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<食品・消費財企業向け> サステナブルビジネス戦略2023 Vol.2
経営戦略として考える
TNFD開示

~リスクとチャンスを捉えた自然資本の戦略的活用へ向けて~

開催概要

開催日時

  • Online 2023年 12月 14日(木)15:00~17:00

開催趣旨

本格化する自然資本/生物多様性の開示
ビジネスチャンスへ向けた“戦略的”取り組みとその進め方とは?

自然関連財務情報開示タスクフォース(TNFD)による最終提言 Version1.0が正式にリリースされ、いよいよ自然資本の開示の取り組みが本格的に始まっています。自然資本は、生物多様性に限らず、水・土壌・大気などすべての環境要素を包摂する考え方であり、気候変動・化学物質汚染・廃棄物なども大きく関係します。

TNFDのLEAPプロセス(Locate(発見)・Evaluate(診断)・Assess(評価)・Prepare(準備))は、LやEにおける各地における環境面でのビジネスリスクにとどまらず、Aプロセスでリスクのビジネス評価(金額)や、ビジネスチャンス、そしてそれらをふまえた、シナリオプランニングが望まれるなど、サステナビリティ部門だけでは対応が難しく、経営層や経営企画・財務・調達・各事業の現場など様々な部門と協働しなければプロセスの完走には至りません。すべての企業に関わりがありますが、中でも食品を含め消費財に関連するビジネスにとっては大きく関わってきます。それはリスク管理上の重要性だけでなく、ビジネスチャンスを広げるための‟戦略的な活用“が期待されており、既にさまざまな新しい試みも動いています。

本セミナーでは、世界の自然資本に対する最新動向を踏まえ、今どのようなTNFDの開示が望まれるのか、そして戦略的に進めるためにはどのように進めるべきなのか、日本における生物多様性研究の第一人者である足立様とともに考察してまいります。さらに実際に先進的な取り組みを進められている味の素社にもご登壇いただき、具体的な事例を交えながら、様々な視点で議論していきます。

概要

参加対象者

経営者・役員、経営企画、調達部門、サステナビリティ部門、その他各事業部門、関連部門の管理職の方々

参加料

無料(事前登録制)

参加定員

150名

申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

参加形式

オンライン配信

本セミナーは オンラインでの配信となります。視聴方法はお申し込み後にご案内いたします。

お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

当日ご出席が難しいお客様も、お申込フォーム最下部「その他ご要望等」にてご相談ください。後日主催からオンデマンド視聴のご案内ができるよう、検討させていただきます。

主催

PwCコンサルティング合同会社

協力

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

区切り線

プログラム詳細

15:00~15:40 基調講演

食品・消費財企業はTNFDをどのように活用すべきか?

  • TNFDの概要、何をどのようなステップでするのか
  • なぜ食品や消費財メーカーは取り組む必要があるのか
  • 食品や消費財メーカーにとってのポイントと課題
  • 課題をどのように克服すればよいのか

株式会社レスポンスアビリティ

代表取締役

足立 直樹

東京大学理学部、同大学院修了で生態学を専攻、博士(理学)。国立環境研究所で熱帯の研究に従事した後独立し、サステナブルな経営のコンサルティングを行う。特に企業と生物多様性や持続可能な調達の日本の第一人者として知られる。環境省をはじめ、農水省、消費者庁等の委員を数多く歴任する。

講演のポイント

TNFDの最終提言ver. 1.0がいよいよ発表されました。その概要をご説明すると同時に、食品や消費財メーカー、流通がこれをどう活用したら良いかについてお話しします。特に食品・消費財メーカーならではのポイントや課題を解説し、今後実際に取り組んで行く際に効率良く、また失敗をしないよう、全体の見通しを良くするために役立てていただけるよう解説します。

15:40~16:10 事例講演

味の素グループの生物多様性に関する取り組み
~LEAPアプローチの先行実施~

  • サステナビリティ・生物多様性に関するこれまでの取り組み
  • TNFD開示に向けて実施しているスタディ内容
  • 具体的な進め方、データ収集

味の素株式会社

サステナビリティ推進部

環境グループ シニアマネージャー

太田 史生

東京大学農学部で獣医生理学を学び獣医師免許取得。1996年 味の素株式会社入社、2011年まで医薬品およびアミノ酸機能開発の研究に従事し、2006年から2年間UCLA医学部に研究派遣で勤務。2011年から2017年まで飼料添加物および甘味料のテクニカルセールス、品質保証に従事する。 2017年以降サステナビリティ部門のシニアマネージャーとして、生物多様性や持続可能な調達を担当。

講演のポイント

味の素社におけるサステナビリティに関するこれまでの取り組み内容およびTNFD開示に向けた取り組み内容をご紹介します。

TNFD開示に向けた取り組みについては、どのようなデータを準備し、どのようなアプローチで分析をしているのか等、具体的な内容を盛り込んでお話しします。

16:10~16:15 休憩

16:15~17:00 パネルディスカッション

中長期的な経営戦略に活かすTNFD開示の進め方

講演のポイント
  • サステナビリティ全体におけるネイチャーの重要性
  • 取り組みを進めるにあたってのチャレンジ、社内ステークホルダー・経営層の巻き込み
  • ビジネスチャンスを踏まえたシナリオ作成をどう進めるか、経営戦略につながる施策とは

株式会社レスポンスアビリティ

代表取締役

足立 直樹

味の素株式会社

サステナビリティ推進部

環境グループ シニアマネージャー

太田 史生

味の素株式会社

サステナビリティ推進部

シニアマネージャー

国田 佳津彦

PwCコンサルティング合同会社

執行役員 パートナー

屋敷 信彦

コンサルティング会社を経て2008年より現職。2016年から2年間PwCオーストラリアに出向。専門分野は、マーケティング&セールス領域における戦略立案、新規事業創出、DX、チェンジマネジメント。15年以上にわたり、消費財・小売・サービス・物流・生命保険・製薬・官公庁など幅広い業界におけるプロジェクト経験を有する。近年はパーパス経営の実現、経済性と環境・社会性の両立をテーマに、企業のサステナビリティ・トランスフォーメーションを通じた社会的インパクトの創出に取り組んでいる。

PwCサステナビリティ合同会社

サステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス

スペシャルアドバイザー

千住 孝一郎

大阪大学理学部卒。1986年、三菱商事入社。トレーディング、事業投資管理の経験を持ち、またサステナビリティマネージメントを長く行う。海外経験も豊富。2022年10月より現職。他に慶應大学大学院非常勤講師、NPO/NPOでのプロボノなど。

モデレーター

PwCコンサルティング合同会社

生物多様性/ネイチャーポジティブ領域

シニアマネージャー

服部 徹

東北大学大学院環境科学研究科修了。日系大手システムインテグレータ、外資系大手システムインテグレータ、製造業では、環境ビジネスの立ち上げ、データアナリティクス、AI活用などの業務に従事。2020年にPwCコンサルティングに入社して以降は、主に生物多様性やネイチャーポジティブといった領域にて新興技術や新規事業機会の検討に携わる。NGOやNPOの活動などにも従事。

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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