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Modern GRC Forum 2023 <第三弾>
攻めのガバナンスの実現と取締役会の役割
~取締役会の実効性を支えるデジタル改革~

開催概要

開催日時

  • Online 2023年10月20日(金)14:00~16:00

開催趣旨

シリーズ第三弾!「形式から実質へ」取締役会の実効性向上策とは

企業を取り巻く環境は今、大きく変わっています。コロナウイルスのパンデミックやウクライナ紛争など、内外の環境が変化するだけでなく、ESGやサステナビリティ経営へのニーズの高まり、ステークホルダーへの対応や様々な開示情報の高度化、ガバナンスの深化など、海外を含むグループ会社のGRC戦略の再考が求められています。

日本企業においては、これまでコーポレートガバナンス・コードの策定と改訂、東証市場再編などを受け、ガバナンス改革と取締役会の実効性確保に向けた取り組みと環境整備が進められてきました。しかし、いまだコード遵守が目的化し、受動的な対応や形式的な運営にとどまるなど、改革の意識はまだ道半ばである企業も少なくありません。一方、世界に目を向けると、取締役会において内部統制・リスクマネジメント・ESGといった様々な経営課題について活発な議論が行われるなど、取締役会の機能発揮を中心に、企業価値向上のための攻めのガバナンスの取り組みが進んでいます。今後、日本企業がグローバル競争で勝ち抜き、企業価値を持続的に高めていくためには、改めて「形式から実質へ」の改革を深化させ、取締役会の実効性向上を図るために、方向性の振り返りと見直しが必要なのではないでしょうか。

今回は、「攻めのガバナンスの実現と取締役会の役割」をメインテーマに、これまでの取り組みの振り返りと今後の方向性を再考すべく、有識者による「グローバル比較の視点にみるガバナンスの在り方と日本企業の現在地と課題」、ガバナンス支援の立場から「取締役会の役割とデジタルの視点を踏まえた実効性向上策」、そして実際に取締役会の実効性向上に向けて取り組まれている日本企業様の事例をもとに、改革の要諦とヒントを考察してまいります。

概要

参加対象者

経営者・役員、及び、経営企画、社長室、総務、法務、内部統制、ガバナンス推進の管理職の方々

参加料

無料(事前登録制)

参加定員

100名

申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

参加形式

オンライン配信

本セミナーは オンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。

お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

共催

区切り線

プログラム詳細

14:00~14:40 基調講演 + Q&Aセッション <グローバル視点の日本企業の課題>

株主から見た日本企業のガバナンスの現状と、株主が経営者に委託していること

  • グローバルと比較した日本企業の競争力の課題と現状
  • 「形式から実質へ」コーポレートガバナンス改革の課題
  • 企業価値向上を実現する取締役会/多様性の在り方 など

企業年金連合会 年金運用部

コーポレートガバナンス担当部長

ヘッジファンド投資担当部長

北後 健一郎

慶應義塾大学経済学部卒業後、住友銀行入社、米国コロンビア大学ビジネススクール留学を経て、1995年よりニューヨーク支店に15年間勤務。新規業務企画・特命事項担当。自社によるM&Aや他社との大型プロジェクト等、東京の経営陣からの特命事項のNY側リーダーとして従事すると共に、株主価値向上を念頭に資本有効活用として、PE・HF・クレジット等各種投資、資産ポートフォリオマネージメントのための新ストラクチャー、各種ヘッジ、貸金資産証券化等々を企画・実行。2005年から2010年は米州統括部副部長として、約2000人を抱える米州本部のCFO役を兼務し、北米・南米業務を統括する。2010年帰国後は、同行にてアセットマネジメント業務の国際戦略立案・実行に従事。2014年より現職。海外でのカンファレンスやセミナーで、日本のコーポレートガバナンスの現状につき講演等を行い、また、各国の年金基金等アセットオーナーや、アクティビストを含む投資家らとも定期的に意見交換。また、ヘッジファンド投資の担当部長として、約7500億円のヘッジファンドポートフォリオ投資を統括している。

<その他主な役職・委員等>

経済産業省 -「公正なM&Aの在り方に関する研究会:2018-2019」委員

金融庁 -「スチュワードシップ・コードに関する有識者検討会:2019」メンバー

経済産業省 -「サステナブルな企業価値創造に向けた対話の実質化検討会:2019-2020」オブザーバー

BDTI(公益社団法人 会社役員育成機構)理事

講演のポイント

基調講演では、企業年金連合会 北後様より「株主の視点」から、グローバルで日本企業が戦うために必要なガバナンス改革の要諦について伺います。サステナビリティやパーパスといったグローバルの主要テーマの潮流を踏まえつつ、グローバル企業と比較した日本企業のガバナンス改革の現在地、実際に各社と対話をされる中で感じられている課題や企業価値向上を実現するための取締役会の在り方へのお考え等を伺います。

14:40~15:20 共催社講演 <取締役会の実効性を強化する施策>

取締役会の役割と実効性を支えるデジタル活用
~日本とグローバルの事例比較から~

  • 取締役会で求められるモニタリングの世界プラクティス
  • レポートを待つなど受動的な現在の取締役の情報収集方法の現状
  • 中長期的な企業価値の向上を考えたとき効率的で有意義な議論が繰り広げられる取締役会は必要不可欠

Diligent Japan 合同会社

日本法人代表

カントリーマネージャー

大浦 学

インフォア、SAP、アクセンチュア、Medallia日本法人の代表などを経て現職。通信事業・金融・保険・小売などを中心としつつ製造・公共・ホスピタリティなど多様な業界を担当。現在は取締役会DX、ERM、内部統制の高度化、ITリスクマネジメントなど‟日本のお客様を中心にガバナンス・リスク・コンプライアンスの高度化”に向けて多岐にわたるプロジェクトを中心に活動。

講演のポイント

日本企業の多くがガバナンス改革の課題に直面している昨今、現在の取締役会の運営には何が必要なのでしょうか。ここ1年で日本の大手企業などを中心に導入が始まり、既にグローバル2万社以上の取締役会で利用される“世界シェアNo.1”の取締役会DXソフトウェアを提供するDiligentより、プラクティスの紹介を通じて、いかにして取締役会を効率的・効果的に運営し、企業価値向上につながる活発な議論に寄与するのか、ご提案します。

15:20~16:00 ゲスト講演+Q&Aセッション

取締役会の実効性向上を目指した日本ペイントホールディングスの取り組み

  • 日本ペイントホールディングスにおけるコーポレートガバナンスの考え方
  • 取締役会の役割と実効性向上へ向けたこれまでの取り組み
  • 攻めのガバナンスを実現するための課題と展望 など

日本ペイントホールディングス株式会社

コーポレートガバナンス部長

金森 博 氏

1997年4月に日本ペイント株式会社(現 日本ペイントホールディングス株式会社)に技術職として入社後、新規事業開発プロジェクト等を渡り歩く。2012年4月に戦略企画部に配属され、純粋持株会社化・国内事業会社分社・統合プロジェクトに参画、その後の中期経営計画の進捗管理等を担当。2019年4月に人事部に異動し国内ジョブ型人事制度の企画・導入、指名/報酬諮問委員会事務局を担当。2020年4月に指名委員会等設置会社移行に伴い取締役会室を立ち上げ、2022年4月からはコーポレートガバナンス全般の企画・運営に従事。

講演のポイント

日本ペイントホールディングスは、2014年より監督と執行の分離を積極的に進め、2020年には監査役会設置会社から指名委員会等設置会社に移行するなど、M&Aやグローバル展開を見据えた改革を進めてきました。取締役会の多様性の拡充、社外取締役への十分な情報提供や取締役へのトレーニング等、改革を推進されていらっしゃる金森様より、これまでのお取り組みに加え、さらなる実効性の向上に向けた取締役会事務局としての活動についても伺います。

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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