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CIO Forum 2021
DXにおける成功の条件と失敗の価値

~戦略、組織、デジタルテクノロジー、
そして真のデータ活用~

開催概要

開催日時

  • Day1【DXの実現力】
    2021年 6月23日(水)14:00~16:45 
    (配信開始予定 13:45~)
  • Day2【DXマネジメント】
    2021年 6月24日(木)14:00~16:45 
    (配信開始予定 13:45~)

開催趣旨

昨今、ビジネス環境下における価値創出の中心が急速にデジタル領域に移行しております。そしてこの流れは戻ることなく、企業文化・データ・テクノロジーを掛け合わせた、DX戦略の策定/実行が急務となっております。

まさにデジタル社会での生き残りをかけた戦いといっても過言ではなく、マーケットにおける競争優位性を確保し将来に渡り変革し続ける文化へ刷新していく変曲点にたっているのではないでしょうか。

その中心的な存在として、CIO/CDOへ大きな期待と役割が経営から求められていることは言うまでもありません。

しかしながら、経営戦略の中心に【DX】を掲げたものの、これまで積み上げてきた企業文化や商習慣を、一気に変えることは難しく、DX自体が課題となってしまっているケースが見受けられるようになってきました。昨年12月に発表された経済産業省の【DXレポート2(中間取りまとめ)】では、全体の9割以上の企業で全社横断型のデジタル戦略を実行できておらず、その要因としてテクノロジーを活用したビジネス構想、サイロ化された組織、有益なデータ連携ができずデータを価値へ変換できていないなどの課題が挙げられております。

こうした課題に立ち向かい、デジタル時代を勝ち抜くために、まずはデジタル社会における自社の立ち位置を振り返り未来の経営ビジョンと戦略を描き、DXによる成長基盤を整備していくことが求められているのではないでしょうか。

今回で5回目を迎える本フォーラムでは、デジタルビジネスを構想しトライ&エラーを繰り返しながら変革し続けるチカラとDXを定義し、DXの最前線でご活躍されている推進者から、テクノロジードリブンなビジネス構想力、価値の源泉を生み出すデータ活用の勘所、そして組織横断型のDX/テクノロジー人財に求める姿を紐解いていきます。

停滞するデジタルビジネスを加速すべく、中長期的な目線でデジタル戦略のロードマップをたて実行していく実現力へも焦点をあてて考察を深めていきます。

概要

参加対象者

経営者、CIO、CDO、役員、情報システム、経営企画、デジタル関連部門他、各事業部門の管理職の方々

参加定員

120名

参加料

両日参加
25,000円(お一人様/税込み)
*2日間のライブ視聴とオンデマンド視聴料金
1日参加
15,000円(お一人様/税込み)
*選択回のみ(1回)のライブ視聴とオンデマンド視聴料金

参加形式

オンラインLive配信

開催後1ヶ月程度のオンデマンド配信(参加者限定)

本セミナーはオンラインでのライブ配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。

お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

協賛

日本アイ・ビー・エム株式会社

区切り線

プログラム詳細

Day1 「DXの実現力」

14:00~14:30 基調講演 《DXを実現させるデータ活用の勘所》

企業規模でのデータ活用で見える世界とその実現

  • データがもたらすDX実現のためのアドバンテージ
  • データが当たり前に使える環境をどう実現するか
    - IBM自身による事例の紹介
  • 企業規模でのデータ活用を実現する要件
鬼頭 巧

日本アイ・ビー・エム株式会社

テクノロジー事業本部

データ・AI・オートメーション事業部

ストラテジー&ソリューション統括部長

鬼頭 巧

メインフレームからクラウド、ソフトウェアまでの幅広い知識と経験を基に、お客様のDX推進を支援。製造業の担当経験を生かし、クラウドを活用した新規事業の企画やソフトウェア/インフラの提案、企業全体でのデータ活用促進支援など、お客様のビジネス変革を包括的にサポートしている。

インダーパル・バンダーリ

IBM Corporation

グローバル・チーフ・データ・オフィサー

インダーパル・バンダーリ

2015年12月にグローバル・チーフ・データ・オフィサーとしてIBMに再入社。20年の経験を活かし、IBMのデータ戦略の開発をリードし、IBM社内のコグニティブ・エンタープライズ変革を推進。この取り組みはコグニティブ・エンタープライズ・ブループリント(コグニティブ・エンタープライズへの道のり、つまり、お客様がコグニティブになるためのロードマップ)を作り上げた。 IBM入社以前は、Cambia Health Solutions社の上級副社長兼最高データ責任者、Express Scripts/Medco Health Solutions社のナレッジソリューション担当副社長兼最高データ責任者を務めた。また、Virtual Gold社を設立し、同社をコールセンターやプロスポーツにおける分析の国際的なマーケットリーダーへ成長させた。 マサチューセッツ大学では、電気・コンピュータ工学の修士号を、カーネギーメロン大学では、電気・コンピュータ工学の博士号を取得。

講演内容のポイント

豊富なデジタル変革の実績をもち、IT業界を牽引しているIBM。コロナ禍で重要性を増す各企業のデジタル化の対応を強力に推進し、IBM自身もこれまでの前例にとらわれず絶えず時代のリーディングカンパニーとして、変革に挑戦しております。本講演では、企業に眠る資産である【データ】を、当たり前のように活用できる環境を整え、DX実現へ向けたアドバンテージ獲得にむけたデータ活用の勘所を、グローバルで躍進するIBMでの事例もご紹介しながら考察いただきます。

14:35~15:25 特別講演 《Data is The New Oil! 石油からデータビジネスへ》

成長を牽引するDXを目指して
~データの徹底活用による企業変革~

  • 出光興産におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の取組み
  • How~DX推進に必要な事、体制、組織は?
  • テクノロジーとビジネスを繋ぐ変革組織として
    ~デジタル部門のこれからの役割
三枝 幸夫

出光興産株式会社

執行役員 CDO・デジタル変革室長

三枝 幸夫

1985年ブリヂストン入社。生産システムの開発、工場オペレーション等に従事。工場設計本部長を経て2016年に執行役員となり、マーケットドリブン型のスマート工場化などを推進後、2017年よりCDO・デジタルソリューション本部長として、全社のビジネスモデル変革とDXを推進。2020年1月より出光興産執行役員CDO・デジタル変革室長。

講演内容のポイント

世界最大手のタイヤメーカー、ブリヂストンにて2017年よりCDO・デジタルソリューション本部長となり、全社のビジネスモデル変革とDX推進に従事され、20年1月より出光興産執行役員CDO・デジタル変革室長に就任、同社における「DXによるエコシステムの創造」を目指し改革を進める三枝氏。DX推進の3つの鉄則、「社員への本気の意思表示」「経営者を支える優秀な人財」「チャレンジを推進する企業風土」をベースに、売上高4.5兆円、従業員数1.3万人、日本を代表する大企業のデジタル変革に挑戦している。当フォーラムのテーマである「DXにおける成功の条件と失敗の価値」を知る変革リーダーとして、そしてデジタルやデータの力で企業成長を果たすCDOの立場から、真のDXを実現するキーファクターを、同社の取り組みとともにご講演いただきます。

15:30~16:45 パネルディスカッション 《成功の条件と失敗の価値 ~真のDX実現への道しるべ》

DX を根付かせ、デジタル化の実現へ ~成功と失敗からの考察

  • ビジネスを構想するDX人財
  • テクノロジーの社内浸透 ~テクノロジードリブンな文化の醸成
  • データから”成果”を生む ~全社横断での価値改革
渋谷 直正

東日本旅客鉄道株式会社

MaaS・Suica推進本部

データマーケティング部門 担当部長

渋谷 直正

2002年に日本航空に入社、JAL HPのログ解析や顧客情報分析、航空券などのレコメンド施策の立案・企画・実施を担当。2014年、日経情報ストラテジー誌による「データサイエンティスト・オブ・ザ・イヤー」受賞。2019年よりデジタルガレージのCDOに就任、グループでのデータ活用を統括・推進する。2021年より東日本旅客鉄道にて、主にSuicaデータを活用したマーケティング、社内分析人材の育成に取り組む。ビジネスアナリティクスや実務に役立つ分析手法に詳しく、データを使ったマーケティングを得意とする。最近は社内データ分析人材(シチズンデータサイエンティスト)の育成に注力している。総務省統計局講座や大学での講演・連載記事執筆など多数。

小和瀬 浩之

株式会社 荏原製作所

執行役 情報通信統括部長

小和瀬 浩之

1986年4月 花王株式会社入社。花王泰国(タイ)実業システム開発部 IT Director、情報システム部門 グローバルビジネスシンクロナイゼーション部長、2012年10月 情報システム部門 統括。その後、株式会社LIXIL 上席執行役員 Chief Information Officer(CIO)兼 情報システム本部長を経て、2018年12月 株式会社荏原製作所入社。情報通信統括部長を経て、2020年3月 執行役 情報通信統括部長に就任、現在に至る。

日本アイ・ビー・エム株式会社

テクノロジー事業本部 Data and AI Evangelist

田中 孝

2002年 日本IBM入社。2015年にWatson事業部へ加入し、複数のAIソリューション構築プロジェクトをリードアーキテクトとしてリード。2018年よりData and AIテクニカルセールスチームのリーダーを経て、2021年から現職。Data and AI領域の幅広い経験・知見を活かし、社内外向けセミナー講師として講演多数。

モデレーター

一橋大学 経営管理研究科

教授

神岡 太郎

北海道大学大学院博士課程(行動科学専攻)単位取得退学。1990年に一橋大学商学部専任講師、助教授を経て、2004年より現職。組織におけるデジタルの活用、Digital Transformation、CDO/CMO/CIOの役割に関心をもつ。学外では、国際CIO学会会長、政府情報システム改革検討委員会委員(総務省)、高度ICT利活用人材育成推進会議座長(総務省)、トレーサビリティ・サービス推進協議会座長(国土交通省)等を務める。著書に『デジタル変革とそのリーダー CDO』(同文館出版)、『マーケティング立国ニッポンへ』(日経BP社)の他に論文多数。

16:45 終了

Day2 「DXマネジメント」

14:00~14:30 基調講演 《DX実現へ向けたマネジメントへのヒント》

DX推進の障壁と突破口

  • 日本企業のDXの現状
  • DXが進まない理由
  • 事例から読み取るDX推進の切り口

日本アイ・ビー・エム株式会社

グローバル・ビジネス・サービス事業本部

技術戦略コンサルティング

アソシエイト・パートナー

内田 充

複数の事業会社にてブランドマネジメント、マーケティング、セールスマネジメント等を歴任後、現 日本IBMに入社。IBMでは、テクノロジードリブンの経営改革・業務改革を得意領域とし、国内外の通信、小売、製造、商社、製薬・医療機器、保険等の企業に対して多数のプロジェクトをリード。神戸大学大学院経営学修士。

講演内容のポイント

昨年のコロナ禍により、グローバルでは数年分のDXが進んだとも言われています。一方、日本においては、昨年12月の経済産業省DXレポート2においても9割以上の企業がDX未着手かDX途上の状況であることが指摘されている状況です。DXの重要性を認識しつつも推進の難しさを実感されているのではないでしょうか。本講演では、ボトムアップ・トップダウンの各アプローチによって自動化・データ活用・AI活用などを推進している事例を踏まえながら、競争力向上に至る、実行できるDXについて実施の切り口・推進の要点を考察していきます。

14:35~15:25 特別講演 《デジタル×ビジネスによるDX推進》

ホンダに於けるDXのチャレンジ

  • 現場に根差したデータ活用アプローチ
  • 業務効率向上と新価値創出に向けた取り組み
  • 全社DXに向けた今後の方向性
    ~組織、人材、リーダーシップのありかた
伊藤 裕直

本田技研工業株式会社

執行職 IT本部長 兼 デジタル改革統括部長

伊藤 裕直

本田技術研究所に入社し、ボディ設計に従事。1996年から2005年までHonda R&D Americas, Inc.へ赴任。2005年に帰国後、本田技術研究所 四輪R&Dセンターにてプラットフォーム/ボディ新技術開発、衝突安全研究・ボディCAE(シニアマネージャー)、車体開発室(室長)に従事。2014年Honda Cars India Ltd. R&Dにて所長。2016年から、本田技術研究所 四輪R&Dセンター 開発改革統括(執行役員)、2019年、デジタルソリューションセンター担当 オートモービルセンター デジタル情報技術担当(常務取締役)、を歴任。その後、2020年本田技研工業 デジタル改革統括部 統括部長(執行職)を経て、2021年より現職。

講演内容のポイント

環境・安全対応、顧客ニーズの変化など、自動車業界を取り巻く環境は大きく変化しており、企業体質の強化が求められています。ものづくり中心のビジネスモデルや、旧態依然とした働き方からの脱却を目指し、過去ホンダで進めてきたデータ活用の取組みをご説明すると共に、今後全社をあげて取り組む「DXの方向性」や実行に向けた組織作り、リーダーシップのありかたをご紹介します。

15:30~16:45 パネルディスカッション 《先進デジタル企業のDXマネジメント》

DXマネジメントにおける先進企業の取組
~事例に学ぶ、組織体制、戦略・仕組み、経営との関わり方~(仮)

  • 経営とITを一体化するデジタル戦略の仕組み
  • CIO/ITリーダーが描くビジネス構想力の勘所
  • DXマネジメントの成否のポイント ~失敗から学ぶ成功への道
株式会社クレディセゾン 小野 和俊 氏

株式会社クレディセゾン

専務執行役員 CTO 兼 CIO

小野 和俊

1999年サン・マイクロシステムズ株式会社に入社。米国 Sun Microsystems, Incでの開発などを経て2000年に株式会社アプレッソを起業、データ連携ミドルウェアDataSpiderを開発し、SOFTICより年間最優秀ソフトウェア賞を受賞。2013年にセゾン情報システムズHULFT事業CTO、2014年 他事業部も含めたCTO、2015年取締役 CTO、2016年常務取締役 CTOを務め、2019年に株式会社クレディセゾンへ入社。取締役 CTOなどを経て、2021年3月より現職。

株式会社トリドールホールディングス

執行役員 CIO 兼 BT本部 本部長

磯村 康典

大学卒業後、1993年システムエンジニアとして富士通へ入社。2000年ソフトバンクに入社、現セブンネットショッピング、イトーヨーカドー、日テレ7のECシステム開発に携わり、運用責任者を務める。2008年ガルフネット執行役員として飲食業向けITシステム・アウトソーシングの開発・営業に従事、2012年Oakキャピタル執行役員、事業投資先の代表取締役として経営再建に従事。2019年トリドールホールディングス執行役員CIO就任。現在に至る。

日本アイ・ビー・エム株式会社

グローバル・ビジネス・サービス事業本部

技術戦略コンサルティング

アソシエイト・パートナー

内田 充

prof

根来 龍之

モデレーター

早稲田大学ビジネススクール

教授

根来 龍之

早稲田大学ビジネススクール教授・早稲田大学IT戦略研究所所長。京都大学卒業、慶應義塾大学経営管理研究科修了(MBA)。鉄鋼メーカー、文教大学などを経て現職。英ハル大学客員研究員、米カリフォルニア大学客員研究員、経営情報学会会長、国際CIO学会副会長、CRM協議会副顧問などを歴任。近著に『集中講義デジタル戦略』『プラットフォームの教科書』(日経BP社)、 『ビジネスモデル』 (SBクリエイティブ)などがある。

16:45 終了

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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