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Japan SAFe® シンポジウム 2024
組織変革とアジャイル経営の実践について学ぶための一日
~ビジネスの俊敏性が理解できる世界の動向とSAFeの国内ベストプラクティス~

一條 和生

IMD教授/Innovation and Leadership

一橋大学名誉教授

関 知道

東京電力ホールディングス株式会社

常務執行役

最高情報責任者(CIO)

最高情報セキュリティ責任者(CISO)

古場 達朗

Scaled Agile-Japan合同会社

代表執行役

クリス・ジェームス

Scaled Agile, Inc.

Chief Executive Officer(最高経営責任者)

開催概要

開催日時

  • 東京 2024年2月7日(水) 9:00~18:00
    (受付 8:00~)

18:00~19:00 懇親会

※8:00~9:00には軽食をご用意しております

区切り線

プログラム詳細

8:00~9:00 ブレックファースト(パートナーブース訪問)(60分間)

※セッション前に軽食を召し上がりながら、パートナーブースにお立ち寄りください。

9:00~9:05 開会のご挨拶   同時通訳 (5分間)

Scaled Agile-Japan合同会社

代表執行役

古場 達朗

Scaled Agile, Inc.の日本法人代表執行役として2019年に入社。日本におけるビジネス開拓に関わる全業務を統括し推進する責務を担う。Scaled Agile Framework (SAFe) の普及推進のため、パートナー企業とのビジネス協業を軸としたユーザー企業に向けた提案、マーケティング活動、SAFeコミュニティの拡大に向けた活動に従事し、ビジネスの飛躍的な成長を継続。前職のCA Technologiesではエンタープライズアジャイルソリューションの日本事業立上げを責任者として遂行し、当時日本では新しい分野であった同ソリューションの日本での更なる浸透の必要性を痛感し促進すべく、現在に至る。横浜国立大学 経済学部 国際経済学科にて学士(経済学)、カナダ マギル大学 経営学修士号 (MBA) を取得。

Scaled Agile, Inc.

アジア太平洋地域 バイスプレジデント

ロブ・ハワード

アジア太平洋地域(APAC)のバイスプレジデントとして、Scaled Agile, Inc.が提供するビジネスアジリティ獲得のためのフレームワークScaled Agile Framework (SAFe) の採用、業績、顧客とパートナー企業の成功において、APAC全体のビジネス責任を持つ。オーストラリアのシドニーに拠点を置き、日本、オーストラリア、中国、韓国、インド、シンガポールのAPACメンバーならびに米国本社と強く連携し、APAC地域全体のビジネス拡大に尽力する。2021年に、APAC全体のビジネスオペレーションを統括する役割を担うバイスプレジデントとしてScaled Agile, Inc.入社。ウエスタンシドニー大学にて、経営学士を取得。

9:05~9:30 主催者基調講演①   同時通訳 (25分間)

サステイナブルな変革の実践に向けて

グローバルの企業の変革は、自社の変革のみを意識したものから、社会や環境を意識したものにシフトしてきています。中長期の持続的成長を意識したAIなどの新たなテクノロジーを取り入れて実践するサステイナブルな変革についてのグローバル企業の取り組みやベストプラクティスを紹介します。

Scaled Agile, Inc.

Chief Executive Officer(最高経営責任者)

クリス・ジェームス

Scaled Agile, Inc.最高経営責任者(CEO)として、企業がビジネスの俊敏性(アジリティ)を容易に達成・維持できるようにするという同社の使命を実現。100万人を超えるSAFe実践者のコミュニティ、500社を超えるパートナーネットワーク、約2万社に上る世界のトップ企業や政府組織の顧客と共に、Scaled Agile Framework(SAFe)を、世界で最も広く活用され、認識されるビジネスアジリティのフレームワークに成長させ、事業拡大を牽引する。2015年に社長兼チーフ・オペレーティング・オフィサーとしてScaled Agile, Inc.入社。英国の人事・開発協会および英国王立芸術協会の研究員でもある。英国のブリストル大学にて学士号取得、オープン大学にてコンピューター・サイエンスの学位取得。

9:30~10:10 ゲスト基調講演 (40分間)

新しい企業の競争優位、フューチャーレディ

予測し得ない変化が次々と起こる時代、企業の競争優位は予想外の変化が起こった時でも、それにアジャイルに対応し、自社を変革できるかどうかにかかっています。フューチャーレディという新しい企業の競争優位について紹介します。

IMD教授/Innovation and Leadership

一橋大学名誉教授

一條 和生

2007年4月より一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。2014年4月から2022年3月まで専攻長を務め、同大学院をアジアを代表するビジネススクールに成長させることに成功した。2021年のQSランキングでは、MBAプログラムが日本におけるグローバルMBAプログラムの第1位にランクイン。それ以前は、一橋大学大学院社会学研究科で教鞭をとる。1988年より一橋大学教員。経営者教育や企業の知識基盤能力に関する研究の成果により、2003年にスイス・ローザンヌにある世界有数のビジネススクールIMDで日本人初の専任教授となる。2022年4月、世界と日本の架け橋となるべく、再びIMDに専任教授として着任。さまざまな学会で学術論文を発表するほか、多くのグローバル企業に対して組織刷新のためのコンサルティングや研修を行うなど、精力的に活動している。また、コンサルタントやアドバイザリーボードメンバーとして、日本を代表する企業が取り組む多くの企業変革に携わっている。現在、シマノ、ぴあ、iSiDの社外取締役を務める。

10:10~10:35 顧客基調講演

TEPCO DXにおけるリーンアジャイルへの挑戦

電力・エネルギー業界は劇的な変化の渦中にあり、東京電力では電力安定供給とカーボンニュートラルを両立する事業構造変革に取組んでいます。本講演では、事業構造変革への貢献を目指したTEPCO DXとして、目的から変革レイヤーやアーキテクチャ、そしてリーンアジャイル開発手法を全面採用したTEPCO Data Hubの事例を紹介します。

東京電力ホールディングス株式会社

常務執行役

最高情報責任者(CIO)

最高情報セキュリティ責任者(CISO)

関 知道

1986年 東京電力株式会社入社。変電、技術開発、経理、企画部門を経験する。研究員として、OTアーキテクチャやデータ・ビジネスアナリシスに従事。2016年より現職となり、IT・OTシステムの近代化、業務革新とデジタル技術によるDX、そして2020 東京大会のためのサイバーセキュリティの確保を推進。さらに、カーボンニュートラルに向けた技術戦略から革新的技術開発も担当。博士(工学)。

10:35~11:05 休憩

11:05~11:45 エグゼグティブパネルディスカッション

日本企業の変革を加速するリーダーシップ

変革を推進する上で、日本企業固有の難しさや実際に直面している困難とその状況を打開するためのリーダーシップについて、自らの考えや取り組みを示しながら議論します。リーダーシップ分野の世界的権威である一條和生氏が、日本を代表する企業の経営者とのディスカッションをファシリテートし、変革を加速するリーダーシップの本質に迫ります。

モデレーター

IMD教授/Innovation and Leadership

一橋大学名誉教授

一條 和生

2007年4月より一橋大学大学院国際企業戦略研究科教授。2014年4月から2022年3月まで専攻長を務め、同大学院をアジアを代表するビジネススクールに成長させることに成功した。2021年のQSランキングでは、MBA プログラムが日本におけるグローバルMBAプログラムの第1位にランクイン。それ以前は、一橋大学大学院社会学研究科で教鞭をとる。1988年より一橋大学教員。経営者教育や企業の知識基盤能力に関する研究の成果により、2003年にスイス・ローザンヌにある世界有数のビジネススクールIMDで日本人初の専任教授となる。2022年4月、世界と日本の架け橋となるべく、再びIMDに専任教授として着任。さまざまな学会で学術論文を発表するほか、多くのグローバル企業に対して組織刷新のためのコンサルティングや研修を行うなど、精力的に活動している。また、コンサルタントやアドバイザリーボードメンバーとして、日本を代表する企業が取り組む多くの企業変革に携わっている。現在、シマノ、ぴあ、iSiDiSiDの社外取締役を務める。

パネリスト

東京電力ホールディングス株式会社

常務執行役

最高情報責任者(CIO)

最高情報セキュリティ責任者(CISO)

関 知道

1986年 東京電力株式会社入社。変電、技術開発、経理、企画部門を経験する。研究員として、OTアーキテクチャやデータ・ビジネスアナリシスに従事。2016年より現職となり、IT・OTシステムの近代化、業務革新とデジタル技術によるDX、そして2020 東京大会のためのサイバーセキュリティの確保を推進。さらに、カーボンニュートラルに向けた技術戦略から革新的技術開発も担当。博士(工学)。

パネリスト

株式会社ジェーシービー

執行役員

システム本部長

中田一朗

1990年三和銀行(現三菱UFJ銀行)入行。システム部にて、国内勘定系システム、チャネル系システム、情報系システムの企画・開発、システム統合の企画・推進、IT計画・大規模プロジェクトの企画・推進を担当。2015年三菱東京UFJ銀行(中国)のシステム部長、2016年三菱UFJインフォメーションテクノロジーの取締役社長。2018年6月よりジェーシービーに勤務。2019年6月執行役員システム本部長就任。2020年よりビジネス構築高速化プロジェクトを立上げ、事業部門・システム本部協働でカード会員・加盟店様向けの新サービスのアジャイル開発を推進。

パネリスト

Scaled Agile-Japan合同会社

ストラテジックアドバイザー、SPCT

中谷 浩晃

Scaled Agile, Inc. 最高位の認定資格SPCT取得コンサルタント(世界に約100人のうちの一人、日本人初)として、APACでのScaled Agile Framework (SAFe) 普及を促進。2021年に入社以降、SAFe導入に関するコンサルティングやトレーニングを実施。2013年から2021年まで在籍したウエスタンデジタルでは、ハードディスクのファームウェア開発に従事、2018年からはSAFeのチェンジエージェントとして、日本、米国、アジアの国々と連携し、世界規模で変革を推進。2002年、日立製作所 中央研究所にて半導体の研究者として従事。東京理科大学 理工学部電気工学科にて工学士、東京理科大学大学院 理工学研究科電気工学専攻にて修士号を取得。

11:45~12:45 ランチタイム(60分間)

12:20~12:35 ミニシアター(ランチタイム中)

リーンアジャイルマインドセットを育むコーチングの基本動作を教えます

リーンアジャイルマインドセットは、ビジネスアジリティを可能にする新しい働き方の基礎となります。RTE(リリーストレインエンジニア)やSM(スクラムマスター)は自身の責務として、メンバーみんなが、このマインドセットをベースに行動できるよう育成することが求められます。とはいえマインドセットのような内面的で抽象的なものをどうやったら育てることができるのでしょうか? 本ミニセミナーでは、オージス総研のアジャイルコーチのコーチングフレームワークと、マインドセットへの働きかけ方・伸ばし方をご紹介します。

株式会社オージス総研

コンサルティング・サービス部

アジャイル開発推進チーム

マネージャー

山内 亨和

オブジェクト指向やUML、反復型開発(RUP、UPUP)に憧れて、2000年にオージス総研に入社。入社してからずっとオブジェクトの広場(自社webマガジン)の中の人として活動。コンサル人生前半はプロセスコンサル、中盤はシステム企画・ITグランドデザイン・ITガバナンスに従事。ユーザー企業側の立場に立ったコンサルティングをモットーに、ユーザー企業が苦しんでいるリアルな問題に一緒に伴走して解決してきた。様々な戦場で泥臭く匍匐前進した経験を活かして、近年はユーザー企業のエンタープライズレベルでのアジャイルトランスフォーメーション活動を支援している。
SAFe 6 Practice Consultant

12:45~13:15 主催者基調講演➁   同時通訳

SAFeのプロダクト戦略:日本企業におけるビジネスの俊敏性を高める

SAFeはフレームワークから、ビジネスの機敏性を実現するための包括的なシステムへと大きく進化しました。この進化は今後も続き、ガイダンスの拡張、AIの統合、新しいアプリケーションの活用、新しい学習コンテンツやモダリティの追加などが含まれます。Scaled Agileは、これらの提供サービスが、日本の組織がより良い成果を上げるためにどのように役立つかに、特に重点を置いています。本講演では、SAFeの戦略的方向性と、SAFeの専門家、パートナー、企業、政府を問わず、日本での幅広い採用を促進し、より良い結果を導く方法について説明します。

Scaled Agile, Inc.

Chief Product Officer(最高プロダクト責任者)

インバー・オーレン

最高製品責任者として、Scaled Agile, Inc.におけるプロダクトマネジメントおよびプロダクト開発組織の全責任を担う。ハイテク市場で 25 年以上の経験があり、アジリティ(俊敏性)を通じて企業が最高のビジネス成果を達成できるよう支援することに情熱を注いでいる。製品管理および開発組織を率いており、企業がビジネスアジリティジャーニーのあらゆる段階で SAFe を実践して成功を達成できるようにする方法に重点を置いている。2014 年に Scaled Agile, Inc. に入社、SAFeメソドロジストおよびフェローとして、フレームワークのあらゆる分野に貢献している。テルアビブ大学にて仏教と東アジア文化の修士号を取得(熱心な格闘技の実践者であり、神道無双流の奥入所証を所持)。

13:15~13:20 講演の見どころ解説①

13:20~13:45 【事例&レクチャー講演】

なぜ上手くいかない?お客様におけるSAFe 実践の特徴

Be Agileになっていない状態でSAFeに突入した組織がどういう状態になるか?現在の企業において多くの企業様とDXに取り組んでいる中でSAFeの導入活用の必要性が高まっており、実際にお客様自身で取り組みを始めた結果、抱える問題に多くの共通点が見受けられるようになりました。 本セッションではRedHatの伴走型コンサルティング(Open Innovation LabsLabs)を通してその問題点がなぜ起こってしまうのか?それをどこから改善し、どのようにしてImplementation Roadmapに載せていくかの成果を共有します。

レッドハット株式会社

サービス事業統括本部

アジャイルエンゲージメントリード

アソシエイトプリンシパルアーキテクト

伊藤 正博

10年以上の開発経験の後、エンジニアスペシャリストとして外資系ソフトウェアベンダーの運用・開発・プロジェクト管理・DevOpsツールを担当。その後、アカウントプリセールスチームのマネージャー、及び、自らもビジネステクノロジーアーキテクトとしてアジャイルコーチとして現場を支援。日本の企業文化における限界を感じる中、大規模アジャイルフレームワークであるSAFe®と出会い米国コンサルの元で経営層教育、組織変革アプローチによる方法を習得。以降、金融、生損保、製造、流通、サービス業にて経営向けアジャイルトレーナー兼ビジネス側プロダクトオーナーの育成に比重を置いたアジャイルコーチとして活動。現在はRedHatのサービス部隊に所属。SAFe®の認定講師としても活動中。

13:45~14:10 【自社事例講演】

富士通における組織変革(DX)の実践

富士通の変革(FUJITSU Transformation:フジトラ)をリードする富士通 CDXO Division長 原氏と、日本人初のSPCT(The SAFe® Practice Consultant Trainer)となったScaled Agile の中谷とのトークセッション。富士通の組織変革の取り組みをSAFeの観点から中谷が切り込みます。

富士通株式会社

CDXO Division長

原 博樹

2000年に富士通に入社以来、社会インフラ関係企業を担当する営業部門に所属。アカウントセールスだけでなく、新規事業開発やプロモーション企画・推進など、多岐にわたる業務を経験。2020年からは全社DXプロジェクト「フジトラ」に参画し、コーポレートトランスフォーメーションを推進。2021年から現職に着任し、推進責任者として、プロジェクトをリード。

Scaled Agile-Japan合同会社

ストラテジックアドバイザー、SPCT

中谷 浩晃

Scaled Agile,Inc.最高位の認定資格SPCT取得コンサルタント(世界に約 100人のうちの一人、日本人初)として、APACでのScaled Agile Framework (SAFe) 普及を促進。2021年に入社以降、SAFe導入に関するコンサルティングやトレーニングを実施。2013年から2021年まで在籍したウエスタンデジタルでは、ハードディスクのファームウェア開発に従事、2018年からはSAFeのチェンジエージェントとして、日本、米国、アジアの国々と連携し、世界規模で変革を推進。2002年、日立製作所 中央研究所にて半導体の研究者として従事。東京理科大学 理工学部電気工学科にて工学士、東京理科大学大学院 理工学研究科電気工学専攻にて修士号を取得。

14:10~14:40 休憩(30分間)

14:20~14:35 ミニシアター(休憩中)

Apptio Targetprocess

ApptioはITファイナンスマネジメントにおけるリーディングカンパニーです。アジャイル開発ニーズがますます重要になるなかで、Apptio Targetprocessは、開発リソースをビジネス上のメリットに合わせて調整し、プロジェクトやプロダクトの価値提供を最大化します。ミニシアターではApptio Targetprocessの活用についてご紹介いたします。

Apptio株式会社

Practice Manager

吉田 顕一

慶應義塾大学大学院修了後、日本オラクルに入社し、金融機関向けのERP導入プロジェクトをリードする。その後IBMビジネス・コンサルティング、外資系金融機関、LINEのFinTech部門などでプロジェクト・マネージャを歴任。2022年、Apptio株式会社に入社し、銀行、メーカー、小売りなどのApptio導入プロジェクトを主導する。

14:40~14:45 講演の見どころ解説➁

14:45~15:10 【事例&レクチャー講演】

先陣を切る!アジャイル変革推進チーム "CoECenter of Excellence"の挑戦

アジャイル変革を推進するためには、文化や行動の変容が伴います。アジャイルな開発手法を取り入れるだけではなく、既存の組織ルールや慣習にメスを入れ、様々な人を巻き込みながら、挑戦するマインドを持って行動をおこせる人材を育成しなければなりません。そして、その実践の中心となって仲間を引っ張る推進チームの存在が不可欠です。アクセンチュアでは、お客様の推進チームとともに、アジャイル変革を実現するための様々な障害・抵抗・リスクを乗り越えながら、目標を達成する協働推進型の支援を行っています。本セッションでは、アクセンチュアが支援している関電システムズ社の"CoE(Center of Excellence)"における事例をベースに、推進チームの活動とその重要性を紹介します。

アクセンチュア株式会社

テクノロジコンサルティング本部・
シニアマネージャー

水野 和歌子

システムエンジニアとしてキャリアを開始し、大規模ウォーターフォール開発のプロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーを長く経験した。大規模開発の火消し・新領域における挑戦など状況に応じた問題解決やチャレンジを行う経験を通じ、変化への適応を目指すアジャイルに興味を持った。ウォーターフォール開発のプロジェクトマネージャーと並行して2013年よりスクラムマスターとしても活動を開始。ビジネス価値向上のためのシステムソリューション提案や開発推進、ビジネス側を巻き込んだ組織文化改革に奔走した。その後、2017年にアクセンチュアへ入社。組織一体となって変革を進めるDX案件等にてクライアントに近い距離でアジャイルコーチを歴任している。開発現場に入り込んだコーチングから、CoEの立ち上げや組織改革まで幅広く携わっている。また、アクセンチュア社内のAgile CoEに所属し、社内のアジャイル人材育成やコーチングを手掛けている。

15:10~15:35 【事例&レクチャー講演】

ビジネスリーダーが主導するSAFeの実践 ~プロダクトマネジメントの勧め

欧米先行型のエンタープライズ アジャイルですが、日本においてもIT 部門を中心にその理解と実践が進んでいます。一方で、ビジネス部門では、まだまだこれからと言った声が多く聞かれます。ビジネス部門におけるアジリティとは何か、その目的や効果を実感しやすいアプローチの一つとして、プロダクトマネジメントの取り組みが挙げられます。 プロダクトマネジメントは、開発部門だけでなく、営業部門、マーケティング部門、顧客サポート部門など、組織の多様な部門が協力して、市場ニーズに迅速に対応し、持続的な製品開発を実現する活動です。プロダクトマネジメントを通じて、ビジネス部門を中心としたアジャイルを推進する一例をSAFe の理論やツールの活用を交えて紹介します。

リックソフト株式会社

Enterprise Agile部

ゼネラルマネージャー

辻 大輔

システムインテグレーターでシステムエンジニアとしてキャリアをスタート。約10年にわたり、大規模プロジェクトのプロジェクトマネージャー(PM)およびプロジェクトマネジメントオフィス(PMO)として活躍。続いて、コンサルティング企業にて、プロセス改善および組織改革に約10年従事し、伝統的なCMMIプロセスと現代的なアジャイルプロセスの両方に精通。 その後、事業会社に移籍し、ITILを基にしたサービスデスクの業務改革とAtlassian製品の導入をリード。2019年にリックソフト株式会社に入社し、現在はEnterprise Agile部門の責任者として勤務。顧客のニーズに応え、価値を提供するアジャイルの組織導入を目指し、プロセス改善、ツール導入、トレーニングを統合したサービス事業の開発に奮闘する毎日。

15:35~16:00 【ユーザー事例講演】

【SAFe 導入実践事例】
SAFeにおける組織づくり:目標や思いを伝えあい、1人1人が最大限パフォーマンスを発揮するための挑戦
★株式会社アドバンテストとの対談形式

半導体の量産テスト用システムの開発・販売をワンストップかつ、ワールドワイドで展開しているアドバンテスト社において、2022年よりSoCテスト・システム向けのソフトウェア開発部門において、SAFeの取り組みをスタートし、複数回PI PIのサイクルを回している。SAFe導入~実践の道のりでどう向き合ってきたかを推進者の立場での苦労や工夫をディスカッション形式でお話します。

株式会社アドバンテスト

SoCテスト事業部 T2000プロダクトユニット

第2ソフトウェア部 部長

石川 愼一

株式会社アドバンテストでSoCテスト・システムの組み込みソフトウエア開発に従事。2016年よりチーム開発にスクラムに取り入れる。以降開発の傍ら社内でアジャイル開発を推進。2021年にSAFe Practice Consultant(SPC)を取得し、SAFeの導入プロジェクトを主導。2022年、現職に着任。SoCテスト・システムの開発プロセスや品質マネジメントシステムのアップデートにも取り組む。組織の中で一人ひとり持っている力を発揮できる環境を作ることを目指している。

TDCソフト株式会社

エンタープライズアジャイル事業本部

エンタープライズアジャイル部

SAFeコンサルタント

土橋 弘敏

エンタープライズアジャイル事業本部 エンタープライズアジャイル部 シニアエキスパートコンサルタント
TDCソフトに入社後、国内コンピュータメーカにおける通信制御系のプロダクト開発に従事。通信キャリアや大手SIベンダー向けの社内情報基盤構築、情報系システム/基幹系システムの構築を経て、産業分野、公共分野、金融分野それぞれを担当する開発組織のマネージメントに従事。近年は、SAFeコンサルタントとして、IT実装とビジネスの両方の視点とこれまでの幅広い知見をもとに、SPCとしてお客様のSAFe導入のコンサルティング、トレーニング講師を担当。トレーニング実績は80クラス以上。

16:00~16:30 休憩(30分間)

16:10~16:25 ミニシアター(休憩中)

小規模からでもSAFeを始めるには

SAFeはImplementation Roadmapに沿って適用することが最良、理想です。1つのARTも50~125人の目安がありますが、その条件を満たさないとSAFe適用が開始できないかというと、そうとは限りません。今回は50名以下のチームにおいてSAFe適用を開始し、組織への展開、スケーリングを通じてSAFe導入の狙いを実現しようとしている事例について紹介します。

日本電気株式会社

アジャイルコンサルタント

水野 浩三

1990年日本電気株式会社に入社。研究所、現場SEを経て、2016年からアジャイルに取り組み始める。以降社内の横断的な部門に属し、アジャイルの全社展開およびアジャイルコーチとして現場での適用。支援を行ってきた。2020年にSAFe Program Consultant(SPC)を取得し、チームレベルの改善に留まらず、自社およびお客さまにおいてビジネスアジリティを実現するために、企業、組織の変革に挑戦しつづけている。モットーは”継続は力なり”。スピードも必要ですが、少しでも成長しながら、続けていけることが変革を実現するために重要と考えている。

16:30~16:35 講演の見どころ解説③

16:35~17:00 【自社事例講演】

実体験に基づいた、
Portfolio SAFeによる組織変革の秘訣

NTTデータのOpenCanvas Atelier®は、先進性・アジリティ・構想力による新たな価値を金融機関のお客様に提供することを目的に、2021年4月に創設された組織です。自らが感じる社会課題をビジネスアジリティ高く解決していく場であり、その組織の設計と運用の基礎として、大規模アジャイル「SAFe®」を活用しています。顧客との共創、サービスデザイン、DevOps、CI/CDなどの取り組みにより、サービス創出の高アジリティ化を実現してきています。そして、更なるビジネスアジリティの向上のためには、「戦略に紐づくビジネス価値の創出」と「フローの組織全体への可視化と加速」が必要と考え、Portfolio SAFeを導入し、2023年4月より本格運用を開始しています。 本発表では、自組織にPortfolio SAFeを導入するまでの道のり、導入した効果と、それを得るための工夫や改善点をお伝えします。

株式会社NTTデータ

第三金融事業本部

e-ビジネス事業部 デジタル戦略室

課長

古谷 仁志

2006年にNTTデータに入社。金融分野にて複数の大規模システムの開発に携わる。いずれもウォータフォールでプロジェクトマネージメントを専門とする。一方でアジャイルにも興味を持ちScrum AllianceやSAFe®の資格を取得。2023年に組織的なビジネスアジリティ向上、お客様への新たな価値提供を目的としてSAFe®を適用しているOpenCanvas Atelier®に異動。現在は、LACEとしてSAFe®の実行・推進、及びビジネスオーナーとして複数サービスの企画/開発/拡販を担う。

17:00~17:25 【事例&レクチャー講演】

プロジェクトからプロダクトへ。
ビジネスアジリティを 実現するための全社ツールネットワークの重要性

組織のビジョンや戦略に沿って顧客に価値を提供するための一連の活動とプロセス、つまりバリューストリームを定義することがSAFeの導入において重要になります。実際に大規模に運用を行うフェーズにおいてはフレームワーク以上に業務ツール群の相互ネットワークが構成されている事が、ボトルネックを解消する上で最も重要な要素と言われています。このセッションでは、ダイナミックに価値創造を実行するために業務をメッシュ型に接続可能にする業務OSレイヤーを構築することで、大規模組織のアジリティ確保、組織の足並みを揃える、可視化、ボトルネック削減をどう実現するか?求められるソリューションの要件について論点を整理していきます。特に既存の基幹システムとの整合性やサイロ化してしまったデータの利活用、現場のツール定着について課題を感じているリーダー、経営者の方に推奨される内容となっています。

monday.com 株式会社

カントリーマネージャー
兼 ストラテジックアライアンス担当

岩瀬 義裕

大手IT企業 Cisco Systems でパートナービジネス開発などに17年間従事、近年はB2B SaaS領域でパートナー企業とスタートアップのアライアンス活動を通じて企業や公共団体のDX支援に注力しており、LINE WORKS、AI-OCR サービス Tegaki のパートナービジネス立ち上げやソリューション開発に貢献。2022年6月にmonday.com株式会社設立から参加。2023年10月より現職。

Scaled Agile-Japan合同会社

ストラテジックアドバイザー、SPCT

中谷 浩晃

Scaled Agile,Inc.最高位の認定資格SPCT取得コンサルタント(世界に約 100人のうちの一人、日本人初)として、APACでのScaled Agile Framework (SAFe) 普及を促進。2021年に入社以降、SAFe導入に関するコンサルティングやトレーニングを実施。2013年から2021年まで在籍したウエスタンデジタルでは、ハードディスクのファームウェア開発に従事、2018年からはSAFeのチェンジエージェントとして、日本、米国、アジアの国々と連携し、世界規模で変革を推進。2002年、日立製作所 中央研究所にて半導体の研究者として従事。東京理科大学 理工学部電気工学科にて工学士、東京理科大学大学院 理工学研究科電気工学専攻にて修士号を取得。

17:25~17:50 【ユーザー事例講演】特別ゲスト講演(25分間)

千里の“未知”も一歩から
~リーンアジャイルによるTimeToMarket短縮へのチャレンジ~

「リーンアジャイルで、電力・エネルギー業界の新しい未来を切り拓く」
私たちのこの想いを実現するため、2023年4月にアジャイルセンターを設立しました。リーンアジャイルの拡大に向け、ビジネス部門の伴走や市民化を促進しつつ、活動自体を支える環境や人財育成などを実施しています。本講演では、活動の中核であるTEPCO DXとして、チェンジエージェント達によるTEPCO Data Hubの市場投入までの期間短縮や、組織変革に向けた挑戦の取り組み事例を紹介します。

株式会社テプコシステムズ

アジャイルセンター所長

望月 大輔

1998年テプコシステムズに入社。IT アーキテクトとして複数のIT 基盤プロジェクトをリードした後、基盤技術部にてマネジャー職に就任。その後、DX ソリューション部にて部長職を担った後、2023 年にアジャイルセンター所長に就任。現在は、テプコシステムズの開発プロジェクトのみならず、組織全体のアジャイル化に向けてかじ取りを担う。

17:50~17:55 【全体のまとめ】(5分間)

Scaled Agile-Japan合同会社

代表執行役

古場 達朗

Scaled Agile,Inc.の日本法人代表執行役として2019年に入社。日本におけるビジネス開拓に関わる全業務を統括し推進する責務を担う。Scaled Agile Framework (SAFe) の普及推進のため、パートナー企業とのビジネス協業を軸としたユーザー企業に向けた提案、マーケティング活動、SAFeコミュニティの拡大に向けた活動に従事し、ビジネスの飛躍的な成長を継続。前職のCA Technologiesではエンタープライズアジャイルソリューションの日本事業立上げを責任者として遂行し、当時日本では新しい分野であった同ソリューションの日本での更なる浸透の必要性を痛感し促進すべく、現在に至る。横浜国立大学 経済学部 国際経済学科にて学士(経済学)、カナダ マギル大学 経営学修士号 (MBA) を取得。

17:55~18:00 【会場移動】(5分間)

18:00~19:00【懇親会】(パートナーブース訪問)(60分間)

※セッション終了後、一條氏や登壇者、他の出席者との親交を深めていただくための立食ブッフェ懇親会

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

開催趣旨

「Japan SAFeシンポジウム 2024」は、日本の国際競争力低下や激しいマーケット変化、増大する地政学的リスクに対応し、企業全体が俊敏性を身につけるための学びが網羅された示唆に富んだ終日イベントです。日本が国際的な競争力を取り戻し、ビジネスに対する俊敏性を獲得するためには、経営自体にアジリティを持たせること、つまりアジャイル経営の実践が必要になります。

時代の変化や不確実性に対応するため、デジタルテクノロジーを活用したビジネスの進化が求められています。SAFe(Scaled Agile Framework)は、経営から組織全体へのアジャイル導入を通じて変革を実現する手法として、世界中で2万を超える組織で実践されています。

このシンポジウムでは、経営層から現場の方々までを対象に、SAFeの実践知を一日で効果的に学ぶことができる機会をご提供します。

国内ではアジャイルやリーンの考え方を経営に取り入れる動きが活発化し、SAFeを用いた組織変革が今後のビジネスに不可欠なソリューションと期待されています。企業全体が俊敏性を持って動けるように自らを変革していくことが、今の日本に求められています。

この課題について、一橋大学名誉教授であり、世界のトップビジネススクール IMD(スイス)で、日々グローバルのトップエグゼクティブへの助言を行っている一條和生教授をゲスト基調講演とパネルディスカッションにお迎えし、議論していただきます。また、顧客事例講演として東京電力ホールディングス株式会社の関 知道様には、東京電力グループにおけるSAFeを活用したリーンアジャイルの1年間の取組みをご紹介いただきます。

当日は、SAFe基調講演、ゲスト基調講演、パネルディスカッション、国内事例講演、海外最新動向など多彩なプログラムが用意されています。朝食、昼食や休憩時間、懇親会での交流を通じて、パートナー企業や登壇者とのネットワーキングも可能です。

これまでにないビジネス機会と知識の共有が実現する、本邦初リアル開催のSAFeシンポジウムです。

皆さまのお申し込みをお待ちしております。

概要

参加対象者

  • 経営層、役員、部長、課長、リーダー、意思決定者/経営層への進言者、
    組織変革/イノベーション/DXを推進する立場の方
  • ビジネス推進部門、IT部門、DX推進部門、新規ビジネス立ち上げ部門
  • SAFeにご興味のある方、実践されている方、実践を検討されている方

参加定員

300名

申込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。

参加料

無料 (事前登録制)

参加形式

リアル開催

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

主催

Scaled Agile, Inc.

協賛

アクセンチュア株式会社

Apptio株式会社

株式会社NTTデータグループ 

株式会社オージス総研

TDCソフト株式会社

株式会社テプコシステムズ

日本電気株式会社

富士通株式会社

monday.com

リックソフト株式会社

レッドハット株式会社

※協賛企業名:五十音順

協力

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

受講証&お問い合わせ

〈受講証のご案内〉

順次、Japan SAFe シンポジウム 2024 事務局 よりメールにて受講証のご案内をいたします。

5営業日以内に届かない場合は、直接Japan SAFe シンポジウム 2024 事務局へお問合せ下さいませ。

〈お問い合わせ先〉

Japan SAFe シンポジウム 2024 事務局

E-mail :info@safe-symposium.net

期間:2023年10月16日(月)~2024年2月16日(金) ※土・日・祝日を除く 10:00~17:00

会場

ウェスティンホテル東京 地下2階

東京都目黒区三田1丁目4−1

  • セッション (ギャラクシールーム)
  • パートナーブース (ホワイエ)
  • 懇親会 (スタールーム)

JR山手線・埼京線「恵比寿駅」東口より「恵比寿スカイウォーク」で約7分

東京メトロ日比谷線「恵比寿駅」1番出口(JR方面出口)より「恵比寿スカイウォーク」で約10分

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