IT Leadership Agenda 2024
ITの運用とコスト管理の最前線
~経営に資するIT運用高度化への道程~
開催概要
開催日時
- 東京 2024年6月25日(火)13:30~17:30(受付開始 13:00~)
開催趣旨
ここ数年で私たちの働く環境は一気にデジタル/ITが前提となり、ITが人財資本と同じように経営を支える重要な要素となっています。一方で、事業毎、プロジェクト毎のベストプラクティスで導入したシステムや、顧客/取引先をつなぐアプリケーション、クラウドとオンプレミスが混在した環境など、IT/情報システム部門が管掌する範囲は多岐にわたり、複雑化が進んでいます。加えて、さまざまなコストの増加、優秀な人財の獲得が困難となる中、日々の安定稼働と経営の求める攻めのIT活用の両立が難しくなっています。
こうした時代を迎え、ITこそがDX、ヒトの生産性向上を助けるテクノロジーを活用したITインフラ改革、IT運用の高度化、見える化を必要としているのではないでしょうか?
そこで今回のセミナーでは、DXを止めない攻めのIT運用をキーワードに、IT/情報システムのリーダーに求められるIT運用の最前線をご紹介していきます。複雑化するITインフラ/アプリケーションを効率的に運用するために必要な次の一手、ITの投資の見える化と最適化に向けたヒントを事例とともに検証いたします。
概要
参加対象 |
経営層、役員、CIO、情報システム、経営企画部門やITインフラ、開発を管掌する管理職・リーダーの方々 |
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参加料 |
無料(事前招待&登録制) |
参加定員 |
100名 ※申し込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。 |
開催形式 |
リアル開催 ※登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。 |
主催 |
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協力 |
株式会社ビジネス・フォーラム事務局 |
プログラム詳細
13:30~13:35 オープニング
日本アイ・ビー・エム株式会社
テクノロジー事業本部
データ・AI・オートメーション事業部
理事 オートメーション事業部長
上野 亜紀子
13:35~14:05 基調講演
生き残りをかけた日本企業のDX
~経営とITインフラの在り方と最新動向~(仮)
- DX(デジタル変革)に関する現在地と国内外動向
- 経営プラットフォームとITインフラの関係性
- DX推進の本質とデジタル経営の方向性
経済産業省
商務情報政策局 情報経済課 アーキテクチャ戦略企画室長
博士(工学)
和泉 憲明 氏
平成8年12月 静岡大学情報学部 助手、平成14年4月 産業技術総合研究所(産総研)サイバーアシスト研究センター・研究員、産総研・情報技術研究部門・上級主任研究員などを経て平成29年8月 経済産業省商務情報政策局情報産業課企画官、令和2年7月より現職。博士(工学)(慶應義塾大学)。その他、これまで、東京大学大学院・非常勤講師、北陸先端科学技術大学院大学・非常勤講師、大阪府立大学・文書解析・知識科学研究所・研究員などを兼務。
14:05~14:35 事例講演①
NECの社内DXの取り組みとクラウドコスト・パフォーマンスの最適化
現在、様々な企業がDXの実現に向けて取り組んでいます。NECもビジネスの変化に迅速に順応できるITインフラを実現するため、クラウドサービスの導入を進めています。しかしながら、クラウドの恩恵を受ける一方でIT環境は複雑化し、その運用に頭を悩ませていました。本セッションでは、NECのコーポレート・トランスフォーメーション(社内のDX)、特に運用DXを中心に取り組んだ、社内ITインフラのコスト・パフォーマンスの見える化、最適化を実現した方法をご紹介します。
日本電気株式会社
コーポレートIT・デジタル部門
ITインフラサービス統括部
PFアーキテクチャG ディレクター
辻川 洋介 氏
プラットフォームエンジニアとしてNECグループ内のシステム設計・構築から運用業務を10年間対応した後、アーキテクトとして民需系のお客様システムのシステムインテグレーションを10年間従事。近年はNECのデジタルトランスフォーメーション推進に携わり、主にNEC-Gシステムのモダナイゼーションや運用のDXを推進する業務に従事しています。
14:35~15:05 事例講演②
かんぽ生命が実現した、クラウドに求められる可観測性
かんぽ生命保険では、CX/DX戦略として、クラウドの積極的な活用を推進しています。重要業務でのクラウド採用拡大に伴い、システム全体のサービスレベルの向上、安定稼働が重要課題として持ち上がりました。これを受け、「従来型の監視」からサービスの「可観測性」が求められることとなり、変革を行います。かんぽ生命保険はどのように可観測性を手に入れ、従来型の監視とは何が異なり、サービスレベル向上や他の副次的な効果を実現したか?加えて、今後の展望について、具体的な事例としてご紹介します。
かんぽシステムソリューションズ株式会社
システムサービス本部 クラウドインフラ部
兼 NEXTプロジェクト統括本部 クラウドCoE室
上席専門役
一井 茂雄 氏
1999年独立系SIerに入社。オープン系システムのサーバー、NW、IP-PBX、運用監視などの基盤設計構築を中心としたプロジェクトに従事。2015年より、商社系SIerにてパブリッククラウドを活用したシステム構築プロジェクトの経験を重ね、2019年から現職。かんぽ生命保険のCX/DX化を支えるクラウド基盤の導入を推進しています。
15:05~15:20 コーヒーブレイク
15:20~15:50 事例講演③
中部電力が語る、ITコストマネジメント基盤強化の取り組み
中部電力では、IT投資の重要性が高まるなかで、IT組織が管理すべきデータ構造は複雑化し、さらには電力自由化に伴う事業環境変化の影響も相まって、IT予算策定・期中管理・利用部門およびグループ会社への配賦・課金管理にかかる非効率性と業務工数が課題となっていました。 この状況を改善に向け、コスト管理手法であるTBMを導入し、ITコストマネジメントの高度化・効率化を進めています。講演では、業務効率化や属人性の解消に向けた取り組み内容、および中部電力のITコストマネジメントの展望などをご紹介します。
中部電力株式会社
経営戦略本部 DX戦略グループ
主任
喜多 祐真 氏
2015年4月に中部電力株式会社に入社し、会計システムの保守に従事しておりました。2018年より会計システム刷新のプロジェクトの立ち上げに携わり、固定資産管理システムの開発および経費精算システムの導入を実施しました。2022年より、DXに係る計画策定およびコストマネジメント業務に従事しております。
15:50~16:20 IBM講演 同時通訳
IBM IT Automation:可観測性、FinOps、リソース管理の自動化で、最高のアプリケーション体験を低コストで実現
今日、私たちはデータとAIのかつてない増加に直面しています。これらのデータとAIのアプリケーションは、すべてITインフラに支えられ、2025年までに全世界のコンテナ・インスタンス数は65億に増加すると予測されています。 本セッションでは、IBM IT Automationポートフォリオがどのようにビジネスの拡張を支援し、可能な限り低いコストで最高のアプリケーション体験を提供できるかを見ていきます。また、可観測性、FinOps、リソース管理の自動化を通じて、企業がどのようにITランドスケープをモダナイズしているのか、その事例をご紹介。 IBM IT Automationを理想的なソリューションにするための、製品のイノベーションと相乗効果についてもご説明します。
IBM Corporation
Product Development of IT Automation,
IBM Software,Vice President
Michael Kwok, Ph.D
テクノロジー業界で20年以上の経験を持ち、先見性のあるリーダーとして、技術革新をビジネス目標に合致させる能力を発揮し、複雑なデータ課題を競争上の優位性に変えるソリューションを生み出してきました。現在は、IBMのITオートメーション製品開発担当バイスプレジデントとして、Turbonomic、Instana、AI Opsなどのエンタープライズ・グレードのITオートメーション・アプリケーションを提供するグローバルチームを指揮し、企業のIT運用とパフォーマンスの最適化を推進しています。
16:20~16:25 クロージング
日本アイ・ビー・エム株式会社
テクノロジー事業本部
データ・AI・オートメーション事業部
第一営業部 部長
鈴木 伸司
16:25~17:30 ネットワーキング
ご参加者様同士の懇親の場となります。一部講演者にもご参加いただきますので、日ごろの課題解決や質疑応答を通じて考察のきっかけをお持ち帰りください。
※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。