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Global M&A Symposium2020
グローバル市場に挑む、日本企業のM&A
~最良の相乗効果創出を見据えた、
 戦略的実行とマネジメントの要諦

開催概要

開催日時

  • 東京2020年2月18日(火) 10:00~17:00
    (受付開始 9:30~)

開催趣旨

国内市場での成長が鈍化する昨今のビジネス環境では、マーケットのグローバル化が加速度的に進行しています。新たな成長の活路を求め、M&Aを活用した戦略的な海外企業の買収(IN-OUT)や先端デジタル技術を用いたテクノロジー企業への投資など、規模の大小に関わらず年々増加傾向にあり、企業の成長戦略の大きな柱として「グローバルM&A」を掲げる企業が増えており、喫緊の課題として取り組みを模索している企業経営者やM&Aに携わる方が多いのではないでしょうか。また日本における景気回復の兆しやM&Aへの減税措置を検討する政府の方針も、M&Aを用いた新たな成長戦略実行を加速させる要因となっていると考えられます。

しかし、海外におけるクロスボーダーM&Aには様々なリスクや特異な場合があり、代表的なケースとして企業文化や商習慣の違いから企図したシナジーが創出できない場合や、スピード感を重視するあまり、買収価値を見誤るような甘いデューデリジェンスの実施による、所謂「高値掴み」をしてしまうなど、結果的に巨額の投資が失敗に終わるケースも決して少なくありません。

その一方で、シナジーの捉え方は企業により千差万別ありますが、業種や企業規模の如何によらず、クロスボーダーのM&Aをうまく活用して、企図した価値創出ならびに着実なグローバル市場での成長につなげている企業も存在しております。

では「クロスボーダーM&Aの巧者」となるには何が必要となってくるのでしょうか。

今回のシンポジウムでは、日本のクロスボーダーM&Aをリードするプロフェッショナルをお招きし、統合後の最良の相乗効果を創出すべく、M&A戦略のビジョンや策定実行に向けたマネジメントのリーダーシップ組織融合によるガバナンスや人財配置の考え方など、成功に向けたあらゆる手段を検証し、グローバル市場での競争力を確保し、自社の企業価値向上に寄与するためのクロスボーダーM&Aついて、豊富な実体験をもとに真のM&A巧者になるためのヒントを紐解いていくことを目的としたプログラムです。

概要

参加対象者

経営者、役員、CSO、および経営企画、事業企画、国際、法務、社長室ほか、各事業部門の責任者の皆さま

参加料

¥28,000(税込/お一人様)

参加定員

150名(事前登録制)

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

特別協賛

協賛

会場

赤坂インターシティコンファレンス 4F 「the AIR」

東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 4F

4Fにお越しのお客様も一度3Fへお越しください。

東京メトロ 銀座線・南北線「溜池山王駅」9番出口より徒歩3分

東京メトロ 銀座線・南北線「溜池山王駅」14番出口(バリアフリー)より直結
14番出口は銀座線改札口より約5分、南北線改札口より約7分)

区切り線

プログラム詳細

9:30~ 受付

10:00~10:10  オープニング【クロスボーダーM&Aの課題と潮流】

東京国際法律事務所

代表パートナー /
弁護士・ニューヨーク州弁護士

山田 広毅

クロスボーダーM&A、独禁法、贈収賄、コンプライアンス、訴訟紛争等、多数当事者・複数法域が絡む複雑なクロスボーダー案件を専門とする。森・濵田松本法律事務所(2006年-2013年)、Kirkland & Ellis LLPシカゴオフィス(2010年-2012年)、日比谷中田法律事務所(2013年-2019年)を経て、2019年に東京国際法律事務所を開設。慶應義塾大学法学部卒業(2003年)、コロンビア大学ロースクール修士課程(LLM)修了(2010年)。

10:10~11:10 特別講演Ⅰ 【グローバルスタンダートで考える、リーダーのM&Aマネジメント】

成長を加速する、グローバルM&Aの最適解

  • 企業変革を起こす世界基準のリーダーシップとM&Aの勘所
    (M&Aを考えるビジネスパーソンへ向けた、M&Aの必然性とリーダーシップの提言)

日本オラクル株式会社 取締役会長

CVCキャピタル・パートナーズ日本法人 最高顧問

株式会社東芝 社外取締役

武田薬品工業株式会社 社外取締役

ボストン・サイエンティフィックコーポレーション 社外取締役

元 ゼネラル・エレクトリック・カンパニー シニア・バイス・プレジデント

元 株式会社LIXIL 代表取締役会長 兼 チーフエグゼクティブオフィサー

藤森 義明

1975年東京大学工学部卒業後、日商岩井株式会社入社(現 双日株式会社)。81年、米カーネギーメロン大学MBA取得。86年 日本GE入社。97年 米GEカンパニー・オフィサー、2001年 アジア人初のシニア・バイス・プレジデント就任。08年 日本GE会長兼社長兼CEO兼任。11年から16年まで株式会社LIXILグループ 取締役代表執行役社長兼CEO。その他、12年から16年まで東京電力ホールディングス社外取締役。カーネギーメロン大学ボードオブトラスティー。11年から15年まで公益社団法人経済同友会の副代表幹事を務め、現在幹事に在任中。

講演のポイント

アジア人初の米国GEの上席副社長や、LIXILグループのCEOを歴任され、 「伝説の経営者」ジャック・ウエルチ氏から薫陶を受けリーダーシップ/マネジメントを学んだ、まさに経営のプロフェッショナルである藤森氏。 「M&A」という成長のチャンスを活かし、最良のシナジー創出に向けて、如何に経営マネジメントを推進していくべきなのか。

これまで多くのM&Aに関わる意思決定の現場や、経営統合活動を管掌してきたからこそ語れる、マネジメント層に求められるリーダーシップに必要な考え方・スピード感など、変革の裏側も踏まえてお話しいただきます。

11:10~12:00 特別協賛講演 【成功企業に学ぶ、グローバルM&A実行による成長のヒントを徹底考察!】

M&A巧者に学ぶクロスボーダーM&A成功の秘訣

  • 海外M&A計画の検討
    (デューデリジェンス、事業計画、M&A契約等)
  • 計画段階で指針となる「PMI方針」
    (現地経営者のコミットとガバナンス)
  • 外部専門家の活用方法と社内M&A部門の役割

東京国際法律事務所

代表パートナー

弁護士・ニューヨーク州弁護士

森 幹晴

クロスボーダーM&A(日本企業による欧米・アジアの海外企業の買収)、国内企業のM&A、独禁法、FCPA、CFIUS等のグローバル・コンプライアンスを専門とする。

長島・大野・常松法律事務所 (2004年-2015年)、Shearman & Sterling LLPニューヨークオフィス(2011年-2012年)、日比谷中田法律事務所(2016年-2019年)を経て、2019年に東京国際法律事務所を開設。東京大学法学部卒業(2002年)、コロンビア大学ロースクール修士課程(LLM)修了(2011年)。

講演のポイント

海外M&Aは日本企業の成長戦略として定着しましたが、成果を上げる企業、失敗する企業の明暗は分かれています。国内マーケットが縮小する中、海外M&Aは企業の成長にとって不可欠な経営戦略となり、成功のためのノウハウの獲得は必須です。M&A成功の秘訣として、明確な目的意識とコミットメント、海外M&A計画の検証とPMI指針を含むM&A推進体制の構築について解説します。

12:00~13:00 昼食

※お弁当の御用意がございます。

13:00~14:00 事例講演Ⅰ 【M&Aの相乗効果による、新しい価値創出へむけた融合のヒントをご紹介!】

持続的成長に向けたテルモのM&A戦略と統合後の価値創出

  • テルモのM&Aの取り組み 戦略と成果
  • 統合後のシナジー創出におけるCTOの役割
  • 事業拡大だけでないM&Aの価値

テルモ株式会社

執行役員

チーフテクノロジーオフィサー(CTO)

粕川 博明

テルモグループ全社の研究開発を担当。1988年 テルモ株式会社入社技術開発本部配属し、合成新薬開発を担当。1996-2005年にハーバード大学・テルモ共同開発、新規技術・ベンチャー企業のグローバル導入・提携活動、並びに社内技術の欧米開発を担当。2009年から開発企画部長を経て、2013年より執行役員・研究開発本部長、テルモメディカルプラネックス担当、現在に至る。理学博士。

講演のポイント

テルモは、20年前から継続的にM&Aを手掛けております。
同社にとってM&Aとは、単なる事業拡大の手段だけでなく、グローバル化やフォロワーからの脱却などの意識改革にも影響を与えておられます。

本講演では、M&A戦略や統合時の取り組みについてではなく、仲間になってもらった企業の強みの尊重、内部開発力強化とM&Aのシナジーなど、統合後の価値創出にフォーカスしたCTOの役割についてお話しいただきます。

14:00~14:30 協賛講演 【グローバルマーケットのM&Aからみる、今後のトレンドを検証】

世界のM&A市場の今後のトレンド予測

  • 初期段階のM&A活動の追跡調査をもとに、今後6カ月間のM&A活動を予測
  • 世界のディールにおけるM&A情報のリーク(漏洩)に関する検証
  • 最新のディールマネジメント手法

イントラリンクス合同会社

カントリーマネージャー

村岡 聡

2010年イントラリンクス入社、2013年9月より日本営業責任者として日本のオペレーションを統括。入社以前は、オニックス・ソフトウェア/コンソナ・コーポレーション(現アプティアン)、アクセンチュア、国内SI会社などで数多くのプロジェクトマネージメントに従事するなど、ソフトウェア業界で20年近い経験をもつ。

講演のポイント

イントラリンクスは、M&Aにおける戦略立案から経営統合(PMI)までのディールに関わるデータをセキュアな環境で活用できるバーチャルデータルーム(VDR)を提供しているフィンテック企業です。今回の講演では、クロスボーダーM&A市場の今後のトレンドを、データを示しながら考察し、最新のディールマネジメント手法から成功につながるM&Aのポイントをお話しいただきます。

14:30~14:45 コーヒー・ブレイク

14:45~15:45 事例講演Ⅱ 【リクルートホールディングスのM&Aの成功と失敗に迫る】

リクルートのグローバル化とM&Aについて
中国進出での学びから、リクルート流グローバル経営へ

企業としての生き残りを賭けて、グローバル IT 企業へのトランスフォーメーションを決断。Indeedを中心とした、グローバル HRテクノロジー企業の M&A を展開し、デジタルテクノロジー・カンパニーへのシフトを推進。これまでのデジタル化・グローバル化の歩みを失敗体験も踏まえて紹介。

株式会社リクルートホールディングス

取締役 兼 専務執行役員 CHRO

池内 省五

1988年 株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)入社。スーパーコンピューター関連事業、経営企画等を経て、1993年 人事部で人事設計に携わる。2000年より経営企画室にて、中長期成長戦略策定に携わるとともに、新規事業開発と海外展開の推進に従事。2005年 執行役員。2012年 取締役。2014年 リクルートUSAの代表取締役に赴任。2016年4月 取締役兼専務執行役員に就任し、CSO・CHROを経て現在はCHROとして人事・総務部門を担当。

講演のポイント

日本を代表するグローバルM&A巧者として評される「リクルートホールディングス」。

900億円を超える「Indeed」の買収含め、同社は多くのM&Aを実施し、グローバル化を推進しています。

買収先の選定・交渉・実行についてなどこれまでのM&A案件からリクルートの失敗談や成功のヒントをご講演いただきます。

15:45~15:55 ショートブレイク

15:55~17:00 特別講演Ⅱ 【クロスボーダーM&Aを成功へ導く要因を徹底検証!】

グローバル競争を勝ち抜くM&A戦略
~変化に強い企業が実践する、戦略構想とPMIの要諦

  • 【非連続の成長】を生み出すM&Aの可能性
  • イノベーションを見据えた、M&Aの実践と課題
  • 次代の経営を考える、グローバルマーケットでの飛躍とは

味の素株式会社
顧問(元 取締役専務執行役員)

公益社団法人企業情報化協会代表理事
副会長

五十嵐 弘司

1980年 味の素株式会社入社。バイオ精製工程のプロセス開発に従事。1998年 アメリカ味の素株式会社アイオワ工場長、技術開発センター長を経て上席副社長。2009年 執行役員経営企画部長。その後、取締役常務執行役員、取締役専務執行役員に就任。中期経営計画の策定、M&A実務実行等、味の素株式会社の経営の中枢を担う。また技術・情報統括として、イノベーションの実現、グローバル展開、ICT活用やデジタル化を推進。現在、味の素株式会社顧問として外部機関を中心に活動中。「技術者がつくるこれからの会社」、「非連続成長を実現するためのイノベーション」ほか、企業経営にかかわる多数の講演実績があり、著書に「技術者よ、経営トップを目指せ!(日経BP、2019/11出版)」がある。

講演のポイント

味の素入社後、一貫して現場を掌握されてきた五十嵐氏。

海外での生産体制の改革や立ち上げを経験されたのちに経営企画部長へ抜擢。

多様な人財をマネジメントし、経営ビジョンの策定と変革の実行を推進してこられました。

その変革の一つとして、大きく事業を飛躍するための「非連続的な成長」を実現するべく、M&Aを専門とするコーポレート戦略部の立ち上げに従事され、多くのグローバルM&Aの実務実行をご経験されてきました。

最良の相乗効果創出へ向けたM&Aの成功と失敗をこれまでのご知見から、お話いただきます。

17:00 終了

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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