次世代マネジメントのDX最前線
~経営目線のデジタル
トランスフォーメーション・リーダーシップ~
開催概要
開催日時
東京
Online
2020年 9月15日(火)13:00~17:50(受付 12:30~)
開催趣旨
世界を震撼させた新型コロナウイルスの影響で、あらゆるシーンでデジタルシフトが2年分早まったといわれています。急激な外部環境の変化の中、多くの企業はビジネスモデルや組織・オペレーションの見直しが迫られているのではないでしょうか。また、目線を経営・マネジメントに移してみると、世界的な企業で経営陣の世代交代と若返りが進みつつあります。新しい現実のなかで新しいリーダーによる変革・パラダイムシフトの機運が高まっています。
一方、全国的・物理的な自粛生活やテレワークの体験は、これまでの常識への疑問や変化への渇望を醸成した側面も否めません。平時に変革を進めるうえで最も困難だった「保守的なマインド」が、今は変革を希望・許容するスタンスに変化し、企業変革には、むしろ取り組みやすい状況になったとも捉えられるのではないでしょうか。
企業の方向性を見極め、事業構造や競争優位性の刷新に迫られるなか、その手段は、組織のデジタル化の推進・成熟化であることは間違いないでしょう。部分的なDXではなく、デジタルを前提として「マネジメント全体をDXする」リーダーシップが求められています。
本セミナーでは、変革を導く次世代経営者のためのリーダーシップやマネジメントに関する経営理論と、日本におけるDX研究の第一人者をお招きするとともに、実際に変革・DXを成功させつつあるリーダーのエピソードを交え、困難な時代に飛躍するヒントをご提供いたします。
本イベントはライブ配信と、現地開催をいたします。会場では席と席との間を十分空けるなど、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染リスクを高める3つの条件(①換気の悪い密閉空間、②人が密集している、③近距離での会話や発声が行われる)を防止します。
ライブ配信が視聴できるURLや会場のご案内についてはセミナーご当選者様にのみご連絡いたします。回線や容量、および現地会場の席数の観点からセミナーを抽選制とさせていただきますので何卒ご了承ください。
また、当イベントは政府や東京都の方針に則り速やかに対応し、予防と拡散防止に努めます。今後状況が変化した際は変更事項などを随時ご案内いたします。
概要
参加対象者 |
経営者、役員、経営企画、営業統括、営業推進、店舗統括、人事部門、教育研修の責任者の方々 |
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参加料 |
無料(事前登録制) |
参加形式 |
会場へのご来場:50~100名、ライブ配信:500名 ※ライブ配信(Web)にてご参加いただけます。会場への参加をご希望者される方は会場をご案内いたしますが、状況によってはライブ配信のみとさせていただきます。 ※ご来場者は50名~100名とさせていただきます。 ※ライブ配信希望の方はお申込み後に視聴方法をご案内いたします。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
会場
ライブ配信 / 大手町三井ホール(東京・大手町)
東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 3F
※東京メトロ千代田線・丸の内線・半蔵門線・東西線「大手町駅」直結
※都営三田線「大手町駅」直結
※JR山手線・中央線・東海道線「東京駅」丸の内中央口地下道直結
プログラム詳細
13:00~13:10 主催者挨拶
13:10~14:00 基調講演
創造的対応を生む経営者のリーダーシップとマネジメントの心構え
- 危機の時代に求められる企業競争力
- イノベーションの再現性を高めるために ~組織構造・インセンティブ~
- 次世代の経営をリードするための心構えとマネジメントの要諦

一橋大学 名誉教授
法政大学大学院 教授
一般社団法人Creative Response-Social Innovation School 学長
米倉 誠一郎 氏
1953年東京生まれ。一橋大学社会学部および経済学部卒業。同大学大学院社会学研究科修士課程修了。ハーバード大学Ph.D.(歴史学)。2008年より2012年まで一橋大学イノベーション研究センター長。2012年よりプレトリア大学ビジネススクール(GIBS) 日本研究センター所長を兼務。2017年より一橋大学名誉教授・一橋大学イノベーション研究センター特任教授、法政大学大学院教授。2020年より一般社団法人Creative Response-Social Innovation School学長。
14:00~14:30 主催者講演
次世代経営のためのリーダーシップ・組織マネジメント基盤のDX
- ニューノーマル時代における組織を機動的に動かすマネジメント支援の重要性
- 部分的なDXではなく、マネジメント全体のDX
- 様々な業界における「動画×マネジメント」のDX事例の紹介

ClipLine株式会社
取締役 COO
金海 憲男
京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科修了後、アクセンチュア株式会社、株式会社ジェネックスパートナーズにおいてコンサルタントとして多数の多店舗展開企業の経営改革を主導。回転寿司チェーン「あきんどスシロー」を始め、売上数百億〜1千億円規模の企業の業績向上と組織変革を完遂。2013年ClipLine株式会社を創業し、コンサルティングノウハウを活かしてClipLineを開発。AIなど先端技術の応用可能性を検証する一方で、サービス業の価値の源泉である人材の育成こそが真の生産性向上につながるという思想を持つ。
14:30~14:45 休憩
14:45~17:00 事例講演 ※途中15分休憩
業界リーダー企業における組織変革・マネジメントDXのリアル
ClipLine導入のエピソードを伺いながら、組織変革や戦略の実現に向けた、デジタル活用の本質を紐解きます。
組織変革を推進するキンコーズ・ジャパンのマネジメントシステムの刷新
「キンコーズ」は、アメリカで誕生したオンデマンドプリントサービスを店舗販売する"ビジネスコンビニ"の先駆けであり、キンコーズ・ジャパンは同事業を日本で展開する業界のリーダー企業です。デジタルを活用した働き方改革が進み、新たな価値・付加価値の創出が求められている印刷サービス業界において、変革に取り組まれた渡辺氏にリーダーシップやマネジメントのポイントについて伺います。

キンコーズ・ジャパン株式会社
取締役
東京事業運営部・生産管理部・店舗ビジネス推進部・新ブランド推進担当
渡辺 浩基 氏
1973年岩手県生まれ横浜市育ち、現在は東京都中野区在住。都内のホテル業界、インターネット業界、飲食業界で店長を経験したのち2004年に現在のキンコーズ・ジャパン株式会社に入社。店長として店舗や工場立ち上げを経験後、エリアマネージャー、店舗運営部長を経て2014年に現職である取締役へ。現在の管掌部門は東京事業運営部、生産管理部、店舗ビジネス推進部、新ブランド推進を担当している。座右の銘:百聞は一見に如かず。
1300店舗超・多ブランドを抱える大企業トリドールホールディングスにおけるにおけるDX遂行の秘訣
トリドールホールディングスは、「丸亀製麺」を筆頭にグローバル全体で直営1300店舗を超える規模で急成長を遂げている外食企業です。国内800店規模の「丸亀製麺」では、大規模チェーンでありながらセントラルキッチンを取り入れず店舗毎に商品や接客などの顧客体験を最適化するユニークな戦略とオペレーションで、競合との差別化と付加価値創出を実現しています。大企業でありながらスピード感を持ってDXを推進する同社のDX遂行の秘訣について、原田氏に伺います。

株式会社トリドールホールディングス
事業管理部部長
株式会社丸亀製麺
営業管理統括部 統括部長(兼任)
原田 義也 氏
1989年にトリドールへ入社。丸亀製麺業態にて店長、MGR、CMGRと経験を積み、店舗のスタッフとともに様々な店舗改善を行う。2017年に営業部の支援部署である、本社の営業サポート部へ異動する。営業部の課題を本部の関連部署と連携し、各PJ運営に携わる。2019年にクリップラインのPJにかかわり、営業部のコミュニケーション活性化を行う。2020年、営業管理統括部に部名称を変更し、統括部長として支援だけでなく組織マネジメントまで行う役割を持ち、経営資源を活用した事業会社のサポートを行う。
IDOM山陰山口事業部のDX成功事例~販売力・粗利額アップと顧客体験向上に資するデジタル化プロジェクト~
IDOM社は中古車の買取・販売領域で国内首位を誇るリーディングカンパニーです。独自のビジネスモデルと500店舗以上販売ネットワークに加え、「ビジネスとITの融合」、「日本最大の店舗網」、「質の高い営業力」を強みとして事業を推進しています。販売量と粗利額の大幅アップを実現した、テクノロジーを活用する文化や組織づくりについて、野村氏に伺います。

株式会社IDOM
山陰山口事業部 チームリーダー
野村 勝志 氏
Bond University Australiaの経済学部を卒業後、株式会社カービューに入社、クルマ業界での自動車メディア法人営業を担当。2010年株式会社IDOM(旧株式会社ガリバーインターナショナル)に入社後、新規チャネルの構築、直営戦略企画、事業開発企画を経て、タイでのガリバー事業の立ち上げを担当。その後、販売チャネルのリニューアル企画や、既存チャネルの戦略企画の責任者を経て、2019年より山陰山口エリアの事業統括として、既存事業の変革、リバイバルを担当。

モデレーター
ClipLine株式会社
代表取締役社長
高橋 勇人
京都大学理学部卒業、同大学院理学研究科修了後、アクセンチュア株式会社、株式会社ジェネックスパートナーズにおいてコンサルタントとして多数の多店舗展開企業の経営改革を主導。回転寿司チェーン「あきんどスシロー」を始め、売上数百億〜1千億円規模の企業の業績向上と組織変革を完遂。2013年ClipLine株式会社を創業し、コンサルティングノウハウを活かしてClipLineを開発。AIなど先端技術の応用可能性を検証する一方で、サービス業の価値の源泉である人材の育成こそが真の生産性向上につながるという思想を持つ。
17:00~17:50 特別講演
トップマネジメントのためのDX推進の要点
~経産省「DXレポート」・「DX推進指標」の生みの親に学ぶDXの本質~
- 日本企業におけるDXの動向と現状
- 儲かるDX戦略 ~認識すべきDXの本質とは~
- 外食・小売・サービス業界におけるDX推進のヒント

名古屋大学 名誉教授
電子情報通信学会 フェロー
経産省「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」委員
山本 修一郎 氏
名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻修了。NTT研究所で、ソフトウェア開発支援ツール、WebDB連携ミドルウェア、ICカードプラットフォームなどの開発に従事。株式会社NTTデータ 初代フェロー、システム科学研究所所長、古屋大学情報連携統括本部教授、名古屋大学大学院情報学研究科教授を経て、現在、名古屋大学 名誉教授。要求工学、エンタープライズアーキテクチャ、オープンイノベーションなどの研究に従事。著書に、『ITサービスマネジメントの技法』(2017)『要求開発の基礎知識 -要求プロセスと技法入門-』(2019)など。
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。