Supply Chain Transformation 2022
事業成長戦略としてのサプライチェーン改革
~生産性向上を実現する、ものづくり企業のDX推進と、国内外の先進事例から考察する改革の進め方~
登壇者

元早稲田大学ビジネススクール 教授
内田和成 氏

川崎重工業株式会社
航空宇宙システムカンパニー 航空宇宙ディビジョン 新規事業推進部
兼 生産総括部 生産企画部 副部長(生産システム・サプライチェーン担当)
酒井 亨 氏
開催概要
開催日時
- 東京2022年10月21日(金)13:30~16:40
(受付開始 13:00~)
懇親会 16:40~
開催趣旨
社会情勢の変化が産業界に大きな影響を及ぼし、競争力強化に向けたグローバル・サプライチェーンだけでなく「国内生産体制の強化」や「標準化・共有化・共通化の推進」といった柔軟なサプライチェーンへの変革が求められています。
ものづくりにおいて、生産性向上やサプライチェーン強靭化のためにDXは必要不可欠ですが、未だ部分的なデジタル化に留まっている、組織間の連携ができていない、といった企業が多いのではないでしょうか。しかし、国内外の先進企業では、マネジメントを含めたサプライチェーン全体においてDXを推進し、収益化やビジネスパフォーマンス向上を実現しています。企業がこれからの競争を勝ち抜くには、事業成長戦略の要となるサプライチェーン改革をどのように進め、どういったマネジメントを行えばよいのでしょうか。
本フォーラムでは、「事業成長戦略としてのサプライチェーン改革」をテーマに、最新のトレンドや国内外の先進事例を交え、これからのサプライチェーンのあり方や改革の進め方について考察してまいります。
待望の来場型イベント開催!
ご来場のメリット
ゲスト登壇者に直接質問ができる
ゲスト登壇者とコミュニケーションが取れる
参加者同士で情報交換ができる
休憩中にネットワーキング(名刺/情報交換会)を実施いたします!
会場では席と席との間を十分空けるなど、新型コロナウイルス(COVID-19)の感染リスクを高める3つの条件(①換気の悪い密閉空間、②人が密集している、③近距離での会話や発声が行われる)を防止します。
また、当イベントは政府や東京都の方針に則り速やかに対応し、予防と拡散防止に努めます。今後状況が変化した際は変更事項などを随時ご案内いたします。
概要
参加対象者 |
製造業の経営層、役員、CxO、経営企画、IT部門、他サプライチェーンに関わる部門の管理職の方々 |
---|---|
参加料 |
無料 |
参加定員 |
50名(事前登録制) ※申込み多数の場合は抽選とさせていただきます。 |
主催 |
|
協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
会場
東京都港区赤坂1-8-1 赤坂インターシティAIR 3F
東京メトロ 銀座線・南北線「溜池山王駅」9番出口より徒歩3分
東京メトロ 銀座線・南北線「溜池山王駅」14番出口(バリアフリー)より直結
(※14番出口は銀座線改札口より約5分、南北線改札口より約7分)
プログラム詳細
13:30~13:35 オープニング
13:35~14:05 基調講演
製造業界における競争戦略とリーダーシップ
~危機を乗り越えるイノベーション創出と行動変容の起こし方~
日本にイノベーションの必要性が言われて久しいが、必ずしも成功しているとは言いがたい。その原因は今までのイノベーション議論は、技術革新に依り過ぎていたためである。世の中に存在しなかったような画期的な発明やサービスは企業におけるイノベーションの必須条件ではない。21世紀最大の乗り物の発明とも言われた自律型二輪車のセグウェイが市場から消えてしまったことがそれを象徴している。一方で、Skypeのパクリと揶揄されたZoomは人々の働き方を変えたと言っても過言ではない。したがって、イノベーションの本質は新しいことを生み出すことではなくそれを消費者や企業の日々の活動や行動の中に浸透、定着させることにあると定義する。
本講演では行動変容を起こすための発想法や切り口を紹介する。

元早稲田大学ビジネススクール 教授
内田 和成 氏
東京大学工学部卒業、慶應義塾大学経営学修士(MBA)。日本航空を経て、2000年から2004年までボストン・コンサルティング・グループ(BCG)日本代表。2006年には「世界の有力コンサルタント25人」に選出された。2006年より2022年まで早稲田大学教授。専門は競争戦略、リーダーシップ論。著書に『仮説思考』『論点思考』『右脳思考』『イノベーションの競争戦略』(以上、東洋経済新報社)、『リーダーの戦い方』『入門意思決定』(日経BP社)、『ゲームチェンジャーの競争戦略』(編著)『異業種競争戦略』(以上、日本経済新聞出版社)などがある。
14:05~14:35 事例講演
サプライチェーンの最前線を標準化・可視化し、エンジニアリングチェーンを支援するDX -Smart-K(仮)
コロナ禍を経験した製造業はサプライチェーンに対する現状に危機感を感じたのではないでしょうか?サプライチェーンの最前線で行われていること、その状況が見えていない中では意思決定もままなりません。また、今後想定される変化の激しい時代に柔軟に対応し成長していくためには、サプライチェーン自体の可視化・効率化のみならず、その知恵をエンジニアリングチェーンに生かしていく必要も感じたことと思います。航空機製造業はエンジニアリングチェーンとサプライチェーンが比較的強く連携されていたものの、一方で紙に頼った連携が悩みの種でした。紙から脱却し、サプライチェーンの最前線を標準化・可視化、エンジニアリングチェーンへの「宝」の提供を目指し、第一歩を歩み始めた、川崎重工業株式会社航空宇宙システムカンパニーのSmart-Kプロジェクトを紹介します。

川崎重工業株式会社
航空宇宙システムカンパニー
航空宇宙ディビジョン 新規事業推進部
兼 生産総括部 生産企画部 副部長
(生産システム・サプライチェーン担当)
酒井 亨 氏
川崎重工業株式会社に入社後、航空宇宙システムカンパニーにおいて、生産技術、生産管理を担当。2018年にSmart-Kプロジェクトを立ち上げ、プロジェクトリーダとして従事。製造現場のDXを推進している。修士(経営学)。
14:35~15:05 主催講演
サプライチェーンの可視化により実現する、アジャイルで持続可能なオペレーション(仮)
取り巻く環境は大きく変動し、これまで以上に先見性と知性、柔軟性を備えたレジリエントなサプライチェーンが必要となっています。グローバルなサプライチェーンのダイナミクスを把握・予測し、そして対応していくために、正確な情報に基づいた意思決定を迅速に行うための可視性を必要としています。
オペレーションのデジタルツインとしてサプライチェーンを横断したエンドツーエンドの可視性を実現することは、レジリエントで持続可能なサプライチェーンの基本です。SAP Supply Chainソリューションがどのようにリアルタイムの洞察を提供し、混乱の予測と情報に基づいた対応を実現するのかをご紹介します。
- Supply Chainネットワークによるサプライチェーンの可視化、連携、インテリジェンスにより、俊敏で市場主導型の計画を立てることができる
- 製造、ロジスティクス、サプライヤーの連携において、変動の可視化やその影響を分析し、代替案をシミュレーションすることで、最適なアクションプランを導き出す

SAP SE
Global Vice President
Head of Product Management |
Manufacturing and Industrial IoT
Dominik Metzger
(ドミニク メッツガー)
SAP プロダクトエンジニアリング(開発部門)下のデジタルサプライチェーンソリューションにおいて、製造および産業用 IoT の製品管理責任者を務めている。デジタルサプライ チェーン領域で約14年の経験を持ち、コンサルティングと市場開拓にも豊富なバックグラウンドを持ち備えている。米国赴任時は実装パートナーである Westernacher Consulting のマネージングディレクターを務め、シンガポール赴任時と本国のドイツではソリューションアーキテクトとして活躍。自動車、化学、消費財、ロジスティクスサービスプロバイダー、IM&C、小売などのさまざまな業界において、ヨーロッパとアジアで数多くの導入プロジェクトを成功させている。
15:05~15:25 休憩/ネットワーキング
15:25~16:35 パネルディスカッション
事業成長戦略としてのサプライチェーン改革プロジェクトの進め方(仮)
主な議題(仮)
- 事業の成長戦略として改革を推進するうえでのポイント
- 経営の方針を現場に浸透させるポイント
- 標準化・可視化を実現した後の管理方法・必要なデジタルリテラシー
川崎重工業社の酒井様からは実践者視点からリアルなお話を伺い、SAP社からは国内外の事例をもとに先進企業の実態をご紹介し、改革を進めるうえでのポイントを考察していきます。

川崎重工業株式会社
航空宇宙システムカンパニー
航空宇宙ディビジョン
新規事業推進部
兼 生産総括部 生産企画部 副部長
(生産システム・サプライチェーン担当)
酒井 亨 氏

SAP SE
Global Vice President
Head of Product Management |
Manufacturing and Industrial IoT
Dominik Metzger
(ドミニク メッツガー)

SAPジャパン株式会社
バイスプレジデント
クラウドサクセスサービス事業本部
ソリューションデリバリ本部 部長
坂田 健司
SAP カスタマーサクセスにて、日本地区におけるSAP S/4HANAならびにデジタルサプライチェーン分野のソリューションサービスデリバリ部門の責任者を務めている。SAP ERP導入エコシステムには1991年より参画し、管理会計分野ならびにロジスティクス分野でのソリューション導入、プロジェクト/プログラムマネジメント等の経験をもつ。デジタルサプライチェーン領域においては約15年のソリューション導入コンサルティング実地経験を持ち、SAPデジタルサプライチェーン製品ならびに複数の競合他社製品でのソリューションアーキテクトとしてプロジェクトを成功させてきたバックグラウンドを持ち備えている。
16:40~ 懇親会
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。