企業価値向上につながる環境リスクマネジメント
ESG新時代の企業戦略
~ブランド力を構築し、
持続的成長を実現するための取り組み~
開催概要
開催日時
- online2021年 6月25日(金)14:30~16:50
開催趣旨
近年、企業価値向上を目指した経営への意識の高まりから、「ESG」という言葉をメディアで目にしない日はなく、“誰もが持続可能な社会・企業活動を意識する時代”が訪れています。
実際、企業の事業活動に大きな影響をあたえる気候変動を疎かにすることは企業にとって大きなリスクとなり、例えば豪雨により一夜にしてサプライチェーンが壊滅する、または基準を超えるCo2の排出などは企業価値の毀損へと繋がります。
しかしながら、大半の企業は環境を意識した経営に取り組み始めたばかりでもあり、環境リスクをコントロールし、そして企業価値向上へまでつなげているケース(事例)は一部にとどまります。各企業の経営層は「ESG」の重要性を十分に認識しつつも、それに対しどのように具体的に取り組むべきか他社の成功事例など情報収集を繰り返しながら、試行錯誤しているのではないでしょうか。
本イベントでは企業が「ESG」をどのように意識し、そして経営に結びつけていくべきかを考察して参ります。
冒頭ではESG新時代の企業経営とは何かをテーマにお話しいただき、その後のセッションではより具体的な事例として気候変動などに伴う水資源の変化も顕著になっていることから、今企業が考慮すべき水リスクは何か、リスクに負けない企業づくり、企業戦略についてご説明します。
その後の事例講演では、サスティナビリティ経営の実現を目指している富士通 藤崎様をお招きし、企業価値を向上させていくために実務者として具体的な取り組みや課題・ポイントをお聞かせいただきます。
本イベントが、皆さまの環境経営に関する意識改革のヒントとなれば幸いです。
概要
参加対象者 |
企業の経営者、経営層、CSR部、経営企画、総務、IR部門、各事業部の責任者 |
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参加料 |
無料(事前登録制) |
参加定員 |
150名 ※申込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。 |
参加形式 |
オンライン配信 ※本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
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企画・運営 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
プログラム詳細
14:30~15:00 基調講演
ESGの先へ~新常態を拓く志本経営
ESGは時代のキーワードとして広がっている。それを単なる規定演技としてではなく、次世代の企業成長の基軸とするには、自社ならではの高い志(パーパス)に紐づけることが求められている。本講演では、そのような「志本経営」モデルを提唱し、その実践手法を提案する。

一橋大学
客員教授
名和 高司 氏
東京大学法学部卒、ハーバード・ビジネス・スクール修士(ベーカースカラー授与)。三菱商事(東京、ニューヨーク)に約10年間勤務。2010年まで、マッキンゼーのディレクターとして、約20年間、コンサルティングに従事。自動車・製造業分野におけるアジア地域ヘッド、ハイテク・通信分野における日本支社ヘッドを歴任。日本、アジア、アメリカなどを舞台に、多様な業界において、次世代成長戦略、全社構造改革などのプロジェクトに幅広く従事。2010年6月より、一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授に就任。ファーストリテイリング、味の素、SOMPOなどの社外取締役も務める。
15:00~15:30 主催社講演
サステナブルな未来に向けた企業が行うべき環境戦略
外部環境がドラスティックに変化する今、企業はその変化へ対応し、機会とすることが求められています。
環境の変化、特に気候変動の影響は、企業にとっても事業へのインパクトが極めて大きいイシューであり、各企業がどのような戦略をとるのか、投資家や顧客からも強い関心を持たれています。
一方で、不確実性の高い将来を生き抜くためには、外部からの高い評価を受けるだけでなく、本質的なリスクを把握し、そのリスクを踏まえ企業戦略を検討する必要があります。
本講演では、気候変動に伴う主要なリスクである「水リスク」を例とし、サステナブルな社会に向けて、今企業が取るべき対応を解説します。

八千代エンジニヤリング株式会社
事業開発本部 第一開発室
水リスクマネジメント課 マネージャー
吉田 広人
2008年八千代エンジニヤリング株式会社入社、公共インフラコンサルティング部門に所属し、国や自治体の水資源保全事業や水循環政策等を担当。2018年に民間企業向けサステナビリティコンサルティングチームの立ち上げメンバーとして参画し、現在はマネージャーとして従事。2020年よりCDPウォーターセキュリティースコアリングパートナーとして活動。
15:30~16:00 事例講演
パーパス達成に向けた、富士通のサステナビリティ経営の推進
富士通は昨年7月にパーパスを制定し、地球の持続可能性と企業の持続的成長を両立すべく、サステナビリティ経営の実現を目指しています。ESGの視点をいかに経営そのものに結びつけるべきか、実務者の視点から考察します。

富士通株式会社
サステナビリティ推進本部長代理 兼 レスポンシブルビジネス統括部長
藤崎 壮吾 氏
富士通入社後、通信海外事業本部にてアジアを中心とした商談を担当。その後、政策渉外部門にてグローバルなインターネット政策や、貿易自由化についての政策提言に関わる。2010年より富士通初のCSR組織のリーダーとして、ESGに関わる各種戦略策定・実施を主導。国連機関、国際フォーラム、NGOを含むステークホルダーとの連携にも注力。企業パーパスアクティベイト室長を経て、2021年より現職。早稲田大学法学部卒業、米・カーネギーメロン大学経営学修士。
16:00~16:10 休憩
16:10~16:50 トークセッション
ESG新時代に求められる企業戦略
~企業を持続的に成長させる取り組み~
ご講演者の皆さまの各お立場から、ESG新時代に求められる企業戦略や、それに対する課題とポイントをお話いただき、紐解いていきます。
視聴者の皆さまからのご質問も受け付け、時間内で取り上げられる範囲で回答させていただく予定です。

一橋大学
客員教授
名和 高司 氏

八千代エンジニヤリング株式会社
事業開発本部 第一開発室
水リスクマネジメント課 マネージャー
吉田 広人

富士通株式会社
サステナビリティ推進本部長代理 兼 レスポンシブルビジネス統括部長
藤崎 壮吾 氏
※プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。