SCMセミナー
レジリエント&デジタル・サプライチェーンマネジメント
~DXによるSCM成功事例
開催概要
開催日時
- Online2022年4月21日(木)14:00~16:25
(配信開始予定 13:30~)
開催趣旨
ビジネス環境の不確実性増大、顧客のニーズ&チャネルが多様化する現在において、ビジネスモデルやサービスの再構築を行い、その土台となるサプライチェーンの物理・情報両側面での変革が求められています。
また、昨今のコロナなどの感染症・自然災害・地政学的事象などのリスクに加え、環境問題や経済安全保障への対応も、ビジネス参加・継続の前提となりつつあります。
不確実性の中にも、新しい時代が垣間見える今、SCMには何が求められるでしょうか?
SCMの高度化(柔軟性・俊敏性・持続可能性)にテクノロジーが欠かせない時代となって久しいですが、多くの日系企業におけるSCMのIT化の歩みは遅く、成長や戦略のかじ取りの足かせになるケースも見られます。
本セミナーでは、最先端のデジタル活用事例を交えて、SCMのリーディングカンパニーにおける現状と今後の方向性、およびそこに至るまでの歴史を振り返り、企業に求められる次のSCM戦略とそれを支えるテクノロジーについて考察を行います。
概要
参加対象者 |
経営者、役員、経営企画、SCM、生産、IT・システム部門等、SCM/S&OP計画に携わる管理職の方々 |
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参加料 |
無料(事前登録制) |
参加定員 |
100名 ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。 |
参加形式 |
オンライン配信(配信環境:エクサプラットフォーム) ※本セミナーは オンライン配信となります。視聴方法はお申し込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
共催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
プログラム詳細
14:00~14:10 オープニング
株式会社クニエ
笹川 亮平
prof
14:10~14:40 共催社講演Ⅰ
Sustainable Chain Managementの視点
これまで“需要の変動にいかに供給が追随できるか?”がSCMの主要課題であり、多くの企業で“S&OP/製販計画”や“在庫適正化”が検討、導入されてきました。ところが、2010年以降、サプライチェーン分断などにより、需要や計画以前に、非常時の供給対応が頻発しているのが実態です。
他方、サプライチェーンリスクである“自然災害”は“気候変動”に起因しており、カーボンニュートラルの達成に整合しない製品や事業は市場に参入できないというゲームチェンジが始まろうとしています。
供給リスク、環境リスクへの対応など、今まさにSCMへの要求が変わる潮目において、新しいSCMに必要な視点をお伝えします。
株式会社クニエ
SCMチーム
マネージャー
吉岡 禎史
電機メーカーでのグローバルSCM構築、海外駐在などを経て、コンサルタント業界に転身。主に、需給運営、製販計画の導入・高度化など、10年以上SCMコンサルティングに従事。
14:40~15:10 事例講演Ⅰ
ユーザー中心のバリューチェーンへの変革に向けた新たなビジネスモデル構築とシステム導入事例
カシオ計算機では、ユーザー中心のバリューチェーン変革の一環として複数のコンポーネントを自由に選択することで、自分好みの G-SHOCKを作ることができるカスタマイズサービス「MY G-SHOCK」を自社サイトにてスタートしました。これを実現する上で必須となったのが、ECサイトと製造現場をダイレクトにつなぐBTO(Build To Order:受注生産)システムです。基幹システムで維持管理されている部品表データに対して、シンプルなマッピングルールを設定することでコンポーネント構成マスターを自動生成する仕組みを構築。受注(組み立て)可能なコンポーネントを即座にECサイトへ展開することで、MY G-SHOCKサービスにおける高度なユーザー体験を支えています。
カシオ計算機株式会社
デジタル統轄部 エンタープライズシステム部
部長
上原 敬 氏
1993年カシオ計算機株式会社入社。カシオグループ全体へのERP導入、グローバルPSI、サプライチェーンシステム構築を通じた業務改革等に従事。現在はデジタル統轄部 エンタープライズシステム部に所属し全社横断でのデータ/デジタルを活用した事業変革の仕組みを構築中。
15:10~15:50 事例講演Ⅱ
サプライチェーン不確実性への コニカミノルタ流 事業先読み型SCMの取り組み
2020年に始まるコロナ禍によって、調達・生産・物流・販売と、サプライチェーンの不確実性が高まっています。これまでの常識が通じない中で、コニカミノルタが作ってきたSCMプラットフォームシステムをどのように改善し、見通しが難しい中で事業先読みを行ってきたか、事例をご紹介致します。
コニカミノルタ株式会社
SCM部 SCM企画グループ長
大原 守 氏
システムベンダーにて研究開発・製造業向けBPRサービス等に従事後、2014年コニカミノルタ株式会社入社。以降、グローバルSCMプロセス基盤となるプラットフォームシステムの開発を通じたSCM改善を推進中。
コニカミノルタ株式会社
SCM部 S&OP推進グループ長
平井 大介 氏
2000年入社。入社以来、貿易・出荷実務、及び、BT製品需給調整に従事。米国販売会社SCM部門駐在経験を経て、現在は主に情報機器事業におけるS&OP運営・プロセス改善を推進中。
15:50~16:20 共催社講演Ⅱ
Agility:VUCA時代の製造業DXを成功に導く鍵 - ソリューション選択と構築方法の勘所
様々なリスクに囲まれ、日々大きく変化するビジネス環境に対応し勝ち残っていくためにビジネスモデル変革が求められています。製造業におけるDX改革(DXジャーニー)を成功させるキーワードがアジリティ(俊敏性+柔軟性)です。当セッションでは、このアジリティ実現のためのデジタルサプライチェーンの基盤(プラットフォーム)である「サイバーフィジカルシステム:CPS(Cyber-Physical System)、デジタルツイン:DSCT(Digital Supply Chain Twin)」の構築について、および、今求められているソリューション構築方法の進化について、長年お客様のパートナーとして変革を共にしてきたソリューションプロバイダーの視点から考察します。
株式会社エクサ
Smartシステム開発本部
理事
荒川 達雄
1985年日本IBM入社、2011年日本IBMソリューション会社 執行役員に就任しSIおよびSOビジネスを統括。2016年日本IBM製造系子会社 代表取締役社長に就任。2021年エクサ理事就任。製造業全般の業務・システムに知見があり、特にSCM領域でのプロジェクト経験多数。
16:20~16:25 クロージング
株式会社エクサ
Smartマニュファクチュアリング営業部 部長
田口 貢
prof
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。