仕組みづくりに成功しています。
本講演では、同社の工場認定や品質向上を支える技術情報管理プラットフォームと、ファブレス経営ならではの商品開発や品質管理の考え方などをご紹介します。数多くのサプライヤーと一丸となって品質向上に取り組む製造業、その開発・品質保証・製造・調達の皆さまにもご参考になる内容です。
16:00~17:00 事例紹介
競争力強化に向けたデザインレビュー改革と情報資源の有効活用
三和シヤッター工業株式会社 様 事例のご紹介
- 業務改革と情報基盤構築の一体化
~新商品開発を加速する環境整備を目指して~ - フロントローディングに向けたデザインレビュー改革
- デザインレビュー指摘事項や過去不具合情報の活用促進のポイント
ダイキン工業株式会社
電子システム事業部
藤村 健次