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価値創造の源泉としての“無形資産”
~10年先まで持続的に企業価値を向上させる、
マネジメントの3つの鍵~
開催概要
開催日時
- Online 2023年6月15日(木)14:00~15:55
開催趣旨
昨今、ESGやサステナビリティの重要性に関する認識が高まり、非財務情報の開示が求められるようになってきています。また、日本企業のPBRが欧米企業に比して低水準に留まっていることから、2023年3月末に東京証券取引所が資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた改善計画の立案・開示・投資家との対話を要請するに至っています。これらはいずれも、過去及び現在の財務数値だけでなく、“無形資産”という企業成長・企業価値の源泉を経営の根幹に組み込むことが必須になっていることを意味しています。
しかしながら、未だ多くの企業が統合報告書の作成や非財務情報の開示に終始してしまい、価値創造ストーリーの具体化やその実現を担保するための経営管理の仕組み化には至っていないのが現状です。
5年、10年先に渡って企業価値を高めていくために、無形資産をいかに成長の原動力にしていくのかが今問われています。具体的には、無形資産を創出し企業価値を高めるシナリオ、その定量的可視化、そこに経営資源を配分し戦略的判断を行う『価値創造経営』を実現できるかが鍵になります。
本セミナーでは、日本企業が目指すべき統合思考・将来志向での価値創造経営を実現するために必要となる考え方と押さえておくべきマネジメントの3つの鍵をご紹介します。明日の経営を担うマネジメント層の皆様は、ぜひ、ご視聴ください。
概要
参加対象者 |
経営者・役員(CFOなど)及び、経営企画、経理財務、サステナビリティ関連、事業部門等のご責任者の方々 |
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参加料 |
無料(事前登録制) |
参加定員 |
150名 ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。 |
開催形式 |
オンライン配信 ※本セミナーは オンラインでの配信となります。視聴方法はお申し込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 ※当日ご出席が難しいお客様も、お申込フォーム最下部「その他ご要望等」にてご相談ください。後日オンデマンド視聴のご案内ができるよう、検討させていただきます。 |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
プログラム詳細
14:00~14:30 特別講演
統合思考による価値創造 ー経営戦略にサステナビリティを組み込むにはー
ESG経営を形骸化させずに、統合思考で企業を発展させるためには、経営戦略にサステナビリティを組み込み、価値を創造できる体制づくりが必要です。そのための戦略の考え方を提示し、企業事例を通じて実践的な取り組み方を解説します。

神戸大学大学院 経営学研究科
教授
國部 克彦 氏
神戸大学大学院経営学研究科教授。博士(経営学)。専門は、社会環境会計、経営倫理。最近の著書・共著に、『価値創造の考え方』(日本評論社、2021年)、『価値創造の教育』(神戸大学出版会、2021年)、『創発型責任経営』(日本経済新聞出版社、2019年)、『マテリアルフローコスト会計の理論と実際』(同文舘、2018年)、『アカウンタビリティから経営倫理へ』(有斐閣、2017年)、『CSRの基礎』(中央経済社、2017年)などがある。
14:30~15:10 基調講演
“過去の延長に未来がある”という前提からの脱却 ―「業績管理」から「価値創造経営」へ―
長期的な企業価値創出の観点から、非財務情報を開示する動きが広がっています。社会的要請や開示内容の変化を捉え、従来の財務情報中心の結果管理・経済価値管理に限定された「業績管理」から、 戦略性のある価値創出活動を管理する「価値創造経営」に変革するための“3つの鍵”を解説します。
Ⅰ.価値創造ストーリーの見える化とKPIツリーの設定
Ⅱ.KPIの相関分析や予測による、価値創造の科学的進化
Ⅲ.価値創造のEnablerとなるデータドリブン経営と価値創造人材育成

PwCコンサルティング合同会社
執行役員 パートナー
小林 たくみ
約15年にわたり大手外資系コンサルティング会社においてビジネスコンサルティングに携わり、マネジメントコンサルティング・テクノロジコンサルティング双方の専門性を有する。ファイナンス機能を筆頭にコーポレート機能全般の戦略立案、構造改革、組織再編、業務設計から、S/4HANA などのERP導入、GBS(グローバル・ビジネス・サービス)やBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、AI などを活用したオペレーション改革に至る エンドツーエンドのプロジェクトをリードした実績を持つ。グローバル/国内双方でのプロジェクトマネジメント経験に加え、寄稿やカンファレンス講演、研修講師など対外発信活動の実績も多数有する。
15:10~15:55 パネルディスカッション ~実践に向けて~
無形資産を価値創造につなげる、企業経営のあり方と整備事項
国内企業においても、統合思考に基づく価値創造の考え方や非財務情報の開示が浸透してきました。しかしながら、東証プライム市場の約半数の企業がPBR1倍を下回っている実態から、無形資産を効果的に企業価値につなげることができていない状況が見受けられます。本パネルディスカッションでは、持続的な価値創造を実現するためのマネジメントのあり方や、企業に求められる具体的な整備事項について議論を展開します。

神戸大学大学院 経営学研究科
教授
國部 克彦 氏

PwCコンサルティング合同会社
執行役員 パートナー
森本 朋敦
コンサルティング業界で24年の業務経験を有し、自動車、重工業・産業機械、化学、食品業界など、主に製造業における原価管理・原価企画、経営管理を中心としたコンサルティング業務に従事。

モデレーター
PwCコンサルティング合同会社
執行役員 パートナー
駒井 祐太
約15年にわたり、製造業、テクノロジー、メディアなど幅広い業種のクライアントに対する財務経理および経営企画領域のコンサルティングに従事。機能戦略立案、組織変革・シェアードサービス・BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、経営管理高度化、業務プロセス改革、システム導入などのサービスを提供。現在はファイナンス機能のDXを中心に、組織・人材・プロセス・テクノロジーなどの多様な観点からファイナンス機能の改革を支援している。
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。