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グリーントランスフォーメーション・フォーラム2024
脱炭素、エネルギー安定供給、経済成長の3つを同時に実現し、
企業価値を最大化させるための取り組み

開催概要

開催日時

  • Online2024年8月20日(火)14:00~17:00

開催趣旨

気候変動問題への対応に加え、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻以来、世界的にエネルギーの安定的な供給不足が深刻化する中で、グリーントランスフォーメーション(GX)を通じた脱炭素、エネルギー安定供給、経済成長の3つを同時に実現するため、政府によるGX実行会議や各省における審議会等での議論を踏まえた「GX実現に向けた基本方針」の取りまとめを経て 「GX推進法」が成立、それに基づき「GX推進戦略」も閣議決定されました。

GX実現に向けた基本方針では『エネルギー安定供給の確保に向け、徹底した省エネに加え、再エネや原子力などのエネルギー自給率の向上に資する脱炭素電源への転換などGXに向けた脱炭素の取組を進めること』『GXの実現に向け、「GX経済移行債」等を活用した大胆な先行投資支援、カーボンプライシングによるGX投資先行インセンティブ、新たな金融手法の活用などを含む「成長志向型カーボンプライシング構想」の実現・実行を行うこと』この二点を進めるとされています。(※経済産業省記事)

今回のフォーラムでは、脱炭素社会を目指す施策の1つであるカーボンニュートラルの実現、そして経済成長を同時に実現するために社会システム全体を変革し、共創の実現から持続可能な経済成長へとつなげていくための各企業の取り組みについて、事例のご紹介を中心に考察してまいります。その上で、企業のブランディングやステークホルダーを意識した評価向上の重要性についても検証します。

概要

参加対象者

経営者、役員、経営企画・GX・サステナビリティ・環境・DX部門など、ご担当の管理職の方々

参加料

無料(事前登録制)

参加定員

150名

参加形式

オンライン配信

本セミナーはオンラインでのライブ配信となります。視聴方法はお申込み後にご案内いたします。

「@b-forum.net」からのメールを受信できるように設定をお願いいたします。

登録時のメールアドレスに登録完了メールを送付いたしますが、万が一届かない場合、大変お手数ですが、customer1@b-forum.netまでご連絡ください。

お申込者でない方への視聴用URL共有はご遠慮ください。同じ会社内で複数名でのご参加を予定されている場合にも、お手数ですがお一人ずつお申し込み下さい。

申込み多数の場合は抽選とさせて頂きます。何卒ご了承くださいませ。

主催

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

協賛

アスエネ株式会社有限責任 あずさ監査法人

区切り線

プログラム詳細

14:00~14:25  事例講演1

「よりよい習慣づくり」をパーパスとし、生活者と共に創る脱炭素社会の実現

  • サステナビリティ重要課題の取り組み強化と成長戦略の推進を両輪で進める
  • 脱炭素社会の実現と、循環し続けるプラスチック利用を環境戦略の基本的な考え方とする
  • 生活者と共に創る習慣化の進め方や社内浸透

ライオン株式会社

エシカルマーケティングプロデューサー

小和田 みどり

山形出身。ライオン株式会社入社、販売店営業担当(西友・イトーヨーカドーなど)商品開発(ヘアケア・ヘアメイク担当)宣伝部(新聞・雑誌・TVスポット担当)などを歴任。パーソナルケアを開発・販売する子会社「株式会社イシュア」を立上げ代表取締役就任。2015年1月 ライオン株式会社 宣伝部長。2017年10月 同コミュニケーションデザイン部に変更。2020年1月 CSV推進部長。2021年1月 サステナビリティ推進部長。2024年1月より現職。

講演のポイント

ライオンは、経済産業省が公表した「GX(グリーントランスフォーメーション)リーグ基本構想」に賛同し、長期環境目標「LION Eco Challenge 2050」のもと、事業所活動のCO2排出量を2030年に55%削減(2017年基準)、2050年に実質ゼロによるカーボンニュートラルの実現を目指しておられます。講演では、「よりよい習慣づくり」を自社のパーパスとし、生活者と共に創る脱炭素社会を現実のものとするための取り組み、更にはサステナビリティ重要課題への対応強化と成長戦略の推進を両輪で進めるための施策について、お話しいただきます。

14:30~14:55  協賛社講演1

サステナビリティ情報開示の高度化に向けて
~今抑えるべき主要開示規制・イニシアチブのポイント解説~

  • サステナビリティ経営の国際動向・国内動向
    ~ISSB、CSRD、CBAM、カルフォルニア規制など、今知っておくべき国際規制・開示基準~
  • サプライチェーン全体の脱炭素経営をワンストップで支援する「Asuene」と企業のGX推進事例

アスエネ株式会社

Co-Founder 取締役 COO

岩田 圭弘 氏

慶應義塾大学卒業後、キーエンスにてマイクロスコープ事業部の営業・マネージャー、営業戦略立案・販売促進業務を担当。三菱UFJリサーチ&コンサルティングに転職し、医薬、アパレル、小売等の戦略コンサルティング、新規事業立ち上げを経験。キーエンスへ再入社し、新規事業立ち上げや営業戦略立案を実施。2019年、アスエネ株式会社の共同創業者兼COOとして、営業・マーケティング・コンサルティング部門を統括。

講演のポイント

ISSB、CSRD、CBAMなど今知っておくべき国際開示基準の概要や最新動向をポイントでわかりやすく解説します。加えて他社のサステナビリティ開示推進事例も紹介します。 国内外の投資家やサプライチェーンからの開示要請に対応していきたい経営者や企業担当者様はキャッチアップの機会としてお見逃しなく。

14:55~15:10  休憩

15:10~15:40  事例講演2

カーボンニュートラルを社会全体で推し進めるための、企業のGXに向けた取り組み

  • 各ステークホルダーを巻き込む経営層の強いリーダーシップ
  • 企業は、「見える化」のための仕組みづくりをしていくことが求められる
  • ロードマップの策定や、現場でプロジェクトをリードする人材の育成・教育の必要性

株式会社日立製作所

サステナビリティ推進本部 主管

一般社団法人ESG情報開示研究会

共同代表理事

増田 典生

1985年日立ソリューションズ入社。2015年4月日立製作所へ転籍、サステナビリティ推進本部企画部長を経て2020年4月より同本部主管(現任)。2020年6月より一般社団法人ESG情報開示研究会共同代表理事(現任)。2022年4月~2024年3月京都大学経営管理大学院特命教授。

講演のポイント

日立は、GX(グリーントランスフォーメーション)をグローバルで牽引することを目標に、「GX for CORE」「GX for GROWTH」の2本の柱からなるグリーン戦略を策定され、戦略を遂行するために必要な体制を整備し取り組んでおられます。講演では、今後ますます事業を通じた社会への貢献が求められる中で、企業がGXに向けた体制や取り組みを強化していくことが社会全体にどのような影響を与えるのか、お客さまと社会に価値を提供し、サステナブルな社会の実現に向けた貢献を目指しておられる日立グループにおける事例を中心に、お話しいただきます。

15:40~16:10  協賛社講演2

脱炭素投資の評価方法 - 脱炭素の推進と企業価値向上の両立

  • 炭素リスクが企業価値に及ぼす影響を評価するためには事業ポートフォリオ戦略と脱炭素戦略を連動させ、企業価値視点で脱炭素を推進するうえでの投資領域を検証する必要がある。
  • 脱炭素投資は企業価値の観点からみて妥当性を担保する必要がある。妥当性評価のためには「サステナビリティ投資フレームワーク」を活用し、投資の性質に応じて柔軟に評価手法を組み合わせていく必要がある。
  • 脱炭素投資のリターンの確保は必須である。脱炭素と資本コストの低減効果に着目し、着実に脱炭素を達成できる投資については脱炭素投資用ハードルレートを活用するのは有力な選択肢である。

有限責任 あずさ監査法人

サステナブルバリュー統轄事業部

サステナビリティ・トランスフォーメーション

マネージング・ディレクター

土屋 大輔

1999年に大手都市銀行に入行。2001年に大手IR・SRコンサルティング会社入社。2013年に同社取締役IR・SRコンサルティング本部長に就任。時価総額大手の上場企業を主要なクライアントとし、IR、株主総会に関するコンサルティング並びに助言業務を手掛ける。2015年よりKPMG/あずさ監査法人にてCFO×ESG領域に関するアドバイザリーに従事。資本生産性指標(ROIC等)の活用や事業ポートフォリオ評価、最適資本構成方針立案、サステナブルファイナンス、気候移行計画立案といった戦略領域に加えて、バイアウトファンド向けのESGバリューアップ、ESG DD等につきアドバイスを行う。KPMGサステナブルバリューサービス・ジャパン メンバー。公益社団法人 経済同友会 資本効率の最適化委員会ワーキンググループメンバー(2016年~2017年)。主な著書に「ROIC経営」「ROIC経営実践編」。

講演のポイント

脱炭素はもはや企業にとって避けて通れない経営課題となっている一方で、脱炭素投資は必ずしも短期的に利益を生むものばかりではなく、低リターンに留まるものも多い。今後、大型の脱炭素投資が発生すればROICなどの資本収益性は低下し、企業価値を毀損する要因にもなりうる。一方で、機関投資家はたとえ脱炭素であったとしてもリターンを犠牲にして良いとは考えていない。つまり、企業には脱炭素の推進と企業価値向上を両立させることが求められている。そのためには脱炭素戦略と連動した事業ポートフォリオマネジメントと脱炭素投資の評価方法についてそれぞれ企業価値視点で取り組む必要がある。本講演では、低リターンといわれる脱炭素投資を推進し、さらに企業価値向上と両立させるための要諦について解説する。

16:10~17:00  鼎談

脱炭素、エネルギー安定供給、経済成長の同時実現の重要性

  • カーボンニュートラル実現のための課題
  • GXに対する全社の意識醸成と人材育成について
  • 企業間共創の強化に向けた取り組み

ライオン株式会社

エシカルマーケティングプロデューサー

小和田 みどり

株式会社日立製作所

サステナビリティ推進本部 主管

一般社団法人ESG情報開示研究会

共同代表理事

増田 典生

モデレーター

株式会社ビジネス・フォーラム事務局

17:00  終了

※ プログラム内容や時間は急遽変更となる場合がございます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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