Digital SCM Impact 2023
サプライチェーン大革命
~データ・ドリブンSCMが導くイノベーション~
開催概要
開催日時
- Online2023年6月28日(水)13:00~15:30
開催趣旨
地政学リスクを中心とした世界情勢の混乱が今もなお続く中、グローバルサプライチェーンの課題は一層深刻化しています。需給の急激な増減とギャップ、物流リソースの不足による輸送能力限界から供給網の途絶などによる世界的な物流遅延など不確実性が高まっています。これらサプライチェーンの問題は経営にも大きな影響を及ぼしており、どのような状況にも対応できるサプライチェーンの構築が喫緊の課題となっています。
こうした激変する環境において、効果的な施策が打てているとは言えない現状となっています。日本企業はこれまでのやり方では限界があることが指摘されていますが、欧米企業に比べてサプライチェーンのデジタル化に遅れをとっており、不確実な環境変化に迅速に対応していくためのデジタルとデータ・ドリブンな意思決定を武器として活用できていません。今やグローバル競争の先端を行く企業では、最先端のテクノロジーを駆使し、サプライチェーン全体のリアルタイムの可視化による迅速かつ正確な情報共有、そしてデータに基づく意思決定へ向けた取組みを進めています。これにより、生産の予測や最適化、市場の変化への機動的な対応を実現でき、企業の競争力向上に繋げているのです。
本セミナーでは、今注目を集めているデジタル・サプライチェーン、中でもリアルタイム可視化がもたらすインパクトに焦点を当て、その実現に向けた企業の取り組みや先進のテクノロジー・ソリューションを紹介し、デジタル化実装における課題や苦労、今後の展望などを踏まえながら、検証していきます。
サプライチェーン・マネジメントの巧拙が企業の命運を分ける今こそ、“サプライチェーン・イノベーション”の主導権を握るためのヒントを、お持ち帰りいただくものです。
概要
参加対象者 |
経営者・役員、ほか、経営企画、SCM、サプライチェーン、生産管理、物流、調達、デジタル/DX関連部門の |
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参加料 |
無料(事前登録制) |
参加定員 |
150名 ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。 |
開催形式 |
オンライン配信 ※本セミナーは オンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
共催 |
プログラム詳細
13:00~13:40 特別講演
Nissan Ambition 2030 実現に向けた生産・サプライチェーン戦略
~サプライチェーンデジタル化とその先に~
- 生産/SCM中長期戦略と改革の歩み
- 変動や不確実性に強いサプライチェーン構築への取組み
~デジタル化による物流パイプラインの見える化とデータ活用による
プロアクティブなサプライチェーンの実現~ - 今後の課題と展望
日産自動車株式会社
専務執行役員
生産企画統括本部、
サプライチェーンマネジメント本部、
グローバルBCPマネジメント 担当
真野 仁志 氏
1988年4月入社。メキシコ日産、欧州日産、ブラジル日産等を経て、2020年役員就任。生産企画統括本部/サプライチェーンマネジメント本部 担当。量産自動車生産事業における生産計画の立案の実行、変化の激しい事業環境下での生産部門中長期戦略の立案を担当する。
13:40~14:10 基調講演
サプライチェーンマネジメントの命運を握るデータ資本力
- サプライチェーンマネジメントに活用される信頼できるデータ資本を構築することは一朝一夕ではできない
- データを活用した意思決定によりもたらされる効果は活用しない意思決定よりも遥かに大きい
- 現代の不確実な時代において大きな利益を上げるために不可欠な
「サプライチェーンデータ資本」の構築について解説
株式会社野村総合研究所
コンサルティング事業本部
事業DXコンサルティング部
部長
寺坂 和泰
2010年5月 株式会社野村総合研究所 入社。グローバルサプライチェーン戦略立案からロジスティクス現場改革、グローバル収益管理システム構築など変革プロジェクトを多数経験。現在デジタルプラットフォームを活用した経営改革やオペレーション最適化を推進する事業DXコンサルティング部を率いる。主な論文に、「グローバルオペレーションの確立の方法論と要点」(野村総合研究所『知識資産創造』2015年5月号)がある。
講演のポイント
現場プロセスの改善と信頼できるデータの蓄積・活用は同様に長い年月と実践を経てできるものです。その構築のスピードが現代の企業の成長を決めると言っても過言ではありません。なぜなら現代の不確実かつ同時多発性のある環境変化に対応できるレベルの意思決定はデータ無しにはできないためです。本講演では、「データ資本」という考え方のもと、投資対効果を実現するデータマネジメント、データドリブンプロセスの構築方法を実例を交えて解説します。
14:10~14:40 ソリューション講演
リアルタイム輸送可視化の重要性と価値
- サプライチェーンにおける可視化の重要性
- project44の可視化テクノロジーが提供する価値
- 事例紹介
project44
ゼネラルマネージャー 兼 営業担当副社長
桑原 祐司
2021年12月にproject44,LLCに入社。22年2月に日本オフィス開設。20年以上に及ぶエンタープライズソフトウエアのビジネスに携わり、現職project44 Japanの販売、サポート戦略全般をゼネラルマネージャーとして担当し、日本企業のグローバル&国内ビジネスの支援を対応する。project44に入社する前は著名な外資系のソフトウェアソリューション企業においてマネージャ、VP職を歴任し顧客への価値の提供を通じ、ブランドの向上に努めた。強みは15年を超える複数のサプライチェーン/ロジスティクスソリューションプロバイダーでの多くの顧客導入・サポート経験。
講演のポイント
不確実性がますます高まる中、企業がビジネスを維持・成長させるためにはサステナブルなサプライチェーンの構築が不可欠です。しかしながら、データが不足していたりその品質が低い場合、サプライチェーンにおける課題解決や業務の高度化に向けた施策を見極めることは困難です。本講演では、SCM改革、物流効率化、DX推進を行う際に一番最初に必要となる、精度の高いサプライチェーン可視化データを提供するproject44についてご紹介します。
14:40~14:45 休憩
14:45~15:30 パネルディスカッション
データ・ドリブンSCMの“壁”の乗り越え方 ~物理的・心理的障壁を乗り越える~
- データドリブンSCM実現の実情と”壁”
- ヒト、組織の観点からみた“壁”と改革のカギ
~社内改革・意識醸成における課題・苦労 等 - データ可視化を阻む課題とデータ可視化を超えた真の活用について
日産自動車株式会社
専務執行役員
生産企画統括本部、
サプライチェーンマネジメント本部、
グローバルBCPマネジメント 担当
真野 仁志 氏
株式会社野村総合研究所
コンサルティング事業本部
事業DXコンサルティング部
部長
寺坂 和泰
project44
ゼネラルマネージャー 兼 営業担当副社長
桑原 祐司
ファシリテーター
株式会社野村総合研究所
コンサルティング事業本部
事業DXコンサルティング部
ビジネスプラットフォームグループ
チーフコンサルタント
秋葉 美穂
15:30 終了予定
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。