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シリーズ マネジメントの未来@Business Forum
Transformation Forum 2021
“X
(Transformation)”を
実現する経営力と組織能力

~DXや企業変革を絵に描いた餅で
終わらせないために~

開催概要

開催日時

  • Online Live配信 2021年9月3日(金)10:30~16:15
  • オンデマンド配信 2021年9月10日(金)~2021年10月8日(金)
    ※期間内は、見たい時に何度でも視聴可能となります!

開催趣旨

新型コロナウイルスによるパンデミックの発生は、未来を予測することの難しさ、VUCAの時代にまさに直面していることを、図らずも全世界が体感することとなりました。産業や社会の大きな転換を後押しし、企業や組織、そして個々それぞれがもつ固定概念も覆され、混乱の中でも、今の時代を生き抜く、勝ち抜く、変化・進化が各企業で始まっています。未来を創る経営とは何か、この大転換期に、真の改革を実行し持続的成長を果たすマネジメントのカギとはどのようなものでしょうか。

DX、ジョブ型人事、M&Aや事業再編など、企業を取り巻く変革のキーワードは日々メディアに溢れています。しかしながら、デジタル変革を例にしても、DXの推進がトップダウンで指示されながら、その内容は現場任せとなり効率化という名の小改善に終わってしまうケースや、綺麗な改革の絵は描いたものの、総論賛成各論反対という各部門の反発を招き、社内の抵抗勢力を変革に巻き込めずにDXが頓挫するケースなども数多くあるでしょう。一方、この大転換期をチャンスと捉え、いくつもの高い壁に拒まれながら、経営者の強いリーダーシップと変化を厭わない組織能力で大胆な事業のトランスフォーメーションを果たし、競争優位の獲得に向けて邁進する日本企業も見受けられています。その実行力の差はどこにあるのでしょうか?DXや企業変革の遂行は、デジタルテクノロジーやITリテラシー、ビジネスモデルがもたらすものではありません。その成功の可否は、言わずもがな携わっていく組織や人のプロセスであり、変革を牽引するマネジメントと改革を実行する組織能力の高度化、可変性にこそあるのではないでしょうか。

未曽有の混乱を最大のチャンスに変えていくべくスタートした、シリーズ「マネジメントの未来」。今回のフォーラムでは、「企業のトランスフォーメーション」をテーマに、特に変革を遂行するうえで重要となる組織能力にフォーカスを当て、VUCA時代に持続的成長を実現するための経営と組織のあり方などについて、様々な視点から議論を進めていきます。変化を厭わず、攻めの経営にチャレンジする変革企業をお迎えし、「経営力×組織能力」でどのように改革を進めてきたのか、その先進事例の成功や失敗のプロセスから、DXや企業変革を絵に描いた餅で終わらせないためのキーファクターについて検証していきます。

概要

参加対象者

経営者、役員、経営企画、事業部門、DX部門、他改革リーダー、管理職の方々

参加料

25,000円(お一人様 / 税込み)

参加定員

200名

参加方法

オンライン配信(ライブ視聴&1ヶ月間のオンデマンド視聴)

本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。

お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

協賛

株式会社インヴィニオ

Qasee株式会社

区切り線

プログラム詳細

10:30~11:20 特別講演 【経営と実行力】

非連続な変革を実現するTDKの経営と組織
~未来を創るマネジメントの実践~

  • TDKにみる事業転換、トランスフォーメーションの道のり
  • 事業ポートフォリオを大胆に入れ替える「非連続な進化」をいかに実現するか ~経営力と組織力
  • 未来を担うチェンジリーダーに向けて
石黒 成直 氏

TDK株式会社

代表取締役社長

石黒 成直

1982年、TDK株式会社入社。2002年 レコーディングメディア&ソリューションズ ビジネスグループ 欧州営業部 経営企画担当部長、07年 同グループ HDDヘッドビジネスディビジョン 日本オペレーション リーダー、12年 同グループ ゼネラルマネージャー、14年 執行役員就任。磁気ヘッド&センサビジネスカンパニー CEO、常務執行役員を経て、16年6月 代表取締役社長 加湿器対策本部長に就任、現在に至る。

講演内容のポイント

1935年に磁性材料「フェライト」の工業化を目的とするベンチャー企業として設立されたTDK。1980年代以降、記録メディア、磁気ヘッド、電子部品、リチウムイオン二次電池と、積極的に主力事業のポートフォリオを入れ替え、今もなお健全な危機意識をグループで共有しながら、「非連続な進化」を目指している。経営のグローバル化も進み、海外売上比率は9割を超え、海外株主比率も4割に達する。強みの技術を活かし、主力事業が順調なうちに、新たな種をまき育てる企業力とは、また海外を含むM&Aを駆使しながら貪欲に新領域を切り開く実行力とはどのようなものか。平時において、トランスフォーメーションを継続し、進化のあゆみを続けるTDK。「危機意識は社内に浸透しているが、それを組織として動かすのはトップの仕事」と語る、代表取締役社長、石黒様を迎え、同社における経営と組織力をテーマに、X(トランスフォーメーション)を継続・実行するキーファクターなどについてお話しいただきます。

11:20~12:10 基調講演 【組織能力開発】

3つの”X”の同時追求でしか望む結果は得られない。
〜戦略・組織能力・人財のトランスフォーメーションとアラインメント

  • 大企業に蔓延する戦略と人財のミスアラインメント(不整合)
  • 経営陣/経営企画と人事部門のアラインメントの鍵を握るのは「組織能力(Capability)」の議論
  • 戦略実行のための組織能力(CASM)を可視化し、人財プロファイルのアップデートとリスキル(Re-Skill)への投資で成果創出へ
  • 短期間で組織能力を刷新し、トランスフォーメーションを成功させるための5つの提言
土井 哲 氏

株式会社インヴィニオ 代表取締役

組織能力開発コンサルタント

日本CHRO協会主任研究委員

土井 哲

1984年 東京大学卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。89年 M.I.T.スローン経営大学院にてMSを取得。92年 マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社、主に通信業界、ソフトウェア業界のコンサルティング、情報システム構築のコンサルティングに従事。97年7月、株式会社プロアクティア(現インヴィニオ)設立に伴い、代表取締役に就任。人財開発・組織能力開発分野のコンサルティングに従事。米国アラインオルグソリューションズ社と提携し、HRBP育成プログラムを日本に展開する一方で、バーチャルHRBPとして、戦略の実行体制の構築を支援。

講演内容のポイント

平成の30年間でグローバル市場における日本企業の存在感はすっかり薄れました。このような現実を打破して再成長を果たすべく、多くの企業がこの数年、“DX”を掲げて変革に立ち向かいましたが、想定した結果を実現できたのは全体のわずか5.9%に過ぎないとの調査報告があります。なぜDXは成功しないのか。それは、トランスフォーメーションに必要な組織能力の議論の欠如であり、組織能力の最大の構成要素である社員のスキルの刷新について、イニシアチブを取る部門が不明確であることが原因であるとインヴィニオは考えます。みなさんの会社では、人の話が置き去りにされたまま、 CEOとCFOによって、事業ポートフォリオの入れ替えや事業開発に関する意思決定が行われる、ということが起きていないでしょうか?本講演では、戦略が求める組織能力をいかに言語化・可視化できるか、社員が身につけるべき知識・スキルをどのように特定し、人財のリスキルと適所適材で組織能力の刷新を図るのか、日本企業が早急に手をつけるべき5つのポイントを明らかにします。

12:10~13:00 休憩

13:00~13:30 講演 【DXによる新たな組織課題解決手法】

働き方の分析から組織力向上とDXへの取り組みを同時に実現する新たなマネジメント手法

  • 先進的企業で始まる新たなオペレーション分析、マネジメント手法
  • DX化への投下資本価値を最大化する
  • DX評価レポート
村岡 聡 氏

Qasee株式会社

顧客業務責任者 Chief Revenue Officer

村岡 聡

オニックス・ソフトウェア/コンソナ・コーポレーション(現アプティアン)でCRM導入コンサルタントとしての経験を積み、2010年イントラリンクス合同会社に立ち上げメンバーとして参画。2015年カントリーマネージャーに就任。5年間、M&Aバーチャルデータルームマーケットにおけるトップシェアのサービスの責任者として組織をけん引。2020年5月よりQaseeのチーフ・レベニュー・オフィサーに就任。

講演内容のポイント

多くの企業がプロジェクトや業務の人的なコストの把握に苦慮しています。またDXに着手したものの、DX化を急ぐべき業務へ優先度を確信的に設定することに困難を感じています。先進的な製造業の企業では働き方の分析から業務分析を進め、次に着手すべき問題課題を発見、そのボトルネックを解決するためのシステム化・プロセスの変更・アウトソーシング、最適な解法を見つけるためのデータに注目が集まっています。自動的に集まる膨大なオペレーションデータを分析し、組織力の向上、DX化の優先度を決定する手法を事例と共にお伝えします。

13:40~14:15 事例講演Ⅰ 【組織能力と競争優位性】

DXや企業変革を絵に描いた餅で終わらせないために

  • 日清食品のトランスフォーメーションの道のり
  • 改革のシナリオを如何にして実行するか~経営力と組織力、仕組み
  • NISSIN STYLEの更なる向上に向けて~グループの課題と展望
深井 雅裕 氏

日清食品株式会社
取締役 事業構造改革推進部長

日清食品ホールディングス株式会社
DX推進部 部長 兼 サプライチェーン構造改革プロジェクト部長

深井 雅裕

1989年、日清食品株式会社に入社。チルド食品の営業・マーケティング、その後、即席麺の営業を担当。2012年、タイ現地法人の社長に就任。本社移転、新工場建築等、新体制の構築に携わる。2015年に帰任後、営業戦略部を経て、2019年から現職。「DX推進」「物流」「サプライチェーン構造改革」部門の責任者として、デジタルによる事業構造改革に加え、未来の経営者を育成するプログラム「NISSN ACADEMY」や働き方改革等、人材育成・組織開発を推進。

講演内容のポイント

1958年に世界初の即席麺である「チキンラーメン」を世に送り出した日清食品グループ。常に新しい食文化を創造し続ける「EARTH FOOD CREATOR」として、(1) 既存事業のキャッシュ創出力強化、(2) 環境戦略である「EARTH FOOD CHALLENGE2030」、(3) テクノロジーによる食と健康の実現を目指す「新規事業の推進」を中長期的な成長戦略として、常に臨機応変かつ “Proactive (積極進取)” な組織能力を醸成すべく、様々な改革を進めている。中でもDigital時代における事業構造改革の推進として、純粋なデジタル化に留まらないビジネスモデル自体の変革を目指した全社活動テーマNBX:NISSIN Business Transformation の取り組みは、更なる成長を実現するためのカギとして期待されている。「DX推進」「物流」「サプライチェーン構造改革」部門の責任者として、またデジタルによる事業構造改革に加え、働き方改革など、人材育成・組織開発の推進を担う深井氏をお迎えし、その改革の道のりや現在地そして課題など、未来を創る日清食品グループの “X” の取り組みについてご紹介いただきます。

14:15~14:45 休憩

14:45~16:15 パネルディスカッション 【企画系の変革リーダーによるパネルディスカッション】

経営の変革意思をどのように実現するか
~競争優位性の確立に向けた組織能力の刷新~

  • これまでの変革の歩み~各社の取り組み
  • 経営戦略と組織能力~組織や人材をどのように変えるのか、実行体制等
  • 変革の盲点~日本企業の課題や施策 等
村野 忠之 氏

パネリスト

AGC株式会社

執行役員 経営企画本部 戦略企画部長

村野 忠之

1989年4月 旭硝子株式会社(現AGC株式会社)入社。2010年 社長室 経営企画グループ統括主幹、12年 電子カンパニー 電子ガラス事業本部 事業統括部長、15年 ハーバードビジネススクールAMP修了、16年 先進機能ガラス事業本部長、19年 オートモーティブカンパニー モビリティ事業本部長、21年1月 執行役員 経営企画本部 戦略企画部長に就任、現在に至る。

藤城 克也 氏

パネリスト

小林製薬株式会社

グループ統括本社 業務改革センター センター長

藤城 克也

1985年4月 小林製薬株式会社入社。2004年 グループ統括本社 人材開発グループ 部長、06年 グループ統括本社 人事部 部長、08年 グループ統括本社 コーポレートブランド推進室 室長、09年 グループ統括本社 ビジネスシステムセンター 業務改革部 部長(シェアードサービス部門担当)、11年 グループ統括本社 ビジネスシステムセンター 業務改革部 部長(IT担当)、14年 グループ統括本社 経営企画部 部長、16年7月 グループ統括本社 業務改革センター センター長に就任、現在に至る。

中川 有紀子 氏

パネリスト

立教大学大学院ビジネススクール 前特任教授

中川 有紀子

商学博士(慶應義塾大学)。25年間日米企業にてグローバル人事実務家経験。6年間アカデミック教員経験(兼業含む)。4年間 東証一部上場企業にて延べ6社で社外取締役。専門はグローバルな人と組織のマネジメント、DX推進、ESG経営、新規事業開発。趣味は、初心者ゴルフ、11年間で187匹の苦労猫の里親様探し活動。家族は、夫、研修医の長男、医学科6回生の次男、家猫3匹。座右の銘は、暗いと不平を言うよりも、進んで灯りを付けましょう。

土井 哲 氏

モデレーター

株式会社インヴィニオ 代表取締役

組織能力開発コンサルタント

日本CHRO協会主任研究委員

土井 哲

16:15 終了

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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