営業変革フォーラム2022 “冬”
～ハイブリッドワーク時代の営業組織の生産性向上施策
AIと共存共栄する未来の営業の姿とは～

近年、企業が生き残っていくために、あらゆる場面で、“デジタルトランスフォーメーション（DX）”の必要性が提唱され、 TVCM でも使われるなど、言葉として定着した感があります。様々な雑誌の記事による紹介やセミナーも開催されていることもあり、業種を問わず多くの企業において、デジタル変革に対する考え方が浸透しつつある中で、もちろん企業の利益の源泉を担う営業部門においても、デジタルツールの有効的な活用による更なる売上の拡大、収益の向上が期待されています。しかしながら、実際の営業現場は、今、どういった状況にあるでしょうか。

近年の世界的なパンデミックによって、これまで対面が中心だった営業活動に一気にデジタルツールが浸透しました。そのため、場所に捕らわれない営業活動が可能になった反面、営業自身が多くのデジタルツールの習得やCRMへの手作業によるデータ入力など、ツール関連の事務作業の時間が増大し、営業の生産性をかえって落としてしまっているという新たな課題を生んでいます。なくてはならない存在となったデジタルツールを使いながら、営業が本来の業務である顧客とのつながりを支援するために必要なものは何でしょうか。人がテクノロジーに使われるのではなく、人の能力や可能性を最大化してくれるAIやテクノロジーとの共存共栄が今後の目指す姿といえるでしょう。

今回は、AIやテクノロジーを活用して、ニューノーマルな環境の中で営業の生産性を高めていくための施策について、全体的に考察してまいります。冒頭の基調講演では、国立情報学研究所の山田教授より、人工知能AIと協働するビジネスの実現に向けて、パネルディスカッションでは、EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社カスタマー・エクスペリエンス・トランスフォーメーションパートナーの千葉氏と、営業DXに取り組むユーザー企業様を迎えて、理想の営業組織に近づけていくための道筋について議論いたします。協賛講演では、ハイブリッド時代の従業員エンゲージメントにおいて世界をリードするマイクロソフト社より、営業担当に特化した生産性向上のテクノロジーについてお話いただきます。

当フォーラムを通じ、貴社が営業領域で他社をリードし、強固な営業部門を構築するためのヒントになれば幸いです。