B2B Subscription Economy 2021
ビジネスモデル変革(X)と収益の多様化
~顧客を起点とした ”End to End” 改革のすべて~
開催概要
開催日時
- Online2021年11月1日(月)15:00~16:30
開催趣旨
「所有」から「利用」へ、「モノ」から「コト」へ。サブスクリプションを始めとしたリカーリングビジネスへの転換は、コンシューマー向けビジネスのみならず、製造業やB2B企業などのエンタープライズにおいても、喫緊の課題であることは言うまでもありません。少子高齢化、ライフスタイルや価値観の多様化など社会環境の変化、日進月歩で発展するテクノロジーの進化、そしてグローバル化における激しい競争環境の中で、顧客とつながり、他社にない独自の価値を、継続的に提供し続けるためのチャレンジが各企業で始まっています。
デジタル技術の進化は、顧客を知りビジネスを変革し新たな価値を創出する大きな武器となりました。しかしながら、各社が取り組むDXの多くが、業務改善や個別最適のデジタル化に留まり、デジタルを活用した真のトランスフォーム(X)への実現は、多くの企業において未だ道半ばと言えるでしょう。特にサブスクリプションビジネスなどの収益化においては、顧客と直接つながり、顧客との永いリレーションシップの構築は必要不可欠であり、カスタマーエクスペリエンス(CX)の向上はより重要な要素となります。しかし、高度なCXの実現には、フロントオフィスのみならず、バックオフィスにも大きな負荷がかかります。アップセル・クロスセルの促進、チャーン(解約)削減などバックオフィスの情報をうまく活用して、顧客とのエンゲージメントを深めなければならないでしょう。またB2Bビジネスにおいては、与信、過去取引も含め様々な情報活用が欠かせません。サブスクリプションビジネスへの取り組みは、一見「所有」から「利用」へ、「モノ」から「コト」へという提供サービスの転換やビジネスの仕組みのみにフォーカスが当たりがちですが、その収益化には、「売切り型」の体制から脱却するための、企業そのものの大変革が必要であり、フロントオフィス、バックオフィスが統合されたEnd to Endの仕組みや顧客起点の体制構築が、大きな成功の鍵となるでしょう。
当ウェビナーでは、「B2B事業におけるサブスクリプションビジネス」をメインテーマに、リカーリングビジネスの先進事例や顧客を起点とした、変革の必要性と施策、エンタープライズの改革事例など、ビジネスを変革し新たな価値を創出し収益化を実現するそのキーファクターについて検証していきます。
概要
参加対象者 |
B2B企業、製造業などの事業会社における経営企画部門/新規事業部門/営業他、各部門の管理職 |
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参加料 |
無料 |
参加形式 |
オンラインLive配信 ※本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 ※対象を限定したセミナーとなります。 |
主催 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
協賛 |
プログラム詳細
15:00~15:40 特別講演
モノづくり企業のビジネスモデル変革(X)
~パイオニアにみるリカーリング・シフトへのチャレンジ
- 売切りからリカーリングビジネスへ~その改革の道のり
- サブスクの現状、BtoB領域のサービス化、収益化
- 今後の課題と展望

パイオニア株式会社
Chief Customer Officer & Chief Marketing Officer at Mobility Service Company
石戸 亮 氏
インターネットビジネス、SaaS、経営に従事。 学生時代に累計30万部のフリーペーパービジネスを主宰し、サイバーエージェントへ入社。グループ企業2社の取締役として経営に携わった後、Googleへ入社し、データを活用した統合マーケティング支援や、世界中のGoogleオフィスと協業。2016年からイスラエル創業のマーケティング・インテリジェンス企業DatoramaでSaaSを提供。2018年SalesforceによるDatorama買収によりPMI(買収後の経営統合)をリード。現職にてIoT SaaS/ MaaSビジネスを加速をすることがミッション。趣味はキャンプ。
講演内容のポイント
1938年の創業以来、数多くの世界初、業界初の製品やサービスを提供してきたパイオニア。マーケットの劇的な環境変化に伴い、2025年に向けた新たな企業ビジョン「“未来の移動体験を創ります-Creating the Future of Mobility Experiences-”」を策定し、主力のカーオーディオやカーナビをはじめとするモノづくり企業から、位置情報や映像など「データ」を使って稼ぐ企業へと、新しいビジネスモデルの変革に取り組んでいる。目指すのは、パイオニアだからこそ可能となる、モビリティ領域における“モノ(ハード)”דコト(サービス)”価値の提供である。新規事業の開発はもとより、モノ売りをベースとした営業やマーケティング、組織や仕組み、そして企業文化を、データなどを使ったサービスでも稼げる企業体へと如何にして改革を進めているのか。その戦略を担い、データによる収益化を推進するモビリティサービスカンパニーのCMO、石戸氏をお迎えし、これまでの改革の道のり、施策や課題、そして今後の展望など、パイオニアにおけるビジネスモデル変革へのチャレンジについてご紹介いただきます。
15:40~16:30 リレーセッション&パネルディスカッション
ビジネスモデル変革と収益の多様化~顧客を起点としたEnd to End改革のすべて~
新たな収益源の一つとしてサブスクリプションを始めとしたリカーリングビジネスは、B2CだけでなくB2B企業においても実践段階に入ってきています。しかし、サブスクリプションビジネスの拡大にともない課題も見えてきました。その成功に向けて、顧客との永続的な関係構築を深めるCXの向上や、契約・請求管理の効率化など基幹システムの対応が、つまりフロントオフィス、バックオフィスの連携・統合が必要不可欠となります。
本セッションでは、エンタープライズの実績豊富な日本IBMと日本オラクルが、B2Bにおけるサブスクリプションビジネス実践に向けての要点を事例を交えながらパネル形式でご紹介します。

日本アイ・ビー・エム株式会社
IBMコンサルティング事業本部
ストラテジック・パートナーズ担当 パートナー
宇梶 知巳

日本アイ・ビー・エム株式会社
IBMコンサルティング事業本部
カスタマーエクスペリエンス/CRM担当
シニア・マネージング・コンサルタント
新井 貞敏

日本オラクル株式会社
理事
クラウド・アプリケーション事業統括
CXソリューション・エンジニアリング本部 本部長
竹内 尚志

日本オラクル株式会社
クラウド・アプリケーション事業統括
CXソリューション・エンジニアリング本部
セールス&サービス・ソリューション部 部長
宮川 崇

ゲストパネリスト
パイオニア株式会社
Chief Customer Officer & Chief Marketing Officer at Mobility Service Company
石戸 亮 氏
※ プログラム内容・講演者・時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。