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持続可能なサプライチェーン・マネジメント2024
ESG経営の時代にサステナビリティの観点から求められる、
企業のこれからのSCM戦略のあり方

開催概要

開催日時

    • Online2024年 3月26日(火)13:00~17:40

     ※開催日翌々日から2週間のオンデマンド配信あり

開催趣旨

昨今の気候変動や生産・物流の制約、地政学リスク、人権問題など、数多くのトピックを企業が抱えている中で、サプライチェーン・マネジメントにおいても、様々な課題が顕在化・複雑化しています。これからの企業のマネジメントにおいて、ステークホルダーを中心に、SCM戦略をESG経営の中核の一つとして重視し、より強靱性やサステナビリティを高めていくとともに、ビジネスチャンスを拡大、企業体質を強化し、企業価値を高めていくことが求められています。

しかしながら多くの企業では、こういったサステナビリティの考えとSCM戦略を共創させていくには、いくつかの壁が存在し、経営視線と現場の観点の相違、調達部門におけるESG経営に対する知見不足、サプライチェーン全体を可視化できていない、物流における人権問題など、多くの課題を抱えている状況にあります。企業は、これらの懸念事項を一つ一つ解決し、自社の目指すビジョンや戦略を広く示していく必要があるのではないでしょうか。

今回の「持続可能なサプライチェーン・マネジメント2024」では、ESG経営の時代にサステナビリティの観点から求められる、企業のこれからのSCM戦略のあり方を中心に考察してまいります。事例講演として、経営戦略とサステナビリティを統合した持続可能なサプライチェーンの実現、物流における同業種や異業種との連携、グローバルでの強靭なサプライチェーン構築について紹介いただきます。協賛講演では、サステナブル・サプライチェーン管理、データドリブン・ロジスティクスについて、パネルディスカッションでは、バイヤー・サプライヤーとの関係を強固にするSCM戦略について議論いただきます。

概要

参加対象

経営者、役員、サプライチェーン・経営企画・サステナビリティ・情報システム・業務・調達・購買・生産管理部門など、ご担当の管理職の方々

参加料

無料(事前登録制)

参加定員

150名

参加対象者以外、共催社 同業他社の方に関しましては、お断りさせて頂く場合がございます。予めご了承下さい。

参加形式

オンライン配信

本セミナーはオンラインでの配信となります。視聴方法はお申し込み後にご案内いたします。

お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

ゴールド協賛

シルバー協賛

区切り線

プログラム詳細

13:00~13:45 【事例講演1】 経営戦略とサステナビリティを統合した持続可能なサプライチェーンの実現

ブリヂストンのサステナビリティの実現に向けた取り組み

  • サステナビリティを経営戦略に統合して推進
  • 「グローバルサステナブル調達ポリシー」に基づき、
    持続可能なサプライチェーンの実現に向けた活動を推進
  • 天然ゴムの持続可能な利用に向けた取り組みをグローバルで推進
  • ネイチャーポジティブに向けて

株式会社ブリヂストン

グローバルサステナビリティ戦略統括部門

統括部門長

稲継 明宏

2004年、ブリヂストン入社。環境宣言のリファイン、環境長期目標の策定など、環境戦略策定に従事。2015年よりグローバル全体のCSR戦略企画を推進。2018年に経営企画部長としてグローバル本社の経営企画業務を担当した後、2019年からはグローバル全体のサステナビリティ戦略を主導している。

 

講演のポイント

ブリヂストングループは、長期的に環境、社会、経済をよりよくしていくため、1.透明性、2.コンプライアンス、3.QCD(品質、コスト、供給)& イノベーション、4.持続可能な調達活動のこれら4項目をサプライチェーン全体に浸透させていくことで、調達活動を通じ持続可能な社会と価値創造を実現することをミッションに掲げ、誠実に取り組んでおられます。本講演では、これらを踏まえた上でのサステナビリティの実現に向けた取り組みについて、ご紹介いただきます。

13:45~14:25 【ゴールド協賛講演】 サステナブル・サプライチェーン管理

サステナブル・サプライチェーン管理の重要性
- サプライチェーン全体のサステナビリティの改善と向上 -

 

エコバディス・ジャパン株式会社

代表取締役

若月 上

米国議決権行使助言およびコーポレートガバナンスのコンサルティング・ファーム日本法人代表、ムーディーズ・A・カンパニー日本法人代表を経て、2019年1月にエコバディス・ジャパンを設立。専門はコーポレートガバナンスおよびSRI。

 

講演のポイント

EcoVadisは、企業が自社とバリューチェーン内のサステナビリティパフォーマンスを向上させ、リスク・コンプライアンス管理とサステナビリティ目標を達成することで“インパクト”(結果や社会・環境への貢献)を生み出すことを支援し、グローバルブランド企業から大手企業、中堅企業を含めた1,000以上の企業にサプライチェーン内のサステナビリティ評価、および管理ソリューションを提供しています。本講演では、サステナブル・サプライチェーン管理の重要性について、説明いただきます。

14:25~15:10 【事例講演2】 物流における同業種や異業種との連携

みんなでWIN-WIN-WIN!ムリなく続くサントリー物流を目指して

  • 本当の「持続可能とは?」…「2024年問題」は24年に始まった話でも終わる話でもない
  • 部分最適ではなく、全体を俯瞰した『全体最適』が大事
  • みんなでムリなく続く物流を目指して
    ~他荷主との共同輸送・同業種・異業種との連携~

サントリーホールディングス株式会社

サプライチェーン本部 物流部部長

兼 戦略部部長

大泉 雪子

1996年入社。人事部を経て、洋酒事業部・食品事業部でブランドマネジメント及び宣伝業務に携わる。2013年サントリー食品インターナショナル株式会社ブランド戦略部課長、2015年同社ロジスティクス推進部(現SCM部)課長を経て、2020年4月より、サントリーホールディングス株式会社物流部部長に就任。物流戦略を担当している。

 

講演のポイント

サントリーグループは、人手不足やさらなる物量の増加など、物流を取り巻く環境の変化への対応として、「スマートロジスティクス」の取り組みを進め、先端技術の活用や各企業・自治体との連携による、安全・安心で持続可能な物流の実現を目指しておられます。本講演では、企業の枠を超え、物流全体を俯瞰した上で、ムリなく、『みんながWIN-WIN-WIN』となる、他荷主との共同輸送・同業種・異業種との物流連携、そして何よりも物流現場の負荷を減らすことを荷主が真剣に考える大切さを、ご紹介いただきます。

15:10~15:20 休憩 

15:20~15:40 【シルバー協賛講演】 データドリブン・ロジスティクス

Hacobuが目指すデータドリブン・ロジスティクスの世界

  • 物流における社会課題を解決する鍵
    「データドリブン・ロジスティクス」とは
  • 企業間物流における課題と、解決事例のご紹介

株式会社Hacobu

取締役 執行役員COO

坂田 優

2008年カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)経済学部卒業。野村證券にて、債券・デリバティブ商品を中心に金融法人向けの営業を担当後、財務部門にて債券の発行等による資金調達業務やキャッシュマネジメントシステムの導入プロジェクトに従事。2014年よりA.T.カーニー東京オフィス及びロンドンオフィスにて、主にインフラ、通信・メディア・テクノロジー、金融領域における事業戦略策定、業務改革プロジェクト等に参画。2016年Hacobuに参画。

 

講演のポイント

Hacobuは、データにもとづき現実を直視し、変化する外部環境に対し最適化し続ける新しい物流の在り方を「データドリブン・ロジスティクス」と呼び、物流における社会課題を解決する鍵だという信念のもと、物流現場のデジタル化推進ならびにデータ活用による物流変革に取り組まれています。本講演では、事例を交えながら企業間物流における課題や、データでどのように解決していくかについて解説をいただきます。

15:40~16:25 【事例講演3】 グローバルでの強靭なサプライチェーン構築

持続可能で強靭なサプライチェーン構築の取り組み

  • 国内海外20以上の製造拠点の原材料調達と生産管理を可視化し、業務の高度化を紹介
  • 特定重要物資に指定されている半導体が持つ地政学リスクと持続可能な成長に向けた取り組み
  • 顧客・サプライヤーとの双方向の情報伝達促進、サイバーセキュリティ対策から業務を守る等業務プラットフォームの特徴を紹介

株式会社レゾナック

エレクトロニクス事業本部

グルーバルSCMセンター 副センター長

井深 栄治

大学卒業後ソニー株式会社にてケミカル部門のサプライチェーン構築、経営企画などを歴任。2021年にレゾナックに入社、半導体材料事業のサプライチェーン強化による顧客サービス向上を目指す。適切な業務プラットフォームを設けてDXツールによる可視化・高度化に取り組む。SEMI SCM Industry Advisory Council 委員。

 

講演のポイント

経済安全保障の観点から重要物資に位置づけられる半導体は、近年、そのサプライチェーンがグローバルに広がっているため、地政学的対立などによるサプライチェーンの途絶リスクが顕在化しています。その中で、レゾナックは、半導体材料の生産や出荷等に関する情報の一元管理・可視化を目的に、サプライチェーン・マネジメントシステムの構築を進めておられます。本講演では、持続可能で強靭なサプライチェーン構築の取り組みについて、ご紹介いただきます。

16:25~17:40 【パネルディスカッション】 バイヤー・サプライヤーとの関係を強固にするSCM戦略

バイヤーとサプライヤーが一体となったSCM戦略の構築

  • 近年の調達環境を取り巻く変化~サプライヤー企業が供給先を選ぶ時代
  • サプライヤーから優先して供給してもらえる関係づくり
  • バイヤーによるサプライヤーの評価・取り組みに加え、双方向での評価や取り組み、共有・共感

パネリスト

名港海運株式会社

常務執行役員

山口 淳

1985年4月 当社入社。倉庫運営業務、国際複合輸送部、航空貨物部、MEIKO EUROPEにて国際物流の一連業務に携わる。2014年4月 営業第2部長 就任。2015年6月 取締役営業第2部長 就任。2021年6月 常務取締役兼営業第2部長 就任。2023年6月 常務執行役員(現任)就任。営業部及び物流センター統括部 管掌執行役員。

パネリスト

株式会社 日立ハイテク

サプライチェーンプラットフォーム統括本部

SCレジリエンス推進本部

SCPaaS開発推進部 部長

矢島 将俊

2000年日製産業(現日立ハイテク)入社。通信機器の輸入販売、海外調達支援、ラボロボットシステムの開発、ドイツ/トルコ駐在等、商事事業の新規事業開発を経て、2022年より現職。工場とサプライヤを繋ぐITプ ラットフォーム、アプリケーションサービスの開発に従事。

パネリスト

エコバディス・ジャパン株式会社

代表取締役

若月 上

モデレーター

特定非営利活動法人日本サプライマネジメント協会™

名誉理事長

上原 修

大学卒業、フランス政府留学終了後、日本鉱業株式会社(現ENEOS・JX金属株式会社)にて購買運輸部に勤務、コンゴ鉱工業開発会社へ出向しザイール(現コンゴ民主共和国)駐在、東京本社購買部国際購買担当主席参事、日本鉱業サンフランシスコ事務所、ニューヨーク事務所にて所長歴任。外資系電子調達企業にて常務執行役員・購買本部長を経て、米サプライマネジメント協会(Institute for Supply Management®)日本代表に就任。MBA経営情報学修士。米グローバルANSI購買資格(C.P.M.) 及びグローバル調達経営資格(CPSM)取得。国土交通省通訳案内業免許取得。フランス政府留学ポアチエ大学Diplome学位取得。企業留学仏ブザンソン大学文化教養学部終了Diplome学位取得。 一橋大学伊藤研究室ビジネススクール修了。

17:40 終了

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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