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製造DX Forum 2023
AI時代におけるビジネス変革

~最新事例から探る、ブレイクスルーと価値創造のヒント~

開催概要

開催日時

    • Online 2023年11月 8日(水)13:00~15:40

開催趣旨

製造業の次なる変革ステージを拓く!最新AI/テクノロジーの進化と向き合い方

製造業を取り巻く環境変化は加速を続け、 今年6月に発表された「2023年度版ものづくり白書」が示すように、製造業が直面する課題は、サプライチェーンの強靭化や原材料の調達、生産能力の安定的な確保、脱炭素化など多岐に渡ります。さらに、サプライチェーン全体のCO2排出量削減や省人化、自動化による生産性向上と省エネ化、顧客との関係の長期化と利益獲得手段の多様化、一連の製造プロセスの最適化による競争力の強化も重要な要素となっています。

しかし諸外国と比較すると、海外の先進企業ではデータ連携や生産技術のデジタル化による企業の枠を越えた最適化が競争力となっている一方で、日本企業では、現場における高度な部分最適のオペレーションや高い生産性は維持しつつも、デジタル化もまだ限定的なものに留まっています。製造業が直面する課題を突破し、成果を生み出すためには、DXによるさらなる生産性向上と成果の最大化は不可欠であり、引き続きDXへの投資拡大は、全体最適と真のトランスフォーメーションを実現するために不可欠です。

そこで、本フォーラムでは、製造業が今向き合うべきDXと重要テーマについて、最新テクノロジーやAIトレンドとともに AI ERP スマートファクトリー サステナビリティ の視点から、実際の各取組み事例とともに変革に向けたアプローチを考察・検証していきます。成長の源泉となるDXの道を再点検し、製造業の未来と次なる変革のステージを見据えるためのヒントをお持ち帰りいただけますと幸いです。

概要

参加対象

製造業の経営層・役員、および経営企画、IT・情報システム、デジタル・DX推進、生産、サステナビリティなど
各関連部門、事業部門のご責任者の方々

参加料

無料(事前登録制)

参加定員

150名

申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。

参加形式

オンライン配信(配信環境:Vimeo)

本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。

お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

共催

日本アイ・ビー・エム株式会社

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

区切り線

プログラム詳細

13:00~13:05 オープニング

********************

日本アイ・ビー・エム株式会社

執行役員 IBMコンサルティング事業本部

ビジネス・トランスフォーメーション・サービス
事業部長

川上 結子

外資系コンサルティング・ファーム、スタートアップ企業、起業を経て2009年日本IBM入社。企業・官公庁へのDXコンサルティング、サステナビリティー・コンサルティング事業を統括。2020年執行役員就任。2017年より、日本IBMのJapan Women’s Councilの活動を通じて、女性がさらに活躍できる社会を作るための課題に取り組み、社内外に向けて情報発信を行っている。2023年より日本IBMグループの最高情報セキュリティー責任者を兼任。

13:05~13:35 特別ゲスト講演 テクノロジーの進化と未来

アバターと未来社会

  • AIの進化と人間・ロボットの役割
  • AIがもたらす製造現場と働き方への変化
  • 日本の製造業における可能性と未来

大阪大学 基礎工学研究科 教授

ATR石黒浩特別研究所 客員所長

石黒 浩

1963年生まれ。大阪大学基礎工学研究科博士課程修了。工学博士。京都大学情報学研究科助教授、大阪大学工学研究科教授を経て、2009年より大阪大学基礎工学研究科教授(大阪大学栄誉教授)。ATR石黒浩特別研究所客員所長(ATRフェロー)。2020年より、JST MOONSHOT目標1プロジェクトマネージャー、大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー。2021年より、AVITA株式会社代表取締役。社会で活動するロボットの実現を目指し、知的システムの基礎研究と応用研究に取り組む。これまでに人と関わるヒューマノイドやアンドロイド、自身のコピーロボットであるジェミノイドなど多数のロボットを開発。2011年に大阪文化賞受賞。2015年に文部科学大臣表彰受賞およびシェイク・ムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム知識賞受賞。2020年に立石賞受賞。主な著書は「ロボットと人間」(岩波新書)、「ロボットとは何か」(講談社現代新書)、「どうすれば「人」を創れるか」(新潮社)、「アンドロイドは人間になれるか」(文春新書)等。

ご講演のポイント

本講演では、これまで開発してきた自律型ロボットやアバター(遠隔操作型ロボットやCGキャラクター)の技術について紹介し、この技術がどのように世の中を変えていくか、未来展望をご紹介いただきます。少子高齢化が進展し労働力不足が懸念される中、介護や育児をする必要がある人や高齢者など、様々な背景や価値観を有する人々が自らのライフスタイルに応じて多様な活動に参画できるようにすることが重要な現在、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現する技術がこの課題解決の鍵を握っています。誰もが複数のアバターを自在に遠隔操作し、現場に行かずとも多様な仕事、教育、医療、日常の社会活動に参画できるようになることを目指し、研究開発やビジネスに取り組んでおられる石黒様より、製造業にとっての可能性とテクノロジーへの向き合い方を交えてお話しいただきます。

13:35~14:05 SessionⅠ 製造DX×AI

ビジネスAI活用におけるIBMのアプローチ

生成AIブームを機に多数のお客様が取り組んでいるAI活用の実際を、本格ビジネスAI活用への期待と現実の観点でお話しするとともに、IBMの考えるビジネスAI活用へのアプローチについてご紹介します。

日本アイ・ビー・エム株式会社

IBMコンサルティング事業本部
ビジネス・トランスフォーメーション・サービス
事業部

戦略コンサルティング パートナー
技術戦略リーダー

田村 昌也

AIなどデジタル先進技術を活用した新規事業、事業転換、新サービスを専門に、北米や日本で製造、通信、メディア、金融、ヘルスケア等で事業・サービス立上、プロダクトマネジメント、リーンスタートアップ・アジャイル活用、共創型サービス開発(IBM Garage)によるビジネス創出を多数リード。2015年よりIBM Watsonを活用した事業立ち上げを推進し、現在watsonx IBMコンサルティング事業本部におけるお客様アプローチをリードしている。

14:05~14:35 SessionⅡ 製造DX×ERP

IBM CEO Studyから読み解く日本企業のこれからの歩み

CEO(最高経営責任者)の約70%は生成AIが企業経営やビジネスにメリットをもたらすと考えている一方、自社が生成AIを導入する準備が十分にできていると答えた割合は30%にとどまっています。生成AIの他にもサステナビリティー、人材育成や組織風土の改革も重要となります。30以上の国/24業種に及ぶ3,000名のCEOを対象に実施したIBM CEO Studyの調査結果をもとに、日本企業が置かれている状況、進むべき道筋についてオープンにディスカッションします。

トラスコ中山株式会社

取締役 経営管理本部 本部長

兼 デジタル戦略本部 本部長

数見 篤

1993年トラスコ中山に入社。2013年にeコマース営業部長、2017年に執行役員情報システム部長を歴任。2020年に取締役経営管理本部長兼デジタル戦略本部長兼デジタル推進部長、2021年より現職である取締役 経営管理本部 本部長 兼デジタル戦略本部 本部長に就任。同年、「Forbes Japan CIO Award 2020グランプリ」に選出。ジャパンSAPユーザーグループ(JSUG)会長も務める。

日本アイ・ビー・エム株式会社

IBMコンサルティング事業本部
ビジネス・トランスフォーメーション・サービス
事業部

パートナー

佐藤 俊

音楽制作会社を経て、2001年に外資系コンサルティング・ファームに入社(その後日本アイ・ビー・エムに統合)。以来、業務改革およびシステム導入に関するプロジェクトに数多く従事。SAPソリューションを中心とする業務改革・アーキテクチャー定義からシステム導入による実現化・運用までのライフサイクル全般の経験、およびプロジェクト・マネジメント経験を多数有する。2018年3月にはSAPマイスターIQ認定を授与、著書(共著)に「Hope for tomorrowー進化するデジタルトランスフォーメーションー」(2021年)など。

14:35~14:45 休憩

14:45~15:15 SessionⅢ 製造DX×スマートファクトリー

「絵に描いた餅」にしない!生産機能DX推進の現実的アプローチ

中外製薬様では、生産機能の「人に着目したDX」として2019年からデジタルプラントプロジェクトを開始。第一弾の浮間工場を2022年10月に稼働させ、製薬製造という高いコンプライアンスが求められる業務領域において、手作業を中心とした【紙の世界】から、デジタルの力を借りた【DXの世界】へ大きく変革を遂げました。一方、昨今様々な業界・業種で行われているDXの取り組みの多くは、デジタル化と業務改革を両輪で推進することと、その大きな変革を着実に推進することの難しさの狭間に揺れ、思うような効果が出せていないのが実情です。

本講演では、DXグランプリ企業である中外製薬様が、DX/スマートファクトリー推進の中で、ビジョンや戦略を着実に現場に落とし込み、先進技術との融合を図りながら“地に足のついた“デジタル化をどのように実現したかを、実際の取り組みと共にご紹介します。

また、現在次フェーズとして推進しているGMP査察業務へのWatson Discovery適用について、ユーザーとして期待することや更なるDX化として目指している姿についても併せてお話しします。

中外製薬工業株式会社

浮間工場 統括マネジャー

片山 聡

2001年中外製薬株式会社へ入社、生物技術研究所(現 製薬技術研究部)に所属し、バイオ原薬(バイオテクノロジーを用いて作られた医薬品の有効成分)のプロセス開発、生産設備設計などに従事する。2010年人事部に異動後、人事制度企画/導入/運営、要員人件費計画などの業務を担当。その後、部門人事や製造グループのマネジャーを歴任し、2021年現職に就任。

日本アイ・ビー・エム株式会社

IBMコンサルティング事業本部
公共・通信メディア・公益サービス事業部

ヘルスケア&ライフサイエンス・サービス
パートナー

中島 理絵

2001年日本アイ・ビー・エム入社。IT Specialistとして活動した後、2006年よりコンサルタント職としてSAP導入プロジェクトに従事。SCMおよび財務経理領域のSAP システム導入〜保守の全ライフサイクルでのコンサル経験/プロジェクト・マネジメント経験を多数有する。特にSAPグローバル導入のエキスパートとして、多くのグローバル案件を推進。2016年よりライフサイエンス業界のインダストリー・コンサルタント職として、SAPグローバル導入/SCM業務改革案件に加え、DX/スマートファクトリー案件など、製薬業界における多種多様な業務改革案件を責任者としてリード。また、IBMが提供する製薬会社向けスマート・ファクトリー・アセット責任者を務め、多くの製薬業界におけるスマートファクトリー化を支援。

15:15~15:40 SessionⅣ 製造DX×サステナビリティ

グローバルデジタルプラットフォームを通じたサステナビリティ経営

関西ペイントグループではDXをサステナビリティ経営の実現手段と位置づけ、様々な変革に取り組んでいます。その中で、2023年7月にグローバルデジタルプラットフォーム(GDP)の稼働を開始しました。GDPはサステナビリティ、非財務データを新たな価値創造に活用する構想を具現化するもので、課題を同じくする企業様とともに新たな成長軌道を描いていくために、開発経緯、現状、将来の可能性などについて共有します。

関西ペイント株式会社

執行役員

経営企画本部 本部長

冨岡 崇

1996年4月、関西ペイント株式会社 入社。名古屋の三好営業所に所属し、自動車用塗料分野の営業として日系大手自動車OEMメーカーを担当。2004年、広島営業所に異動。2011年よりインド子会社カンサイネロラックペイントに出向、デリー駐在。2013年に帰国するまで一貫して自動車OEM塗料ビジネスに従事。2013年4月より国際本部に所属し、自動車補修用塗料、建築用塗料ビジネス、商品企画部を歴任。2019年4月に経営企画室長、経営推進本部副本部長を歴任。2021年4月に執行役員経営企画本部長に就任し、現在に至る。2023年4月よりサステナビリティ推進委員長及びサステナビリティ企画部長兼任。

日本アイ・ビー・エム株式会社

IBMコンサルティング事業本部

ビジネス・トランスフォーメーション・サービス
事業部

サステナブル経営管理リード

アソシエイト・パートナー

柴山 龍治

事業会社、コンサルティングファーム、監査法人を経て現職。経理財務変革構想策定、会計システム導入、グループ経営管理の高度化、予算管理体制の再構築、決算早期化・BPR、システム監査高度化、ガバナンス強化、IFRS導入、中期経営計画策定、新規事業戦略策定、会計・IT領域PMIなど会計・戦略・ITを中心としたプロジェクトに従事。最近では、サステナブル経営・サステナブル経営管理にかかる講演、プロジェクト、普及活動を多数実施。支援業種は、製造業、小売業、サービス業、卸売。

15:40 クロージング

日本アイ・ビー・エム株式会社

執行役員 IBMコンサルティング事業本部

ビジネス・トランスフォーメーション・サービス
事業部長

川上 結子

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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