CIO Forum 2024
変革を主導するCIO/ITリーダーの役割
~生産性向上とイノベーションへの視座~
〈無料ご招待〉
開催概要
開催日時
- 東京 2024年5月23日(木)13:30~18:00
(受付 13:00~)
開催趣旨
近年多くの企業でDXを重要経営アジェンダとして掲げて、さまざまな改革に挑み、時には企業文化の根幹から変革を行ってきたことはいうまでもありません。なかでもCIO/ITリーダーの役割もITインフラやシステムの管理者から、ITオペレーションにおける戦略的な変革者としての役割を求められ、全社横断型でのIT/システム領域のリーダーとしてビジネス価値を生み出す存在へ変わってきているといわれております。
図らずもテクノロジーの活用が競争優位性に与える影響が大きくなることが明白となったなかで、業務面・サービス提供面からもテクノロジーを活用し変化に対応するIT/デジタルオペレーションの強靭化を行っていくことも同時に先頭に立って進めていく必要があるのではないでしょうか?
生成AIやロボティクスをはじめとしたIT技術の進化が著しくなっていくなかで、自動化や効率化のためのツールにとどまらず、イノベーション創出や顧客に与える新たな体験価値の向上を実現する武器といっても過言ではありません。
次代のCIO/ITリーダーがビジネス価値創出の先導役になる、ひいてはIT部門こそが自らの存在をイノベーションの創出を担う組織となるためのヒントを紐解いていきます。
今回で8回目を迎える大好評のCIOフォーラムでは、【生産性向上とイノベーション】をキーワードに各業界のソートリーダーをお招きし、生成AIなど先端技術を活用したゲームチェンジャーへの挑戦や、経営に資するCIOによる生産性向上のポイントを現場を知り尽くしたプロフェッショナルのご講演を通じて検証していきます。
皆様のご参加をお待ちしております。
概要
参加対象者 |
CIO/ITリーダーをはじめ、経営者、役員、情報システム、経営企画、デジタル部門他、各事業部門の管理職の方々 |
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参加料 |
25,000円 無料ご招待 |
開催形式 |
リアル開催 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
特別協賛 |
会場
東京都千代田区内幸町2-1-1 飯野ビルディング 4F
東京メトロ 日比谷線・千代田線「霞ケ関駅」C4出口直結
東京メトロ 丸ノ内線「霞ケ関駅」B2出口 徒歩5分
東京メトロ 銀座線「虎ノ門駅」9番出口 徒歩3分
都営地下鉄 三田線「内幸町駅」A7出口 徒歩3分
プログラム詳細
13:30~14:10 特別講演Ⅰ 【経営×IT DXのその先へ】
アシックスの成長を支えるIT・デジタルの取り組み
〜グローバル経営戦略に貢献するIT部門の挑戦〜
アシックスでは2024年よりさらなる「グローバル化」と「デジタル化」による事業推進をしています。
導入済みのグローバルプラットフォームと標準化されたデータを活用し、「オペレーショナルエクセレンス」を目指してデータ分析による経営判断とアシックスブランド価値の顧客体験向上、またそうしたビジネス貢献のためのデジタル人材の育成に注力しています。
本講義では、ERPとそのデータ利活用戦略、そしてグローバルIT部門として各拠点の事業をサポートする体制構築などグローバル経営戦略を下支えするIT・デジタルの取り組みをご紹介致します。

株式会社アシックス
執行役員 CIO
大島 啓文 氏
日本アイ・ビー・エムで米国本社赴任や執行役員を経て、2023年7月にデジタル統括部長として株式会社アシックスに入社。2024年1月より執行役員CIOとしてアシックステクノロジー(オランダ)ならびにアシックスデジタル(米国)を含むGlobal IT部門を管掌。
講演のポイント
日本発のグローバルスポーツメーカーとして、世界的なスケールで事業を展開しているアシックス社。2023年には【DX銘柄】の【DX注目企業2023】に選出、また中期経営計画の最終年度では過去最高益を記録しております。新たな中期経営計画2026では、「Global Integrated Enterpriseへの変革」を掲げ、【グローバル×デジタル】の実践による持続的な成長へ挑まれております。なかでも、大島様はCIOとしてデジタル化による成長戦略をIT/システム面から推進し経営目標達成に向けて、ご尽力されております。今回は急速な成長を支えるDXで目指す先とCIOの役割、そしてデータ活用によるイノベーション創出の事例を交えてお話いただく予定です。
14:10~14:40 特別協賛社講演 【イノベーションへ向けた世界レベルのシステム刷新におけるリーダーの役割とありたい姿への挑戦!】
「キンドリル・ウェイ」
IBMからの独立とともに実践した全社システム変革への2年間の道のり
IBMから分社独立したキンドリルは、IBM以来何十年と積み上げてきた数千ものアプリケーションを数百程度に集約、クラウドベースの標準プラットフォームへのモダナイズに挑戦し、わずか2年間で全社システムを一新しました。新システムの導入にあたっては、イノベーションを通して柔軟な働き方を実現するITインフラの必要性を提唱し、自社でも変革を実践しています。
こうした変革の根底には「キンドリル・ウェイ」という行動規範の下、世界レベルの取り組みを進めていくという強いカルチャーがあります。お互いの違いを認め合いながら、社員がイノベーティブな働き方を実現できるための意識の改革、文化の醸成が重要です。
この講演では、キンドリルジャパン 専務執行役員の松本紗代子が、創業当初からインクルージョン・ダイバーシティ&エクイティ担当としてカルチャー構築をリードしながら、システム一新プロジェクトではアジア太平洋地域全体の責任者として対応した視点から、双方の関わりや学びについてご紹介いたします。

キンドリルジャパン株式会社
専務執行役員
プラクティス事業本部長 兼
インクルージョン・ダイバーシティ&エクイティ担当
松本 紗代子 氏
新卒で日本アイ・ビー・エムに営業として入社。グローバルな事業を統括する複数のポジションを経て、IBMにおける日本人女性初のマネージング・ダイレクターに就任。2021年9月、米キンドリルの日本法人発足に際し、リーダーシップチームとして参画。世界最大級のスタートアップの創業において、戦略の要となるアライアンス事業の立ち上げと、インクルージョン、ダイバーシティー&エクイティーの責任者として新しい企業文化推進のための仕組みや制度作り双方の責任を担う。2023年4月より、創業以来の大規模トランスフォーメーションのアジアパシフィックと日本の責任者として就任。2024年2月より現職。キンドリルの6つの戦略領域事業をリードする。
講演のポイント
- 企業の変革と長期的に2〜3億ドルのコスト削減を目指した全社システムのモダナイズとシンプル化プロジェクト
- ありたい姿から新システムを作るプラットフォームベースのアプローチとアーキテクチャーファーストの原則
- わずか2年で実現したプロジェクトにおいて発生した様々な困難とその要因、乗り越えられたポイントとは
14:40~14:50 コーヒーブレイク
14:50~15:30 特別講演Ⅱ【企業変革を加速する、データ×プロセス×システムの要諦】
リコーのデジタル戦略
~ プロセス・IT・データの三位一体とそれを支えるデジタル人材育成~
リコーは、OAメーカーからデジタルサービスの会社への変革の真っ只中にいます。この変革を支える戦略の1つとしてデジタル戦略を位置付けています。 デジタル戦略を実行する上で重要視しているプロセス・IT・データの三位一体について、また、それらを支えるデジタル人材育成の取り組みについてご紹介します。

株式会社リコー
コーポレート上席執行役員
CTO(Chief Technology Officer)
技術経営部 部長 兼 デジタル戦略部 部長
リコーITソリューションズ株式会社
代表取締役 社長執行役員
リコーテクノリサーチ株式会社 取締役
Ricoh Software Research Center (Beijing)Co.Ltd. 会長
野水 泰之 氏
1986年、株式会社リコー入社。常務執行役員就任(2019年)、DocuWare GmbH Board Member(2019年)、RDS BU デジタルサービス開発本部本部長(2021年)、情報セキュリティ統括センター所長(2021年)などを歴任し、現職に至る。 実績として、複合機のコントローラーシステムや、リコーグループ共通のプラットフォームRICOH Smart Integration(RSI)の立ち上げなどがある。 趣味は、読書と大自然を独り占めできるゴルフ。論語にある「君子は義に喩さとり、小人は利に喩さとる」が座右の銘。
講演のポイント
日経平均株価の構成銘柄の一つでもあるリコー。「“はたらく”に歓びを」を使命と⽬指す姿とし、常にはたらく⼈に寄り添い、デジタルサービスを通じた“はたらく”の変革に挑戦されております。野水様におかれましては、CTOとしてリコー独自のテクノロジーを用いてお客様と共にイノベーションを起こすことをビジョンに、同社のDXを先頭に立って推進するお立場であると同時に、デジタル戦略において、プロセス・IT・データの三位一体の推進を担っておられます。今回はIT部門の重要性や、データの整備・利活用と業務のDX化を推進する全員参加型の取り組み、それらを支えるデジタル人材育成など事例を交えてお話いただく予定です。
15:30~16:10 特別講演Ⅲ【DX=企業変革!価値創出へ向けた人財戦略とIT戦略】
サッポロホールディングスの挑戦
~グループ全社員のDX人財化から成果創出へ~
サッポログループでは、2018年よりBPRの取組みを始め、2022年から本格的にDX推進を開始しました。2023年からの中期経営計画において、グループの経営基盤強化としてDX推進を掲げています。
これまでの人財育成を根底に置いた活動と今後の展開について、発表します。

サッポロホールディングス株式会社
グループ執行役員 DX・IT統括本部長
和田 啓 氏
1989年 サッポロビール株式会社入社。生産部門配属、ビール醸造、パッケージング、省エネ、生産系システム開発等を国内各所の工場、本社にて担当。2015年 サッポロビール株式会社 購買部長、2020年 サッポロホールディングス株式会社 IT統括部長、2023年 DX推進を目的として新設されたDX・IT統括本部長となり、現在に至る。
講演のポイント
創業以来、様々なイノベーションを発揮しお客様の潤いと豊かさをもたらしてきたサッポロホールディングス。2023年からは2026年の創業150周年に向けた中期経営計画がスタートし、事業構造を転換し持続的成長へ向けた基盤の構築に挑まれております。その計画の根底にある経営基盤強化において【DX】は重要な位置づけにあり、全社/グループ全体を巻き込んだ戦略を実行しております。和田様におかれましては、DX・ITのリーダーであり、3つのグループDX方針と4つのDX事業環境整備を先頭に立って推進されております。今回は、同社がグループを巻き込んだDXを実行するために位置づけたDX/IT部門の役割やデジタル人財に求めるスキルや教育、そして経営戦略に並走するご自身のお取組みをお話しいただく予定です。
16:15~17:25 パネルディスカッション 【競争優位性の獲得へCIOからの提言!】
「変革を主導するCIO/ITリーダーの役割」
~テクノロジー時代を勝つ、IT人材・イノベーション・戦略実行のポイント~
ディスカッションのポイント
- 変革に求められるIT人材のスキルと教育
- イノベーション創出へ向けた部門間連携と乗り越えた壁
- 絵に描いた餅で終わらない、CIOのリーダーシップと経営の視座

旭化成株式会社
執行役員 BTプロジェクト推進担当
寺田 秋夫 氏
1964年生まれ。東京大学農学部卒業後、旭化成工業株式会社入社、初任の人事部4年を経て、事業企画・事業会社運営を中心に新規事業の電子部品・電子材料系事業に20年従事。2012年より経営企画部にて中計経営計画・海外展開推進を担当の後、2028年10月より総務部長、2020年7月からIT統括部長を歴任後、2024年7月より全社の生産性向上プロジェクトである現職を担当。

三菱食品株式会社
執行役員 CIO(兼)デジタルソリューション本部長
石﨑 智晴 氏
1989年三菱商事株式会社に入社。本店繊維・資材グループにて紙パルプ、包装資材全般の国内・輸入取引を担当。2004年全社IT推進組織(CIOオフィス)に異動し、その後中国、アジア・大洋州の地域IT責任者、IT企画部部長代行、産業インフラグループ及び電力ソリューショングループのIT責任者を歴任。2023年4月三菱食品株式会社に異動し現在に至る。

味の素株式会社
R&B企画部 エグゼクティブマネージャー
白石 卓也 氏
フューチャーアーキテクト、日本IBMなどを経て、2015年からローソン執行役員。ローソンデジタルイノベーション代表取締役社長、オープンイノベーションセンターセンター長としてローソンのデジタル改革を実施。2018年よりウォールマートジャパン/西友CIOに就任。2020年より味の素に参画し、新規事業を推進。株式会社アルファポリス社外取締役。東京大学大学院工学系航空宇宙工学科修了。
モデレーター
キンドリルジャパン株式会社
専務執行役員 プラクティス事業本部長 兼
インクルージョン・ダイバーシティ&エクイティ担当
松本 紗代子 氏
講演のポイント
デジタル技術の活用が企業の優位性に大きな影響を与えるようになった今。企業変革を主導するのは、CIOをはじめIT・デジタルリーダーになってきていることは言うまでもありません。パネルディスカッションでは、DXによる企業変革の先頭に立ち実務経験豊富なプロフェッショナルをお招きし、<変革を主導するCIO/ITリーダーの役割>について、IT人材・部門間連携・実行力の観点から考察を深めていきます。 各社の事例をもとに、難所・勘所を紐解き、テクノロジー時代を勝ち抜くヒントを皆様と一緒に検証していきます。
17:25~18:00 【ネットワーキングパーティー】sponsored by Kyndryl Japan KK
※ご参加者様同士のネットワーク構築の場として、参加者限定のネットワーキングパーティーを実施します。
講演者の方々も一部ご参加いただく予定ですので、是非お気軽にご参加くださいませ。ブッフェ形式でお食事やドリンクをご提供します。
※画像はイメージです
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。