Executive Business Seminar 2023
グループ成長を強化する経営管理DX
~ポートフォリオ経営の
高度化・スピード化へ向けて~
開催概要
開催日時
- Online 2023年11月17日 (金) 14:00~16:05
開催趣旨
近年、日本企業におけるコーポレートガバナンス改革が進む中、昨今では“PBR1倍割れ企業“への市場の目も厳しさを増し、「企業価値向上」への要請はますます高まりつつあります。
こうした改革の流れを受け、資本コストの改善や事業の選択と集中が求められている一方で、事業ポートフォリオの変革を目指すものの、グループ各社のコントロールが上手く効かなかったり事業側の強い抵抗が壁となり、なかなか前に進まない企業が多いのではないでしょうか。
この変革の舵取りには、経営ビジョンに紐づく企業価値向上に向けた戦略の明確化、そしてファイナンスの視点からグループ全体の成長と稼ぐ力を高めるためのマネジメントと経営管理の仕組みが求められます。近年では資本効率の向上を目指して、経営指標としてROE・ROICの重要性も叫ばれていますが、これも単なる指標ではなく、事業ポートフォリオ戦略を策定し、グループ全体の戦略と仕組みを結びつけて、しっかりと事業のマネジメントに活かしていく必要があります。グループ全体の成長を追求していく上で様々な課題が山積している今、グループ本社としてどのように迅速かつ高度な意思決定とマネジメントをしていくべきかが、改めて問われているでしょう。
本セミナーでは、変化の激しい時代に、確かなグループ全体の成長と稼ぐ力の向上を導くためのグループ経営マネジメントと、それを支える経営管理のあり方を、日本企業における現状や実際のお取り組み事例、DX/データドリブンのアプローチを交えて、検証・考察していきます。
概要
参加対象 |
経営者・役員(CFOなど)及び、経営企画、経理財務、経営管理、IT、各事業部門等のご責任者の方々 |
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参加料 |
無料(事前登録制) |
参加定員 |
150名 ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。 ※参加対象者以外、共催社 同業他社の方に関しましては、お断りさせて頂く場合がございます。予めご了承下さい。 |
参加形式 |
オンライン配信(配信環境:Vimeo) ※本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申し込み後にご案内いたします。 ※お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
共催 |
、 |
プログラム詳細
14:00~14:35 基調講演
ポートフォリオ経営の高度化・スピード化へ向けて
- 価値創造経営の要諦と日本企業にみられる課題
- 成長と稼ぐ力を追求するための“戦略×ファイナンス“の視点
- デジタル・データ活用の可能性

早稲田大学 大学院経営管理研究科
教授
佐藤 克宏 氏
1995年4月に日本開発銀行(現 日本政策投資銀行)に入行。投融資、国際資本市場、経営企画、リスクマネジメントなどの業務を経験。2006年4月にマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。パートナーを務め、日本における資源・エネルギー・素材業界グループを立ち上げ、そのリーダーとして長年にわたって活躍してきたほか、コーポレートファイナンスグループなどでも活躍してきた。2023年4月から現職で、おもに戦略とファイナンスに関する教育・研究を行っている。(独)経済産業研究所のコンサルティングフェローなども兼任している。慶応義塾大学法学部法律学科卒業、スタンフォード大学大学院修士課程修了、京都大学経営管理大学院博士後期課程修了(博士、経営科学)。著書に、『戦略としての企業価値』(2023年)、訳書に『企業価値評価 第6版』(2016年)など。
14:35~15:00 講演Ⅰ
グループ成長を強化する経営管理DX:課題と現在地
~さらなる意思決定の高度化とスピード化へ向けて~
- 経営管理DXの阻害要因は何か、実例からの課題認識
- ビジネス変化のスピードに追随するデータドリブン経営推進の実現例
- 日本の売上トップ10企業の半数に採用されている、
経営管理プラットフォームCCH Tagetikのご紹介

Tagetik Japan 株式会社
ソリューション&サービス事業本部
執行役員 本部長
久保 誠一
新卒で外資系ソフトウェアベンダー入社後、コンサル部門においてERP導入プロジェクトに関与。2008年より、EPM/BI事業のソリューション部門の責任者として、お客様の連結、経理管理およびBI領域における課題解決に従事。2017年よりERPを含めたソリューション部門をリードし、経理財務部門やFP&A部門などのDXを支援。2023年よりTagetik Japanに入社し現在に至る。
講演のポイント
変化の激しいビジネス環境下では、グループ全体の経営状況をさまざまな視点から迅速に捉え、経営判断に繋げていくことがさらに求められています。しかし、なかなか着手できずお悩みの企業も少なくないのではないでしょうか。何が課題となり実現ができていないのか、その解決法について、各事業の収益性や成長性を可視化し、新しい経営指標への対応も柔軟にできる、グループ経営管理プラットフォームCCH Tagetikのご紹介と合わせて解説します。
15:00~15:05 ショートブレイク
15:05~15:25 講演Ⅱ
グループ経営管理基盤CCH® Tagetik活用事例
~グローバル大手企業におけるROIC経営・KPI管理高度化にむけた取り組み~
- 日本を代表する大手企業におけるCCH Tagetik導入プロジェクト
- ROIC経営、KPI管理高度化に向けた具体的な取り組みなどのご紹介

株式会社電通国際情報サービス
プロジェクトマネージャー
白井 秀治
予算管理、制度・管理連結領域において、Tagetikを始めとする複数の会計ソフトウェアの導入に約12年従事。プロジェクトマネージャー及びプロジェクトリーダーとして、大手自動車部品メーカー、総合商社、大手建築材料メーカー等、業界業種を問わず30社以上の上場企業のプロジェクトを経験。その経験を活かし、セミナー講師等のプロモーション活動にも関与。Tagetik認定コンサルタント等の資格保有。
講演のポイント
本セッションでは、日本を代表するグローバル大手企業におけるCCH Tagetik導入プロジェクトをご紹介します。経営管理高度化に向けどういった背景でシステム導入検討が進められたか、既存システムからの移行をどのように進められたか、ROIC経営・KPI管理高度化に向けた具体的なプロジェクト内容などを、事例に基づいてご説明します。
15:25~16:05 特別講演
レゾナックの企業変革とポートフォリオマネジメント
- グループ価値最大化を目指した全社戦略
~世界トップクラスの機能性化学メーカーへ~ - ポートフォリオ経営の高度化へ向けた改革とROIC
- 全体最適を推進する組織マネジメントと仕組み、コーポレートの役割
~課題とこれから~

株式会社レゾナック・ホールディングス
取締役 常務執行役員 最高財務責任者(CFO)
染宮 秀樹 氏
野村総合研究所を経てメリルリンチ日本証券、JPモルガン証券でテクノロジー・メディア・テレコム業界担当投資銀行業務の統括責任者を歴任後、ソニーに入社。同社では、グループ全体のM&A責任者、半導体事業のCFO、AIセンシングソリューション事業立ち上げに携わった。2021年10月、昭和電工に入社。2022年1月より現職。
16:05 終了予定
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。