BtoBマーケティングフォーラム 2020
製造業における、
DX企業変革がもたらす新しい世界
対処ではなく、
変革による更なる企業成長の実現
開催概要
開催日時
- Online2020年12月3日(木)14:30~17:30
(配信開始 14:15~)
開催趣旨
新型コロナウィルスの流行がもたらしたニューノーマル(新常態)の時代、ビジネスの世界にも大きな影響を及ぼし、その多くはマイナスのインパクトを与えているのかもしれません。一方で、こういった新型コロナの余波として世界中のあらゆる箇所でロックダウンが起き、全世界の企業が同時に「今のビジネススタイルから変わらなければならない状態になった」と解釈すると、すべての企業がニューノーマルという時代を生き抜くためのスタートラインに、今まさに同時に立っている状態にあると捉えることもできます。
もしこの機会に、企業や組織が本気でDX(デジタルトランスフォーメーション)を志向するのであれば、「コロナ前に戻す」のではなく、新たな時代で生き残りを図り、事業競争を勝ち抜いていくための変革の機会であると考え、いち早く変革に向けたDXに着手し、新たな環境に適応することが、この時代に求められる最重要課題になるのではないのでしょうか。
今回のフォーラムでは、「変革のためのDX」をテーマに、自社が置かれている環境下で生き残り、飛躍を目指し挑戦されておられる、先進企業事例の取り組みをいくつかの角度よりご紹介させていただきます。
概要
参加対象者 |
BtoB事業を行い、DXによる企業変革を検討している経営者、役員、マーケティング、営業、営業企画、 |
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参加料 |
無料 |
参加定員 |
100名(事前登録制) |
参加形式 |
オンライン配信 ※本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 ※申込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。 |
主催 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
企画・共催 |
プログラム詳細
14:30~14:35 ご挨拶
14:35~15:15 事例講演1
一化学会社におけるデジタルトランスフォーメーション遂行の経験と今後に向けた考察
デジタルトランスフォーメーションは、いろいろな人によって解釈や実践内容が異なっているのが現状である。当講演では、株式会社三菱ケミカルホールディングスにおけるデジタルトランスフォーメーションについて、どのような定義、目標、施策をもって取り組んできたかを紹介する。デジタルトランスフォーメーションを「全ての関係性に、デジタルの技術と思想によって、変革を起こし、新しい価値を生み出す」ものとして定義し、基盤作り、戦略的展開、社会との関係の三段階にわたって、活動を展開している。この遂行にあたって、各種BtoB会社にとっても共通となると思われる課題 (風土、人材育成、意志、ビジョン、ロードマップ、技術への理解、無形資産) についても触れたい。またプロセスインダストリーでB to Bの典型である化学業界で、Circular Economy, Chemical Recycling, SDGsなど、次の段階に向けて何を考えているかについても触れたい。
株式会社三菱ケミカルホールディングス
フェロー
岩野 和生 氏
1975年 東京大学理学部数学科卒業、同年日本アイ・ビー・エム株式会社入社、1987年 米国プリンストン大学Computer Science学科よりPh. D.取得。東京基礎研究所所長、米国ワトソン研究所Autonomic Computing担当ディレクター、ソフトウェア開発研究所所長、先進事業担当執行役員等を歴任。2012年より三菱商事株式会社 ビジネスサービス部門顧問、デジタル戦略部門顧問(現任)、2020年 より、Here Technologies社のInternational Advisory Board メンバー(現任)、科学技術振興機構 研究開発戦略センター 上席フェロー (2012年 – 2016年)、東京工業大学客員教授 (2010年 – 現任)。 2017年より株式会社 三菱ケミカルホールディングス 執行役員、先端技術・事業開発室 Chief Digital Officer。2020年4月よりフェロー、現在に至る。2003年より情報処理学会フェロー。IEEE、ACM、SIAM会員。
15:15~15:55 共催講演
ニューノーマル時代に適応するための企業変革 ~全社を巻き込むデジタルトランスフォーメーション推進の仕組み~
多くの企業が、昨今の社会変化への対応策としてのデジタル化を推進するなかで、これを生き残りとビジネス強化にむけた全社的な企業変革の転機と位置づけ、動き出す企業が増えています。新しい組織の姿に至るまでの変革のプロセスは、長く答えがないものです。その中で、どのようにプロジェクトを設計し、スモールスタートから全社に展開していくのか。どのように経営層と事業の現場をつなぎ、組織と事業に根付かせていくのか。実際の取り組み事例をモデルケースとして、デジタル変革の推進、設計のために重要となるポイントを解説いたします。
マーケットワン・ジャパン
シニア・ディレクター
大橋 慶太
大学を卒業、商社に2年勤務後、英国Nottingham Trent University にて修士号を修める。帰国後はBtoB/BtoC企業のマーケティング・コンサルティングに15年以上従事。 日本初となるデジタル音楽配信サービスの立ち上げ、 大手製造業のグローバルガバナンスの強化、 企業変革など数多くのコンサルティング業務を経験。 現在は多くの上場企業を対象に、 グローバルマーケティング強化に向けたデマンドセンター構築を支援するコンサルタントとして活躍。 マーケティング起点での企業変革プロジェクトに数多く携わる。
15:55~16:05 休憩
16:05~16:45 事例講演2
BtoB企業がデジタル変革を実現するための人財・組織の開発戦略 ~変革の推進者が描くシナリオとは~
- デジタル変革の成長段階により、人財開発に併せてDXを推進する組織の在り方を変えていく
- 企業変革において、特にニューノーマルの時代はデジタル部門と人事部門がリードすることが重要
- 企業のITリテラシー向上とガバナンス強化によりDXをスピードアップさせるホリスティックな仕組み造りとは
日揮ホールディングス株式会社
常務執行役員 CDO デジタル・人財組織開発管掌
花田 琢也 氏
1982年、日揮入社、石化分野の海外プロジェクトに従事。1995年にトヨタ自動車に出向し、海外の自動車工場建設プロジェクトに参画。2002年、NTTグループとe-コマース事業会社を設立しCEOに就任。2008年、日揮の海外拠点JGCアルジェリアへ赴任し、CEOに就任。事業開発本部長、人財・組織開発部長を経て、2018年、CDOデータインテリジェンス本部長に就任、2019年より現職。
16:45~17:25 事例講演3
BtoB企業としてのIHIのDX戦略 ~コロナ禍を超えて~
昨今のコロナ禍は、世界の企業の働き方を大きく変え、また、社会と企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させている。それはBtoC企業のみならず、BtoB企業の在り方についても変革を迫ることとなっている。今回のフォーラムでは、BtoB企業としてのIHIが、コロナ禍の下でどのようにDXに取り組んでいるかについて概説する。具体的には、DXを広くとらえることとし、①IHIの働き方改革と、②IHIのビジネスモデルの変革及び業務プロセス改革について説明する。
株式会社IHI
常務執行役員 高度情報マネジメント統括本部長
小宮 義則 氏
1984年、東京大学経済学部を卒業、同年 通商産業省(現 経済産業省)入省。2016年、特許庁長官に就任。2017年に退官後、株式会社IHI入社、執行役員 資源・エネルギー・環境事業領域 副事業領域長を経て、2020年4月、常務執行役員 高度情報マネジメント統括本部長に就任。
17:25~17:30 クロージング・終了
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。