コロナ収束後の競争力の再構築
~今求められる
イノベーションと常勝の組織作りの真髄~
開催概要
開催日時
東京
Online
2022年7月26日(火)13:00~17:50(受付 12:30~)
開催趣旨
コロナ収束後も、社会や経済は明るい未来ばかりではありません。
慢性的な人手不足による労働力不足と商圏減少、世界的に進む労働規制と人件費の高騰、商品ライフサイクルの短期化に伴う競争の激化・組織の負担増加、
足元では物価上昇に伴う商品値上げなど、改めてコロナ以前から続く社会課題・組織課題に向き合うことが求められています。
こうした状況に対し、経営者やリーダーには高い視座で向き合い、ただコロナ以前の状況に組織や戦略を戻すのではなく、デジタルを活かした構造的な
アプローチと課題解決が求められます。
そのうえで、従来の延長線上ではない価値創出プロセスの仕組化や、価値のコモディティ化や複雑化を前提にしたスピード感と戦略実行力・徹底力を持った
組織づくりが求められているのではないでしょうか。
今回は、競争戦略の大家である一橋ビジネススクール楠木教授に、コロナ明けに求められる競争戦略について、「イノベーションの本質」と題した基調講演をいただきます。また、特別講演では、中日ドラゴンズ監督と中日ドラゴンズGMを歴任された落合博満氏に「采配2022 ~オレ流 人の育て方、勝てる組織の作り方~」と題し監督就任から8年間、2年に1回以上はリーグ優勝ないしは日本一となった「常勝チーム」を作り上げた強攻なリーダーシップと組織作りについて体感いただく場とさせていただきます。また、今まさに変革を実現している企業より経営者・リーダーをお招きし、組織変革の実践やプロセスを伺います。コロナ収束後の未来を先取りし、イノベーションと勝ち続ける組織作りに向けたスペシャルプログラムをご提供します。
本イベントはライブ配信と、現地開催をいたします。会場では席と席との間を十分空けるなど、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染リスクを高める3つの条件(①換気の悪い密閉空間、②人が密集している、③近距離での会話や発声が行われる)を防止します。
ライブ配信が視聴できるURLや会場のご案内についてはセミナーご当選者様にのみご連絡いたします。回線や容量、および現地会場の席数の観点からセミナーを抽選制とさせていただきますので何卒ご了承ください。
また、当イベントは政府や東京都の方針に則り速やかに対応し、予防と拡散防止に努めます。今後状況が変化した際は変更事項などを随時ご案内いたします。
概要
参加対象者 |
経営者、役員、経営企画、営業統括、営業推進、店舗統括、人事部門、教育研修、デジタル化・DX推進、 |
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参加料 |
無料(事前登録制) |
参加形式 |
ライブ配信:1,000名 会場へのご来場(一橋大学一橋講堂):100名程度 ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。 ※会場でのご聴講を希望される方にも、ライブ配信への切り替えをお願いする場合がございます。 ※受講証または視聴方法はお申込み後にご案内いたします。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
会場
東京都千代田区一ツ橋2丁目1-2 学術総合センター内2F
東京メトロ半蔵門線、都営三田線、都営新宿線「神保町駅」A8・A9出口より徒歩4分
東京メトロ東西線「竹橋駅」1b出口より徒歩4分
プログラム詳細
13:00~13:50 基調講演
イノベーションの本質
コロナ禍を契機に、世界や日本企業は同時多発的にワークスタイル変革やデジタル変革の取り組みが求められ、企業活動のあらゆる領域にデジタルを取り入れてきました。しかし、ビジネスの競争戦略の根源が差別化にある以上、他社と同様の取り組みの延長では、企業の優位性構築はなしえません。コロナが落ち着き、ワークスタイル変革やデジタル活用が一巡した今、経営者にとって重要なことは、他社と同様に取り組みをいち早く推進すること、そして価値の次元を転換すること、即ち本当の意味でのイノベーションです。基調講演では、一橋大学教授の楠木建氏をお招きし、優れた会社の経営者の論理とイノベーションの本質についてお話しいただきます。

一橋ビジネススクール
国際企業戦略専攻 教授
楠木 建 氏
専攻は競争戦略。企業が持続的な競争優位を構築する論理について研究している。大学院での講義科目はStrategy。一橋大学大学院商学研究科博士課程修了(1992)。一橋大学商学部専任講師、同大学同学部助教授、同大学イノベーション研究センター助教授、ボッコーニ大学経営大学院(イタリア・ミラノ)客員教授、一橋ビジネススクール国際企業戦略専攻准教授を経て、2010年から現職。
13:50~14:30 主催者講演
イノベーションと戦略ストーリーを徹底するラストワンマイル変革
~戦略の実行率・収益率向上と変化を乗り越える組織マネジメントの見直しポイント~
- 厳しい環境を勝ち抜くためのラストワンマイルの品質と顧客体験
- ミドルマネジメントの生産性向上・本部機能の再定義・顧客満足度向上
- 物価上昇に伴う商品値上げに対する販売戦略の見直し等変化対応への糸口
- サービス業や全国に拠点を持つ小売・物流・販売組織における事例

ClipLine株式会社
取締役 COO
金海 憲男
日本航空にて整備部門における予算策定/管理業務、エンジニア職等に従事後、ジェネックスパートナーズに参画。様々な業界において、高橋とともにクライアントの内部に入り込むハンズオン型での支援においても業務改革、マーケティング、新商品開発等で多数の財務成果を創出。営業、クライアント支援全般を統括しクライアントニーズをプロダクト開発に活かす。大阪大学基礎工学部卒業、同大学院基礎工学研究科修了。
14:30~14:45 休憩
14:45~17:00 事例講演 ※途中15分休憩
<<事例①>>
ホットパレット、グローバル1000店舗を目指すマネジメント変革
- 「ペッパーランチ」事業を中心に国内195店/海外305店超を展開する外食企業 ~シンプルなオペレーションと興奮/感動体験で顧客に支持される
- FC含む国内180店舗のマネジメント力向上を支えるClipLine活用
- すかいらーくレストランツ・バーガーキング等多くの外食企業での経営経験から考える今後のフードビジネスのマネジメントの要諦

株式会社ホットパレット
代表取締役社長
松本 純男 氏
1959年 東京生まれ。2015年 株式会社すかいらーくレストランツの代表取締役を務める。人事・商品開発・出店・サプライヤーマネジメントなど、経験業務は多岐にわたる。その後、株式会社トマトアンドアソシエイツの代表取締役、ビーケージャパンホールディングスのCOOを経て、2020年 株式会社ホットパレットの代表取締役に就任、現在に至る。
<<事例②>>
オオゼキ、独自ポジションと財務成果を支える 人財戦略・企業文化醸成・人的資本経営
- 個店主義の徹底で業績をあげるオオゼキ ~店長が経営者として店を作る
- “オオゼキ流”の人財戦略 ~研修・売り場づくりにおけるClipLine活用
- 食品スーパーの経営・強い組織づくり・企業文化の醸成・人的資本経営

株式会社オオゼキ
総務人事部 人財開発室 室長
青木 慎一 氏
1990年にオオゼキ入社。フロア部門での販売経験を積んで、1996年から店長職を遂行する。小型から大型の様々な店舗を経験し、2017年の創業60周年を機に「100年企業を目指す」ため、新設された人財開発室へ部署異動。主に社員教育研修、従業員フォローアップ等幅広く担当。
<<事例③>>
介護業界、成長と業界再編を乗り越えるサービス・マネジメント成功事例
- 業界を取り巻く“人財マネジメント”の重要性
- 重要となる業務効率化と従業員エンゲージメント
- 介護業界のサービス・マネジメントによる収益性・生産性向上事例

ClipLine株式会社
執行役員
エンタープライズ営業部 部長
齋藤 誉
ソフトウェア商社・コールセンター/CRM関連ベンチャーを経て、2006年に日本マイクロソフト入社。パートナーディベロップメント、プロダクトマーケティングを経験後、2012年よりビジネスアプリケーション領域のソリューション営業責任者。2015年に株式会社インタラクティブソリューションズに入社後、経営企画・事業開発・営業を統括、2017年に取締役就任。2018年5月にClipLineに参画し、エンタープライズセールスを統括。中央大学文学部社会学科卒。
17:00~17:50 特別講演
采配2022 ~オレ流 人の育て方、勝てる組織の作り方~
ビジネスとスポーツには共通点が多いです。組織は、小さなピラミッドの集まりで、それぞれがデリケートな存在です。特に、店舗などサービスの現場や、販売や営業チームでは、チームの成熟度が成果に直結し、企業全体の売上・利益を大きく左右します。いかに優れた戦略や施策を立てても、ラストワンマイルと呼ばれる顧客接点の品質と現場の再現性を高めなければビジネスとして成功しません。勝ちにこだわる常勝組織を作ることは多くのビジネスリーダー・経営陣にとって重要なテーマではないでしょうか。勝てる組織を作るには、人の育て方、意思決定や責任の所在など様々な側面がありますが、今回は、勝ちにこだわる組織作りとトップの在り方について、特別講演を実施します。元中日ドラゴンズ監督・ゼネラルマネージャーの落合博満氏をお招きし、「オレ流野球」の真実を通して、決断と采配、本物のリーダーについてお話しいただきます。

元中日ドラゴンズ監督・ゼネラルマネージャー
落合 博満 氏
1953年生まれ。秋田県南秋田郡若美町(現:男鹿市)出身の元プロ野球選手(内野手)、元プロ野球監督。1979年ドラフト3位でロッテオリオンズ入団。81年打率.326で首位打者になり、以後83年まで3年連続首位打者。82年史上最年少28歳で三冠王を獲得、85年には2度目の三冠王とパ・リーグの最優秀選手(MVP)に輝いた。86年には史上初の3度目、2年連続の三冠王を獲得。1998年現役を引退。その後、野球解説者、指導者として活動し、2004年より中日ドラゴンズ監督に就任。2007年にはチームを53年ぶりの日本一に導く。就任から8年間、2年に1回以上はリーグ優勝ないしは日本一、Aクラス入りを逃したこともない。2011年は球団史上初の2年連続リーグ優勝を果たし、「常勝チーム」を作り上げた。2007年には、プロ野球の発展に大きく貢献した人物に贈られる正力松太郎賞を受賞。2011年には競技者として、日本の野球の発展に大きく貢献した功績を永久に讃え、顕彰する「野球殿堂」入りを果たす。著書は、ベストセラー『采配』(ダイヤモンド社)のほか、『コーチング―言葉と信念の魔術』(ダイヤモンド社)、『落合博満の超野球学1、2』『プロフェッショナル』『野球人』(ベースボール・マガジン社)、『勝負の方程式』(小学館)など多数ある。
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。