
開催概要
開催日時
- 東京 / Online2022年10月27日(木) 9:30~18:30
(受付開始 9:00~)
開催趣旨
ロシア軍によるウクライナ侵攻によって、世界は一気に先の見えない不確実でリスク管理が難しい時代になっています。さらに現在はESG、気候変動リスクなどグリーンファイナンスに関する新しいリスクへの対応も求められています。
一方で深刻なサイバー攻撃に対応するために警察庁が新たな組織「サイバー局」「サイバー直轄隊」を立ち上げたように、コロナ禍によるデジタル化の進展によるテレワークやスマホ決済の普及によって、デジタル空間・サイバー空間につながる機会が増える中で、世界的に見ても国家的関与が疑われるサイバー攻撃が増えてきており、社会の重要インフラである金融機関は更なる対策の高度化、サイバーレジリエンスが求められています。
このような社会情勢の中、今回のフォーラムではこれら不確実なリスクへの対応と増加するサイバー攻撃の現状と対策について、第一線で活躍される専門家の方々に解説していただきます。
概要
参加対象者 |
金融機関の経営層及び情報システム、情報セキュリティー、リスク管理、監査・法務、 |
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参加料 |
〈金融機関(運用会社、年金基金含む)〉 来場参加:無料 ※注)満席の場合は視聴参加のみになります。 視聴参加:無料 〈金融機関以外〉視聴参加のみ 5,000円(お一人様/税別) 2名以上でのお申し込みの場合 4,000円(お一人様/税別) ★会場では昼食、コーヒー が提供されます。 【会場では景品がもらえるスタンプラリーを実施いたします。】 ※事前のご登録が必要です。 |
参加定員 |
来場参加者:150名 オンライン視聴参加者:200名 ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。 |
参加方法 |
【来場参加】 事前にご案内するQRコードをご準備の上(スマホ表示または紙に印刷したもの)会場にご来場ください。 【オンライン視聴参加】 会期前に視聴用IDをご案内いたします。視聴方法はご案内メールをご確認下さい。 ※視聴環境の共有はできません。視聴いただくには事前登録が必要です。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。
お申込後の詳しいご参加方法につきましては、下記の主催事務局よりご案内いたします。 ■お問い合わせ先■ 金融リスクマネジメント&サイバーセキュリティーフォーラム事務局 Email: frisk@jtbcom.co.jp |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
プログラム詳細
9:00~9:30 受付スタート&視聴開始(30分間)
9:30~10:10 基調講演1(40分間)
金融業界に期待するサイバーセキュリティについて
2022年2月に公表した「金融分野におけるサイバーセキュリティ強化に向けた取組方針(Ver. 3.0)」において金融機関に期待されたサイバーセキュリティと、これまでの金融庁の取組みの進捗について概説する。また、本年10月に実施予定の金融庁主催の「金融業界横断的なサイバーセキュリティ演習(Delta Wall)」について紹介する。

金融庁 総合政策局 リスク分析総括課
サイバーセキュリティ対策企画調整室長
齊藤 剛 氏
2004年金融庁入庁。2010年監督局総務課監督企画室課長補佐、2013年保険監督者国際機構、2019年金融庁総合政策局総務課国際保険規制調整官などを経て、2021年7月から金融庁総合政策局リスク分析総括課サイバーセキュリティ対策企画調整室長。
10:20~11:00 セッション1
予測不能の時代に求められる サイバーレジリエンスの強化とは?
常に巧妙化し続けるサイバー攻撃から事業を保護し続けるには、事前防御、事後対策の強化だけでなく、事業影響と回復期間の縮小を目的としたサイバーレジリエンスの強化が急務となります。
このセッションでは、サイバーレジリエンスの効果的な強化を実現するサイバーリーズンの製品、サービスをご紹介させて頂きます。
サイバーリーズン合同会社
セールスエンジニアリング本部
エンタープライズSE1部 部長
遠藤 肇 氏
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11:10~11:50 セッション2
コストとリスクを削減しながらデジタルトランスフォーメーションを加速するサイバーセキュリティソリューションのご紹介
現代の金融機関においては、デジタルバンキングの競争に勝つ為にDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速は必要不可欠となっています。しかしデジタルの世界ではサイバーセキュリティの脅威が拡大し、DXの推進を妨げています。同時に各種規制も世界的に強化され、金融機関はその中でリスクを回避しながらDXを加速させる必要があります。
タレスはセキュリティを強化し、リスクとコストを削減し、DXを加速させることで様々な企業のビジネス推進に貢献しています。
タレスのHSM(ハードウェアセキュリティモジュール)は世界中の金融トランザクションを保護しており、暗号化と鍵管理ソリューションを中心に金融機関において多くの採用実績があります。
このセッションでは海外での事例を含めタレスがどのように金融セキュリティをサポートしDXを推進できるのかについてご紹介致します。
タレスDISジャパン株式会社
データ保護事業本部 / セールスエンジニアリングマネージャ
舟木 康浩 氏
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12:00~12:50 パネルディスカッション
金融機関が直面する新しいリスクの考察と対応~サイバー、ESG、データ~
従来の金融機関に特有のリスクについては計測、管理が可能になっている一方で、それらに含まれない新しいリスクが金融機関の経営課題として浮かび上がっています。
その中で今回はESG、サイバーセキュリティー、及びデータ関連のリスクについて、経営リスクの視点から、各分野の専門家をお招きして考察とディスカッションを行います。

株式会社みずほフィナンシャルグループ
株式会社みずほ銀行
みずほ信託銀行株式会社
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社
執行理事 情報セキュリティ担当(CISO)
阿部 展久 氏
1992年入社。大阪市内で法・個人向け営業を担った後、個人向けローンやインターネットバンキング等、リテール向け商品・サービスの開発に約10年従事。その後、経営企画部にて事業戦略・業務計画の策定等を経て、2013年からはみずほ銀行長野支店長を務めた。2015年7月に新設されたインキュベーションPT長に就任、デジタルイノベーション部長、業務監査部長等を経て、2022年4月より、みずほフィナンシャルグループ 執行理事 情報セキュリティ担当(CISO)(現職)に就任。

野村アセットマネジメント株式会社
運用部 / 債券サステナブル・インベストメント・ヘッド
ジェイソン・モーティマー 氏
2017年入社。2018年より債券運用における責任投資責任者として、ESG要素を運用工程に組み込み、運用付加価値の向上を目指すESGインテグレーションを統括する。当社入社以前はJPモルガン(香港・シンガポール)やファーストステート・インベストメンツ(ロンドン)で現地通貨レート戦略やアジア債券の運用者としてキャリアを積んだ。

SIXグループ 金融情報部門責任者
SIX 執行役員
マリオン・レスリー 氏
マリオン・レスリーは、2020年1月にSIXグループの金融情報部門責任者およびSIX執行役員会のメンバーとしてSIXに入社しました。また、BMEの取締役会のメンバーでもあります。金融情報部門責任者として、マリオンはSIXのグローバルデータビジネスをリードし、世界中の金融機関に重要なデータと洞察を提供し、顧客をサポートしています。データとテクノロジーに重点を置きながら、大規模なグローバルビジネスとオペレーションをリードしていることは、金融サービスにおける彼女のキャリアの特徴です。SIXに入社する前は、リフィニティブ(ロンドン証券取引所)のエンタープライズ担当マネージングディレクターを務め、市場データ、プラットフォーム、サービスを世界の金融市場に提供する責任を負っていました。マリオンは、2021年の世界取引所女性リーダー連盟に含まれ、2020年と2021年にFinancial Newsによって欧州金融で最も影響力のある100人の女性の1人に選ばれました。2017年にはクランフィールド大学女性FTSE 100 Women to Watch Board Reportにノミネートされ、2014年にはWomen in Banking and Finance Awardsで功績賞を受賞しました。2021年6月、マリオンはスイスの男女平等のための主要なビジネス協会であるアドバンスの理事に任命され、2016年から前立腺がんUKの評議員を務めています。

モデレーター
有限責任監査法人トーマツ
リスクアドバイザリー事業本部
リスク管理戦略センター ディレクター
勝藤 史郎 氏
2017年より現職にてリスク管理に関するアドバイザリーに従事、マクロ経済、国際金融規制、リスクアペタイト・フレームワーク構築支援等を提供する。2011年から約6年半に亘りメガバンクリスク統括部署で、統合的リスク管理とバーゼルIII当局協議を推進、2004年から6年間同行ニューヨーク駐在チーフエコノミストとして米国経済調査予測に従事した。
12:50~13:30 ランチブレイク
13:30~14:10 セッション3
経済安全保障としての金融ソフトウェア・セキュリティ対策
金融システムは国や国民にとっての基幹インフラであり、その重要設備である金融ソフトウェアをサイバー攻撃から守るためのセキュリティ対策は喫緊の課題です。このセッションでは、金融ソフトウェア開発におけるセキュリティ・リスクの現状と、経済安全保障推進法案や米国大統領令によってさらなる対応強化が迫られるソフトウェア・サプライチェーン・セキュリティの対策について、人・プロセス・技術に渡ってご紹介します。
日本シノプシス合同会社
ソフトウェア・インテグリティ・グループ
/ マネージング・プリンシパル
大森 健史 氏
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14:20~14:35 セッション4
SIXの提案する経済制裁リスク対応
SIXのHead of Financial Information のマリオン レスリーからのご挨拶、会社概要および最新トピックスにつづき、日本支社Head Sales Consulting の砂川俊明より、世界各国の規制当局における経済制裁に対応するためのサービス(Sanctioned Securities Monitoring Service・SSMS)のご紹介と、パートナー企業との協業によるソリューション・ETFを対象とした経済制裁チェックなどの直近のアップデートをあわせてお伝えいたします。

SIXグループ 金融情報部門責任者
SIX 執行役員
マリオン・レスリー 氏
マリオン・レスリーは、2020年1月にSIXグループの金融情報部門責任者およびSIX執行役員会のメンバーとしてSIXに入社しました。また、BMEの取締役会のメンバーでもあります。金融情報部門責任者として、マリオンはSIXのグローバルデータビジネスをリードし、世界中の金融機関に重要なデータと洞察を提供し、顧客をサポートしています。データとテクノロジーに重点を置きながら、大規模なグローバルビジネスとオペレーションをリードしていることは、金融サービスにおける彼女のキャリアの特徴です。SIXに入社する前は、リフィニティブ(ロンドン証券取引所)のエンタープライズ担当マネージングディレクターを務め、市場データ、プラットフォーム、サービスを世界の金融市場に提供する責任を負っていました。マリオンは、2021年の世界取引所女性リーダー連盟に含まれ、2020年と2021年にFinancial Newsによって欧州金融で最も影響力のある100人の女性の1人に選ばれました。2017年にはクランフィールド大学女性FTSE 100 Women to Watch Board Reportにノミネートされ、2014年にはWomen in Banking and Finance Awardsで功績賞を受賞しました。2021年6月、マリオンはスイスの男女平等のための主要なビジネス協会であるアドバンスの理事に任命され、2016年から前立腺がんUKの評議員を務めています。
SIX ファイナンシャル インフォメーション ジャパン株式会社
ヘッド セールス・コンサルティング
砂川 俊明 氏
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14:45~15:00 セッション5
金融機関における気候変動リスク管理-TCFD開示情報および気候リスクデータの取扱い
社会全体での気候変動対策が進められる中で、金融機関においても気候変動リスク管理はその重要性を増しています。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)の基準に基づく開示で使われる情報(移行リスクおよび物理リスク)を中心に、気候変動のリスク管理の観点についてお話します。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンス
ESGプロダクトスペシャリスト
前田 芳恵 氏
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15:10~15:50 セッション6
日本の大手金融機関でも採用!世界の金融機関が「ゼロトラスト・セグメンテーション」を導入するその理由
境界防御のセキュリティ対策が限界を迎えている今、真のゼロトラストを理解し、導入を検討すべき時代が来ました。世界の10大銀行のうち6行が採用した「Illumioのゼロトラスト・セグメンテーション」の最新テクノロジーについて、その仕組みをご紹介します。日本でも先日、大手金融機関様にご採用いただきました。その導入に至った経緯とその効果について説明させていただきます。
イルミオ ジャパン合同会社
代表執行役員社長
嘉規 邦伸 氏
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15:50~16:10 コーヒーブレイク
16:10~16:50 セッション7
高度化する未知のサイバー攻撃に対する、AIを活用した対策のご紹介
昨今、DX推進や働く環境の変化に対応すべく、多くの金融機関で従来のIT環境から新たな環境への移行が進んでいます。
一方でこれらの変化の隙を狙ったサイバー攻撃は高度化・複雑化を続けており、各組織では未知の脅威や攻撃手法への対応に追われています。
インシデントが発生すると大きな影響へと繋がる金融機関だからこそ、後手に回らない為のAIを活用した予測防御、そして万が一の感染時に素早いインシデント対応が重要と考えます。
エムオーテックスではAIを活用した環境を選ばないエンドポイント対策と、万が一の場合のインシデント支援をご用意、実際の運用例と合わせてご紹介します。
エムオーテックス株式会社
プロダクトマネージャー
中本 琢也 氏
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17:00~17:15 セッション8
顧客データの保護と利活用の実現 ―セキュアな金融サービス提供のために
利用者の多様なニーズに応える金融サービスを提供するために、サービス利用履歴などの分析に個人情報含む顧客データを利用するようになってきています。
4月に施行された改正個人情報保護法では、個人情報の漏えい等が発生した場合の事業者の責務が追加されており、個人情報保護を担保しつつデータを利活用して金融サービス提供していくことがより一層求められています。これらをいかに実現するのか、事例を交えてご紹介します。
マイクロフォーカスエンタープライズ株式会社
情報セキュリティ&ガバナンス技術本部
プリセールスコンサルタント
横田 智成 氏
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17:25~17:40 セッション9
多様なリスク・規制と上手に向き合うためのヒント
世の中の変遷と共に、リスクの内容もまた変化し続け、今日ではかつてないほど多様なリスクへの対応が求められています。また、IT技術の発展と浸透により、サイバーリスクが生まれたように、今後も対処すべき課題は増えていくのではないでしょうか。本セッションでは、財務・ESG・金融犯罪など、広範なリスクに向き合うご担当者様と、その基盤を支える、ITご担当者様へ、リスクに効率的に対応するヒントをご案内させていただきます。
ムーディーズ・アナリティックス・ジャパン株式会社
インダストリー・プラクティス・リード
笛木 亮太 氏
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17:50~18:30 基調講演2
サイバーセキュリティガバナンスの取組みについて
サプライチェーン攻撃の脅威は一層高まっており、本社に加えて、グループ会社、海外拠点、外部委託先、さらに代理店も含めて、十分なセキュリティ対策が求められます。
このため、グループ全体のリスクを定期的にモニタリングし、評価し、的確に対策を実施するガバナンス体制がますます重要になります。本セッションでは、当社グループのサイバーセキュリティガバナンスの取組みをご紹介します。

MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社
データマネジメント部
主席スペシャリスト
松澤 寿典 氏
1990年にNTTに入社。R&D部門にてセキュリティ関連の実用化研究に従事し、2012年にNTTドコモに転籍。情報セキュリティ部門にて、サイバーセキュリティ対策を担当。2018年に退職。2019年に三井住友海上に入社し、サイバーセキュリティ対策を担当し、2020年にデータマネジメント部長(MS&ADホールディングも兼務)。2022年4月から主席スペシャリスト。
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。