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BtoBマーケティングフォーラム 2022
新しい時代に適合するための、
コーポレート・トランスフォーメーション(CX)への挑戦

- 全社を巻き込むための「変革の具現化」をどう生み出すのか -

開催概要

開催日時

  • DAY 12022年9月14日(水)13:00~17:00
  • DAY 22022年9月15日(木)13:00~17:00

開催趣旨

世界的なパンデミック、欧州での紛争、EV化への世界的なシフトなど100年に一度と言われる激動の時代において、多くの企業にとって、自社の変革は「やるかやらないか」という問題ではなく、「いつどのように行うか」という喫緊の問題となっています。企業の経営層の多くは、変革の実現に向け、自ら陣頭指揮を執り強力なリーダーシップで推し進めようとしています。しかしながら、変革のほとんどは自社にとって新しい探索の領域になるため、様々な理由で「変わることが難しい現場」をどのように動かしていくか、という挑戦は、どの企業にとっても避けられません。経営層の想いと、現場の視界や現在の仕組みとの間にある構造的ギャップを乗り越えることが、変革を実現するための大きなカギとなります。

今回のBtoBマーケティングフォーラムでは、全社を巻き込んだ仕組みを構築し、経営と現場の様々なギャップを超えるための結合点となる「変革の同志」の重要性、それを生み出すきっかけとなる「変革の具現化」に焦点をあてて考察します。それぞれの企業がどのようなチャレンジに挑み、これらがどのような役割を果たしているのか、基調講演を交え、企業事例を中心にご紹介いたします。

概要

参加対象者

製造業の新規事業推進、事業責任者、経営企画部門などの管理職、役員の方々など

参加料

無料(事前登録制)

参加定員

300名

参加形式

オンラインLive配信

本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。

お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

主催

マーケットワン・ジャパン合同会社

協力

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

区切り線

プログラム詳細

DAY 1 9月14日

13:00~13:10 開催のご挨拶

13:10~14:05 基調講演

世界の経営学から見る、日本企業イノベーション起点のトランスフォーメーションへの示唆

日本企業にイノベーションが足りない、と言われて久しくなります。一方、イノベーションや組織学習は、世界中の経営学者により科学的な手法で研究が進んでいるにも関わらず、その知見が日本まで十分に届いていません。本講演では、世界標準の経営学の知見を使いながら、日本企業のイノベーション起点のトランスフォーメーションへの示唆を考えていきます。

早稲田大学大学院 経営管理研究科

教授

入山 章栄

慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科修士課程修了。三菱総合研究所で、主に自動車メーカー・国内外政府機関への調査・コンサルティング業務に従事した後、2008年に米ピッツバーグ大学経営大学院より Ph.D.(博士号)を取得。同年より米ニューヨーク州立大学バッファロー校ビジネススクール助教授。2013年より早稲田大学大学院 早稲田大学ビジネススクール准教授。2019年より現職。専門は経営学。「Strategic Management Journal」など国際的な主要経営学術誌に論文を多数発表。著書は「世界標準の経営理論」(ダイヤモンド社)、「世界の経営学者はいま何を考えているのか」(英治出版)「ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学」(日経BP社)他。テレビ東京「ワールドビジネスサテライト」のレギュラーコメンテーターを務めるなど、メディアでも活発な情報発信を行っている。

14:05~15:00 事例講演1

変革を推進する新生パイオニアの目指す復活劇 ~データドリブン経営~

老舗製造業のパイオニアは、時代の変革の波に追従し創業来の“開拓者精神”を推進していくために、“選択と集中”“サービスビジネス企業への変革”を行っています。データをもとに自身を知り、相手を知ることを常態化し、戦略立案からビジネス展開を遂行しています。また、製造製品の“モノ” とサービスの“モノ”を融合し「モノ×コト」による価値をモビリティの領域で展開しています。まだ変革の途中ですが、現在パイオニアが実行している社内的な挑戦、ビジネスへの挑戦の実態を成功・失敗の実例をもとにご紹介いたします。

細井 智 氏

パイオニア株式会社

常務執行役員

モビリティサービスカンパニーCEO 兼 グループCISO

細井 智

IT業界において27年以上身を置き、1998年からマイクロソフトにおいて、エンジニア、プロダクトマーケティング、事業企画、DX推進に従事。日本の製造・公共などの領域においてデジタル化の推進に尽力。DX事業本部 執行役員 常務、パブリックセクター事業本部 執行役員 CTO。2022年1月より、パイオニア株式会社入社 常務執行役員 モビリティサービスカンパニーCEO 兼 グループCISO。

15:00~15:10 休憩

15:10~16:05 主催講演

2022
コーポレート・トランスフォーメーション(CX)における社内のキャズムをどう埋めるのか
- CXの推進を可能とする鍵は成功体験の創出 -

両利きの経営を実現するための変革において、新しいビジネスの探索は挑戦と変化を伴います。しかし、既存のビジネスモデルを守り育てている従業員がそれに心から賛同し、新しい挑戦や変化を主体的に推し進める組織となるには、経営層が美しい将来像を描き伝えるだけでは足りません。コーポレート・トランスフォーメーションにおいて、変革のうねりを組織全体に浸透させていくための第一歩として重要となるのが、将来像の具現化と、現場レベルでの成功体験の創出です。今回は、この変革の機運をつくる、組織全体が自分ごととして変革に向けて動き出すために重要な点を、フレームワークと事例を基に解説いたします。

マーケットワン・ジャパン合同会社

執行役 事業開発管掌

大橋 慶太

BtoB企業のマーケティング・コンサルティングに15年以上従事し、大手製造業のグローバルガバナンスの強化、企業変革など数多くのコンサルティング業務を担当する。現在は上場企業を対象に、グローバルマーケティング強化、市場起点のCX推進などを支援するコンサルタントとして、マーケティングを軸にした新規事業探索、デジタルトランスフォーメーション等の戦略立案と実行の支援のアドバイザリ役を務める。日本アドバタイザーズ協会 デジタルマーケティング研究機構(Digital Marketing Institute)においてBtoBマーケティング委員会の副委員長を務め、BtoB領域におけるマーケティング人材の育成にも注力している。

16:05~17:00 事例講演2

多角的素材メーカーにおけるマーケティングの変革へのチャレンジ
~AKXYプロジェクトを通じたマーケティングトランスフォーメーション

多岐にわたる事業・製品を有する旭化成グループでは、CASEといわれる自動車産業の変革期に、自動車市場に対しての横断的かつグローバルなマーケティングアプローチへの変革戦略をとりました。

その施策の一つとして、旭化成では事業横断でコンセプトカープロジェクト“AKXY”にとりくみ、さらに、その後、コンセプトをアップデートし続けた“AKXY POD”、”AXKY2”に進展させ、複合素材メーカーでの横断的マーケティング施策の一つの象徴となった事例を紹介し、更に、22年に実施したマーケットオリエンテッドな組織改革の意義をお伝えします。

宇高 道尊 氏

旭化成株式会社

モビリティ&インダストリアル事業本部 戦略推進部長

宇高 道尊

1992年 旭化成工業株式会社入社。1992年~2014年 電子材料、半導体材料の国内外の営業/マーケティングなど。2014~2015年 経営戦略室。2016年~ オートモーティブ事業推進室長。2019年~ マーケティング&イノベーション本部マーケティング統括部長。2021年より現職。

17:00 終了

DAY 2 9月15日

13:00~13:10 開催のご挨拶

13:10~14:05 特別講演1

三洋化成の「変える。」~多様性を尊重し、従業員の誇り・働きがいへ~

  • 風通しの良い会社に変える。
    従業員の誇りや働きがいをこれまで以上に大切にする会社へ。慣例主義や前例踏襲をやめ、規制や規則の撤廃・緩和を推進。社内反発もあったが、まずはやってみること。ダメなら元に戻せばいい。
  • DEI(多様性が革新の源泉)
    多様性を認め合い、新たな価値観を分かち合うことは、イノベーションの源泉になる。
  • スピード感、そしてスモールスタート
    世の中の変化はとても速く、イノベーションの重要性がより高まる。予算ありきではなく、必要ならば即断即決。権限移譲を推進し、スモールスタートを重視し、スピード感をもった展開。
安藤 孝夫 氏

三洋化成工業株式会社

取締役会長

安藤 孝夫

1977年4月 当社入社。1998年6月 取締役研究本部副本部長。2001年4月 取締役研究本部長。2003年6月 執行役員研究本部長。2004年6月 執行役員国際事業推進本部長。2008年6月 常務執行役員 サンノプコ株式会社 代表取締役社長。2010年6月 当社取締役 兼 専務執行役員営業第一部門担当。2011年6月 代表取締役社長 兼 執行役員社長。2021年6月 取締役会長 取締役会議長(現)。

14:05~15:00 特別講演2

私たちは変革できていますでしょうか?

  • 会社を変革するために必要な構成要素は、ターゲット・基本方針・ヒト・モノ・カネである
  • その中でも、最も変化させることが難しいのがヒト。ヒトを変えていくためには、リーダーシップチームの変革、タレントデンシティの向上が必要。また、リーダーからの頻繁なコミュニケーションと望ましいカルチャーの浸透も不可欠
  • 当社も現在進行形で変革に取り組んでいるところ。当社の課題認識や取組みについて紹介したい
柴田 英利 氏

ルネサス エレクトロニクス株式会社

代表取締役社長 兼 CEO

柴田 英利

東海旅客鉄道、MKSパートナーズ、メリルリンチ日本証券を経て、2009年9月 産業革新機構投資事業グループ マネージングディレクター。2012年6月 同 執行役員。2013年10月 ルネサス エレクトロニクス取締役。2013年11月より、同社 取締役執行役員常務 CFO、2019年7月より、代表取締役社長兼CEO(現任)。東京大学工学部卒。ハーバード・ビジネス・スクールMBA。

15:00~15:10 休憩

15:10~16:05 特別対談

企業変革のキャズムを越えて、いかに全社を巻き込む仕組みをつくるか

経営層が陣頭指揮をとって(リーダーシップをもって)企業変革を進めようとするものの、個の活動から全社の活動まで昇華できない。新たな事業形態を模索する「探索」領域を牽引する少数派のイノベーターと、既存領域のレベルアップである「深化」を担う多数派の間には、大きな意識のキャズム(溝)が存在し、変革の障壁となります。このキャズムを越え、企業変革に向けて動かすために必要なこと。変革に対して、「やるべきでない」「できるわけがない」と組織に根付く意識を取り除き、このキャズムを超える仕組みをどのようにつくりあげるか、多くの事例をもとに議論をしてまいります。

入山 章栄 氏

早稲田大学大学院 経営管理研究科

教授

入山 章栄

熊倉 宏紀 氏

マーケットワン・ジャパン合同会社

デジタル&コンサルティング部 部長

熊倉 宏紀

株式会社リコーに入社し、大手法人営業を経験後、グローバルのプロダクトマーケティング部門で新製品の立ち上げに従事。マーケットワン・ジャパン入社後は大手日系製造業や外資系ハイテク企業向けに、マーケティング戦略設計やデジタルマーケティング・インサイドセールス構築の推進支援を行う。マーケティングを軸にした新規事業探索、CX、DX等に関する戦略立案と実行の支援。また自社のマーケティングの責任者を兼任している。

16:05~17:00 事例講演3

100年企業の挑戦!パーパス経営を起点としたマーケティングマインド企業変革への挑戦
~資本主義から志本主義へ

VUCAワールドの今世紀において、企業の経営の在り方、その存在意義は新局面を迎えようとしている。さらに激変する外部環境においてマーケティングマインドの企業だけが生き残る。企業はビジョンだけではなく新たにその存在意義を問うパーパスを定義し、人財資本である従業員のエンゲージメントを高めながら、どのように生き残り、成長し、すべてのステークホルダーから愛される企業になるかを考察する。さらにはイノベーションの本質と「21世紀のイノベータの在り方」を問う。

阿部 剛士 氏

横河電機株式会社

常務執行役員

マーケティング本部長 博士(技術経営)

阿部 剛士

1985年、現インテル株式会社に入社。インテル・アーキテクチャ技術本部長、マーケティング本部長、技術開発・製造技術本部長を歴任。2009年以降、取締役 兼 副社長執行役員に就任。2016年横河電機株式会社入社し、デジタル・マーケティング、マーケットコミュニケーション、マーケットインテリジェント、ブランディンク、事業計画(中長計立案)、R&D、M&A(戦略的アライアンス)、知財、新事業開拓、事業計画、標準化戦略、オープン・イノベーション、工業デザイン、ガバメント・アフェアなどを傘下にマーケティング本部を統括。常務執行役員 兼 マーケティング本部長、CMOとして現在に至る。

17:00 終了

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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