5年後DX
~未来の中経を達成し続ける礎としての
組織的・持続的イノベーションとDX~
開催概要
開催日時
東京
Online
2021年12月15日(水)13:00~17:50(受付 12:30~)
開催趣旨
コロナ禍で多くの企業が急速な環境変化への対応を迫られるなか、経営者は足元の短期的な難所を乗り越える舵取りと将来に向けた持続的なイノベーションという、2つの時間軸に向けた取り組みが求められています。短期的な変化への適応と中長期的なイノベーションに向けた変革を有機的に結び付け、企業価値の向上に繋げる力量が問われているといえるでしょう。
とかくグローバル企業や先進企業を参考にしがちな日本企業において、世界同時多発的にコロナウイルスが発生したことは、経営者の対応にその真価が現れたタイミングとも考えられます。
コロナによる環境変化もさることながら、事業環境の変化スピードが高まっている中、企業の寿命はどんどん短くなっていると言われています。一度確立した競争優位性も、予測できない変化、業界の垣根を超えた競争の激化、海外・スタートアップによる新規参入により持続性が短くなるなか、自社が持つ優位性や強みを見つめなおし、環境変化に合わせて連鎖的・持続的にアップデートしつづける組織力をつけることこそが経営者にとって優先度の高いイシューとなりつつあります。
本セミナーでは、徐々にコロナによる影響も落ち着きが見られるなか、改めてここ数年進められたDXの取り組みが3年後・5年後の環境変化のなかでも企業価値向上に資するか再評価する機会を設けます。手段としてのDXではなく、今後直面する競争や組織の未来に目を向け、イノベーションの視点から自社の経営をリードする目線を持つことが重要です。
知識経営・組織的・持続的イノベーションを長年研究される、ハーバード・ビジネス・スクール 竹内教授、一橋大学国際企業戦略専攻長 一條教授にご講演をいただきながら、各業界の成功事例の講演を交え、組織的イノベーションに必要な仕組み・DXについて考察します。
本イベントはライブ配信と、現地開催をいたします。会場では席と席との間を十分空けるなど、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染リスクを高める3つの条件(①換気の悪い密閉空間、②人が密集している、③近距離での会話や発声が行われる)を防止します。
ライブ配信が視聴できるURLや会場のご案内についてはセミナーご当選者様にのみご連絡いたします。回線や容量、および現地会場の席数の観点からセミナーを抽選制とさせていただきますので何卒ご了承ください。
また、当イベントは政府や東京都の方針に則り速やかに対応し、予防と拡散防止に努めます。今後状況が変化した際は変更事項などを随時ご案内いたします。
概要
参加対象者 |
経営者、役員、経営企画、営業統括、営業推進、店舗統括、人事部門、教育研修、デジタル化・DX推進、 |
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参加料 |
無料(事前登録制) |
参加形式 |
ライブ配信:1,000名 会場へのご来場(一橋大学一橋講堂):100名程度 ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。 ※会場でのご聴講を希望される方にも、ライブ配信への切り替えをお願いする場合がございます。 ※受講証または視聴方法はお申込み後にご案内いたします。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
会場
東京都千代田区一ツ橋2丁目1-2 学術総合センター内2F
※東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線「神保町駅」A8・A9出口より徒歩4分
※東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口より徒歩4分
プログラム詳細
13:00~13:10 主催者挨拶
13:10~14:00 基調講演
VUCA時代を勝ち抜く”ワイズカンパニー戦略”
~持続的イノベーションを起こす組織と経営層の役割~
- 企業が目指すべき姿”ワイズカンパニー”となるための戦略
- 経営者に求められるキーワード
~インサイドアウトの戦略・ヒエラルキーとネットワークの融合・創造的ルーティン~ - 生き残る企業へ変貌する10箇条
- 経営者・リーダーへの提言

ハーバード・ビジネス・スクール
教授
竹内 弘高 氏
国際基督教大学卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院でMBA、Ph.Dを取得。1976年より1983年までハーバード大学経営大学院講師、助教授、1983年より一橋大学商学部助教授、同教授。2000年に開校した一橋大学大学院国際企業戦略研究科の初代研究科長に就任。2010年よりハーバード大学経営大学院教授。2019年より国際基督教大学理事長を兼務。野中郁次郎氏と書いた「The Knowledge-Creating Company」は1995年度の全米出版協会のベスト・ブック・オブ・ザ・イヤー賞(経営分野)を受賞。また、野中氏と書いた「The Wise Leader」が、米誌ハーバード・ビジネス・レビュー 2011年5月号にカバー論文として掲載。2019年に野中氏との共著「The Wise Company」、2020年に翻訳版「ワイズカンパニー」を出版。
14:00~14:30 主催者講演
持続的イノベーションを加速するデジタルSECIモデルとマネジメントシステムの刷新
~経営イシューを解決し続ける組織ケイパビリティと機動力のあるマネジメント構築~
- 経営イシューが積み重なる中で重要となる”組織への落とし込み”と”組織機動力”
- 持続的イノベーションを生み出す知識創造理論”SECIモデル”
- サービス・プロフィット・チェーンをデジタルで加速させ、組織変革を起こした理論と事例のご紹介

ClipLine株式会社
取締役
金海 憲男
日本航空にて整備部門における予算策定/管理業務、エンジニア職等に従事後、ジェネックスパートナーズに参画。様々な業界において、高橋とともにクライアントの内部に入り込むハンズオン型での支援においても業務改革、マーケティング、新商品開発等で多数の財務成果を創出。営業、クライアント支援全般を統括しクライアントニーズをプロダクト開発に活かす。大阪大学基礎工学部卒業、同大学院基礎工学研究科修了。
14:30~14:45 休憩
14:45~17:00 変革実践事例講演 ※途中15分休憩
DX経営成功事例:デジタルシフトによる組織変革の難所の乗り越え方
外食経営、難所の乗り越え方
~赤字業態の黒字転換を通して考える外食産業の次世代マネジメント論~
- 外食業界の勝ち筋「オペレーションの高度化」と「人材マネジメント」について
- V字回復を果たしたトップマネジメント推進エピソード
- 業態コンセプトの再策定
- オペレーション再構築とプロセスの標準化
- スタッフ教育とキャリア構築

元株式会社ヴィア・ホールディングス 代表取締役副社長
株式会社フードリーム 代表取締役社長
株式会社日本共創プラットフォーム インダストリーエキスパート
今井 将和 氏
中央大学文学部卒。株式会社すかいらーく入社。店長を経た後、人事教育や経営企画にて人事教育制度の設計やM&A業務を担当。2005年に株式会社扇屋コーポレーションに入社、2009年6月より株式会社ヴィア・ホールディングスの取締役に就任しグループの企画管理を管掌。2017年2月から同社代表取締役副社長。傘下企業の代表取締役を歴任。2021年6月ヴィアを退任後、株式会社日本共創プラットフォームにインダストリーエキスパートとして参画。
テイツー、「商材多様化戦略」を推進・下支えするオペレーション・人材育成改革
- デジタル活用による「商材多様化」への転換
- 変革に伴い高まるミドルマネージャーの負担削減と新人スタッフ早期戦力化への対応
- オペレーションの標準化、顧客体験向上へのカギとは

株式会社テイツー
商品企画部所属
広報担当マネージャー
下垣 和孝 氏
2004年11月テイツー入社。2006年6月より店長として関西3店舗に就任。ゲーム市場最盛期を店舗で経験。その後、エリアマネージャーとして約10店舗をマネジメント。2019年5月より店舗運営部マネージャーとして本部勤務。マニュアル作成・更新含む店舗に関わる全体支援業務に従事。2021年3月より商品企画部広報担当マネージャーとして新しい業務に従事する傍ら、引き続きClipLine運用も担当。
モデレーター
ClipLine株式会社
取締役
金海 憲男
小売におけるサービス・プロフィット・チェーンの実践
~業態の組織構造から考えるDX適用の勘所~
- 顧客接点を支える小売店舗の価値とは
- 人による付加価値
- 人的マネジメント
- サービスマネジメント
- 小売業界におけるDXのポイント
- 流通小売(百貨店・GMS・食品スーパー・コンビニ・ディスカウントストア・ホームセンター・ドラッグストア等)
- 製造小売(アパレル・自動車・生活用品専門店等)
- ClipLineを活用した「組織構築×DX」
ClipLine株式会社
取締役
金海 憲男
17:00~17:50 特別講演
競争優位を掴む変革への条件
~経営層・変革推進者に求められるリーダーシップ~
- グローバル視点:日本企業の変革の現状
- 経営視点:DXの本質であるCXにどう取り組むべきか
- 小売・サービス業界視点:暗黙知こそ競争優位の鍵

一橋ビジネススクール
国際企業戦略専攻 専攻長 教授
一條 和生 氏
一橋大学社会学部卒。同大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)。フルブライト奨学生としてミシガン大学経営大学院に留学し、Ph.D.(経営学博士)を取得。一橋大学講師、社会学部専任講師、同助教授、同大学院教授を経て、現職。2003年にはスイスのビジネススクールIMDで教授として勤務。2014年4月より、一 橋大学大学院国際企業戦略研究科 研究科長に就任。そして2022年4月、13年振りにIMDの教授に復帰予定。株式会社シマノ社外取締役、ぴあ株式会社社外取締役、株式会社電通国際情報サービス社外取締役、株式会社ワールド社外取締役、日本経済新聞社 日経ビジネススクール アドバイザリーボードメンバー、IFI(ファッション産業人材育成機構)ビジネススクール学長、事業構想大学院大学特別招聘教授 プロボスト、日本ナレッジマネジメント学会会長。
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。